キッチンが走る!「満開!さくらの下で山里グルメ〜長野・信州西山地方〜」 2014.06.03

「キッチンが走る!」。
今回は長野県に山里の春を訪ねます。
残雪の北アルプス。
そして谷を埋める花花花。
旅をするのはこの人中華の鉄人。
…ではなくて息子の陳建太郎。
中国四川料理の伝統を担う若きシェフです。
初めてのキッチンワゴンの旅。
建太郎さん山里の暮らしに触れてどんな料理を生み出すのでしょうか。
初ですよ初。
ザ山奥。
長野には海ないですからね。
すごいですよね。
でもここでみんな作物を植えたり。
ここもう昔話の世界ですよね。
このね風景は。
旅の舞台は信州西山地方。
長野市の西側と小川村にまたがる山間地です。
北アルプスを望む谷あいに集落が点在しています。
標高800mまで上ると広い畑が見えてきました。
あ…何だ?あれ。
何だろう?あれ。
菜っぱ系…何か遠くじゃ分かんないっすね。
ちょっと行ってみません?行きましょう。
おはようございます。
(久保田)おはようございます。
何か畑が青々と実ってますがこちら菜花じゃないですよね?
(久保田)菜花です。
菜花なんですか!え!野沢菜って…あそっか。
菜ですね。
菜っぱか…。
何かもう漬け物のイメージしかなかったんですけどお花も食べるんですか?そうなんです。
これもう同じものなんですけどもね。
畑の緑は野沢菜の菜花。
春一番に花を咲かせます。
おいしそうですね。
こういうの見るとすぐおなかすいちゃうんで。
すばらしい。
いただきます。
いただきま〜す。
あやわらかいですね。
うん。
すっごく食べやすいですね!いやもっと春の味って言ってたからもっと苦いのかなと思ったんですけど全くですよ。
甘いかむと。
うわあビックリ。
おいしい。
かつて会社勤めをしていたころ有機栽培に興味を持ちました。
その後脱サラし実家の畑で有機農業に挑戦。
注目したのは土の中の菌でした。
こだわりがですね土着にいるこの西山地域にすんでる元気ないい菌を集めてきてそれをこう培養して増やして一挙に土に返してあげると。
有機農業なんですけど…10年20年かけて土作りするっていう方もいらっしゃるけどそうじゃなくてもう1週間あれば土作りできる…。
え!そんな感じでできるんですか。
やっぱりパワーあるんですよ。
これが微生物のかたまり?
(久保田)米ぬかともみ殻だけなんですけどね材料は。
さまざまな菌で試行錯誤を重ねた結果久保田さんは4ヘクタールの畑で有機農業を軌道に乗せました。
今では100種類以上の野菜を出荷しています。
息子の拓弥さんは高校卒業後岐阜県で2年ほど農業を学びました。
今は父親の手ほどきで有機農業に取り組んでいます。
野沢菜をごちそうしてくれるという久保田さん。
車で10分ほどの家に向かいます。
到着。
やっぱ斜面なんですね。
斜面じゃない所はほとんどなくて田んぼかこの家が建ってるスペースだけですね平らは。
平らなとこは家が建つんですね。
(久保田)そうです。
お〜きました。
鮮やか。
妻のかほ里さんが菜花をおひたしに。
こちらは4か月ほど漬け込んだ野沢菜漬けです。
父親の福衛さんも迎えてくれました。
おひたしから頂きます。
うんしっかりと食感残って。
(久保田)いいですか?うん!生で食べた時と違ってまたね甘みが一層出てきて。
このちょっとした苦みが春の本当ふきのとうに変わるような。
つぼみにほろ苦があって茎にすごく甘みがあってね。
場所によってもね味が違いますね。
いや昔からではないですね。
いつごろから?25〜26…家内と結婚した時に家内が「私は有機野菜しか食べたくない」って言い出して。
それはもう変わった嫁もらっちまった。
そっからですね。
それで家庭菜園で十数年やってそこではまり込んじゃって脱サラして農家になっちゃったという。
じゃあおじいちゃんビックリしたんじゃないですか?もう最初は大反対だしもうどえらく怒られましたね。
「先祖代々から伝わってきた畑をお前は駄目にする気か!」って。
「えらい事だ」って…はい。
「俺の年金でお前を養ってくのか!」とかって。
「すいません」とか言いながら。
当初福衛さんは有機農業に反対でした。
この地域は農地が狭く自然条件も厳しいため農薬や化学肥料が欠かせないと考えていたからです。
しかし懸命に土作りに励む清隆さんの姿に気持ちが変化。
有機農業に理解を示すようになりました。
福衛さんが今心の張りにしているのはしょう油造り。
有機農業で育てた大豆が原料です。
何とも言えない味ですね。
(かほ里)これはねおじいちゃん作なんです。
おじいちゃんが漬けた。
おじいちゃんのおしょう油なんですもんね。
久保田家特製野沢菜のしょう油漬け。
うん!おいしい!これ色から見てもっとしょう油の塩気がきついのかなと思ったんすけど全くですね。
(久保田)結構甘い感じですよね。
塩気の角が取れてすごく丸みがあるおいしい漬け物。
これおじいちゃんホントおいしいです。
(かほ里)おじいちゃんホントに上手に漬けてもらって。
昔からもうやりたかったって聞いたんだけど。
(拓弥)ああそうですね。
やっぱ…いつごろ決心したの?小学校のころからだと思うんですけど。
遊び場が畑。
遊ぶ場所そこしかなかった。
親が休みは全部畑にいたしね。
だから学校行かなくていいって言われてましたから。
もうそのぐらい。
やばい。
久保田さん一家は代々守り継いできた棚田も大切にしています。
今年から初めて拓弥さんも田んぼの手入れに参加。
祖父や父の苦労を実感しています。
でもこの手のひらちょっと気の毒になっちゃってね。
私と一緒に田んぼの…。
もう農家の手になってますか。
(福衛)この手になっちゃった。
(拓弥)いや今手汚い。
いやいい手ですよ。
(拓弥)パッキングしてたからね。
いいですね親子3代の手って。
(久保田)やばいやばい。
ちょっと並べてもらっていいですかお父さんも…。
(かほ里)みんな汚い手だよ。
あ〜いいですね。
代々受け継いだ手ですねこれね。
すごいな…。
一緒なんですよね。
僕もおじいちゃんがいて父親がいて僕3代目なんですよ。
僕もそうやって……っていう環境でしたけど。
偉大な背中が身近にあったっていうのは大きいと思いますよ。
いやでもさっき「お父さんが楽しそうに」って。
「おじいちゃんが楽しそうに」って。
やっぱそこが一番大きいんじゃないかな。
僕も見ててそうだったんですよ。
背中見ててこう…。
自然とこう農業の魅力を伝えてたんでしょうね。
春を告げる野沢菜の菜花。
そして野沢菜漬けと手作りのしょう油を頂きました。
久保田さん3代で…何かすごい似てたんですようちに。
無農薬…有機栽培に変えてっていう時もすごいいろんなそういう…あったと思うんですよ。
衝突とかそういう葛藤が。
でもうちもやっぱりそういうのあったしそういう中ですごくいいものを作ろうっていう気持ちがどんどんどんどん引き継がれてく。
陳建太郎さんは幼い時から常に祖父と父の姿を追いかけてきました。
中華の神様と呼ばれた祖父陳建民。
マーボー豆腐やえびのチリソースなどを日本に広めました。
父親は中華の鉄人こと陳建一。
この道に入って14年の建太郎シェフ。
20代半ばには中国・四川省で2年半の修業を積みました。
3年前一族が経営する四川料理店で調理部長に就任。
今も毎年欠かさず本場四川の味を訪ねています。
ありありですか。
いいですね。
一旦山を下ったキッチンワゴン。
桜。
すごいですね。
目に飛び込んできたのは…。
ジンギスカン街道って書いてあります。
ジンギスカン街道?北海道じゃあるまいし。
ここは長野ですよ。
まじか。
ジンギスカン?羊っすよね?羊ですよ。
いるんだ。
羊…。
羊だ!豚じゃないんですか?あれ。
いや…。
豚にしちゃ顔が黒いかな。
ホンマや顔が黒いのが分かる。
行きましょうよ。
僕初めて見ましたこれ。
うわあ…メェーってやっぱ言うてるよ!羊が1匹…。
羊が2匹。
羊がもう何百匹ですよ。
あ何か…羊の毛刈ってる!羊は暑さに弱いため夏を前に必ず毛を刈ります。
こちらは食用の羊だといいます。
毛伸びるまでどのぐらいかかるんですか?
(峯村)これはね去年の春生まれた羊が今初めて刈ってるんです。
1年で…じゃあ。
(峯村)これはねバージンウールってやつです。
ウール100%!
(峯村)ウール100%です。
峯村元造さんは10年前父親の跡を継いで羊農家になりました。
現在は400頭あまりを飼育しています。
ちょっとお邪魔します。
靴を消毒し畜舎を見学。
すごいな。
うわあメェーメェー鳴いてるよ。
こっちは?
(峯村)これはね去年生まれた子羊。
これからお母さんになるやつ。
こんにちは。
こんにちは。
(羊の鳴き声)羊さんだ〜!あ!結構毛がしっかりしてる。
尻尾振ってる。
尻尾振ってる尻尾。
(峯村)尻尾はねホントはねこんなに長いんですけどちっちゃいうちに切っちゃうんですけど。
北海道のイメージが強いですけどなぜこのエリアで…西山地区に。
あのですねここはもう戦前から羊がいたんです。
そんな昔から。
昔はね羊毛を取るのが目的でまあ一応軍服はほとんどウールで。
軍服用。
軍服に使うという事で…
(峯村)え〜っとね昭和5年ぐらいから。
歴史あるんですね。
(峯村)そうなんですよ。
かつてこの地方では養蚕と並んで羊毛が大きな産業でした。
昭和20年代後半には4,000頭を超える羊がいましたが外国産の羊毛の影響で需要は激減します。
そこで昭和57年食肉用の羊に転換。
肉質の良い品種サフォークが導入されました。
峯村さんは地元最大の羊農家として町おこしの期待を背負っています。
ここで2人も毛刈りに挑戦。
おお…おお〜…。
うお〜…。
結構勇気いりますよ。
結構ギザギザですもんねこれ。
すごい皮膚しっかりしてるんですね。
皮膚はね割とねすぐ切れちゃうんです。
そうなんですか?今聞かなきゃよかった。
おお!ごめんねごめんねごめんね。
ああ…初めて!これは勇気いりますわ!大体何年ぐらいでいいサイズ…でもラムとかマトンとかあるじゃないですか。
羊の場合はラムとマトンっていうものがありますよね。
ラムとマトンの間にホゲットという…。
ホゲット?
(峯村)ホゲットというくくりがありまして。
そこがやっぱり一番羊が成熟した…。
大人羊ですね。
そうですそうです。
だから今これがホゲットという…。
これホゲット?ラムは何か月まで?ラムは12か月未満。
で12か月から24か月ぐらいまでがホゲット。
それを超えるとマトンっていう形になるんですよね。
(杉浦・陳)ホゲット。
ちなみにどうやって食べるのがおいしいですか?やっぱり普通に焼いて塩つけて食べる。
それとかお刺身でねタタキで食べて。
刺身っていうジャンルもあるんですか。
刺身…オホホホ…。
あと出荷してるとこではそのお刺身をすしネタにしておすしを。
にぎりもあるんです。
羊の?俺食べた事ないな。
(峯村)それはね絶品ですよ。
僕ちょっと正直ね羊がねあんま得意じゃなかった。
得意ジャンルではなかった?得意ジャンルではないですね。
これは意外。
建太郎さん羊の肉のにおいが苦手だそうです。
へえ…。
そうなのか。
何か衝撃を受けましたね。
結構衝撃受けてますね今。
独特のにおいが気になる人も多い羊の肉。
峯村さんは草の青草が原因だと考えました。
代わりに干し草や配合飼料を与えるとにおいが消え肉のうまみを純粋に味わえるようになったといいます。
さあ果たしてそのお味は?内モモ。
これはロース。
やっぱモモはきれいな赤身なんですね。
まずはロースの塩焼き。
いい香りしますね。
もっと野性味の強い香りかと思ったんですけどもう食欲がかき立てられる香りですよ。
あ…かみやすい脂。
(笑い)もうその顔が答えです。
続いて…
(笑い)ええ…羊?おすしでも合うと思いませんか?さっき僕ごめんなさい。
正直にぎりだのって聞いてた時に「うそだろ」って思ってたんですよ。
おいしい絶対。
ホントに…握手して下さい。
握手して下さい。
ホントにおいしい!羊が苦手だったシェフも感激。
極上の肉を頂きました。
信州羊どうでした?信州の羊はちょっとやられちゃいました僕。
肉ですけど目からうろこですね。
ホントです。
ホントにもう…。
目から毛皮出そうですよホントに。
ウールが…。
ウールが出てきそうです。
ビックリした。
信州西山地方では過疎と高齢化が激しく進むいわゆる限界集落が増えてきました。
この集落も20軒のうち10軒が空き家。
4軒が独り暮らしの家になっています。
そうした中で昔ながらの結び付きを守ろうという場所があると聞いて訪ねました。
かっぽう着のお母さんたちが。
何?何?何?何?こんにちは。
何かこねてますけどこちらは何をされてるんですか。
共同の作業場で行われていたのはみその仕込みです。
大豆に塩を混ぜて何度もこねます。
この地域では家それぞれのみそ手前みそが造られてきました。
春先に仕込んで熟成させ秋に味わいます。
作業のリーダー…毎年ここで500kgほどを仕込みます。
甘い香りしますね。
おみその素だよ。
おみその素!信州みそ。
(滝澤)私たちは子供たちとか親戚とかに分けてあげたりして。
いいな〜。
ここ地元だったらみんなね自分とこのみそ食べられるんですね。
(滝澤)一回あげるとあの味が忘れられないっていってね素朴な味ですよね。
太陽君たちもお手伝い。
弾力ありますけど結構やわらかいですね。
静子さんの幼いころは大釜を持った人たちが家々を回り共同でみそを仕込んでいました。
昔からのつながりを守っていきたい。
そうした思いの人たちが集まってみそ造りに取り組むようになりました。
空気を抜くように…えい!よいしょ!よいしょ!すいませんお邪魔してます。
体を悪くしたり力仕事が難しくなった人のために仕込みも請け負っています。
・そうです!この時期になるとみんなみそ造って取りに来て。
そうです。
みその原料はすべて地元産の大豆。
西山大豆と呼ばれます。
田んぼが少ない西山地方では豆や麦が暮らしを支えてきました。
中でも豆は栽培に向いた土壌を生かして10種類以上が作られ食生活の主役になっていました。
豆って使い勝手がいっぱいありますもんね。
しかもこれだって豆腐にもなるわけでしょ。
(滝澤)それでね一番いい事はね豆ってまめったいんですよ。
まめ…?
(滝澤)まめったい。
まめったい?方言でこっちの方はね。
ホントに元気な人をまめったいっていうんだけど。
元気な人の事をまめったい。
そういう言葉があるんですね。
お母さんたちもまめったい。
みんなまめったいだ。
(滝澤)そうなんです。
それでみんな…まめったいの素を頂きましょう。
静子さんも独り暮らし。
30年以上前夫を亡くし今は子どもたちも家を離れています。
どうぞ。
これがおみそなんですけど。
きた〜。
色の薄いのは去年仕込んだ一年もの。
色の濃い方はおととし仕込んだ二年ものです。
まずは一年もの。
ああ…みそになってますね。
やっぱり一年たつと落ち着いてきて。
ちょっと違いますよね。
塩気とこうじの甘さがね生きますね。
(滝澤)そうですね。
うん…より深みが増しましたね。
全然違う。
ああ…塩しょっぱい。
一年二年でこんな味が違いますか。
いやでも何ていうんだろ。
コクっていうんですか…静子さんは10種類前後の西山大豆を育てています。
これナカセンナリだ。
(滝澤)そうです。
それからコウジイラズって私らは言ってます。
こうじがいらないくらいおいしいと。
まだこういう豆も…これも豆…。
うわあ花豆もあるんですか。
(滝澤)これ花豆なんです。
でこれは小豆です。
煮豆や煎り豆そして豆腐や納豆みそ汁ねぎみそなど西山大豆は毎日食卓に上ります。
こうやって地域の皆さん同じ境遇の方々がやっぱ助け合うっていうのが大事な事なんですね。
いろんな知恵も出るしこういう事で困るって話も出るし。
そしたらまあみんなでね助け合う事ができたら助ける。
なるほど。
じゃあこの豆も収穫とか大変だったら手伝いに行ったりとかも。
そうです。
じゃがいもじゃあ植えてやろうかとかねやります。
いやこんだけ食べてたらねまめったくなりますよ。
こんな種類があるのかと。
よく静子さんがまめったいのが分かりました。
ホントにねまめったいって言葉私も好きなんですよ。
豆が…食べてまめったいだから。
もうその象徴ですよ。
だからみんな元気なんですね。
静子さんの手作りみそそして2種類の西山大豆分けて頂きました。
驚きの連続だった食材探し。
建太郎さん何かひらめきましたか?え?肉っすよね?肉で。
肉の炊き込みごはん?塩漬けの豚肉って聞いた事ありません?ありますありますあります。
でもあのさっきホントにロース食べた時にこれちょっと豚肉なんじゃないのっていうぐらい。
でも何かまたちょっと違った…。
で香りもあるじゃないですか。
信州の香りいいですね。
そこちょっとこう塩漬けさせてもらって。
菜花も使いたいですね。
野菜は何かおいしい野菜結構いっぱいあったんで。
豆も…コウジイラズもちょっと入れて。
ふわってのっけてふたぱっとして。
多分もう4〜5分すればぱっと開けたらもういい香りが…するんじゃないのかな。
で下のおこげと食べたらもう。
全部の食材が入ったパワーもつく。
まめったく。
ああ!もう食べたい俺!山里の食材が料理人魂をかき立てたようです。
お披露目会当日。
出ましたね桜と梅と北アルプス!信州の水と空気ともう全部使っておいしい料理を。
すてきな料理を。
そうですね作りましょう。
よろしくお願いします!お願いします!春が詰まった多彩な食材。
さあ調理開始です。
まずは建太郎さんが感動した1品羊の肉をタタキにします。
ムッチムチですよこれ。
ムチムチですよホントに。
このおじいちゃんの野沢菜。
細かく刻みましょうか。
何かリズム乗ってますね。
乗ってきました。
乗ってきました?しょう油の香りがすごい…いい香りしてくる。
地元産の青ねぎにオリーブオイルを合わせます。
おいしくな〜れ。
おいしくな〜れ。
お出た!そこに手作りの野沢菜漬けを加えればソースが完成。
緑が引き立ちます。
久保田さんの自家製しょう油に…。
とうがらしと山椒を入れ四川の風味を作り出します。
湯がいた野沢菜の菜花に合わせれば中華風おひたしに。
これを花の形に盛りつけたタタキにのせて春を演出しました。
続いて2品目はスープを作ります。
ここで建太郎シェフ天ぷらの衣を作り始めました。
具は西山大豆です。
このアイデアのもとは酥肉という中華風天ぷらだといいます。
ふだんは豚肉とかでやるんですけどね。
これも僕のホントに家の…何だろう…。
昔ながらの味ですか?思い出の味というかホント今でも作るし大好きなんですけどね。
おふくろの味ならぬおじいちゃんの味?だからホントにうちの…陳家の味ですよねこれは。
続いて羊肉のロースを炒め地元産のにんじんと長ねぎで香り付け。
ここでスープじゃなくてトウバンジャン入れま〜す。
辛みのあるスープなんですね。
少しちょっと辛みでまた食欲がこう…。
おいしいですよ。
これもうおいしいやん。
これもうおいしいです。
それを煮立たせ…。
ここに…。
プラスアルファ静子さんのおみそ。
さっと…。
畑のお肉ですよ。
この大豆も…。
これでもうホント僕らまめったいですよ。
これで皆さんにまめったくなってもらいましょう。
これで煮込めば完成です。
3品目は土鍋ごはん。
まず塩漬けにした羊のロースをじっくりと蒸しました。
うわあ!脂やっぱりしっかりしてますね。
ホントですね。
やっぱホンマに白身だ。
でもほんのりいい香りが。
ここで何と羊を蒸した蒸し器のお湯が思わぬ変化。
あ!おいしい!羊のエキスが滴り落ち濃厚なスープになっていたのです。
この羊のスープを先ほどのスープと合わせると味に深みが。
更においしくな〜れ。
土鍋ごはんの準備を続けます。
トウバンジャンとテンメンジャンで野沢菜漬けを四川風甘辛炒めに。
これをごはんに混ぜます。
全部発酵食品ですね。
そうですねオール発酵。
やっぱ相性いいんですかね。
いいですよ絶対に。
うんまたこう風味が上がって。
うわあ信州と四川の両方の味がする。
いいですね合わさりましたね。
あとは土鍋を仕込めば準備完了。
いよいよ生産者を招いてのお披露目会。
お待たせしました〜!ようこそお越し下さいました。
旅の楽しさを表現した1品目。
シェフが驚いた羊のタタキ。
そして春限定野沢菜の菜花の中華風おひたし。
野沢菜漬けとねぎのソースをかけて頂きます。
いただきます!
(一同)いただきます。
・おいしい。
・中華風の…。
ちょっといつもと違う感じだと思うんですけど。
おいしいです。
このソースが絶妙に何かね肉と菜花と絡んで。
春らしいね感じのね。
菜花のほのかな苦味ともマッチするような…。
ホントにありがとうございます。
(福衛)30年ぐらい前まではうちの方でもね綿羊をどこのうちでも飼ってたんですが。
羊ですか?ええ羊をね。
一家に一頭はいるみたいな?大体3頭から5頭は。
一家に一頭じゃないんだ。
3頭から5頭。
昔はだからほら毛も売れたし子羊も売れたっていう。
もう少し香りがするかと思ったら全然におわないですね。
それはもう峯村さんのここですよ。
育て方ですね。
いろんな方にね食べてもらえるようになったらね最高ですよね。
そうですねはい。
峯村さんの肩にかかってますから。
もう重くて重くて。
続いて2品目が登場。
奥からよそっていきますね。
こちらですねまめったい汁です。
まめったい!その名も…元気みなぎる四川風みそ汁です。
羊肉に手作りみそ大豆の天ぷらと栄養たっぷり。
トウバンジャンが食欲をそそります。
ちょっと見た目はねすごい軽そうに見えるんですけどちょうど程よく仕上がってますんで。
ちょっとピリッとこの辛味がいいですね。
だしはですね羊のロース。
羊のロースをさっと炒めてそこにトウバンジャンを加えてそこに静子さんのおいしいおみそを。
イメージとしては豚汁ですよね。
ホントにそのとおり豚汁です。
中華風豚汁みたい。
メェ〜汁メェ〜汁いいですね!あれですホントに日中友好ですから。
まさにですね。
(峯村)たんぱく質ばっちりですね。
動物性と植物性と。
だから納豆にしたり。
万能ですよね。
おっと静子さんあっという間に完食。
まめったく元気でいられる秘けつっていうのは何ですか?そうですねやっぱし仕事をする。
何かお百姓だったら何か自分でやる事だよね。
体を動かす事。
すごいですね。
90代でもみんな現役なんですね。
90代はまだ…90は若い方。
若手!まだまだ頑張らないと。
まだまだ10年20年30年頑張って。
(峯村)それも豆のパワーですね。
ホントですよねみんなまめったい。
お待たせしました。
3品目。
フィナーレは土鍋ごはん。
では開けましょうか。
せ〜の…ドーン!旅で出会った全ての食材が一つになりました。
立ち上る信州の香り。
それぞれの素材が互いに引き立つシェフ渾身の1品です。
四川風に炒めた野沢菜漬けを目の前で混ぜて土鍋ごはんが出来上がり。
西山の恵み。
(久保田)地域の炊き込みごはん。
いろんな食感があってすごい楽しい!うんホントに。
ホントに素材の味だけを…みたいな。
すごい。
素材の味ですね。
またおじいちゃんの漬け物がねいいアクセントに…。
(久保田)ピリ辛にして頂いてね。
やっぱこの豆の甘みが立ってるからこの辛さとね相性いいですね。
(滝澤)とってもカラフルでごはん…。
おいしそうです色。
春の今の色です。
(久保田)中華料理って聞いて…四川料理って聞いてたのに全然スパイシーな雰囲気ってのはなくてでももちろん中華料理風なんですけどすごく和風。
僕もビックリしてます。
(滝澤)同じ材料使ってねこんなに見た目も違うしそれで味がおいしく頂ける。
想像以上においしかったんですよね。
という事はやっぱし…その技術とか伝統とかそういうものを全部しょい込んで陳さんも作って下さってるっていう。
拓弥君がおじいちゃんの話をね聞けるのは羨ましいですよ。
やっぱりそういうのがすごく自分のね財産宝物になっていくからすごいそういうのを大切にしながらね。
やっぱり限界集落ってもう今廃れてくところ…やっぱ守ってくっていう立場に今いると思うんですけど…。
改めて確認させて頂きました。
ホントありがとうございました。
ここで太陽君とシェフにとっておきのサプライズが。
恥ずかしいですけども…。
すごい…。
「太陽の恵みを受けし有き菜に陳味授かり感謝感謝と」。
この有き菜っていうのは野沢菜…有機の。
陳味というのは陳さんの味をつけて頂いた料理を…。
陳さんの味という事で。
授かった。
その意味なんですが。
「太陽の恵みを受けし有き菜に陳味授かり感謝感謝と」。
ありがとうございます。
うれしいですね。
うれしい…。
(福衛)恥ずかしいです。
ああ…俺もじいちゃん思い出した。
俺じいちゃんの事がもう…。
味とかやっぱりそういうね魂をすごく感じましたホントに。
でもね陳さんの思いが形になって届いたって事ですから。
頑張んないとな。
皆さんどうもありがとうございました。
心の旅になりました。
ありがとうございます!
(拍手)春とともにますます高まる山里パワー。
まめったい人々に元気をもらった旅でした。
2014/06/03(火) 15:15〜16:00
NHK総合1・神戸
キッチンが走る!「満開!さくらの下で山里グルメ〜長野・信州西山地方〜」[字]

北アルプスを間近にのぞむ長野県・信州西山地方。山桜が満開の季節、中国料理の陳健太郎が険しい谷を訪れ、豆や漬物、お焼きなど独特の食文化に刺激された創作料理に挑戦!

詳細情報
番組内容
長野盆地の西側、信州西山地方は重なり合った山並みの向こうに北アルプスをのぞむ美しい景観で知られる。山桜が咲き誇る季節に険しい谷をさかのぼるキッチンワゴン。豆や小麦、山菜、独特の味わいの家畜、そして、漬物やお焼きなど田んぼが非常に少ない土地で培われてきた伝統の食文化に出会う。旅人は、若き中国料理の挑戦者・陳建太郎(34)。山里独特の暮らしと旬の食材に触発されて生み出す春香る新作とは?
出演者
【出演】中国料理…陳健太郎,【リポーター】杉浦太陽,【語り】高橋克実

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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