(國奥)右半身だけが死後硬直が解けるのがやけに早い。
(玲子)じゃあ誰かが死亡推定時刻をごまかすために細工したってこと?
(菊田)自分の気配を消して消えた女他殺の線が濃くなってきましたね。
必ず女が何かを知ってると思う。
春川美津代どこ行ったの?一緒に住んでいた春川美津代には知られたくない。
(菊田)だからここを使ってこっそり受け取ってた。
(葉山)これってこの前射殺された神部剛敬じゃないですか?
(菊田)そしてここにはけさ遺体で発見された鷹見幸彦。
(湯田)けどどうして岸谷が射殺された2人の組長の写真を?私は大きな間違いをしていたのかもしれない。
すいません突然。
(林)君の突然には慣れてるよ。
そう言っていただけると頼みやすいです。
(林)何かな?はい。
これなんですが。
現場資料の鬼と言われる林さんなら見覚えのある顔もあるんじゃないかと思って。
(林)鬼はやめてくれないかなあ。
(林)うちに帰ればかみさんの尻に敷かれてる。
(林)うんうんうんなるほど。
ご存じなんですか?
(林)君が持ち込むものあれだね。
何だかいつも厄介だね。
厄介な人たちですかやっぱり。
(林)この男はこれ。
大和会系暴力団白楼会の若頭だった岩倉孝信。
3年前に射殺されてる。
ホシはまだ挙がってない。
えっ?
(林)そしてこの女は。
(林)はい。
大和会系の傘下でイベントの企画なんかを手掛けていた会社の女社長中谷優子。
これも殺されてる。
射殺ですか?うん。
そしてこの男は。
取ります。
(林)ああ。
はい。
(林)木村純一。
大和会とは関係ないがシャブの売人をしていた。
これも射殺。
4年前だ。
でこれとこれは先日殺された大和会系神部組組長神部剛敬と親和会系鷹見組組長鷹見幸彦。
はい。
(林)その他は今すぐにはちょっと分からないけど根気よく調べていけばきっとみんな…。
殺されてる。
(林)たぶんね。
そしてこの「たぶん」は限りなく100%に近いと思うよ。
ありがとうございました。
大変参考になりました。
(林)どうする?この6枚についても調べておくか?お願いします。
(林)じゃちょっと待ってて。
向こうでパソコンに読み込んじゃう。
はい。
11人みんな殺されていたとしてそれに…。
《17歳のときには傷害致死罪》《29歳のときには殺人罪で11年の懲役》17歳と29歳のときに1人ずつ全部で13人1313。
《全部で13個》あの木片も全部で13。
はっ!
(林)あっおいおいおいおいおいおい。
何だよ。
「待ってて」って言ったじゃん。
今泉係長。
少しお時間いただけないでしょうか?
(今泉)分かったのか?アパートの例の遺体自殺か他殺か。
それ以上のネタをつかみました。
(今泉)んっ?神部と鷹見を殺したホシが分かっただと?それだけじゃありません。
過去5年間で未解決になってる9件の射殺事件のホシも分かりました。
何?これを見てください。
これは先日田端のアパートで遺体で発見された岸谷という男が民間の私書箱に隠し持っていたものでこの11人は全員射殺されています。
おそらく。
おそらくじゃまずいだろう。
今特設現場資料室の林警部補に確認をしてもらってます。
これだけの人間を全部その岸谷って男が殺したってのか?岸谷は大和会系の殺し屋です。
確信はあります。
岸谷のアパートから彫刻刀で削った木片が13個見つかっています。
これです。
(今泉)う〜んこれが何だって言うんだ?岸谷は17歳のときに1人29歳のときに1人人をあやめて刑に服しています。
この11人にその2人を足せば13。
(今泉)だから?岸谷は自分が殺した人間の数だけ木片を削っていた。
(今泉)何のために?何のって記念とか。
あのなあ姫川。
私の班も射殺事件の帳場に入れてください。
お願いします。
(日下)まさかやらせるつもりじゃないでしょうね今泉係長。
(今泉)おお日下。
姫川。
毎度のことだがお前よくそこまでぺらぺらと絵空事を並べられるな。
絵空事って何でしょう。
しかも立ち聞きですか?お前の話には確証がない。
つまり判断する材料が足りないということだ。
第一その岸谷という男はなぜ死んだんだ?他殺なのか?自殺なのか?他殺だと思ってましたけど今は自殺だと。
じゃその根拠は?明確な根拠はありません。
根拠もなしに他殺から自殺に変えたのか。
そもそもどうして遺体の右半身と左半身で死後硬直の解けるのが違うんだ。
ちょっと何でそんなことまで知ってんのよ。
どうなんだ姫川。
答えは?
(日下)それともそのことはさして重要ではないと判断したのか?じゃその判断はどこから導き出した。
重要じゃないなんて言ってませんけど。
(日下)そうかただ調べてないだけか。
そんなことも調べないで何が確信だ。
確信と確証とは大きく違う。
お前の勘に頼ったとんちんかんな確信は捜査を混乱させるだけだ。
日下。
まあ確かに。
姫川。
ネタを推理でつなぎ合わせるな。
もう少し間を埋めてから報告しろ。
分かったな。
分かりました。
失礼します。
(今泉)しかしお互いにもう少し歩み寄れないもんかねえ。
お前たち同じ十係だろう。
私の方はじゅうぶん歩み寄ってるつもりです。
失礼します。
(ため息)
(湯田)どうでした?
(湯田)えっ。
なめてんじゃないわよ。
あ〜。
(ため息)あ〜。
主任。
あん?持ってないわよね。
吸わないもんね菊田。
買ってきます。
いいよ。
いい。
部下にたばこ買いに行かせるって何か最低っぽい。
そんなことありません。
あの事件が起きると捜査しますよね。
それで普通は逮捕ってことになるんですけど。
でもあの刑事ドラマってそうじゃないんすよね。
ドラマ?ええ。
捜査をするとその捜査は壁にぶつかったり暗礁に乗り上げたりあれ?現実でもそうか。
あっまあとにかくですねにっちもさっちもいかなくなって葛藤してでもそのうちみんなで知恵を絞って小さな打開策を見つけてそれでやっと逮捕。
よくできた刑事ドラマはだいたいそうなってるんです。
子供のころ好きでよく見てました。
菊田。
はい。
もしかしてそれって私をフォローしようとしてんの?行くわよ。
(菊田)はい。
とにかく春川美津代の身柄を全力で確保すること。
そうすれば事件の全貌が見えてくる。
もう一度ノリはアパート周辺から。
保さんと康平は美津代が働いていたスナック「楓」からの足取りを探って。
(3人)はい。
(石倉)分かりました。
あんなきな臭い写真を隠してた場所にどうして岸谷はこの写真を入れてたんですかね。
救いだったんじゃないのかな。
救い?彼女心から笑ってる。
彼女のこの笑顔が岸谷の救いだったんだと思う。
じゃあこの写真は岸谷が。
間違いない。
これは岸谷が撮った写真。
(ため息)だけどどこなんだろうここ。
この島。
(今泉)網代?伊豆にある網代です。
(今泉)そこに春川美津代がいるってのか?後ろに小さく写ってるのが網代から見た初島であることが分かりました。
(今泉)お前これだけの理由か。
確証はありませんが確信はあります。
懲りてないな。
行かせてください。
(今泉)お前の勘を信じろってのか?お願いします。
(ため息)ふと頭に浮かんだことが案外重要なことを引き出すことだってある。
俺もその「ふと」ってやつにずいぶん助けられた。
係長。
静岡県警には俺の方から連絡入れとく。
手ぶらでは戻るなよ。
ありがとうございます。
ここだ。
(井岡)五十嵐興業?あっやくざ屋さん。
(暴力団員)何やってんだこの野郎てめえこら。
(若頭)あんたどこの組の者だ。
組長さんいらっしゃいますか?少しお話伺いたいんですけど。
(井岡)うわこの人も意外と強引。
この場所ね写真を撮ったの。
(菊田)ええ。
あとは主任の勘信じます。
私いいのよねくじ運。
「これだ」って思って選んだらだいたい当たっちゃう。
商店街の福引なんか。
そうなんすか?何?いやほらあの人間のつきの数って決まってるっていうじゃないっすか。
あんまり無駄打ちしない方が。
ネガティブよね菊田ってそういうとこ。
だからパチンコでも負けっ放しなんじゃない?あのですね…。
ほら行くわよ早く。
はい。
この女性を見掛けたことありませんか?4年くらい前にこの辺りに住んでたこともあるんです。
すいません。
警察の者ですが。
(男性)いやちょっと分かんないですね。
(男性)見たことねえな。
そうですか。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この女性を見掛けたことありませんか?4年ほど前…。
ありがとうございました。
(菊田)ありがとうございました。
そうですか。
ありがとうございました。
(菊田)ありがとうございました。
(菊田のため息)菊田。
はい。
ため息の数だけ手掛かりは逃げてく。
すいません。
春川美津代はいる必ず私の前に現れる必ず。
はい。
(翼)ありがとう。
ねえ僕。
この女の人見たことないかな?
(翼)知ってるよ僕この人。
知ってるの?
(翼)うん。
(女将)あっそれ終わったらお膳の支度手伝って。
(美津代)はい。
・恐れ入ります。
春川美津代さんですよね。
はい葉山です。
主任が?
(石倉)ああ。
春川美津代を確保した。
西ヶ原署に向かってる。
部屋で男の人が死んでいると通報なさったのは春川さんあなたということでよろしいのでしょうか?
(美津代)はい。
ではなぜ警官が到着するのをお待ちにならなかったんですか?あなたは遺体で発見された男性と暮らしていた。
村田一夫いえ本名は岸谷清次。
あなたは岸谷と暮らしていたという形跡を消して部屋を出た。
どうしてですか?
(ため息)では質問を変えます。
あなたは岸谷に前科があることをご存じでしたか?ご存じでしたよね。
17歳のときの傷害致死29歳のときの殺人罪。
それ以後の罪についてはご存じありませんでしたか?具体的に言います。
岸谷がプロの殺し屋だったことをあなたは知っていましたか?私が殺したんです。
誰を殺したんですか?岸谷です。
(美津代)私が私が岸谷を…。
(美津代)岸谷清次を殺したんです。
あの日岸谷とあなたに何があったんですか?春川さん。
殺したとおっしゃった以上警察はこのままあなたを帰すわけにはいきません。
おっしゃってください全て。
(湯田)どうでしたか?
(葉山)だんまりですか。
認めるには認めた。
自分が岸谷を殺したって。
でもねそれ以外彼女何もしゃべらない。
(ため息)私には彼女がホントのこと言ってるとは思えないのよ。
それじゃ主任はやはり春川美津代の犯行じゃないと?
(ため息)何があったのあの日。
どうして遺体の右半身と左半身で死後硬直の解けるのが違うのよ。
(ため息)
(國奥)《何か冷たいものでね右半身だけを長時間冷やしたことで体温を下げるのを早めた》春川美津代はなぜそんなことしたんだろう。
・
(井岡)玲子ちゃん。
(ため息)また。
(井岡)何たそがれてるんすか?別に。
(井岡)ひょっとしてホテルの一人暮らしがさみしいとか?はあ?
(井岡)ハハんなね言うてくれたら僕飛んで行きますのに。
あっいっそのことあれですねこの近所にマンション借りて一緒に住みますか。
借りたとしてもあんたには絶対教えない。
(井岡)ホンマに借ります?
(ため息)あのね考え事してるの。
消えてくれる?相変わらず冷たいことを。
フフフフフ。
あっそりゃそうとやりましたよ。
日下主任。
んっ?小さなことからこつこつと。
僕ね初めて目の当たりにしました。
日下が何かつかんだの?えらいもんを。
いやつながっとったんですよ敵対する神部組の組長と鷹見組の組長が。
えっ?いやご存じのとおりね神部組は大和会系でしょ。
その大和会の大納会で神部組の組長幹部になられへんかったんす。
どうやら内輪で神部を蹴落とそうとする算段があったみたいです。
そこで神部は大和会に見切りをつけて親和会系の鷹見組と手を組んだ。
そうやって自分を蹴落とした人間に復讐する計画を立てたんです。
ところがその計画が大和会に漏れた。
鷹見も神部も殺された。
(井岡)そうなんですよ。
大和会の抱えるプロの殺し屋にね。
せやからね今向こうの帳場は大騒ぎなんですよ。
事件の核心が最大級の指定広域暴力団大和会の本丸でしたからね。
その情報を日下が?
(井岡)ええ。
僕と一緒にいたおかげなんですけどね。
ちょちょっと。
アハ。
小さなことからこつこつと。
ウフフ。
僕も実践してみました。
あのね。
アハハ。
まあしかしなんぼ何でもねこんな近かったらちょっと照れますねヘヘ。
あっすいません。
んっ?離れないで。
えっ?このままでいて。
嘘でしょ?いて。
やっと僕の思いが届きましたか。
いやそうなんすよ。
人間というのはね肌と肌のぬくもり。
これが大事なんです。
いやうれしいな。
玲子ちゃん…。
そっか!そういうことか。
そういうことなんですよ。
ほな部屋は広めの1DKでいいですか。
逆だ。
逆?んっ?えっ?どういうこと?ビンゴ!逆だったのよ。
逆?國奥先生にも確認した。
冷たいものが右半身を冷やしたんじゃなくて何か温かいものが長時間左半身に乗っていても死後硬直の解ける時間は違うって。
ありがとう。
昨日は眠れましたか?
(美津代)はい。
そうですか。
それはよかったです。
亡くなった岸谷は右半身と左半身で死後硬直の解ける時間が違っていました。
私にはずっとそのことが不思議でした。
犯人が死亡推定時刻をごまかすために細工をしたんじゃないかと思ったりもしました。
でもその訳がやっと分かったんです。
春川さん。
それはあなたが一晩中岸谷の隣で添い寝をしていたから。
あなたは昨日殺したとおっしゃっていましたが岸谷は間違いなく自殺です。
菊田。
はい。
あなたが彼についての全てをその胸に一生しまっておこうとするのは理解できます。
でもそれはあなたが思ってる以上にとても苦しいことだと私は思います。
岸谷は何をしたのかなぜ死んだのかわれわれはおそらくそれをつかんでいます。
でも私はそれをあなたの口から聞きたいんです。
警官としてではなく女として。
岸谷と出会ったのは…。
6年ほど前です。
大阪でした。
私が31か2で。
あの人が38。
出所してすぐのころです。
(岸谷)《あっあの店長さんいらっしゃいますか》《店長》
(岸谷)《すいません》
(美津代)寡黙な人でした。
でもたまに笑うと何か子供みたいでかわいくて。
間もなくして私たちは難波のアパートで暮らし始めました。
だけど半年ぐらいしたら急に岸谷が…。
(美津代)《何?どうしたのよ》《ねえ》《すぐに大阪を出るんだ》
(美津代)何だかよく分からなかったけどあの人の様子がただごとじゃなかったので。
一緒について行きました。
それからは各地を転々として…。
岐阜長野静岡。
でもどこに行っても…。
誰かがあの人を追っ掛けてくるようでした。
誰が追っ掛けてくるか私には分からなかったけどとにかく何かが追っ掛けてくるんです。
大和会ですね。
(ため息)
(美津代)私には。
東京に戻ったのは3カ月前のことです。
《どうすんの?そんなの》
(美津代)幸せでした。
(美津代)でもここでも幸せは続かなかった。
しばらくすると。
《美津代おい帰ってるのか?》
(うめき声)
(高井)《久しぶりだな岸谷》《動くな》《動くとこの女を殺す》《もう俺のことはほっといてくれないか》
(小田)《そうはいかないよ》《その女がどうなってもいいのか》《逃げて》《私のことはいいから逃げて》《美津代》《聞き分けのいい女じゃねえか》《たっぷり楽しませてもらおうか》
(高井)《どうするんだ?岸谷》《分かった》《引き受ける》
(美津代)それからの岸谷は…。
(美津代)今までより明るくなったっていうか何か吹っ切れたような感じでした。
でも…。
10日ほど前に突然岸谷は別れようって言いだしたんです。
「俺と一緒にいるとお前は不幸になる」って。
(岸谷)《出てけ!》
(美津代)《やだ嫌やだ》《出てけって言ってるんだ》
(美津代)《開けてよ。
ねえ開けて。
ねえ開けてよ》《ねえ開けて》その翌日神部組の組長は射殺された。
(神部のうめき声)あの日。
・
(ドアの開く音)
(美津代)《おかえり》
(美津代)岸谷からは火薬のような臭いがしました。
《消えねえまだ消えねえ》
(美津代)それで分かりました。
(美津代)あの人が何をさせられてきたのかを。
《消えねえんだ》《消えねえ消えねえ》
(美津代)《やめて》
(美津代)《やめて》
(岸谷)《消えねえんだよ!》岸谷が匂いのする木で彫刻を作りだしたのは翌日のことです。
・
(木片を削る音)
(岸谷)《地蔵には見えねえよな》《下手だよな》《ごめんなごめんな》
(美津代)私にはその音が…。
(美津代)あの人の心を削っていくように聞こえました。
岸谷からスナックに連絡があったのは…。
(美津代)次の日のことです。
《ちょっとごめんなさい》《もしもし》
(岸谷)《終わりにしよう》《美津代ありがとうな》《待って》《もしもしもしもし》
(美津代)私は…。
(美津代)岸谷が死ぬつもりだと直感しました。
(美津代)だけど…。
(美津代)間に合わなかった。
(美津代)不思議と悲しくありませんでした。
これでこの人は楽になったんだって思ったら。
ほっとしたっていうか。
それで添い寝を。
この人といられる最後の夜だと思って。
でも通報されたのにどうしてご自分の形跡を消して部屋を出たんですか?
(美津代)通報したのはこのまま彼が誰にも見つからなかったらかわいそうだと思ったからです。
(美津代)エアコンは腐敗が少しでも遅くなるんじゃないかと思って。
部屋を出たのは?どうして?あなた。
妊娠してるんですね。
部屋を出たのはおなかの子供のためですか。
父親が…。
殺し屋だったことを…。
もしこの子が知ったら。
(美津代)消してあげたかった。
苦しみ続けた岸谷のためにも。
でも結局助けてあげられなかった。
岸谷はこの写真を大切に保管していました。
彼にとってもあなたは掛け替えのない大切な人だったんだと思います。
暗い闇の中のたった一つの救いだったと。
(泣き声)
(泣き声)いいわよ。
(美津代の泣き声)
(日下)不起訴になった。
岸谷が死亡してしまった以上彼が過去にどんな罪を犯してようと全ては不起訴。
これ以上ない闇から闇への話だ。
(ため息)むなしいですね。
岸谷に殺害の指示を出した大和会までたどり着けないなんて。
(日下)相手は日本最大の広域指定暴力団だ。
一筋縄ではいかんさ。
でも。
(ため息)いつかきっと。
(日下)それは俺の仕事だ。
お前の仕事じゃない。
当てずっぽうでも当たれば文句ないだろうというお前の捜査を俺は認めないぞ。
私もいつまでも重箱の隅をねちねち突っつくようなめんどくさいあなたの捜査大嫌いです。
失礼します。
今度はライターですか。
ああついてないのかな。
このごろたばことライターが揃ったことない。
つきこんなところで使ってほしくないですけどよかったら。
んっ?パチンコです。
やっと勝ったんだ。
気の利く部下を持つと楽だ。
ありがとうございます。
さっき科捜研から連絡ありました。
例の木片のことで。
そう。
あの木片シキミっていう木だそうです。
シキミ?ええ。
モクレン科の常緑樹です。
語源には「悪いしき実」と書いて「悪しき実」その「あ」がなくなってシキミになったという説があるそうです。
シキミの実は猛毒を持ってるからそういうネーミングになったんだろうって。
岸谷はそのことを知ってたんですかね。
悪しき実。
2014/06/02(月) 15:53〜16:48
関西テレビ1
ストロベリーナイト #08[再][字]
「悪しき実〜嗚咽」
竹内結子 西島秀俊 小出恵介 丸山隆平 木村多江 遠藤憲一
詳細情報
番組内容
マンションの一室で変死体で発見された岸谷清次(松田賢二)のマンションに出入りしていたのは「楓」というスナックのホステスで、春川美津代(木村多江)という女性だった。岸谷の部屋から見つかった小さな鍵は私書箱の鍵だった。中には缶があり、街で隠し撮りされたようなアングルの暴力団関係者の雰囲気をまとった男女の写真、34枚が入っていた。この前、射殺された神部組組長・神部剛敬(松本元)や
番組内容2
鷹見組組長・鷹見幸彦(清水哲也)の写真もあった。その中で封筒に入れられた1枚の写真があった。どこかの海岸をバックに最高の笑顔を向けている美津代の写真だ。
捜査一課特設現場資料室の林警部補(半海一晃)に写真を持ち込んだ姫川玲子(竹内結子)は、神部と鷹見以外の3人も暴力団に関係があり、射殺されていることを教えてもらう。他の6人も暴力団に関わりがあり、
番組内容3
写真に写っている11人全員が殺されていたとしたら・・・。玲子は11という数字にひらめきを感じ、今泉捜査十係係長(