ご覧下さい!全国各地のゆるキャラたち。
今やその数1,500体以上とも言われています。
ご存じ熊本県の公式マスコットキャラクター「くまモン」。
地元にもたらした経済効果はなんと1,200億円にも上ります。
ふなっしー!そして去年「ふなっしー」が大ブレーク。
地方自治体ではなく個人が立ち上げたキャラクターにもビジネスチャンスがある事が証明されたのです。
ヒャッハー!ヒャッハー!そして突如佐賀に現れたこのキャラクター。
その名も「有明ガタゴロウ」。
佐賀県を盛り上げようと県内各地のイベントに参加しています。
しかし取り組んでいるのは全くの素人。
気分爽快有明海!ガタガタガタガタガタゴロウ!舞台裏はガタガタのグダグダ。
それでもめげないのは「佐賀の魅力を伝えたい」という熱い思いがあるからこそ。
男40代ゆるキャラに人生を賭けた大勝負。
その挑戦の日々を追いました。
デパートの屋上に勢ぞろいした佐賀のご当地キャラクターたち。
(理奈)有明ガタゴロウ!ひときわ元気なこのキャラクター。
背中のひれにまん丸の目。
そう!ムツゴロウをモデルにしたキャラクターです。
有明海から来たゆるキャラ有明ガタゴロウガタァ!去年の10月に生まれたガタゴロウ。
県内のイベント会場に登場するようになって半年余り。
果たしてその人気は?
(取材者)有明ガタゴロウって知ってる?
(取材者)何に見える?う〜ん…う〜ん…知名度はまだまだ。
でもいつかはくまモンやふなっしーみたいになれるよう頑張っています。
お疲れさまです。
ご苦労さまです。
お疲れさまです。
駆け出しの非公認キャラクターのため基本的に出演料はもらえません。
自分のお金で活動を続けています。
あっどもども…久保さんの本業はデザイナーです。
折り込みチラシや広告のイラストを描いて生計を立てています。
生まれも育ちも佐賀の久保さん。
絵を描ける才能を生かし地元を盛り上げようと思いついたのがガタゴロウでした。
月に1度は県内の観光地を回りPR動画を撮影。
インターネットに投稿しています。
Twitterでも情報発信。
フォロワーの数はまだまだ人気キャラクターにはかないませんが毎日佐賀県の話題やグルメなど地域の魅力をPRしています。
この日動画撮影のためにやって来たのは有明海の干潟です。
干潟について解説し見どころを伝えていきます。
ガタガタ干潟有明海!手伝ってくれるのは友人の馬渡さん。
仕事のかたわらガタゴロウが生まれた時から応援してくれています。
息の音が入るけん。
ムツゴロウ好きガタァ?その場にいた人をお客さんに見立て収録スタート。
(馬渡)有明ガタゴロウ君です。
どうぞ〜!イェーイ!ガタァ!
(馬渡)自分の名前間違えてどうすんだ。
なんかね…干潟体験知ってるガタァ?干潟体験はねこれ今あの〜道が…。
あ〜…。
(馬渡)またじゃんか。
駄目!すいません。
せっかく見てもらってるんやけんお客さんに本気を見せないと。
(馬渡)できてないもん。
生みの親の久保さんに似てしゃべりが苦手なガタゴロウ。
自己紹介すらうまくできません。
有明ガタゴロウ君で〜す。
イェーイ!実はこれまでガタゴロウの動きや挨拶は全て行き当たりばったりでした。
気分爽快有明海!ガタガタガタガタガタゴロウ!有明海はね…もう…のりがね…おいしいガタァ。
自己紹介すらままならない久保さんにたまらず馬渡さんが駄目出し。
「ガタガタ干潟有明海」って毎回入れる。
馬渡さんの一生懸命なアドバイスにも全く応えようとしません。
久保さんやる気あるの?
(笑い声)
(馬渡)え〜?でもここ作り上げましょうよ。
久保さんは昭和45年生まれ。
3歳年上の活発な兄の後ろをついて回るちょっと控えめな男の子でした。
地元の大学で美術を学び印刷会社に就職。
32歳の時にデザイナーとして独立しました。
3年前に離婚し現在は両親の住むアパートで暮らしています。
生活費などはほとんど親に頼っている状態です。
お金にならないゆるキャラ活動にのめり込む久保さん。
家の中では肩身の狭い思いをしています。
そうね。
(笑い声)
(ため息)これまでデザイナーとして誇れる作品がないという久保さん。
ガタゴロウが有名になれば自分も何か変われるかもしれない。
諦めるわけにはいかないのです。
大型連休には初めてのソロイベントが控えていました。
ガタゴロウの知名度を一気に上げるための大チャンスです。
(取材者)おはようございます。
おはようございます。
休日の朝。
久保さん今日はどちらへ?今日はですね…向かった先は武雄市のイベント会場。
(司会者)ちっちゃいおっさ〜ん!まいど〜。
全国的な人気を誇る尼崎市の非公認キャラクター「ちっちゃいおっさん」。
決めぜりふで会場を盛り上げます。
ハハハハハ!はいOKで〜す。
ハハハハ!
(司会者)おっさんおっさん…。
久保さんガタゴロウとの差を痛感しました。
人目につかない場所に向かう久保さん。
こんな山奥で…早速ガタゴロウにも決めぜりふを作る事にしたのです。
(動画音声)「ガタガタ干潟有明海!」。
練習を始めて1時間。
早くも決めぜりふが完成しました。
その名も…誰にでも覚えてもらえるようポーズも工夫しました。
ガタガタ干潟有明海!翌日。
完成したばかりの有明海ポーズを試す機会がやって来ました。
保育園の誕生会に特別ゲストとして招かれたのです。
(歌声)
(保育士)誰の声?
(園児)知ら〜ん!
(保育士)どっから聞こえた?
(歓声)
(保育士)お名前を聞いてみたいと思います。
自己紹介のあとに有明海ポーズを披露。
佐賀県のね有明海からやって来たゆるキャラ有明ガタゴロウガタァ!
(歓声)
(保育士)分かった〜?この人ガタゴロウさんっていうんだって。
ところが誰も気付いてくれません。
何がいけなかったのでしょうか?有明ガタゴロウガタァ!
(歓声)子供たちの歓声にガタゴロウの声がかき消されていました。
決めぜりふさえうまくできずさすがの久保さんもショックの色を隠せませんでした。
いつまでたってもピリッとしない久保さんに友人の馬渡さんもついにたまっていた思いをぶつけました。
「ガタゴロウと会ったよ!」って。
そうですね。
だからそういう面でも…ただ着ぐるみ着てちょっと変わった声でしゃべってるだけやったらもう駄目ですよやっぱり。
ゆるキャラをどこか甘く見ていた久保さん。
そんな態度をずばり指摘されてしまいました。
他のキャラクターにはないガタゴロウだけの個性とは何か?久保さんは考え続けました。
その辺を考えてみると…デザインとかですね。
ガタゴロウ初めてのソロイベントは自分の特技を生かして勝負する事にしました。
仕事を終えたあとソロイベントで使う絵を制作する久保さん。
作業は連日明け方まで続きました。
近所のお寺を借りてステージでの掛け合いの特訓にも取り組みました。
じいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんのじいちゃんが…。
ステージは30分の長丁場。
初めてきちんとした台本を準備しました。
皆しゃん!
(2人)よろしく…。
全てうまくできるまで何度も繰り返し練習します。
ガタガタハッピー。
でもこれ多分ねガタゴロウしか言わないと思います。
じゃあ「皆さんよろしく」で…。
生まれ育った佐賀県のすばらしさをた〜くさんの人に教え…あれっ?佐賀県の…。
すいません。
もう一回最初から。
これガタァ!ジャカジャン。
絵を出すタイミングにもこだわります。
特訓は本番前日の深夜まで続きました。
天候にも恵まれ会場には親子連れなど3万人が訪れました。
(取材者)いよいよですね。
うん!久保さんとガタゴロウの勝負のステージが始まります。
ガタゴロウどうぞ〜!登場してすぐに披露するのはあの有明海ポーズ。
ガタガタ干潟有明海!はい皆さん!ガタゴロウ拍手〜!よし!これでつかみはOK。
次は絵を使ったパフォーマンスです。
いくよ!どうぞ!
(馬渡)何でしょう?分かる人?じゃあ正解のイラストを理奈ちゃんお願いいたしま〜す。
ジャカジャン。
ジャーン!
(馬渡)「よぉしよしよしよし」って感じですね。
ちゃんとしたムツゴロウの絵を見せて下さい。
ではジャガジャン…あれっ?ガタちゃんこれはかば焼きじゃないですか。
調理されてますよ。
これね有明海周辺ではみんながおいしく食べるガタァ。
ステージに注目が集まっていきます。
(理奈)食べた事ないですよね。
(馬渡)そうそうそう。
でもね皆さんよかったら食べて下さいね。
・「いつも笑顔で元気ふりまくよ」・「ガタちゃんみんなの人気者」
(警報音)最後にはこんな工夫も。
(警報音)帰ると?帰る帰る。
皆さんどうもありガタァ!ガタガタ干潟…そいぎんた〜!
(理奈)ありがとうございました〜。
(拍手)30分間全力で駆け抜けました。
あっ…バイバーイ!
(司会者)ありがとうございま〜す。
3段…。
今日?ステージ。
(取材者)頑張って下さい。
はいありがとうございます。
いや〜…ゆるくないです。
ゆるキャラも人生も甘くはない。
頑張れガタゴロウ!
(取材者)お疲れさまでした。
お疲れっす!
(テーマ音楽)2014/06/02(月) 15:15〜15:41
NHK総合1・神戸
ろーかる 佐賀イズム「オレの相棒はガタゴロウ〜佐賀県非公認キャラクターの挑戦」[字]
ガタゴロウという“ゆるキャラ”をご存じだろうか?佐賀を盛り上げようと生み出された佐賀県非公認のキャラクターだ。番組では生みの親であるデザイナーの挑戦に迫る。
詳細情報
番組内容
千葉県船橋市の非公認キャラクター・ふなっしーが今、大ブレイク!これに刺激を受け、行政主体ではなく、個人でキャラクターを立ち上げ、ヒットを目指す動きが活発になっている。鳥栖市の久保直さんは「ガタゴロウ」というキャラクターをデザインし、現在、売り出し中。久保さんを突き動かしているのは、故郷・佐賀を盛り上げたいという熱い思い。人生をかけた久保さんの奮闘を追う。
出演者
【ナレーション】野方美郷
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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