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米大統領 イラクでの空爆も排除せず
6月13日 5時16分

米大統領 イラクでの空爆も排除せず
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イラクで国際テロ組織アルカイダ系の勢力が北部の都市を制圧したことについて、アメリカのオバマ大統領は強い懸念を示し、無人機で空から攻撃することも排除せず、対応策の検討を急ぐ考えを示しました。

イラクでは、国際テロ組織アルカイダとつながりがあるイスラム教スンニ派の過激派組織が北部の都市を制圧し、首都バグダッドに向けて南下を続けています。
これについてオバマ大統領は12日、ホワイトハウスで記者団に対し「大きな懸念を持って事態を注視している。過激派組織がイラクで拠点を作ることを阻止しなければならない」と述べました。
そのうえで「イラクに最も効果的な支援をどのように提供するか検討を進めており、あらゆる選択肢を排除しない」と述べ、無人機で空から過激派組織を攻撃することも排除せず、対応策の検討を急ぐ考えを示しました。
これに関連してホワイトハウスのカーニー報道官は、記者会見でイラクに地上部隊を派遣する考えはないと明言しました。
アメリカは、2003年にイラク戦争に踏み切り、フセイン政権を崩壊させましたが、開戦の理由とした大量破壊兵器は見つからず、戦争の大義は大きく揺らぎました。そのあとオバマ大統領が2011年にすべての部隊をイラクから撤退させ、武器の供与など軍事支援を続けてきましたが、イラクの治安は悪化の一途をたどっていて、アメリカは今回の事態にどう対応するのか、難しい課題を突き付けられています。

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