未来世紀ジパング【ニュースが伝えない「ウクライナ騒乱」—意外な日本ブーム—】 2014.06.02

今世界の注目を集めるウクライナ。
その知られざる素顔とは
国立合唱団の
ロシアのイメージだが…
こちらは日本でもおなじみの伝統料理
赤カブと牛肉のスープボルシチ。
実はこれもロシアではなくウクライナが元祖なのだ
そしてウクライナを代表するのがこの美女たち。
彼女たちは全員プロのモデル。
ウクライナは世界にたくさんのモデルを輩出しているのだ
この日行われていたのは
実際日本のファッション雑誌には多くのウクライナ人のモデルが起用されている
つまり日本人の脳裏に焼きつく美人が実は彼女たちだった
オーディション参加者の1人強い思いで臨んでいた
実はナターシャさん過去に一度日本を訪れていた。
これはそのときの写真
海外の雑誌で初めて表紙を飾ったのが日本だった
スリムな彼女だが涙ぐましい努力を続けている
特別なコルセットをつけトレーニングへ
日ごろの努力のかいもあってオーディションの結果この夏の日本行きが決定した
日本とウクライナのつながりはモデルだけではなかった。
こちらはムラカミ。
そしてスシ・ヤーなど
ウクライナは今空前の寿司ブーム
玉子で巻いた
極めつけは…
その経済ロール値段は300円と他の半額以下。
中には
まさに経済的
更に意外なものも沸騰していた
ウクライナ人による将棋大会。
日本将棋連盟の公認だ
ウクライナはもともとチェスの愛好家が多くそれが高じて東洋版チェスの将棋の人気が高まってきているのだ
若い女性も参加していた
決まり手がこれ
エレナさんには参加賞
将棋の駒を贈られこの表情
将棋もできて日本語も堪能なエレナさん。
首都キエフにある自宅へおじゃますることに
私のお父さんとお母さんです。
部屋に入ると早速目に飛び込んできたのは日本の文学作品
更にタンスの奥からはこんなものが。
日本の即席ラーメンだ
エレナさん去年まで日本に留学。
卒業後は日本で就職するはずだった。
しかし今その決意が揺れていた
そんなエレナさんが胸を痛める事件が起きた。
その現場にやってきた。
キエフ中心部の
ここで100人以上が命を落とした
世界を揺るがすウクライナ騒乱。
きっかけは
2月政権は倒れたものの国は2つにわかれ対立が激化
混乱は半年以上におよびエスカレートする一方だ
そのときの様子が生々しく残る場所があった
そこは犠牲者を弔う献花台になっていた
祈りを捧げる人々が途切れることなく訪れている。
ニュースが伝えない…
『未来世紀ジパング』。
今回は世界を揺るがすウクライナ危機です。
VTRにもありましたけれどもウクライナというのは意外と日本が近いというか…。
ねぇお寿司が流行ってたり将棋がブームだったり…。
他にもそういうエピソードっていうのはあるんですか?あとお土産として浴衣非常に人気あります。
日本の浴衣が?そうです。
外では誰も着ないけど…。
それでは本日の沸騰キーワードを大橋さんお願いします。
はい本日の沸騰キーワードはこちらです。
さぁこのウクライナ問題というのは今後日本にも関係してくるということですか?はいウクライナをめぐる情勢は今こうささやかれてるんですね。
ウクライナがいまや世界各国を巻き込んでその対立がかつてのそもそもなぜこんな大問題に発展してしまったんですか?そうすると今度は親EUの人たちが怒ってクーデターを起こして前政権は崩壊しました。
そうすると今度は親ロシア派の人たちが立ち上がりました。
この2つに分かれているということなんですね。
国内に大きな壁ができてしまったんですね。
気持的にはこういうふうに分かれているという…。
さぁそこで登場したのがこの人です。
でロシアへの帰属を求めたクリミア…このクリミアを併合したんですね。
これもう自分の国に取り入れちゃうと。
結構なことですよね。
だって国を…。
国境が変わるわけですもんね。
そうだよね。
世界地図もそこから変わるってことでしょ?19世紀のやり方ですね。
とんでもないよねこれ。
ロシアの強行にアメリカEUが猛反発。
日本も欧米側に同調した。
欧米日本とロシアの対立構造に…
なるほど。
独自の道。
ニュースではわからない知られざる実態に迫ります。
黄金の国よ再び。
日本からロシアモスクワを経由しておよそ11時間。
ウクライナの首都キエフで反ロシア感情が渦巻いていた
市内中心部の独立広場を拠点に軍服姿で行進する若者たち
過激な右翼集団が台頭している。
ロシアに対する抗議活動も始まっていた
若者たちが向かったのはスーパーマーケット
店内に入ると何やら
探していたのは…
すると…。
一斉に倒れこんだ。
派手なパフォーマンスで周囲の目を引きロシア製品のボイコットを呼びかけているのだ
ウクライナの名門
日本語学科は定員20人に対し300人が希望する難関。
4年生のクラスでは日本語のみで討論会が開かれる。
そこに親日家のエレナさんもいた
学生たちの本音とは…
それは誰にもわからないね。
強まる反ロシア感情。
その発端がクリミア。
わずか2か月前までウクライナ領だった。
空の玄関口シンフェロポリ国際空港。
そこで早速ロシア併合の現実が目の当たりに。
パスポートをチェックする入国管理所。
中を覗くともぬけの殻
ロシア人たちがノーチェックで素通りしていた。
クリミアといえば黒海に面した保養地ヤルタ。
ヤルタは日本にとっても歴史的な因縁の地。
1945年に開かれたヤルタ会談。
アメリカイギリスソ連の3か国で第2次大戦後の世界の構図が話し合われた。
くしくも東西冷戦はここから始まったともされている。
ウクライナの一大観光地だったヤルタ。
今回のロシア併合でホテルの予約の6割がキャンセルされた
しかし今大勢の観光客が…
穴埋めしていたのだ
ロシアのクリミアにこだわる理由が旧ソ連時代からおかれている海軍の基地
クリミアを手に入れたプーチン大統領は先月ここを電撃訪問した
圧倒的な軍事力を見せつけクリミアはすでにロシアのものであることを世界にアピールした
クリミア最大の都市に向かうと早くもその変化が…。
道路沿いには…
いたるところにロシアへの愛国心をかりたてる看板が
そして町なかの広場ではロシア国旗を掲げる市民が集まっていた
レーニン像の前でロシアを歓迎する決起集会が開かれていた
その裏では着々とロシア化戦略が進んでいた
役所のある部屋に市民が押し寄せていた
今年3月ウクライナからロシアに併合されたクリミア
ロシア化戦略が着々と進んでいた
役所の中は大混雑。
多くの市民が詰めかけていた
いったい何が?出てきた人に聞いてみると…。
袋から何かを取り出した
この日発行されたという真新しいロシアのパスポートだ
ロシアがクリミアでいち早く進めるのがパスポートの発行。
ロシア国民としての自覚を植えつけようという戦略だ
そしてここにも長蛇の列が。
そこにはクリミアの住民がロシアを歓迎する理由が…
街なかにある書店。
本よりも目立つ場所に飾られていたのは…。
プーチン大統領の写真。
今売れに売れている。
なかでも額縁つきの写真がある理由で売れていた
見えないところでもロシアの支配が進んでいた
街なかで遭遇したのはウクライナ軍の攻撃で亡くなった兵士の葬列。
棺にはロシアの国旗が
実はクリミアから緊迫するウクライナの東部へ多くの兵士が送り込まれていたのだ。
そのとき…
黒いスーツ姿の男に止められた。
取材したテープを渡せと言う
食い下がり拒否したところ何人もの男たちに取り囲まれた
別の男が口を開いた
男の正体は
諜報機関の人間だった。
ロシアの情報統制がここまで進んでいた。
そして第2のクリミアとなりかねないのがウクライナ東部のドネツク州
取材班が向かった先に検問所が見えてきた。
そこは戦闘の絶えない危険地域スラビャンスク
銃を持ったウクライナ軍の兵士が出入りをチェックしていた。
ドネツク州の入り口にウクライナ軍の精鋭部隊が集められていたのだ
ひとりの兵士が近づいてきた
検問所からわずか10分。
またもやバリケードが…
そこにはドネツク共和国と書かれた旗が掲げられている
現場の指揮官がやってきた。
現場の空気が張りつめる。
そして…。
ウクライナ人かどうか尋ねると極東サハリンの出身とだけ答えた。
彼はいったい何者なのか?
彼らが守るドネツク人民共和国はウクライナから独立宣言をしクリミアと同じくロシアになることを求めている。
これを認めないウクライナ政府。
ここにはまさにウクライナを分断する壁があった
武装集団の砦になっている
そんな独立への支持一色のドネツクで息をひそめるように生活している家族がいた。
独立には反対しているという
着々と進むロシア化に戸惑っている
ドネツク人民共和国の国旗が映し出されたロシアの衛星放送。
24時間繰り返し流されているという
そのときウクライナ軍に襲撃された検問所の様子が映し出された
我々が取材した翌日のことだった
危機と隣り合わせのウクライナ東部。
取材班は更に緊迫するロシアとの国境地帯へ
見えてきたのはウクライナ側の国境管理所
その目と鼻の先が
そのとき突然…
(警報音)
警報音が鳴り一斉に国境が封鎖。
いったい何が…
見えてきたのはウクライナの国境管理所
その目と鼻の先がロシアだ。
突然…
(警報音)
ウクライナ側で一斉に警報が鳴った。
車止めが作動し
爆弾をかぎ分ける軍用犬も出動
ここがまさに国境線。
右はロシア領。
そしてウクライナ側には土を掘り起こした跡が
その傍らには戦車や装甲車が茂みに潜み臨戦体制が敷かれていた
この2008年当時というのはグルジアとロシアが戦争をしていました。
この左腕についてるマークですね。
これによって彼がはいそしてこちらです。
こちらが今年の4月にウクライナ東部で撮られた写真なんですけれどもいかがですか?同一人物に見えませんかね。
はいこれ同一人物ではないかと見られています。
なまっちゃうのやっぱり。
ただ一方で代理戦争こそほんとに冷戦時代の言葉というか。
あちこちの国でアメリカ側ソ連側の介入によって対立が煽られたっていう感じで…。
そんなウクライナにとって最大の問題とも言えるのがこちらなんです。
はいウクライナはロシアからパイプライン経由で天然ガスを輸入してるんですね。
かなり依存しています。
このパイプラインの元栓をロシアが握ってることになるわけです。
ロシアはこれまでは割安な値段で供給してたんですね。
ですけれどもすごい上げ率ですね。
やっぱりロシアからどうしても…。
特に今こんな問題になって…。
正直日本の出番ないのかなって思うけどここで日本の出番とかないんですかね太田さんこれ何か…。
ウクライナの首都キエフに颯爽と現れた白いエコカー。
日本のプリウスプリウスパトカーだ
ウクライナ全土に1,200台の大量導入
一斉出動パトカーで驚きの成果が
ウクライナの警察で大量導入されたプリウスパトカー
日本との環境プロジェクトでパトカーの
ウクライナ警察のパトカーはこれまで旧ソ連製の古い車が多く何かと問題も多かった
これを一気に解消更に…
またエコカーの普及率を上げるため目立つパトカーでアピールしようというウクライナ政府の狙いもある
環境と省エネでパトカーも脱ロシアへ
キエフ市内を流れる国際河川
岸辺に行ってみるとそこはまるでビーチ
夏を前にだが…
川の汚染源がここ。
キエフ唯一の下水処理場
川への流出事故が頻発していた
この下水処理場旧ソ連時代の1964年に稼動し老朽化が進んでいた。
しかしウクライナ政府は厳しい財政事情で改修に手をつけられなかった
国内でも大問題となり歴代大統領も改善を公約に掲げたが実現しなかった
ここに手を差し伸べたのが日本
ウクライナへの緊急支援を決めそのうちの1100億円がここの大規模改修に投じられる
一番の問題がこれ処理しきれずあふれてしまう汚泥の処理だ。
日本の最先端技術による汚泥専用の焼却場を建設するという
完成後は電力消費も3割削減。
日本が誇る環境と省エネの両輪で支援が始まる
まぁ日本が大貢献してるんですねそこで。
それが…この環境技術。
環境外交ですね。
環境技術外交…。
実はウクライナは石炭が豊富にあります。
日本が持つクリーンな石炭火力発電の技術が期待されてるんですね。
あっなるほど。
ウクライナはロシアから天然ガス6割依存してるわけなんですけどさぁというところで今回の太田さん未来予測をお願いします。
はい私の未来予測はこちらです。
国民が選択したのは…
注目の次期大統領が目指すのは?
ウクライナ騒乱その先には…
起こらない!?言い切ってくれるんですか?よかったですね。
なんかねいつかほんとに起こるんじゃないかと思っちゃったけど。
みんなウクライナを舞台に睨み合って…。
まずEUはEUでですねロシアからの…。
たいして強く出れないですね。
これはウクライナを通ってるパイプラインこれがですね実はこう。
なるほど。
はい。
ドイツやオーストリアなどにウクライナを通ってつながってるんですね。
EU各国が消費している天然ガス。
どれくらいロシアに頼っているのかといいますとこちら。
例えばフィンランドですと100%ロシアの天然ガスに頼っているんですよね。
再生可能エネルギーの先進国といわれているドイツでさえも40%もロシアの天然ガスに依存しているんですね。
それを取られてしまうとか。
ですから経済界としてはロシアをあまりいじめてくれるなと。
そうなんです。
経済でも大きな結びつきがありますね。
EUの貿易相手国ですけれどもアメリカ中国に次いでロシアが大きい。
パックンさんアメリカの本音っていうのはどうなんでしょうね?まぁアメリカはずっと遠い国で戦争を続けてきてみんなそんなそうすると日本の立ち位置はどうなるんですか?このウクライナ危機が起きるまでは日本とロシアの関係は非常に良好でした。
非常に馬が合うともいわれています。
なので北方領土の返還交渉をプーチン大統領とするプーチンさんがいるうちにしたいというのが安倍政権の心の中だと思うんです。
でもこのままだと結局みんなロシアにははむかえないというと言うとおりになっちゃうのかなと思ってしまうんですけれども。
このウクライナ危機によってロシアの株2割落ちました。
かなりひどい状況なんですね。
みんな強気で拳を振り上げて強いことを言っていますけれどもウクライナをきっかけにこれからまたかつてのような東西冷戦が起きるような事態には至りません。
ならない。
よかったですね。
ちょっと安心しました。
非常に複雑な要素が絡み合っている世界をどうほどいていくかというのが日本の一つの進む道だと思うんですよね。
太田さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/06/02(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【ニュースが伝えない「ウクライナ騒乱」—意外な日本ブーム—】[字][デ]

世界を揺るがすウクライナ騒乱…ウクライナのニュースの裏側と意外な素顔に迫る▽ロシアに併合されたクリミアで諜報機関の存在を確認▽町中を走るのは日本製パトカー!?

詳細情報
番組内容
首都・キエフでは日本ブームが起きていた。街中には寿司店が急増し、走るパトカーは日本のエコカー、ウクライナ美人モデルたちは日本市場を目指しているという。
一方、「新東西冷戦」とも言われるウクライナ騒乱の裏側を取材。ロシアに併合されたクリミアでは、諜報機関の存在を確認した。戦闘の絶えないウクライナ東部では、サハリン出身の指揮官を直撃。しかし、取材班のカメラに銃口が向けられた…!
つづき
【ウクライナ騒乱