ゆうどき ▽妻に先立たれた場合の心の癒やし方や生活再建を考える。 2014.06.02

生字幕放送でお伝えしますこんにちは。
山本⇒皆さんのところはどうでしょうか。
東京・渋谷もきょうは、ひと言で暑い。
合原⇒ですね。
全国的に暑くなったんですよ。
京都府の舞鶴で35度を超えました。
東京都心でも31度を超えてなんと北海道の旭川でも31度を記録しました。
山本⇒日本列島全部30度超えという感じがしますよね。
梅雨に入る前に夏がきた。
合原⇒そんな気分ですね。
山本⇒きょうのニャンカメですがあついところに行っています。
合原⇒東京・江戸川区から牛田さん!牛田⇒江戸川区に来ています。
今、私がいる場所の気温、先ほど計りましたが35度を超えています。
あついんです。
何の場所かといいますと風鈴を作っている工房なんです。
風鈴はとても涼しげですけれども作っている場所がとても暑いんです。
このすぐ後ろで、お二人が作業していらっしゃいます。
お二人が立っている前に窯があります。
この窯、赤い色が見えると思うんですけれども1300度あります。
とても熱いんです。
お二人の前に、温度計を置かせていただきました。
44.6度。
私よりも、ずっと2人のほうが暑いんです。
この前でお二人が作業していらっしゃいます。
このように一つ一つ、口で吹いて風鈴を膨らませていくんですけれども。
出来上がったときがひょうたんのような形をしています。
これを最後、上の部分を切り落として風鈴の形にします。
お願いします。
このように小さな傷を入れて最後に石のやすりで、細かく削っていきます。
滑らかにしているんですがここに、この風鈴の最大の特徴があるんです。
滑らかに、しすぎないんです。
僅かなザラザラを残しているんです。
普通のガラスの器を用意してもらいました。
これを、なでますと音はしません。
一方で、こちらの工房で作っている風鈴はこのように音がします。
山本⇒音が違うね。
小さなそよ風でも必ず音が鳴るように小さな傷を残しているんです。
人が手を切らないぐらいの小さな傷を残しています。
こうした工夫がなされている風鈴をつくる暑い場所。
お二人は工夫していらっしゃいます。
後ろから大きな扇風機が、2人の背中を冷ましています。
そして、これだけではありません。
このすぐ近くに冷蔵庫があるんですね。
暑いですのですぐに飲めるように、このように中にはスポーツドリンクがたくさん並んでいます。
いつでも水分補給ができるようにしていらっしゃいます。
お話を伺います。
土曜日から大変暑いですけれども実感はありますか?そうですね。
暑さが厳しくなったという実感はあります。
ここはすでに暑いですがそれでも暑さを感じますか?そうですね。
かなりきていますね。
のぼせ上がる感じがあります。
お二人も、こまめに水分補給をしているということです。
皆さんも熱中症対策を十分に行ってください。
山本⇒工房の職人の方、お二人は涼しい顔されていましたけれども水分補給をしながら44度ということは。
合原⇒体にこたえる気温ですね。
山本⇒冬でも夏でも暑い。
いかに涼しさを作るには、暑さが必要かということが分かりました。
体に気をつけていい風鈴を作ってくださいね。
きょうの内容です。
もしも妻に先立たれたら。
とりわけシニア男性にとって人生が崩壊しかねない出来事です。
その危機を乗り越えた人たちを取材し、妻の死との向き合い方を考えます。
山本⇒きょうのテーマは、いかに日頃からそういうこと伴侶の死を考えることが大切かということです。
5時になりました。
ニュースをお伝えします。
自民党の高村副総裁は、公明党の北側副代表と会談して、集団的自衛権などを巡る与党協議のペースを加速させたいと提案したのに対し、北側氏も前向きな考えを示し、今後、調整することになりました。
自民、公明両党は、あす集団的自衛権などを巡る3回目の与党協議を行うことにしていますが、自民党内からは、週1回、1時間程度の今の協議の進め方では年末までに行う予定の日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しに結論が間に合わないという指摘が出ています。
こうした中、与党協議の座長を務める自民党の高村副総裁は、きょう、総理大臣官邸で開かれた政府与党連絡会議のあと、公明党の北側副代表と会談し、さらに詰めた議論がしたいとして、与党協議のペースを加速させることを提案しました。
これに対し、北側氏も、日程さえ合えば、やぶさかではないと、前向きな考えを示し、今後調整することになりました。
また公明党の山口代表は記者団に対し、自民党との連立政権について、集団的自衛権の行使容認などの個々の政策に違いがあるのは当然だとしたうえで、今後も両党間の信頼関係を生かして、国民の期待に応えていきたいという考えを強調しました。
けさ、京都府福知山市で、自転車に乗っていた男子高校生が車にはねられたあと、およそ1キロにわたって引きずられ、足の骨を折るなどの大けがをし、警察は酒を飲んで車を運転していた男をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
きょう午前7時半過ぎ、京都府福知山市で、男子高校生が軽乗用車にはねられたあと、そのまま引きずられていると、通りかかった人から警察に通報がありました。
近くにいた警察官がパトカーで車を追跡し、現場からおよそ1キロ離れた路上で停止させ、市内に住む15歳の高校1年生の生徒を助けだしました。
高校生は右足の骨を折るなどの大けがをしました。
警察は車を運転していた福知山市の自営業、古田健二容疑者の息から、基準を上回るアルコールが検出されたことから、ひき逃げや酒気帯び運転などの疑いで、その場で逮捕しました。
警察によりますと古田容疑者は、酒を飲んで仕事に行く途中だったと供述しているということです。
警察は当時の状況を詳しく調べるとともに、殺人未遂などの容疑も視野に捜査を進めています。
学校の校舎などのうち、耐震化が完了した建物は初めて9割を超えましたが、震度6強の揺れで倒壊するおそれのある建物がまだ1万棟余り残っていて、文部科学省は、早急に耐震化に取り組むよう自治体に要請しました。
国は来年度中に学校の校舎や体育館などの耐震化を完了させることを目指していて、文部科学省は毎年、全国の公立の幼稚園や学校の建物、およそ16万棟の状況をまとめています。
それによりますと、ことし4月時点で、震度6強の揺れでも倒壊しないよう、建て替えや補強が完了した建物の割合は、幼稚園が83.8%、小中学校が92.4%、高校が89.9%、特別支援学校が96.5%でした。
全体の耐震化率は初めて9割を超えましたが、震度6強の揺れで倒壊するおそれのある建物は、まだ1万560棟残っていて、耐震診断さえ行われていない建物も2560棟あります。
都道府県別に見ますと、小中学校の耐震化率が最も低いのは広島県で76.8%、次いで愛媛県が80.3%、福島県と山口県が80.8%となっています。
また地震の際に落下するおそれがあるつり天井の体育館などは、小中学校で6222棟に上っています。
文部科学省は特に耐震化が遅れている118の市町村に対し、早急に取り組むよう要請しました。
先月、国内で販売された新車の台数は、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動で、前の年の同じ月を2か月連続で下回りましたが、軽自動車を中心に買い替え需要が徐々に回復し、マイナス幅は4月より縮小しました。
日本自動車販売協会連合会など業界団体によりますと、先月国内で販売された新車の台数は、36万3370台で、前の年の同じ月を1%下回りました。
新車の販売台数が前年の実績を下回るのは2か月連続となりましたが、消費増税の影響で5%の減少だった4月よりは縮小しました。
このうち普通乗用車など、軽自動車を除いた新車の販売台数は20万6906台と、前の年より5%減少し、増税前の駆け込み需要の反動による減少が続いています。
ただ、軽自動車は15万6464台と、買い替え需要が徐々に回復したことなどから、前の年を5%上回り、全体の販売台数を押し上げました。
今後の見通しについて、業界団体は、増税後の新規の受注が本格的に回復していないことなどから、厳しい状況が続くと見られるが、ボーナス商戦をきっかけとした回復に期待したいとしています。
優れた番組や放送技術の向上に貢献した人などに贈られることしの放送文化基金賞で、昭和38年に福岡県大牟田市の炭鉱で起きた爆発事件に翻弄された人々の姿を追ったNHKのドキュメンタリー番組などが最優秀賞に選ばれました。
放送文化基金賞は、15のテレビ・ラジオ番組と、12の個人やグループが受賞し、このうちテレビドキュメンタリー番組の最優秀賞には、去年11月にNHKで放送されたETV特集、三池を抱きしめる女たちが選ばれました。
この番組は、昭和38年、福岡県大牟田市の三井三池炭鉱で起きた爆発事故によって、半世紀もの間後遺症に苦しみ、生活の奪われた元労働者と、その妻たちの姿を追った作品で、理不尽な人生を強いられた女性たちを描いた映像は、人間の尊厳の偉大さ、美しさまで映し出したと評価されました。
またテレビドラマ番組の最優秀賞に選ばれた、テレビ朝日の山田太一ドラマスペシャル、時は立ちどまらないは、東日本大震災に翻弄された2つの家族を描いた作品で、被災地の真実を登場人物一人一人に寄り添って、繊細に描いていると評価されました。
このほか、ビートルズの歌と介護の仕事に出会って、新たな人生を歩み始めた女性に密着したラジオ番組、北日本放送のイン・マイ・ライフがラジオ番組部門の最優秀賞を受賞しました。
続いて気象情報、あすの天気です。
前線と低気圧の影響で、沖縄から中国、四国地方にかけて雨の降る所が多いでしょう。
九州の南部では雷を伴って、非常に激しく降る所がありそうです。
山本⇒「ゆうどき」、きょうは暑いところに行っていますが涼しい話が聞けます。
合原⇒聞けます。
東京・江戸川区から牛田さん!牛田⇒江戸川区の風鈴の工房に来ています。
涼しげな風鈴ですよね。
ここには窯はないんですけれども手もとの温度計で、29度9分。
本当に暑いです。
こちらにあります、さまざまな風鈴、本当にいろいろなものがあるんですが、全部内側から絵付けしています。
細かいものもあるんですがすべて手作業で絵付けを行っています。
ウミガメにタツノオトシゴですね。
かわいいですね。
この中で、ことしならではの風鈴があります。
それが、こちらです。
山本⇒ワールドカップですね。
まもなくです。
合原⇒サッカーボール。
まもなく開幕です。
ワールドカップにちなんでことしならではの風鈴。
下のブルーの短冊は、もちろん日本代表を応援したカラーなんですね。
奥で絵付けを行っています。
失礼します。
このように、中から一つ一つ絵付けを行っているんです。
中から五角形を描くのは難しくないですか。
かなり難しいですね。
どうしてこういったものを作ろうと思ったんですか?日本の選手に頑張ってもらいたいと思いまして。
好きな選手はいますか?大久保選手に注目していますね。
頑張って活躍してほしいですよね。
してほしいです。
ありがとうございます。
風鈴の工房、ブラジルも暑いですからこの風鈴で暑さを吹き飛ばして頑張ってもらいたいです。
山本⇒ブラジルに、あの風鈴がいったかは分かりませんが、日本代表も場所がブラジルということで、暑さ対策熱中症対策か分かりませんが水分補給いつものワールドカップよりもっともっとしなければいけないかもしれませんね。
合原⇒続いては、こちらです。
突然ですが、妻に先立たれたらあなたは、どうしますか。
妻を亡くした65歳以上の男性は1980年には76万人でした。
それが2010年には133万人に。
高齢化とともに増え続けています。
妻に先立たれるとシニア男性の多くが暮らしや心に大きなダメージを受けることになります。
皆さん、これは決してひと事ではありません。
きょうの「ゆうどき」は妻の死とどう向き合うかを考えます。
山本⇒私にとっても、ひと事ではございません。
合原⇒伴侶が亡くなり、男性があとに残されたらどうするかを考えていきます。
リポーターは上條さんです。
上條⇒まずは、こちらのデータをご覧ください。
妻と死別した男性はそうでない男性に比べて死亡リスクが1.3倍高くなるということが分かったんです。
例えば循環器の疾患やがんで死亡のリスクが高まるということです。
これは、ちなみに女性の場合だと夫と死別しても死亡リスクが高まることはないそうです。
なので、男性は妻と死別すると影響がすごく大きいということなんです。
山本⇒落ち込みやすいとかそういうことがあるんですかね男性のほうが。
山本さんは大丈夫ですか?私は、まだ分かりませんけれども父が早くに母を亡くしたので父を見ていて、何も言いませんけれども、ことばに出ないさみしさがあるのかなという思いで父を見ていました。
やっぱり男性はダメージが大きいんですかね。
きょうは妻の死とどう向き合っていくのかを考えていきます。
まずは妻の死から今も立ち直れないという男性を取材しました。
杉野義博さん、67歳です。
妻の晴美さんは、12年前に胆管がんで亡くなりました。
朝晩仏壇に手を合わせるときにはいまだに思いが込み上げてくることがあります。
なんで…。
2人の子どもは独立して杉野さんは、現在1人暮らしです。
朝食はいつもパンと野菜ジュース。
皿を出すのも火を使って料理をするのも面倒なのだといいます。
晴美さんの死後、家事はすべて1人でやっています。
洗濯は週に2、3回行います。
1階の洗濯機で洗った衣類を3階のベランダまで運びます。
1人になって初めて、家事の大変さに気が付いたといいます。
今でも、ふとしたときに晴美さんのことが心に、よみがえります。
杉野さんが結婚したのは47年前。
大手家電メーカーに勤めていたときでした。
晴美さんとは同い年。
職場で出会いました。
晴美さんが病に倒れたのは55歳のとき。
必死の看病も、むなしく10か月後に亡くなりました。
ちょうど、そのころ杉野さんは会社でリストラの対象になりました。
気を紛らわせようと酒に頼るようになりやがて一日中飲んで過ごすようになりました。
晴美さんの死から3か月後杉野さんはアルコール依存症で入院することになりました。
2か月半の治療で回復し以来アルコールは控えています。
天気がいい日には、気分転換に近くの公園まで散歩します。
しかし、他人と長い時間会話をするようなことはほとんどないといいます。
こうした生活が12年間、続いてきました。
山本⇒12年ですか。
気づいたら12年とおっしゃっていましたね。
きょうは詳しいお話を伺っていきます。
スタジオにゲストをお招きしました。
伴侶を亡くした人の心の回復について研究してきました、河合千恵子さんです。
河合⇒よろしくお願いします。
杉野さんをどうご覧になりましたか?杉野さんは奥様を亡くされてとてもおつらいんですけど病気に気づいてあげられなかったという面で後悔の気持ちがあると思うんですね。
こういう方は、決して珍しいというわけではないんです。
こういう気持ちが大きいということは、奥様をそれだけ大切に思っていたということだろうと思うんです。
奥様を亡くされて、自分の人生は終わったも同然だと思われるような方は、すごく多くて心を閉ざしてしまう方がたくさんいらっしゃるんです。
でもまだ残された人生があるのでそれは、とてももったいないことだと私は思うんですね。
今回、番組では65歳以上の男性にアンケートを行いました。
もし妻に先立たれたらどんなことに困りますか?と聞きました。
一部をご紹介します。
こういう不安の声が寄せられたんですがこういった声をまとめてみるとこうしたキーワードが浮かび上がってきました。
悲しみは妻の死からなかなか立ち直れない。
生活は家事を妻に任せきりだったので生活を維持できない。
近所づきあい、親戚づきあいは全部、妻に任せてきたので孤立してしまうというような不安ですね。
まずは悲しみ。
この悲しみは、どうしたら癒やせるのか取材してきました。
伴侶を亡くしたシニア世代の人たちの集まりが都内で開かれていました。
主催しているのは伴侶を亡くした人たちをサポートする団体です。
月に一度、話をしたり食事を一緒にする会を開いています。
この日参加した人たちの多くは共通の方法で悲しみを癒やしてきました。
それは、グループミーティングという方法です。
共通の体験を持つ人たちがみずからの心の内を吐き出すことを目的としています。
気兼ねなく話すための配慮がなされています。
かつてグループミーティングに参加した石田正幸さん67歳です。
石田さんは、おととし5月に妻の瑩子さんを多発性骨髄腫で亡くしました。
石田さんは、しばらくの間瑩子さんの死について誰にも話すことができませんでした。
瑩子さんの死からおよそ半年後石田さんはグループミーティングの存在を知り、参加することにしました。
石田さんはグループミーティングで初めて本音を、さらけ出すことができました。
それによって少しずつ前向きになれたといいます。
山本⇒今のお話を伺っていますとグループミーティングが、非常に大きかったということです。
私は経験がないから分からないんですけど、例えば気の許せる仲間気の置けない仲間、友人その中でできることはないのかなと思うんですけどその辺はどうですか?河合⇒周りの方は一生懸命支えてくださろうと思われるようですがやはり体験者としては体験していない人にそういうことをお話しするというのはなかなか壁があってできないんですね。
ご家族の中でも話すことが難しくて、悲しみの気持ちを話すと何か、家族の人が心配するんじゃないかというようなこともあって子どもにも話せないということがあるんです。
そういうことを、また他人に話すわけですが、よけいハードルが高いような気がしますけど。
そうではないんです。
同じ体験をしていると自分の悲しみの体験を通して聞くことができるんです。
そこで連帯感、共感が生まれてくるんです。
合原⇒河合さんは、グループミーティングを25年間、見守ってきたということですが悲しみをことばにすることはどういう効果がありますか。
自分の悲しみを語るということはすごく大切なことでして自分の気持ちを口に出して語ることによって気持ちが分かるというか客観的に見ることができるんです。
悲しみにも、いろいろあってどういうときにどういうふうに悲しいのかということを語ることによって、それがはっきりする客観化するということが1つ、それから語ることによってカタルシス効果というんですが気持ちが楽になるということがあるんです。
こういったグループミーティングは東京などの大都市では伴侶と死別した人をサポートする団体があって、行っているということです。
続いて生活について見ていきたいと思います。
今回はシニア世代の暮らしや生きがいについてたくさんの作品を書いてきた作家の西田小夜子さんに伺いました。
西田さんによると死別する前から備えをしておくことが大切だということなんです。
備え?備えです。
1つ目は家事は夫婦の当番制でやるのがいいんじゃないか。
そうすると洗濯や食事、そういったことができるようになる。
それからもう1つおばさん化。
男の人がおばさん化を目指すといいと西田さんは言っていて例えばちらし。
スーパーのちらしに敏感になったり井戸端会議に積極的に参加したりおじさんがおばさん化を目指すと生活のレベルが上がっていくんじゃないかと西田さんは話していました。
死別されたあとも、やはり西田さんのおっしゃるとおりおばさん化するということはとても役に立つことだと思います。
いろんな場所に顔を出したり家事をしたり、料理教室に行くというのもいいかと思うんですけど。
続いて孤立について見ていきたいと思います。
先ほどのVTRにも家と公園の往復だけとなってしまっている男性もいましたがどうしたら、孤立を防ぐことができるのか、今回は妻の死後、孤立の危機を乗り越え、過ごしてきた男性を取材しました。
高木吉久さん、65歳です。
4年前に妻を亡くしました。
高木さんは、毎朝自宅近くの交差点で登校する小学生たちを見守ります。
もうすっかり顔なじみ。
会話も弾みます。
この黒いのな。
妻の紀代子さんはすい臓がんが発見され4か月間の闘病の末亡くなりました。
結婚してから36年間警察官だった高木さんを紀代子さんは専業主婦として支え続けました。
紀代子さんが亡くなったことで高木さんは大きな危機感を抱きました。
そんな高木さんを救ったのは亡くなる3か月前の紀代子さんの、ある勧めです。
それは自治会の役員になることでした。
高木さんは近所づきあいには、決して前向きではありませんでした。
しかし、役員になったことでいやおうなしに自治会の集まりに出かけるようになりました。
それまで知らなかった地域の人たちと頻繁に会うようになり顔見知りも増えていきました。
高木さんは、自治会の役員として町内の公園で木のせんていなども率先して行っています。
作業をする中で、近所の人たちとことばを交わす機会も増えました。
山本⇒やっぱり、孤立化を避けるということでいうと地域、なんですかね。
高木さんの場合は自治会の役員をされて本当に、うまくいっていらっしゃるからいいんですけれどもなかなか自治会の役員まで、やろうという気にならないという方、多いんじゃないですか。
河合⇒そうかもしれないですねなかなか関係作りが難しいですね。
どうすればいいですか。
家に閉じこもっていると、ひと言も口をきかずに過ごすことがありますよね。
そうではなくて、用事を作って外出することが大切だと思うんですね。
カレンダーに予定を書き入れたり予定をスケジュール化して必ずそれを実行するようにする。
子どもやお孫さんと外出したりたまには、お食事したりお友達とお茶を飲むとかということをすればいいんじゃないかなと思うんです。
何でも心に垣根を作らない何でもやってみようあれは嫌だ、これは嫌ではなくて試してみることが大切なのではないでしょうか。
あれは嫌だ、これは嫌だと言いそうになってしまうかもしれませんけれどもね。
とにかくやってみるということですね。
合原⇒意識したほうがいいかもしれませんね。
山本⇒やることですか?散歩でも何でもいいんですね。
きょうはお天気がいいから外に出てみようかということでもいいのでそうすることで人との関わりあいができるんですね。
まずは、あいさつからですかね。
事前に準備をしておくことも大切ですね。
きょうは、妻の死とどう向き合うかについて見ていきました。
福島県南相馬市小高区。
ここは、再来年避難指示の解除を予定している地区です。
この春から、住民たちによるある取り組みが始まりました。
専門家と一緒に自分たちのふるさとの汚染の状況を調べようというものです。
原発事故から3年住民が望むようには除染は進んでいません。
放射能や、将来に対する不安が募るばかりです。
ふるさとに戻れるのか、そして安心して暮らしていけるのか。
南相馬市の住民たちの取り組みを取材しました。
山本⇒忘れてはならない福島の現実です。
合原⇒東京電力福島第一原発の事故から3年3か月です。
ふるさとへの帰還に向けてのリポートです、角田さんです。
角田⇒まずはこちらの地図をご覧ください。
福島県南相馬市小高区です。
原発から20km圏内にあり現在避難指示解除準備区域となっていて再来年の4月に解除を予定しています。
そして、それに先駆けてことしの4月、同じく20km圏内の、田村市都路地区が避難区域から解除されました。
帰還が始まったものの戻った住民はことしの4月末現在で1割ほどということなんです。
そんな中、小高区の住民らは放射能の専門家を招いて帰還に関した独自の取り組みを始めました。
主に原発20km圏内から避難した人たちが暮らす仮設住宅です。
先月、その集会所で住民相談会が行われました。
放射能の専門家を招き帰還に関してさまざまな不安や疑問を聞こうと住民みずからが開いたものです。
一緒に悩みながら考えていきたい。
招かれたのは立命館大学名誉教授の安斎育郎さん。
そして、東邦大学名誉教授の桂川秀嗣さんです。
安斎さんらは、原発事故後福島県内で、毎月のように放射線の調査とアドバイスを行ってきました。
参加者から、自宅の井戸水が汚染されてはいないかという不安の声があがりました。
2時間以上続いた相談会。
質問が途切れることはありませんでした。
この会を開いた住民の代表は自分たちで立ち上がらないと将来が見えてこないと感じているのです。
翌日、安斎さんらは小高区に向かいました。
再来年の春避難指示が解除される予定です。
原発から11kmほど離れた山あいにある住宅を訪ねました。
建物周辺の空間線量を細かく測っていきます。
松倉憲三さんです。
原発事故前まで、この家で妻と父母、そして長男の5人で暮らしていました。
いちばん高い数値が出た場所の土を採り汚染の濃度を測ります。
ここが8マイクロシーベルトとかあるところですから。
この測定器で、おおよその放射性セシウムの濃度が分かります。
測定結果は1kg当たり4万2000ベクレル。
国が管理する放射性廃棄物の基準値の5倍以上あります。
自宅周りの空間線量です。
ほとんどが毎時1マイクロシーベルト。
除染の基準値の4倍以上あります。
宅地周辺だけを除染しても周囲の線量は高くすぐに生活できる場所ではないと専門家は言います。
続いて、同じ小高区の平野部にある住宅を調べました。
400年以上続く旧家。
ここも国による除染はまだ行われていません。
家主の西内真介さんです。
最も高く汚染された箇所が見つかりました。
それは雨どいの下。
0.7。
0.8。
0.8を超えるね。
0.9だね。
数値は、毎時0.9マイクロシーベルトです。
ここでも土を採って放射性セシウムの濃度を測ることにしました。
結果は、1kg当たり12600ベクレル。
国の定めた基準値の1.5倍です。
西内さんが、懸念していた井戸水も調べることにしました。
周囲から放射性物質が入るのではないかと心配しています。
採取した井戸水。
専門家が後日放射能を調べたところ検出限界以下国の基準を下回っていました。
築80年以上の母屋。
2年後、西内さんはこの家に戻るとしても気がかりなことがあります。
原発事故前まではここで、長男夫婦と孫の3世代で暮らしていました。
長男の敬さんです。
現在、敬さんは栃木県で仕事に就き家族と新たな暮らしを始めています。
西内さんは、できれば敬さんに戻ってきてほしいと願っています。
ここが敬さんの部屋。
空間線量がどうなのか測ってみました。
屋根に近い2階は、比較的線量が高い場合が多いのですが結果は1階とほとんど変わりませんでした。
西内さんの家の空間線量です。
宅地周りは毎時0.2から0.3マイクロシーベルトでした。
西内さんは、2年後この家に戻るつもりです。
そして、敬さんが帰ってきたらここをすぐに使えるようにこの春、部屋を整えました。
しかし、長男家族が戻るかどうかは何も決まっていません。
原発事故前の暮らしは失われたままです。
山本⇒地元の人たちが専門家と一緒にまさに家の中から外から一つ一つ測定していくということで非常にそういった意味では安心できる、信頼できる取り組みだと思います、これは今回1回だけですか。
これは今後も月に1回、小高区の希望者の住宅などを調査していく予定だということです。
自治会長の佐藤さんも、こうした調査結果を除染後のデータと照らし合わせて将来にも生かしていきたいとおっしゃっていました。
小高区の避難指示解除準備区域の除染なんですが、今月きのうからようやく始まったばかりなんです。
専門家の安斎さんは住民の声と今回の調査結果を踏まえて、このようにおっしゃっています。
国が責任を持って一戸一戸、除染を行うかを早め早めに示す、それを行わないと住民の将来設計が全く立たないということです。
合原⇒2年後に、除染が終わるということですが、それより詳しく出ていないということですか。
そうなんです。
いつ自分の家が除染されるのかという詳しいスケジュールが出れば、その後の改築など設計が立てやすいということで国には早めに除染のスケジュールを立ててほしいということでした。
山本⇒一歩一歩進める第一歩になるわけですね。
帰還を控える住民の新たな取り組みについてお伝えしました。
日頃の生活でのコミュニケーションをちょっぴりよくするためにそのコツをことばの達人に伺いましょう。
合原⇒「コトバのレシピ」です。
きょうのお悩みは、こちらです。
それでは、いきましょうか。
「コトバのレシピ」ただいま。
お帰りなさい、あなた。
疲れたでしょ。
うん、疲れたよ。
それ以上におなかがぺこぺこだ。
そう思って、あなたの好きなのいっぱい作ったわ。
はい、お待たせ。
あなたの好きな、から揚げ。
もっと大好きな、とんかつ。
これサービスよ、あなた。
愛情のこもった、から揚げ。
どう?おいおい揚げ物ばっかりじゃないか。
好きなものばっかりよあなたの。
何よ、何よ!一生懸命作ったのよ、私。
頑張ったのに。
いやあ、ときこな、そういうつもりで言ったんじゃないんだ。
誤解なんだ、ときこ。
あなたの、ばかばかばかばか!ときこ、ときこパンチが重いよ、落ち着いてよ。
もういい。
私これ1人で全部食べる。
やめなさい、ときこ。
ときこさん、やめなさいって。
ちょっとちょっとちょっと!ストップ!これでは楽しいはずの食卓も台なしです。
お悩みに答えてくださるのはこの方。
去年、伝え方の本を書いてベストセラーとなったことばの達人佐々木圭一さんです。
ストレートに思ったままを言ったとしてもかえって反発を生むだけです。
そこで、ことばのレシピ。
きょうのレシピは、こちらです。
感謝、ありがとうのひと言です。
ありがとうの効果こちらで見てください。
ただいま。
ああ、あなた、お帰りなさい。
お疲れさま。
いや、もうおなかがぺこぺこだよ。
はい、お待たせ。
はい、から揚げ。
あなたの大好きな、とんかつ。
そして、サービスよ。
愛情たっぷり、から揚げ。
どうぞ、召し上がれ。
ときこは本当に料理が上手だなあ。
わあ、うれしい。
うれしいわあ。
でも、たまにはヘルシーな料理も食べたいなあ。
ほら、健康のこととかもあるから。
Dialogue:0,0:57:27.81,0:57:28.50,Default,,0002014/06/02(月) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき ▽妻に先立たれた場合の心の癒やし方や生活再建を考える。[字]

シニア男性が妻に先立たれた場合、精神面や日々の生活に大きな支障が出る。心の癒やし方や生活再建について実際のケースを取材しどうすれば良いかを考える。

詳細情報
番組内容
【キャスター】山本哲也,合原明子 <中断>5:00−5:10 [字]ニュース
出演者
【キャスター】山本哲也,合原明子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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