ちびまる子ちゃん 2014.06.01

(まる子)あたしゃ何が何でもラッキーを手に入れてみせるよ。

(小杉)あ〜給食のプリンうまかったなぁ。
(まる子)あっ佐々木のじいさんだ。
(まる子)こんにちは。
(佐々木)こんにちは。
(たまえ・ハマジ・小杉)こんにちは。
(佐々木)今帰りですか?うん。
こんな所で何してるの?ちょっと休憩を。
(ハマジ)あっ。
運ぶの手伝おうか?ありがとう。
でも大丈夫。
それより早めに帰らないと空が泣きだしそうですよ。
(たまえ)ホントだ。
もう降ってくるね。
じゃあさよなら。
(たまえ・小杉)さよなら。
(ハマジ)さよなら。
(佐々木)さて私も行きますか。
(さきこ)おじいちゃん遅いね。
うん。
(すみれ)どこかで雨宿りしてるのかしら。

(戸の開く音)・
(友蔵)ただいま。
あっ帰ってきた。
えっ!佐々木のじいさん転んだの?
(友蔵)ああ雨が降りだして急いだんじゃろう。
大きな荷物も持っておったし。
(佐々木)《うう…痛たた…》《んっ?ああ!》《佐々木さんだっ大丈夫ですか!?》
(佐々木)《すみませんさくらさん》《いえいえ》おじいちゃんが通り掛かってよかったね。
(おばあちゃん)でケガの具合はどうなんだい?足をひねったようでこれでは梅の収穫ができんと困っておったよ。
そのために塩や砂糖を買い込んだらしいんじゃ。
ちょうど梅仕事の時季ですからね。
梅仕事?何それ。
梅仕事っていうのはこの時季に採った梅を梅干しや梅酒甘露煮なんかにすることだよ。
梅って今ごろなるんだっけ?
(すみれ)そうよ。
だから梅雨のことを漢字で「梅」の「雨」って書くの。
(さきこ)ふ〜ん。
(おばあちゃん)佐々木さん梅の収穫を楽しみにしていただろうに。
気の毒だねぇ。
翌日
そんなわけで佐々木のじいさん歩くのが大変なんだって。
(たまえ)かわいそう。
(ハマジ)やっぱりあのとき荷物運ぶの手伝えばよかったな。
ああ。
でさ相談なんだけど。
日曜日
皆さんよく来てくれましたね。
(佐々木の妻)ホント助かるわ。
ありがとう。
佐々木のじいさんの分まであたしたち張り切って梅を採るからさ任せてよ!あ〜腕が鳴るぜ!ホホホ頼もしいですね。
(小杉)すげぇ!いっぱいなってるぜ。
さすが佐々木のじいさんの梅だな。
ええことしもたくさん実をつけてくれました。
こういうの鈴なりっていうんだよね。
(鈴の音)じゃあ皆さんよろしくお願いします。
(4人)は〜い!アハハぽろって採れるね。
ミカンを採るより簡単だね。
何か気持ちいい。
これならじゃんじゃん採れそう。
俺最低でも300個は採るぜ。
じゃあ俺は500だ。
何?じゃ俺は1,000個。
じゃあ俺は1万個だ!
(ハマジ・小杉)う〜!男子って何ですぐ競争するのかな。
要するに子供なんだよ。
あんたも子供だろ
・たまちゃんこっちこっち。
いっぱいなってるよ!
(晴彦)ああ!うう…。

(たまえ)わ〜ホントだ!わ〜いっぱい採れた!
(たまえ)ホントだね。
まだまだこの10倍は採れるわよ。
(まる子・たまえ)えっ10倍も!?木をよく見てごらんなさい。
あれ?あそこは全部採ったはずなのに。
梅は葉っぱと同じ色だからよく見ないと採り忘れてしまうんですよ。
よ〜しもう一頑張りするよ!
(たまえ)うん!
(まる子・たまえ)フフフフ。
(佐々木の妻・佐々木)ホホホ。
俺の方がいっぱい採れたな。
(小杉)俺だって負けてないぜ。
(ハマジ)あっ。
ハァフゥーいけねぇいけねぇ。
それはバケツの方に入れてください。
傷付いた梅は別にしておかないと。
(ハマジ)捨てるんですか?いえ木の根元に置いてやるんです。
そうすると実が腐って栄養になりまた来年おいしい梅をならせてくれますから。
梅を栄養にして梅がなるって何か面白いな。
(梅の木)《お〜!酸っぱ!》あ〜…。
あ〜くたびれた。
(たまえ)こんなにいっぱい採ったんだもんね。
(ハマジ)でも上の方にまだいっぱい残ってるんだよな。
さすがにあんな上は採れないぜ。
やっぱり名人を呼びましょうか?そうですね。
名人に頼みましょう。
えっ?名人って?ホホホ。
名人ってもしかして晴彦君?ええ。
晴彦は子供のころから梅を採るのが得意なんです。
ことしは受験勉強が忙しいから手伝えないって言ってたんですけどね。
お前らがなってないから仕方なく手伝うんだぞ。
仕方なくって言うわりに…。
やる気満々だよね。
よ〜し。
ほいほいほい…。
ほいほいほいっと。
ほいほいほい…。
(4人)おお〜!
(小杉)すげぇ!《名人だ。
間違いなくあんた梅採り名人だよ》
さすが佐々木のじいさんの孫である
フゥー。
(佐々木)晴彦手間を取らせたね。
勉強中なんだからもう呼ぶなよ。
悪かったね。
ありがとう。
(晴彦)んっ。
(ハマジ)名人!どうもありがとう!
(まる子・小杉・たまえ)ありがとう!
素直になれないお年頃である
さあ梅の実をよ〜く見ててね。
(まる子・たまえ)わぁ〜!奇麗!
(たまえ)泡に包まれた宝石みたい!このまま2時間ほどあく抜きをして奇麗に拭いてようじでへたを取るんです。
あっ。
前にそれやったことある。
手間がかかるけど気持ちいいんだよね。
下ごしらえが済んだら梅干しなら塩梅酒なら焼酎梅シロップなら砂糖に漬け込むの。
砂糖で煮ればジャムもできるのよ。
梅ジャムうまそう。
(ハマジ)梅ってすげぇな。
この梅は赤くないのにどうして梅干しは赤いんだろう。
それは塩に漬け込んだ後にアカジソの葉を入れて染めるからなのよ。
あれがアカジソです。
(4人)うん?そうだ。
ジュースを作ってあげましょう。
えっ?シソでジュースを作るの?はい。
魔法のジュースができるんですよ。
(ハマジ・小杉)魔法のジュース!?これ本当にジュースになるのかな?魔法のジュースっていうより魔女のスープって感じだよね。
よ〜く洗ったアカジソの葉をこうして煮詰めるの。
《ヘヘヘヘさあお飲み》《あっ…》
(佐々木の妻)ここでお砂糖を入れてよく混ぜて。
俺飲まなくてもいいかな…。
(たまえ)私も…。
大丈夫。
とってもおいしいですよ。
(佐々木の妻)これが魔法のもとよ。
魔法のもと?誰か入れてみたい人はいる?
(4人)は〜い!じゃあじゃんけんで決めようぜ。
(4人)じゃんけんぽん!
(たまえ)わ〜!フフフ。
じゃ入れるね。
(3人)あっ!
(たまえ)本当に魔法みたい。
すご〜い!ねえ佐々木のじいさん今入れたの何?ちょっとなめてごらんなさい。
酸っぺぇ!
(たまえ)あっ分かった!これって…。
そう。
レモンの搾り汁です。
紅茶にレモンを入れると色が変わりますね。
あれと同じなんです。
(ハマジ)すっげぇ!レモンの代わりにお酢を入れてもいいのよ。
(4人)へぇ〜。
おなかすいたでしょ。
さあ召し上がれ。
(ハマジ)ハハハ。
(4人)いただきま〜す!あっおいしい。
いい香りがするね。
酸っぺぇ。
梅干しだ。
酸っぱいけどうめぇな!梅干しって不思議だよね。
食べると元気が出てくるみたい。
うん。
酸っぱくて体がキュッてなるよね。
梅は昔から薬代わりにも使われてきたんですよ。
風邪や腹痛腰痛にも効果があるといわれていたんです。
そういえばうちのおばあちゃん熱が出たときはつぶしておでこに貼ってくれるよ。
へぇ面白い。
さあまるちゃんたちも食べてください。
中に入ってるのは去年漬けた梅干しなんですよ。
(まる子・たまえ)いただきま〜す。
ん〜おいしい。
でも…。
(まる子・たまえ)酸っぱ〜い!
(4人)アハハハハ!みんな今日は本当にありがとう。
(4人)フフフフ。
ことしもありがとう。
う〜!ハァ。
6月は梅仕事の季節
梅雨入り前の爽やかな1日を過ごしたまる子たちであった
んっ?
(前田)フフフフフフフ。
前田さんその下敷きって…。
(前田)いいでしょ〜。
くじ引きで当たったんだ。
へぇ〜。
いいね。
百恵ちゃんの下敷きもあったわよ。
えっ!百恵ちゃんの下敷き!?そっそのくじ引きどこでやってるの!?ただいま。
おかえりなさい。
お母さん100円ちょうだい。
何なのよ?帰るなり早々。
文房具屋さんに行くからさ。
文房具?何を買いに行くの?えっ?消しゴムとかノートとか。
この前買ったばかりでしょ?いいじゃん。
早くしないと百恵ちゃんの下敷きが…。
百恵ちゃんの下敷き?うん…。
100円以上買い物すればくじが引けるんだって。
ああそういうこと。
駄目よ。
そんなの当たるわけないでしょ。
やってみなきゃ分かんないじゃん。
どうしてもくじ引きがしたいなら自分のお小遣いでやりなさい。
え〜。
まる子や。
んっ?100円ならわしが…。
えっいいの!?まる子のためじゃ。

(すみれ)まる子!
(友蔵・まる子)うっ…。
1日30円だから100円がたまるまで…。
あ〜あと3日もかかるね。
んっ?百恵ちゃんの下敷きってどんなのだろう。
わぁ〜!あ〜百恵ちゃん。
んっ?残念。
外れだね。
チェッもう3回目なのに…。
《結構当たらないもんだね》《まっその方が百恵ちゃんの下敷きが減らなくていいけどさ》
(女の子)はい。
(文房具屋さん)おめでとう。
当たりだよ。
さて誰の下敷きがいいかな?
(女の子)えっと…。
お願い百恵ちゃんだけは…。
じゃあ百恵ちゃんのを。
え〜!あたしの百恵ちゃんが…。
みんなの百恵ちゃんである
やった!百恵ちゃんカワイイ!
(男の子)すっげぇ!いいなぁ。
あのすみません。
んっ?百恵ちゃんの下敷きはまだありますか?ああ何枚かね。
でも人気だから早くしないとなくなっちゃうかもね。
そうですか…。
《勝負は3日後。
1回こっきりのチャンスだね》わぁ〜!
(ヒロシ)おっメロンなんて豪勢じゃないか。
(すみれ)おばあちゃんがデパートの抽選で当たったんですって。
えっ!抽選で!?すごいねおばあちゃん。
たまたま運が良かっただけさ。
運か…。
ねえおばあちゃん教えて!どうしたら運が良くなるの?そうだねぇ。
あんたまだ文房具屋さんのくじ引きのこと諦めてないの?いいじゃん自分のお小遣いで挑戦するんだから。
実はここのとこあまり運は良くなかったんじゃよ。
出掛けた先で草履の鼻緒が切れてしまったり傘を忘れた日に限って雨に降られたり。
昔から悪いことが続くと逆にいいことが起こるというしのう。
きっとそれじゃろ。
えっ!じゃあ運を良くしたかったら運の悪いことがいっぱいあればいいの?まあそういうことになるかのう。
だったら簡単だよ。
あたしゃもともと運のいい方じゃないし。
んっ?あっ!茶柱…。
冗談じゃないよ。
こんなことで運が良くなったら…。
あっお父さんにあげるよ。
はい。
おっお前な…。
プリンが1個余ってるぞ。
欲しいやつはじゃんけん勝負だ。
えっ!?よ〜し。
あっ今日はやめとこう。
まるちゃんどうしたの?もしじゃんけんに勝ったら…。
ああ運のいいことが起こると困るんだったね。
うん。
でも待てよ。
じゃんけんに勝つなんてめったにないし…。
ここで負けると運が悪いってことになるから…。
う〜ん…。
あ〜ちょっと待った!
(4人)じゃんけんぽん!え〜!?まるちゃん大丈夫?じゃんけんに勝ってこんなにうれしくないの初めてだよ。
ねえまるちゃん後でうちに遊びに来ない?うん…。
ごめんねたまちゃん。
これ以上いいことがないように家でおとなしくしてるよ。
そう分かった。
じゃあね。
うん。
バイバイ。

(カラスの鳴き声)んっ?
(カラスの鳴き声)・
(藤木)うわっ!んっ?
(永沢)嫌だなぁ。
何でふんなんかに当たるんだよ。
(藤木)そんなこと言ったって…。
《あ〜あ。
藤木ってばついてないね》《もう少しであたしがふんを落とされるとこだったよ》あっ!駄目じゃん。
これじゃ運がいいってことになっちゃうよ。
よ〜し!こうなったら…。
落として!カラス!
(藤木・永沢)うん?《さあカラスよ私にもふんを…》
まる子よそこまでするのか
(カラスの鳴き声)えっ!?あ〜…。
ただいま。
あっ!あっおかえり。
ちょうどよかったわ。
おやつにするところよ。
こっこれは…。
高丸さんからもらったんだって。
ほら早くしないとあんたの分まで食べちゃうわよ。
いいよ。
お姉ちゃんにあげる。
(4人)えっ!?ケーキより百恵ちゃんだよ!あの子ったら…。
まる子…。
ハァ…。
フッよし。
この調子で頑張るぞ!オー!
日曜日
(すみれ)はい。
ありがとう。
今日さえ乗り切ればあしたはいよいよくじ引きだ!あっそうだ。
ちょっとお使いに行ってきてくれない?お使い?やだよ。
もし外で何かいいことがあったらどうしてくれるのさ。
またそんなこと言って。
じゃあそのお小遣い返してもらおうかしら。
え〜…。
分かったよ。
(店員)はいどうぞ。
(子供たち)わ〜い!んっ?わ〜いありがとう!
(男の子)僕にもちょうだい!
(店員)はい。
おっといけない。
危うく得するところだったよ。
んっ?確か…黒猫に前を横切られると不吉だっていうね。
猫ちゃ〜ん。
さあ思いっ切り前を横切っちゃって〜。
そうそう。
(猫の叫び声)あっ!待って猫ちゃ〜ん!ハァハァハァ…。
駄目だどっか行っちゃった。
あれ?たまちゃん。
あっまるちゃん。
こんなとこで何してるの?四つ葉のクローバーを探してるんだ。
あ〜一緒に探したいけど今は四つ葉だって簡単に見つかっちゃいそうだからね。
あっ!えっ?ううん何でもない。
うん?まっまさか!四つ葉のクローバー!?うわぁ…。
大丈夫だよまるちゃん。
見つけたのは私だから。
フフあっ…。
他の三つ葉が重なって四つ葉に見えたみたい。
何だびっくりしたよ。
ごめんねまるちゃん。
そして翌日
(すみれ)はい。
やった!いってきま〜す!えっ百恵ちゃんのはあと1枚?こうしちゃいられないよ。
え〜っと…。
私これ。
あっ!これ下さい。
はい100円ね。
くじを1枚どうぞ。
いよいよだね。
幸運の神様お願い!はいこれ!
(生唾をのむ音)あ〜残念。
え〜!ただいま。
おかえりなさい。
ハァ…人生って思いどおりにいかないもんだね。
んっ?はい。
えっ百恵ちゃん!?どうして?それねさっきおじいちゃんがくじ引きで当ててくれたのよ。
ホントに?やった〜!わ〜い百恵ちゃんだ〜!フフフフ。
最後の最後にやって来た幸運をかみしめるまる子
だがしかし
(すみれ)で何を買ってきたの?えっ?あっ急いでたから…。
あらいい買い物したじゃない。
我慢してためたお小遣いはまる子にとって無駄な買い物に化けたのであった
じゃ早速書いておくのよ。
うん…。
商店街のアイドル大募集?オーディションは大変そうだけど乗りかかった船だ。
やるよやりますよ。
ちょっとそこのずぶぬれのお兄さん。
あたしたちの魔法のウインクで癒やしてあ・げ・る。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/06/01(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多]

「まる子、梅仕事を手伝う」の巻 
「まる子、幸運がほしい」の巻

詳細情報
番組内容
 佐々木のじいさんがケガして、庭の梅の実を収穫できなくて困ってる?そのケガあたしが代わってあげたかったよ。運の悪い事がたくさん欲しいんだ。百恵ちゃんのためにね!

 今回のちびまる子ちゃんは「まる子、梅仕事を手伝う」「まる子、幸運がほしい!」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
おじいちゃん: 島田敏 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
松島恵利子 
牟田桂子 

【絵コンテ】
岡英和 

【演出】
岡英和 

【作画監督】
荻野紀子

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
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