「アートシーン」です。
今日は一風変わったこちらの展覧会からです。
美術館に置かれた巨大なオオカミ。
ここが日本在住のフランス人ニコラビュフの展覧会の入り口です。
このオオカミの口をくぐり一つの物語を体験しながらニコラの映像作品やオブジェなどを見ていきます。
まずは紙芝居ビデオが物語へといざないます。
(ビデオ音声・子供の声)「むかしむかしあるところに…」。
鑑賞者はこの「ポリフィーロ」という男の子になって冒険を始めます。
(ビデオ音声・子供の声)「目がさめるとポリフィーロは見たこともないふしぎな場所にいました」。
最初に出会うのはユニコーン一角獣です。
金色の長い角を持ったグロテスクな頭。
体は毛皮のような敷物になっています。
布で出来た体全体に刺繍のような模様がプリントされています。
クラシカルでありながらポップなデザイン。
鑑賞者はここで死と再生を表すユニコーンを体験し次なるステージへと向かいます。
続いては敵と戦うための甲冑です。
16世紀のヨーロッパの甲冑と日本の特撮ヒーローの姿を融合しています。
作者のニコラは子供時代フランスで日本の特撮ヒーローに出会い大好きになったのです。
蛇女の顔が描かれた扉は鑑賞者に危険を警告しています。
その扉の向こうは…。
鑑賞者がドラゴンと戦う戦場です。
センサーが体の動きを察知しスクリーンの映像に反映させます。
男の子ポリフィーロは先ほどの甲冑をまとって敵のドラゴンと戦い勝利を収めます。
(爆発音)戦いのあとポリフィーロを迎えるのは凱旋パレードです。
フランスやイタリアの装飾回廊をイメージしたドローイング。
鑑賞者はその前を歩く事で凱旋パレードに参加できます。
まさにワンダーランドへの入り口といったようなあのオオカミの門構えはあれは子供たちは喜びそうですね。
あと特撮ヒーローをモチーフにした作品などは特撮ヒーローで育った男子ならグッとくるでしょうね。
ほんとにそのように実際に作者自身が影響を受けた日本やアメリカのポップカルチャーと西洋の伝統が融合されてますからきっといろんな世代が楽しめます。
ではその他の展覧会です。
これは四角いサッカーボール?これではゲームはできません。
果たしてどんな遊びができるか作者は問いかけています。
サッカーの盛んな町埼玉県浦和でサッカーをテーマにした展覧会が開かれています。
今回この展覧会ではさまざまな種類種別の作品ですとか資料そういったものを展示してございます。
そういったものを通してサッカーという競技がその競技にとどまらずにどういうイメージとして広がっていってるのかまあそういったところをですねサッカーという競技の別の側面として楽しんでもらえれば…。
また知ってもらえればというふうに思ってます。
これはサッカーボールのような球ですが不思議な模様をしています。
有名な抽象画家モンドリアンの絵を球体にしたオブジェです。
日本画の伝統にのっとった金ぱく地を背景に鎧兜を着た戦国武士たちが戦ではなくサッカーに興じています。
これは天明屋尚が2006年のワールドカップドイツ大会のために制作したアートポスターです。
武士がサッカーをするという奇抜な発想。
戦いとしてのサッカーをイメージしたといいます。
アーティスト日比野克彦は日本サッカー協会の理事でもあります。
得意の素材段ボールを使って大好きなサッカー競技場を作りました。
グリーンのピッチの上で選手たちは楽しげです。
参拝のにぎわいを描いた宮曼荼羅や祭りの様子祭礼図など神社やお寺の風景を紹介する展覧会です。
鎌倉時代春日社の景観です。
最上部には釈如来や文殊菩薩地蔵菩薩などが描かれています。
無数の人々が繰り出した園祭のにぎわいです。
祭礼に欠かせないのが山車。
数多くの鉾は一つ一つ形も模様も描き分けられています。
現代日本画を代表する画家の一人平松礼二の集大成。
睡蓮の風景を中心とした展覧会です。
睡蓮を愛したフランス印象派の巨匠モネへのオマージュとして描かれた作品。
この絵の中に春夏秋冬の光景が凝縮されています。
波立つ池の水面が金色に輝いています。
平松が初夏の強い日ざしの中で見た金色の雲が映っているのです。
滋賀県立近代美術館30周年を記念して現代陶芸家笹山忠保の作品展です。
一見金属のように見えますが実は陶器の板陶板を使った作品です。
ブルーの釉薬を吹きつけたすがすがしい色彩と造形です。
家を思わせる三つのかたち。
現代的にも原始的にも見えます。
信楽の土に黄土の化粧土を施し赤褐色のきめ細かい肌をつくり出しています。
抽象的な作品ながらその印象から「エロスの作家」と言われる高橋秀。
その全容に迫る展覧会です。
ローマを拠点に活動していた頃の作品。
波しぶきの泡から花が咲くように生まれる美の女神。
ヴィーナスの誕生をイメージしています。
こちらは日本に帰国してからの作品。
和歌や俳句に歌われてきた日本の風景を緑や橙など鮮烈な色彩で表しています。
赤城山の麓に住んでいる白川昌生の地元でのアート活動を紹介する個展です。
木で作られたたくさんの馬。
これらは2011年白川が前橋で祭りを開催した時子供たちと一緒に制作しました。
木馬に乗った子供たちや参加した大人たちが「木馬だ、木馬だ、だ、だ、だ」という掛け声と共に町の中心街を練り歩きました。
2000年には白川は群馬県のとある無人駅で即席カップ麺を食べるパフォーマンスを行いました。
群馬県は関東有数の小麦の産地。
白川が食べているのも地元企業のカップ麺です。
自分の生きる地域に根ざした作品を作ってきた白川。
これは日本の伝統的な瓦と安い建材のトタン板を組み合わせ決して豊かとは言えない住宅空間の記憶を表現しています。
私が前橋に住んで地域の出来事とか人とか風景とかそういうものをテーマにしながら作品を作ってきてます。
地域の中にも結構いろいろなアートにできる素材がたくさんあるというのをもっと全国の人に知ってもらいたいなと思ってます。
2014/06/01(日) 20:45〜21:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン ▽“ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢”展 ほか[字]
「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」(原美術館 4月19日〜6月29日)ほか、展覧会情報
詳細情報
番組内容
「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」(原美術館 4月19日〜6月29日)ほか、展覧会情報
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:16788(0×4194)