(金子)何でもっと早くわしに相談しなかったんじゃ?この会社はのう確実に倒産するで。
(男性)早う本真社長出せ!
(小林)どうか助けると思うて堪忍してつかぁさい。
(吉良)故意にわれわれの競売を妨害すると。
(金子)はあ?
(吉良)強制執行妨害罪で告訴することになりますで?
(恒吉)金を扱うプロが素人になめられたら終わりじゃろうが!ハハハ!
(轟)何とかなりませんでしょうか?小清水さん。
(本真)うわー!踏ん張れや!守るものがあるんだったらここで踏ん張らんかい!・
(吉良)本真社長。
隠れても無駄ですよ。
社長がやっていることは違法行為です。
金には人の恨みがこもっちょる。
それを忘れんなや。
ほうか。
分かった。
(薫)どうしたの?本真がビルから飛び降りよった。
えっ?・
(読経)・
(かねの音)・
(読経)・
(読経)あっ。
(小林)奥さん。
もう中の方へ。
ここは私がやりますけえ。
(志保)いえ。
会社の取引先の方も来てくれとるんです。
私がここにおらんと失礼ですけん。
(志保)わざわざありがとうございます。
このたびはご愁傷さまです。
まだショックが残ってるはずなのに。
あいつの嫁さんはそういう女じゃ。
何を笑うとるんじゃ?あいつは。
本真さんらしいじゃない。
まあのう。
ちょっ。
中入んないの?お焼香もせず帰るつもり?わしゃ線香臭い場所が苦手なんじゃ。
何言ってんの?親友が真っ先に線香上げるべきでしょ?何?それ。
鼠商事の案件の報酬450万じゃ。
でも本真さんは…。
これからの軍資金に使え。
分かった。
わしらが銀行とケンカするのは本真商事の借金をちゃらにして再建に協力させるためじゃ。
分かってる。
私は何からやればいい?お前は本真に電話してきた相手を捜せや。
分かった。
隠れとった本真を見つけたっちゅうことは裏の人間が動いてるっちゅうことじゃ。
油断してるとこっちがかみ殺されるかもしれんで。
わしは破綻銀行をしらみつぶしに調べる。
ほんじゃのう。
アホなことしよって。
本真。
お前このまんまじゃ浮かばれんのう。
分かりそう?
(キリコ)わしを誰じゃと思うとるんじゃ?
(キリコ)こいつじゃ。
こいつが本真さんを?はい。
(キリコ)えらい羽振りがええのう。
気合入ってるから。
(豊臣)銀行相手にケンカすんだって?はい。
本真さんを自殺に追い込んだ破綻銀行をキャン言わしてやるんです。
(豊臣)君が銀行を?やめといた方がいいって。
無理無理無理無理。
悪徳弁護士は黙っとれや。
(豊臣)甘い甘い甘い甘い。
フッ。
僕はねそんな甘い言葉じゃ黙りませんよ。
(スタンガンの音)
(豊臣)ううっ!
(キリコ)チッ。
黙っとれ。
この変態弁護士が。
これぐらいやってもらわないと。
(茸本)でも薫ちゃん。
(茸本)ホントに勝てんの?当たり前でしょ。
きっちりかたにはめたるわ。
(夏目)幼なじみが死んだらしいのう。
キリコから聞いたわ。
それが何じゃ?
(抜道)破綻銀行の資料やろ?それ。
本真商事っちゅう会社のために銀行とケンカでもする気か?お前たちには関係ない。
(抜道)商売する者は銀行とは切っても切れへん関係や。
銀行とケンカしてもその会社のためにならんで。
んなことは分かっとるわい。
(冬月)俺たちに火の粉が飛ぶようなことはするなよ。
わしゃたとえ自分の家が火事になっても人のうちには火は移さんけえ安心せえや。
あっ。
金子。
ちょうどよかった。
何じゃ?本真さんに電話した相手が分かった。
やっぱりこいつか。
何でもええ。
こいつの弱みを調べろ。
分かった。
(シャッター音)
(従業員)分割でよろしかったですか?
(吉良)ああ。
1回で。
(シャッター音)
(男性)吉良さん。
東京支店とか考えてらっしゃるんですか?
(吉良)バカなこと言ってんじゃないよ。
ニューヨークだろ。
ニューヨーク。
(シャッター音)
(従業員)お会計でございます。
(吉良)ああ。
幾ら?
(シャッター音)
(吉良)ああまあいいや。
ほら。
お釣りいらないから。
(シャッター音)
(吉良)ああ。
おおー。
きたぞ。
(女性たち)キャー。
飲まないで。
(女性)えっ?一緒に頂いても?無理無理。
(女性)喉渇いたなぁ。
(シャッター音)
(吉良)おいしい。
(シャッター音)
(志保)小林さん。
(小林)あっはい。
(志保)金子君が色々動いてくれてるみたいなんだけど。
(志保)私は私でできることをしたいんです。
(志保)主人が残してくれた5,000万円の生命保険を全額借金に充てるつもりです。
(小林)ですが奥さんの今後の生活が。
誠意を見せて銀行さんにお願いしなくちゃ本真商事の再建に協力してもらえないと思うんです。
(小林)じゃがそれだけではたぶん足りませんで。
足りませんか。
ハァー。
(小林)じゃけえわしが自宅を担保に入れて2,000万円借ります。
それを提供させてもらいますわ。
(志保)あっ。
いや。
わしも銀行に誠意を見せんと先代たちに格好つきませんがな。
ハハハ。
(志保)小林さん。
(小林)そうすれば銀行の借金は残り5,000万になります。
それなら銀行も本真商事の再建に協力してくれるかもしれませんけんのう。
(志保)ありがとうございます。
(小林)ああ。
いえ。
ありがとう。
(小林)うん。
(冬月)何だ?仕事依頼してもいい?
(冬月)お前が俺に?そう。
(冬月)もうけは?取りハン以上はもらうぞ。
もうけはない。
(冬月)もしかして金子の手伝いか?そう。
ハァー。
また人助けとは成長しないやつだな。
200万出すから手伝って。
そんな金があるんなら俺への返済に充てろ。
じゃあ300万出すからお願い!仕事の内容は?この銀行員最近やたらと羽振りがいいみたいなの。
高級クラブに行ったりして。
横領でもしてると思ってんのか?その証拠をつかめないかな?やってくれる?
(小林)何とか本真商事の再建に協力してつかぁさい。
よろしくお願いします。
(吉良のせきばらい)
(吉良)いちいち説明しないと分かりませんかねぇ?
(希)ご説明します。
現在本真商事さんが当行に借りているお金は4億9,000万円です。
ここに自社ビルとご自宅を売却した3億7,000万円を充てると残金は1億2,000万。
はい。
そこにわしが用意した2,000万と社長の生命保険金が5,000万。
合計7,000万円を返済に充てます。
(吉良)うん。
見えます?ここ。
5,000万残ってるでしょう?それは最初に話したように追加融資を。
(吉良)フッ。
社長が自殺してもうて将来のない会社に5,000万の追加融資なんてアホな話ありませんわ。
なあ?
(希)はい。
正直無理があると思います。
そういうわけで残念ですが本真商事の再建には協力できませんわ。
ただ生命保険の5,000万。
借金に充ててくれるとうれしいですなぁ。
あんた何ちゅうことを!
(吉良)専務さんも社長には世話になったんでしょうから奥さんに2,000万貸してあげてうちに返済するよう勧めた方が社長への恩返しになるんじゃないですかねぇ。
(小林)ええかげんにしいや!
(吉良のせきばらい)分かりました。
まっ倒産する会社のためにそこまでする人間はおりませんわな。
ですから本真商事を再建しようなんてバカなことを考えん方がええですで?
(志保)あのう。
何とかなりませんでしょうか?あのう。
お願いします。
・神崎。
1日で証拠見つけたの?ああ。
・これは吉良が持つ3つの銀行明細書のコピーだ。
定期的に赤穂システムズっていう会社から大金が振り込まれてる。
それからこれを見ろ。
その赤穂システムズには破綻銀行から毎月金が振り込まれている。
だが実質的な取引はない。
つまりその会社は吉良が横領するためにつくった幽霊会社だ。
間違いないの?ああ。
ありがとう。
ハァー。
これでいける。
(夏目)おう。
神崎。
はい?
(夏目)金子はどうしちょるんじゃ?色々やってると思う。
あいつは親友を亡くしたんじゃけえあんまし面倒かけんなや。
分かってる。
私一人でもやれるし。
(小林)わしらの誠意をあんな態度で。
(小林)わしゃホンマに情けのうて。
何ぞあったんか?よし。
(志保)この会社はもう再建なんかできんのかね?金子君。
(吉良)本真商事の件と伺いましたけど。
経営コンサルタントの方がどんなご用件で?これ見てください。
(吉良のせきばらい)こ…こんなもんどこで!?声が大きいですよ。
(吉良のせきばらい)
(希)課長。
どうなさいましたか?お前はちょっと席外してくれるか?
(希)分かりました。
横領はまずいでしょう?ば…場所を変えて話そう。
いやいやいやいや。
ここで話しましょうよ。
脅すつもりか?まさか。
私はあなたに聞きたいことがあるんです。
何じゃ?本真社長がいた旅館に電話したのあんたよね?それがどうしたんじゃ?本真社長はその電話の後自殺した。
何言ったの?あした銀行に来るようにって。
他には?隠れても無駄だ。
あなたがやってることは違法行為だって。
本真社長はあんたが殺したも同然じゃ。
分かっとるんか?いや。
どうやって居場所調べたの?そんなん知らんわ。
おどりゃあかばちたれんな!
(吉良)あっ。
ど…。
分かった。
分かったから。
場所を変えよう。
なっ?
(希)常務。
お耳に入れておきたいことが。
ホンマじゃ!わしは常務に電話しろって命令されただけなんじゃ。
常務?ああ。
あの人が裏の人間でも使って調べたんやと思うで。
常務の名前は?破綻恒吉。
この破綻銀行の一族じゃ。
一族?ああ。
そうじゃ。
あの人はな血も涙もない人間のくず代表のような人間じゃし裏社会のやつらとも通じとるようじゃけんあんたもこんながんぼしよったら黙っちゃおらんで。
悪いことは言わんからわしの件も本真の件も手出しせん方がええ!あんたの身のためじゃ。
じゃかあしいわ!そんなこけおどしで逃げられると思うなよ?黙っててほしいなら本真商事の再建に協力しんさい。
はあ!?ううっ。
くっくっ。
できるじゃろ?は…はい!こっち向いて言わんかい?よし。
(小清水)常務。
今着きました。
(恒吉)先生。
すぐご相談したいことがありまして。
そうですか。
いや。
実は私も常務に伝えたいことがありましてねぇ。
(女性)どうもありがとうございました。
足元お気を付けて。
(男性)昔はもっとうまかったんだよ。
(女性)とってもおいしかったです。
(轟)おう。
あんた確か小清水さんとこの。
これはこれは轟先生。
先に行っててください。
(女性)かしこまりました。
じゃあ。
(轟)小清水さんにね破綻銀行の件ではありがとうございましたと伝えといてや。
破綻銀行ですか?
(轟)うん。
分かりました。
(轟)おうおう。
行こうか。
(女性たち)はい。
(轟)うん。
(女性)またお越しください。
(轟)ああ。
(女性)どうぞ。
(轟)はーいはい。
破綻銀行にはこれ以上関わるな。
金子にも言っとけ。
どうして?県会議員の轟先生を通じて破綻銀行と所長はつながっている。
つまり所長のクライアントになってるんだ。
破綻銀行は。
ちょっと待って。
それって破綻銀行が最近所長に何かを頼んだってことよね?だろうなぁ。
じゃあもしかして本真さんの居場所を調べたのは。
《あの人が裏の人間でも使って調べたんやと思うで》あっ。
所長!?
(夏目)悪いことは言わん。
やめとけや。
(抜道)所長と敵対したら終わりやぞ。
俺たちを巻き込む可能性があるから手を引け。
分かったな?所長に間違いないんか?そうだと思う。
くそ。
何で勝手に一人で行ったんじゃ?ぼけ。
結果的にかたにはめたんだからいいじゃない。
横領がすぐに見つかるような雑魚が本真の借金をどうにかできるわけがないじゃろうが!そんなの分かんないじゃない?アホが。
本真の居場所を教えたのが妖怪じじいなら今ごろそいつは。
(恒吉)お前が横領しとったっちゅうことはもう分かっとるんで。
お前は最果島支店に行ってもらう。
お前の代わりは植原じゃ。
(吉良)あっ!?最果島は空気がいいですよ。
そんな。
せっかくかたにはめたのに。
これからどうする?親玉を狙う。
そいつをかたにはめるんじゃ。
(一同)うーん。
やった。
うわー。
(恒吉)おい。
みんな。
飲め飲め。
(希)常務はお金も権力も持っとるんよ。
あんたらも仲良うしてもらいんさい。
人間は生まれたときから勝者は決まっとるんじゃ。
アハハ。
おい。
お前。
生まれてきてごめんなさいって言うてみい?
(女性)生まれてきてごめんなさい。
(一同)アハハ。
(恒吉)ハハハ!
(呼び出し音)
(呼び出し音)チッ。
出ませんね。
(抜道)今回ばっかりはまずいことになりそうやで。
(夏目)いや。
金子は所長の恐ろしさを一番分かっとるはずじゃ。
やけになんなきゃいいんですがねぇ。
これ全部一人で調べたの?ああ。
破綻銀行の常務破綻恒吉の親戚で商売やっとるやつが一人だけおる。
そいつの会社がこの野呂間食品じゃ。
この会社利益を出しとるわけやないのになぜか黒字が続いとる。
何か訳があるはずじゃ。
(茸本)訳ねぇ。
あっ!分かった!その銀行の常務に色々よくしてもらってるとかじゃないっすか?フッ。
そいつを探るんじゃ。
じゃけん今夜からこいつに張り付くで。
何で経理担当者を狙うの?
(キリコ)経理担当者が一番会社の内情をよう知っとるからじゃろ。
そうなの?おい。
腐れ。
はい。
バイトやらんか?
(茸本)あいつっすね。
一人だね。
つけろや。
ラジャー。
・
(狸)パーン。
ここで待つ?いや。
おい。
腐れ。
出番だ。
はい。
客のふりして探ってきます。
さっさと行ってこいよ。
嘘だよ。
冗談じゃん。
(狸)・「げんこつやまの」
(女性)・「たぬきさん」
(狸)・「おっぱいのんでねんねして」・お待たせしました。
失礼しまーす。
(茸本)ああ。
どうも。
って。
むむっ。
花瑠子さん!
(花瑠子)《どうぞ》
(花瑠子)和磨!
(茸本)何で?何で?何で?何で?何で?何…。
何でここいんの?
(花瑠子)前の会社つぶれてしもうたけんここで働くことにしたんよ。
(茸本)ふーん。
(花瑠子)それにしても相変わらずええ男やね。
花瑠子さんもすんごくボイン…。
いや。
ちゃうちゃうちゃう。
すごく奇麗だよね。
(花瑠子)あーん。
もう。
これも運命やね。
今日は楽しもう。
楽しもう!ハハッ。
楽しい。
ああ。
楽しい。
今が一番楽し…。
(バイブレーターの音)
(バイブレーターの音)
(花瑠子)うん?
(花瑠子)えっ?どうしたん?
(茸本)ううん。
何もない。
フフッ。
(花瑠子)うん。
・
(狸)はいはーい。
胃カメラ…。
(茸本)ねえ?あそこでセクハラしてる親父ってさ常連?
(花瑠子)うん。
よう来てくれるよ。
ぶちキモいけど。
(茸本)ねえ?花瑠子さん。
(花瑠子)うん?俺とあいつどっち取る?
(花瑠子)そんなん決まっとるじゃろ。
(茸本)むむっ。
(花瑠子)おいで。
(茸本)いいんですか?
(花瑠子)いいんです。
(茸本)むむっ。
いくんです!ゴー!ああ。
そいつの趣味でかたにはめちゃるか。
あの女ホントに協力してくれんの?
(茸本)フッ。
任せなさいよ。
薫ちゃん。
彼女はね俺のおもちゃ同然だからね。
あんたホント最低ね。
(花瑠子)あらぁ。
それなら仕方ないわ。
うーん。
まりもちゃん何かひどい風邪ひいたみたい。
(狸)そりゃ残念やなぁ。
どうする?メンツが足りんで。
(花瑠子)うーん。
あれ?あっ。
あれ?あれ?金子ちゃん。
おう。
花瑠子ちゃんか。
(花瑠子・狸)はい。
よっしゃ。
よいしょ。
(花瑠子)メンツが足りんかったからちょうどよかった。
いやー。
こっちこそ助かったわ。
うちは全員キャンセルやで。
(狸)今風邪がはやっちょりますからなぁ。
そうですのう。
ああ。
花瑠子。
(花瑠子)うん?今日もにぎるか?
(花瑠子)ああ。
狸さん。
どうする?
(狸)もちろんにぎりましょ。
ほな1打1本でええですかいのう?ええ。
構いませんで。
よっしゃ。
(花瑠子)よし。
(金子・花瑠子)アハハ。
(狸・花瑠子)うわー。
ああ。
フォアー!ああー。
今日はいけませんのう。
(花瑠子)ドンマイ。
(狸)さて次はわしじゃ。
(花瑠子)頑張って。
うおー。
ナイスショット!素晴らしい。
(花瑠子)狸さん。
おっきい。
さすがですな。
ブラボー。
いやいや。
まぐれですがな。
ヒヒヒ。
(狸)アハハ。
(花瑠子)ああもう。
頑張って。
おっ。
よし。
(花瑠子)次は狸さんやね。
(花瑠子・狸)うん。
(狸)ありゃ?
(花瑠子)うん?
(狸)ここら辺やと思うたんだけどな。
あっ。
お客さまのボールはもっと前です。
(狸)おっ!そんなに飛んだんかい!
(花瑠子)すごーい。
アハハ。
(狸)入れ。
くそ。
(ボールが落ちる音)おっ。
入った!?おおー。
ミラクル。
よっしゃよっしゃよっしゃよっしゃ。
アハハ。
(花瑠子・狸)狸さんすごい。
イェーイ。
いやー。
すっかりやられてしもうたがな。
しかしあの5番ホールのパットは見事でしたで。
(狸)あんなのまぐれですがな。
ヘヘヘ。
で結局わしがどんけつで。
まあ3打差で負けてしもうたけん。
まあ3本ですな。
そうなりますね。
んでお恥ずかしい話なんじゃが手持ちがのうて。
後日でもええですかのう?えっ?たった3本ですで?申し訳ない。
ちゃんと払いますんで。
(社員)部長宛てにこんなのが届いてますけど。
(狸)はい。
うん?もしもし?金子さん?
(狸)こんな大金送りつけてきて何のつもりですかいな?そりゃ先日の賭けゴルフの負けた金ですがな。
1打1本100万円。
3本負けたんで300万ですわ。
(狸)普通1本といえば1万円でしょうが!いやー。
わしゃ1本100万で賭けたつもりでしたわ。
ああ。
わしゃこんな大金受け取れませんで。
でも封は開けたんじゃろう?えっ?賭け金を受け取った証拠ですわ。
あんた。
け…警察に。
警察?警察に自首しに行くんですか?うん?そらまあ確かにわしらのやったことは賭博罪ですわ。
はい。
あんたも共犯やろ!それにそうや。
わしが賭けゴルフやった証拠はあるんか?この金が賭け金だと何で分かる?フッ。
証拠がないやろ?ところが証拠があるんじゃ。
キャディーさーん。
はーい。
ナイスショットっつって。
あっ!あんた!?警察にこれを見てもらって判断してもらいましょうか?ほな1打1本でええですかいのう?
(狸)ええ。
構いませんで。
よっしゃ。
ああっ!ああー!あんたらの狙いは何や?あんたんとこの経理書類をちょっと借りたいんじゃ。
それだけで全て帳消しにしますで。
(キリコ)ああー。
いつまでやっとんのんじゃ?もうおてんとさん上がってしまうで。
融資の際に銀行に出してる契約書は?ああ。
ハァー。
ああ。
あったあったあった。
はい。
これじゃ。
よし。
これで揃うたな。
ルール違反を注意しに行くで。
常務の破綻恒吉さんに渡してください。
(行員)常務ですか?お客さま?・
(ノック)
(恒吉)はい。
(総務課長)失礼します。
(恒吉)何や?
(総務課長)窓口の者が常務宛てに書類を預かったようなんですが。
(恒吉)預かり物?誰からや?
(総務課長)女だったそうです。
封筒には神崎って書いてあります。
(恒吉)おいおい。
封が開いとるやないか。
(総務課長)初めから開いていたそうです。
初めから?
(恒吉)なっ!?きた。
よっしゃ。
はい。
神崎です。
(恒吉)あんたねぇこんなことされると困るんじゃわ!いやー。
やっとお会いできましたなぁ。
どっから手に入れたのか知らんがこんな書類を無造作に窓口に預けて。
しかも中身を読もうと思うたら簡単に読めるように封もせんと窓口に預けるとはやり口が小汚いがな。
フッ。
いったい目的は何ですかいな?まあそう怒りなさんなや。
あんたに会いたかっただけじゃ。
言うとくがのう何ぼ親戚でもわしはこの野呂間食品の経営には一切タッチしとりませんでね。
親戚の会社の不祥事か何かの話なら話すことはありませんわ。
親戚会社の不祥事でも何でもありませんで。
この破綻銀行の不祥事についてお話ししに来たんですわ。
何?そりゃどういう意味じゃ!?あなたこの親戚会社へ実質的に無担保融資してますよね?野呂間食品の役員が10名。
その役員一人一人が破綻銀行から無担保で300万の融資を受けてます。
あなたの決済でね。
それはうちの銀行の規定では個人の客に300万まで無担保貸し付けできますけん。
その個人で借りたお金が全部野呂間食品の運転資金につぎ込まれてる。
どう見ても野呂間食品のために迂回融資してる。
しかもこの会社の経営が苦しくなると一部の役員を入れ替えてその役員がまた個人的に融資を受けてる。
じゃがそいつらはちゃんと利息も払うとりますし。
ご存じだと思いますけどのう。
つぶれそうな会社に担保も取らずに融資するっちゅうんは銀行に対する背任行為。
つまり特別背任罪になりますで。
ああ。
これを検察あたりが知ったらどうなるかのう?すぐ銀行を調べるでしょうねぇ。
まあそうなるのう。
ええ。
まあそうなったら大変じゃと思うてわしらわざわざ来たんじゃが。
まあ話すことがないならしかたがないのう。
はい。
どうぞ。
(薫・金子)うん。
ちょっと待ってくれ!のう?常務。
わしの相談に乗ってくれんか?どんな相談じゃ?あんたんとこが整理しようとしとる取引先に本真商事っちゅう会社があるのは知っとろう?ああ。
お宅はあの会社のビルと社長の自宅を合わせた売却額を3億7,000万と評価しとるのう。
それが適正な評価額じゃと思うとりますけん。
そこに5,000万上乗せして買い取ってくれや。
さっさすがに4億2,000万にするのはちょっと無理…。
ほうじゃ!あんたは無理をするんじゃ。
そんな。
わしが打っとるビルの賃借権は外す。
ほんで4億2,000万で銀行が買い取ってくださいや。
やっと破綻銀行をキャン言わせたったわ。
フフフ。
ヒヒヒ。
こうやってぱんってやってぱんぱん。
ぴー。
ぴー。
ハハハ。
うわー。
金子。
ちょっと。
金子?
(小清水)金子君が?
(恒吉)何とかなりませんやろか?何かお知恵を。
(小清水)常務。
私の知り合いの社長が自社ビルを欲しがっていましてね。
彼に本真商事のビルを4億2,000万円で買わせましょう。
(恒吉)ホントですか!?
(小清水)ですから破綻銀行さんはその社長の会社に4億2,000万全額融資してやってくれませんか?
(小清水)それで全て解決します。
融資ということでしたら何とか。
ところで金子君と一緒に神崎君もいたんですか?はい。
(小清水)ほう。
神崎君も。
(希)先日はせっかくの返済再建案をご提案いただいたのに前任の吉良が吟味もせずお断りをしてしまい申し訳ありませんでした。
お許しください。
(志保)あっ。
い…いえ。
単刀直入に申し上げます。
このビルと社長のご自宅を4億2,000万円で売るお手伝いをさせてください。
(小林)えっ!?あの。
5,000万上乗せしてくれるんですか!?はい。
どうでしょう?当行にお任せ願えませんか?それなら本真商事の借金全部返せるで。
そういうことになります。
会社の再建にもご協力したいと思っております。
(小林)わしゃ願ってもない話だと思いますわ。
奥さん。
はい。
あっ。
よろしくお願いします。
(小林)お願いします。
ああ。
よかったですな。
(志保)はい。
えっ!?銀行が買ったんじゃなくて客を連れてきた?専務が言うにはそういう話じゃったのう。
ハァー。
それじゃ全然銀行にダメージ与えてないじゃない?本真商事の借金がなくなりゃそれでええわい。
そうだけど。
銀行にリベンジしたかったのに。
銀行にリベンジか。
めでたいやつだなぁ。
何がめでたいのよ?俺は手を引けと忠告したはずだ。
どうなっても知らないからな。
ハァー。
もうけりはついたで。
ちょっと。
金子。
(夏目)あいつが引く理由が分からんのかい?えっ?
(抜道)所長や。
銀行に手を貸したんはおそらくあの人や。
また所長!?
(夏目)おどれもある程度は覚悟しとかなぁ。
所長にかみついたんやからなぁ。
大げさに考え過ぎだって。
どちらにお出掛けですか?金子君。
ええ。
やぼ用ですわ。
(小清水)ああ。
そうだ。
君の友人がやってる会社のビルが高く売れたそうでよかったですねぇ。
うん?あまりうれしくない?いや。
うれしいですで。
心の底から。
それじゃあ。
所長。
(小清水)はい?いつ引退されますんや?
(小清水)さていつになるんでしょうねぇ?ハァー。
ああ。
(志保)お願いします。
(小林)ああ。
(志保)ハァー。
(小林)これでやっと終わりですわ。
再出発ですな?奥さん。
ありがとうございます。
(小林)ああ。
いえいえ。
亡くなった社長に恥ずかしゅうないよう本真商事を再建せんとあの世で社長に合わせる顔がないですけんな。
はい。
あの人が一生懸命守ってきた会社ですから。
(小林)はい。
(小林)あっ。
(志保)金子君。
おう。
えがったのう。
銀行員も捨てたもんじゃないわ。
(志保)金子君が動いてくれたんじゃろ?わしゃ何にもしとらんわ。
ありがとう。
力になってくれてホンマにありがとう。
違う言うとろうが。
まっ元気でやってくれや。
うん。
ほんじゃのう。
わしが言うのも何なんじゃが。
わしらは住む世界は違うたけどお互い金を稼ごうと頑張ってきたんじゃのう。
ほんじゃがこの勝負わしが勝ったで。
ヘヘヘ。
お前んとこのこのビルじゃがわしは4億2,000万の値を付けさせたで。
お前はいくら頑張っても3億7,000万しか値が付かんかったんじゃろ?ヘッ。
わしの勝ちじゃ。
わしの。
また来るわ。
所長が近々全員で食事をしたいそうですよ。
何で全員やねん?そ…そがいなこと今までになかったじゃろうが!あいつらのせいだな。
あっ!金子!おう。
神崎。
今回の報酬の500万じゃが今月末には払ってやるけん。
なっ?それまで文句抜かすなや。
その報酬だけど250万は本真さんへの香典にして。
ああ?借金まみれのお前が半分でええんちゅうんかい?うん。
お前なんかに哀れんでもろうちゃあ本真のやつが浮かばれんで。
何よ?その言い方。
まあ取りあえず本真の代わりに礼を言うとったるわ。
ありがとな。
よし!これからがんがん稼いじゃる!フッ。
ハハッ。
ハハハ。
『極悪がんぼ』はドラマです。
法律に触れることがたくさん出てきましたが本当にやったら捕まります。
もちろん被害にも遭わないように皆さんお気を付けください。
2014/06/02(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
極悪がんぼ #08[字]【今夜決着!悪徳銀行に仇討ち!】
亡き友の残した会社を守れ!金子の懸命の工作も虚しく、銀行の圧力で自殺した本真。親友を失った金子と薫は、彼の形見の会社と家族を守るため、銀行との弔い合戦を始める…
詳細情報
番組内容
神崎薫(尾野真千子)は、金子千秋(三浦友和)の指示で、自殺した本真(平田満)に最後に電話をかけてきた人物を探し始める。真矢樫キリコ(仲里依紗)に協力を依頼し調査すると、本真に借金の返済を迫っていた破綻銀行・課長の吉良(袴田吉彦)が浮上した。薫は早速、吉良に会うと電話の件を問い詰める。吉良は、常務の破綻(佐野史郎)の指示に従っただけだと明かした。本真商事の再建をすべく薫が動き始めると、
番組内容2
破綻銀行からすぐに手を引け、と冬月啓(椎名桔平)に命じられる。破綻銀行は、「小清水経営コンサルタント」所長の小清水元(小林薫)のクライアントだからだという。しかしそれは、小清水が本真商事の一件に関係している可能性があることを暗示している。夏目大作(竹内力)や抜道琢己(板尾創路)からも手を引けと言われた薫だが…。
薫から報告を受けた金子は、破綻の徹底調査を行い、破綻の親戚が経営している
番組内容3
会社の経理部長・狸(春海四方)に目を付ける。金子は、茸本和磨(三浦翔平)に狸の行きつけのクラブへの潜入を指示。クラブにやってきた茸本は、そこで「大安ローン」の事務員だった桃尻花瑠子(井上和香)に遭遇する。「大安ローン」倒産後、花瑠子はクラブで働いているという。茸本に気がある花瑠子は、求められるままに狸の情報を教えてしまう。着々と情報が集まる中、金子と薫は意を決して破綻銀行に乗り込むが…。
出演者
神崎薫: 尾野真千子
冬月啓: 椎名桔平
茸本和磨: 三浦翔平
真矢樫キリコ: 仲里依紗
夏目大作: 竹内力
抜道琢己: 板尾創路
・
小清水元: 小林薫
・
豊臣嫌太郎: 宮藤官九郎
伊集院保: オダギリ ジョー
・
金子千秋: 三浦友和
ほか
スタッフ
【原作】
「極悪がんぼ」(講談社「イブニングKC」所載)
田島隆
東風孝広
【プロデュース】
後藤博幸
草ヶ谷大輔
【演出】
河毛俊作
林徹
石井祐介
【脚本】
いずみ吉紘
池上純哉
【主題歌】
「喧嘩上等」氣志團(影別苦須 虎津苦須)
【制作】
フジテレビドラマ制作部
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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