藤井裕介
2014年6月12日22時30分
2015年のユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界記憶遺産」登録に向けて、国内候補2件を選考していたユネスコ国内委員会は12日、「舞鶴への生還―1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録―」(申請・京都府舞鶴市)と中世の寺院運営について記した膨大な古文書群「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」(同・政府)に決めたと発表した。15年に記憶遺産国際諮問委員会の審議などを経て、登録の可否が決まる。
選考から漏れたのは、「知覧からの手紙 知覧特攻遺書」(申請・鹿児島県南九州市)と「全国水平社創立宣言と関係資料」(同・奈良人権文化財団など)。
ユネスコには日本から計4件が登録申請をしたが、1国の審査上限が2件のため、国内委が絞り込み作業を進めていた。5月に歴史や文書保存の専門家らによる選考委員会を開催し、審査対象とする2件を選定。ただ、選考委のメンバーが東寺百合文書を政府申請案件とする作業にかかわっていたため、「選定の客観性、公平性を確保するため」として、選考委の判断とは関係なく、12日に国内委の文化活動小委員会で改めて審議し、2件を決めた。
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