(鍵山)最高のバディだな。
(鷹野)ナイスコンビネーション。
(夏輝)危ない!
(古雅)さすが親子。
(瞳)いつもケンカばっかりなんですけど。
事件のときにはコンビネーションがよくて。
(鍵山)不器用なとこはそっくりだよお前ら。
(明村)お前は刑事に向いてない。
(夏輝)止まれ!
(鍵山)冷たく突き放すのは息子を危険な目に遭わせたくない親心だ。
あいつは優し過ぎて自分の危険を顧みないタイプだからな。
(夏輝)人が傷つくのを見るのが嫌なんです。
(明村)お前にも多少骨あったみたいだな。
(夏輝)親父!
(明村)あれ?お前さっき俺のこと親父とか…。
(夏輝)言ってません。
(署長)チャッピーを預かってほしい。
(夏輝)確保しました。
(明村)ちょっと。
ふざけんなよ。
(富成)夏輝と明村君。
張り込み捜査を行ってくれ。
(鍵山)バディなんだからジェントルを頼ればいいだろ。
特に父親ってのはな頼られたいもんなんだ…。
(明村)確保。
(夏輝)確保。
(瞳)私が憧れたのは父がうれしそうに話す島尾刑事の姿です。
(貝塚)血は争えないものだね。
(明村)前田のやつ貝塚と接触してるかもしれません。
(貝塚)前田瞳の命は君の行動に懸かっている。
(夏輝)何が目的だ?
(貝塚)島尾明村に絶望してもらいたいんだ。
(瞳)あんたが殺したの?絶対許さない!
(銃声)
(明村)こいつがね場所を嗅ぎ当ててくれたの。
(夏輝)チャッピー。
(貝塚)最大の屈辱。
何かあいつが簡単に死ぬなんてね。
(鍵山)考え過ぎだろ。
だといいんですけどね。
(瞳)今日は何時くらいで上がれる?この間は私のせいで危ない目に遭わせたから。
ご飯おごってやるって言ってんの。
時間厳守だからね。
昨日はホントにすいませんでした。
やめろ!
(綾子)強くて頼りがいがあるので安心するんです。
(瞳)ああいうのが好みのタイプなんでしょ?違います。
(瞳)でれっとしてた。
(綾子)私のこと守ってくれますか?
(瞳)へえー。
ずいぶん仲良くなったみたいじゃん。
容疑者なんだからだまされないようにね。
はーい。
(瞳)ええ!?だよね!?
(瞳)何で?何であんたがいんの?佐原君ってそういう人だったんだ。
瞳さんこそ。
(瞳)あんたがここに連れ込んだりしなきゃ私がここにいるわけがない…。
そうとも限んない。
前田をお持ち帰りしたな?島尾先輩に話したんだ?誤解解こうとしただけだって。
(古雅)結婚します!
(一同)えっ!?結婚詐欺?
(鍵山)お前の婚約者はホントに詐欺師なんだよ。
古雅さんが危ない!
(古雅)やっぱり俺仲間信じてるんだ!
(瞳)ごめん。
全部私の誤解だった。
おっ?あの夜…。
《俺は前田のことをね女として見たことないから分からないよ》
(瞳)でやけ酒したらしいの。
どうして島尾先輩の一言でやけ酒を?好きなの…。
えっ?私島尾先輩が好きなの。
大丈夫?ああ。
島尾…。
(缶が落ちる音)
(瞳)ちょっと。
はい。
うん。
ああー。
うん。
そう。
何ででも俺にその話をしてくれたの?ああー。
前から相談しようと思ってたんだけど。
ってかタイミングを逃し続けて…。
でもだから何で俺に相談を?えっ?ああ。
同期だし話しやすいし。
あっごめん。
この話忘れて。
うん。
でもあれだよね。
瞳さんがそのう。
あのう島尾先輩のこと好きっていうのはその…。
(缶が落ちる音)あれ?どういう種類の好き…。
ハァー。
(鍵山)あちいな。
(鷹野)お疲れです。
(鍵山)おいみんな。
今日は毎年恒例の銀座署ふれあい見学ツアーがあるからな。
質問などが出た場合には笑顔で対応してくれよ。
(一同)はい…。
信じらんない。
えっ?何?この暑さ。
もうあっつい。
あっ。
クーラー効いてんのかな?こんぐらいの暑さも我慢できなくてどうすんだよ?刑事はね汗を浮かべて働いてこそ市民から信頼されるんだ。
ねえ?課長。
(鍵山)えっ?6月の暑さじゃねえな。
(鷹野)くっ!この部屋もうすぐ30℃超えっすよ。
30!?
(稲木)6月8日では観測史上最高気温です。
最高?帰っていいっすか?
(鍵山)駄目だよ。
じゃあコーヒー買ってこよう。
脱いでんじゃん脱いでんじゃん。
コーヒー買ってこよっ。
(鍵山)おーい。
ジュニア。
悪いけどな人数分のアイス買ってきてくれや。
俺は抹茶フロートがいい。
レジで買えるやつな。
(鷹野)俺アイスオレ。
しゃれじゃないからね。
あとスナック菓子頼むよ。
はい。
分かりました。
いってきます。
チッ。
何てこと。
あんた署内でちらちら見過ぎ。
えっ?私と島尾先輩。
怪しまれたらどうすんの?ごめん。
それだけ。
ねえ?ちょっちょっちょっ。
ねえ?さっき言ってた島尾先輩が好きっていうのはそのう。
恋愛感情なの?うーん。
よく分かんない。
だからあのとき相談しようと思って夕飯誘ったのに。
《潮濱橋のアマルフィってお店に8時ね》《嫌なの?》ああー。
それで誘ってくれたんだ。
相談。
何?他に何かあると思った?いや。
いや別に。
(綾子)《行かないで》《おっ?》
(綾子)《強くて頼りがいがあるので安心するんです》《いや。
そんな》
(瞳)《ああいうのが好みのタイプなんでしょ?》《違います》《でれっとしてた。
してた》《してません》いや。
だけど何かちょいちょい…。
何か俺に前から焼きもちみたいな焼いてたり…。
はっ?何それ?「何それ?」ってことも…。
何やってんの?お前ら。
いや。
コンビニに買い出しです。
うん。
私もです。
ジェントルコーヒー売り切れ。
そうですか。
もう昼飯か?
(鷹野)スカンクさんがちんぴらしょっぴいてきたんで取調室にカツ丼差し入れしてくれって。
(配達員)どうも。
(鷹野)ありがとうございます。
(富樫)おてんとさまが見逃してもこの俺は見逃さんからな。
あん!観念して白状するんだな。
(相模)痛い。
(富樫)あっ?
(相模)腹が痛え。
(富樫)腹が痛い。
ちょっと待ってろ。
(富樫)あっ!?もしもし。
今仕事中なんだけど。
後でかけ直すよ。
うん。
うん。
えっ!?ふれあい見学ツアーに来るって?それ先に言ってくれ…。
(鷹野)お待たせ…。
スカンクさん!んっ!?痛っ。
(鷹野)被疑者が逃げた!
(警察官)大丈夫ですか?
(鷹野)身長180cm。
黒のキャップの男。
(鍵山)追え!まだ近くだ。
(警察官)はい。
いくぞ。
(鷹野)スカンクさんが中に。
(稲木)誰か!
(警察官)はい。
救護係。
(鍵山)大丈夫か?タカ。
(鷹野)すいません。
(鍵山)くそ!
(稲木)被疑者発見。
A2階段で6階に下りてます。
(鍵山)おい。
これバチェラーじゃないか?
(署員)肝臓やられちゃってさ。
(古雅)ちょっとごめん。
(署員)また。
(古雅)もしもし。
(鍵山)動くな!
(古雅)えっ?えっ?
(鍵山)取調室からな被疑者が逃走。
1階の入り口裏口を全面封鎖しろ。
(古雅)ああー。
はい。
(鍵山)スカンクとタカがやられた。
えっ!?集合!入り口ふさげ!あとえーっと。
あと裏口も。
俺も罪な男だな。
はっ?あのレジの子はやっぱり俺にほれている。
(瞳)どうして分かるんですか?お釣り渡すとき両手で包みこんでくる。
俺にもそうでしたけど。
俺の方が優しく包みこまれていた。
・
(エレベーターの到着音)ハハハ。
ハハハ。
(稲木)3階付近で被疑者を見失いました。
カメラが追い切れません。
(稲木)1階は封鎖を完了したもようです。
(鍵山)現在被疑者行方不明。
(古雅)マジっすか!
(稲木)どこだ?どこだ?どこだ?
(稲木)発見。
地下1階に向かってます。
(鍵山)バチェラー。
被疑者は地下1階に向かった。
はい。
地下だ!おい!
(一同)いくぞ!はい!
(古雅)急げ!
(一同)はい!
(稲木)まずいな。
(鍵山)はっ?あれ?何だ?
(一同)うわー!?
(鍵山)あっ。
(稲木)くそ!
(鍵山)いったい何者なんだ?
(瞳)嫌!
(夏輝・明村)大丈夫?どうした?大丈夫か?何だ?ありゃ?ワーオ。
すまなかった。
いや。
私がつまずいたので。
そういうわけだ。
すまなかった…。
助けてください!停電ですかね。
助けてください!何が「助けてください」だ?携帯で誰か呼べば済む話だろう。
チッ。
何だ?お前ら。
ホントに。
あら。
あら。
俺もないや。
ナンセンスな状況だね。
(竹田)また鍵山班かよ。
(滑川)勘弁してほしいな。
あっ。
副署長だ。
(稲木)ジェントルたちは?
(鷹野)電話もメールもつながんないっすね。
(副署長)鍵山!
(鍵山)はい!
(副署長)では現状報告をしてもらおう。
(鍵山)はっ。
ええー。
捜査第一係富樫薫が公務執行妨害で取り調べていた被疑者がその富樫を襲い逃走。
それを受け署内の出入り口を完全封鎖。
現在も封鎖中です。
(女性)ふれあい見学ツアーやるんですか?
(男性)何が起こってるんですか?安心してください。
(男性)安心できないよ。
(古雅)大丈夫ですから。
(鍵山)被疑者はその後電源室に潜入し署内の主要電源を破壊。
現在予備電源に切り替わっています。
これにより署内の主要な機器以外は使用不可。
エレベーターなどは使えない状態です。
低層階の窓の付近には署員が待機。
署内からの脱出は不可能であると思われ被疑者はどこかに潜伏しているか署の職員を装っている可能性があります。
(署員)そんなことはいい。
特徴は?身長は180cm。
黒のキャップということ以外は不明です。
(署員)どういうことだよ?富樫が目覚めしだい報告いたします。
鷹野さん。
見たんでしょ?
(鷹野)すいません。
見逃しました。
(竹田)あんた何やってたんだよ?カツ丼運んでただけだよ。
(滑川)はっ?顔は見てないのか?入った瞬間後ろから襲われたんで。
あっそうだ。
監視カメラに被疑者映ってたでしょ。
(鍵山)被疑者は帽子をかぶっており顔の特徴までは。
(怒声)
(副署長)静粛に。
静粛に。
(稲木)副署長。
よろしいでしょうか?
(副署長)何だ?
(稲木)犯人と署員を見分けるソフトが完成しました。
モニターを注目ください。
これには署員の簡易なプロフィルが入ってます。
見知らぬ人物を見掛けたら名前を聞いて即検索。
プロフィルが出ない場合は即確保。
この方針でいかがでしょうか?急いだ方がよろしいかと思います。
この中にも被疑者がいる可能性がありますから。
取りあえずそれでいこう。
がお前らの責任問題であることを忘れるなよ。
(鍵山)はい。
(副署長)各部署全力で被疑者を確保するんだ。
(一同)はい!
(副署長)以上。
うーん!ナンセンス。
開けて出ようとしたときにエレベーターが動きだしたら挟まれる危険性がある。
よく見とけ。
まずは停止できる階がないかチェック。
さっきの停電が原因か。
予備電源は作動しているとすると…。
(呼び出し音)
(男性)はい。
こちらニチエイエレベーターサービスです。
こちら銀座署。
御社が管理するエレベーターが作動しなくなりました。
今すぐ救助をお願いします。
(忍)すいません。
ふれあい見学ツアーはなくなったんですか?
(竹田)すいません。
中止です。
(功太)えっ?何かあったんですか?
(滑川)それは言えません。
申し訳ございません。
(男性)楽しみにしてたのに。
(忍)中に身内がいるんですけど全然連絡つかないんです。
連絡くれるように…。
(竹田)だから今は無理です。
(女性)どうにかなんないの?せっかく来たのに。
(滑川)今は緊急事態で駄目なんですよ。
(男性)責任者を呼べよ責任者を。
(男性)お前らみたいなやつじゃな話にならねえんだよ。
「お前らみたい」って。
(男性)早く責任者呼べよ。
(竹田)だから今はそんな状況じゃないんです。
(作業員)あのうすいません。
(竹田)何?
(作業員)ニチエイエレベーターサービスの者なんですが。
駄目です。
今誰も入っちゃ駄目。
でも緊急連絡が入ってるんです。
(竹田)どんな事情があっても駄目なものは駄目。
中止です中止。
(功太)残念ですね。
(忍)ねっ。
(母)こら!ヒトシ!中に入ったら駄目だって言ったでしょ。
ごめんなさいね。
何で一人でいっちゃうのよ?みんな心配するでしょ。
(功太)1・2・3・4…。
(忍)8人きょうだい!?
(滑川)父ちゃん。
(竹田)頑張った。
ここは?
(鍵山)医務室だ。
(富樫)痛てて…。
被疑者は?
(鍵山)今署員総出で捜索中だ。
(富樫)あいつ。
(一同)ちょっとちょっと…。
(富樫)寝てられるか。
うっ。
(一同)臭っ。
・
(ドアの開く音)
(署長)何てことしてくれたんだ。
(鍵山)署長。
誠に申し訳ありません。
(署長)お前はいい。
富樫。
やってくれたな。
(富樫)責任は取らせていただきます。
(署長)当たり前だ!銀座署始まって以来最大の失態だ。
1時間後には本庁のお偉いさんが責任の所在をはっきりさせるためにやって来る。
(鍵山)ちょっと待ってください。
部下の責任は上司である私の責任です。
被疑者を確保できなければ私が辞表を書きます。
(署長)何言ってんだ?お前。
(富樫)課長。
こういうものは本人が…。
(稲木)1枚じゃ足りませんか?では私も書きます。
(富樫)チェイサー。
1時間以内に捕まえればいいだけの話だ。
じゃあ俺も書くよ。
結婚詐欺のとき助けてもらったしな。
(富樫)バチェラー。
(鷹野)1・2・3・4。
じゃあ俺で5枚っすね。
(富樫)タカ!
(署長)お前らの気持ちは分かった。
だがな被疑者を確保できなかったときは厳しい処分が下るから覚悟しとけ!
(一同)はい。
(鍵山)15時までか。
ハァ。
それにしてもあちいな。
あっ。
ちょっと。
どうした?ここで飲むのはまずいかと。
どこで飲んでもうまいものはうまい。
そうじゃなくてトイレ行きたくなったらどうすんですか?あり得ない。
もうちょっとしたら救助が来るだろ。
でもコーヒーには利尿作用が。
お前は口うるさいしゅうとか。
俺ぐらいになるとトイレには行かない。
アイドルか。
うん。
みんなの憧れだからアイドル。
分かりました。
好きに飲んでくださいよ。
ああー。
うめえ。
知りませんからね。
来ないですね。
来るって言ってんだからおとなしく待ってろ。
暑くないですか?空調が作動してないんだろ。
ああー。
息苦しいほど暑いです。
息?今日は観測史上…。
しゃべるな。
はい?呼吸をするな。
死んじゃうじゃないですか。
このままじゃ全員死ぬ。
はっ?酸素がなくなる。
あのう。
(夏輝・明村)シッ!通じ合ってる。
うわ!?汚っ。
何で!?何?ちょっと何でですか?いきなり。
お前今俺の頭に汗落としただろ。
自分のはいいけどね他人のは嫌いなんだ。
潔癖出ました。
潔癖。
潔癖じゃない。
奇麗好きなだけ。
シッ!しゃべり過ぎです。
酸素なくなります。
俺はね酸素がなくなるよりね人の汗に触れる方が嫌い…。
黙った。
自分だって酸素気にしてるじゃないですか。
うん?目の感じは?
(富樫)彫りが深い。
うん。
深い。
(稲木)鼻は?
(富樫)シャープな感じだ。
(稲木)口は?
(富樫)うーん。
無精ひげもあったな。
(稲木)そして帽子もかぶっていたと。
(富樫)そうです。
(稲木)総合するとこんな感じだ。
(富樫)何だこれは?
(鍵山)ナンセンス。
富樫。
顔以外に見た目の特徴はなかったか?
(富樫)入れ墨。
(鍵山)入れ墨?腕にサソリの入れ墨があった。
(稲木)サソリか。
(署員)ご苦労さまです。
(古雅)はい。
(古雅)うん?すまん!
(古雅)君に見覚えがないのだが調べさせてもらっていいか?
(警察官)はい。
(古雅)名前は?
(警察官)大門栄介です。
失礼。
ご苦労さまです。
(警察官)ご苦労さまです。
(鷹野)あれ?稲木さんのソフト使ってるんすか?
(古雅)そうそう。
検索の時間ドキドキだよ。
犯人だったらどうするんだよ!?
(鷹野)それが目的でしょ。
(古雅)おい待てよ。
(鷹野)はっ?
(古雅)一人にしないでよ。
怖いんだよ。
(鷹野)じゃあトイレ一緒に行きます?
(古雅)でもな連れションってのも嫌なんだよな。
(鷹野)めんどくさっ。
もう行きますよ。
あっ。
あの人怪しい。
(古雅)あっ?ちょっと君。
早くしてね。
名前は?どうしたんです?
(明村・夏輝)シッ。
あのう。
(明村・夏輝)シッ。
言いづらいんですけどあのう。
今どきのエレベーターって酸素なくなりませんよ。
空気が抜ける構造なので。
はい。
だよねだよね。
はい。
何が「だよね」だよ?さっきまで一緒に…。
今どきのエレベーターですよ。
今どきのね。
前田さん。
そういうの早く言ってくれ。
いや。
「シッ」って言われたので。
すまん。
でどうしたんですか?本格的にまずくなってきた。
おしっこ。
だから言ったじゃないですか。
飲むなって。
言ってないね。
言いました。
トイレ行きたくなるから飲むなって言ったじゃないですか。
自由に飲んでくださいとも言った。
ごちゃごちゃうるさいからですよ。
何?駄々をこねればお前は何でも言うこと聞くのか?ろくな親にならないんだよ。
お前みたいな男は。
何だ?その目は。
別に。
何だよ?言いたいことあるならはっきり言ってみろよ。
なあ?おい。
おい。
頼む。
黙らないでくれ。
はい?何かしゃべってないと込み上げてるんだ。
涙がですか?うん。
同じようなもんだ。
いいから何か話題を。
ああーっ!?ああー。
気持ちいい。
話題を。
どうか話題を。
ああ。
それは空ですよ。
だからいいんじゃないか。
まさか。
もう限界だ。
耳ふさいで向こう向いてろ。
いやいや。
無理です。
絶対入りきりませんから。
やってみなきゃ分かんないだろ。
とってもナンセンスですよ。
己のカッコ悪さを学び人は初めてカッコ良くなるんだ。
もうすぐ50なんだからたくさんもう学んだでしょ。
おしっこに年齢は関係ない。
もはや意味が分かりません。
そんだけカッコつけてる余裕があるんだったらねまだ我慢できる!ああー!?ああー!?もう我慢できない。
(鷹野)あのう。
すいません。
こういう事態なんで顔確認させてもらっていいですかね?・はい。
分かりました。
そうだ。
誰もが盛り上がれる話題を見つけた。
盛り上がれる話題?恋愛についてだ。
佐原。
好みのタイプを言ってみろ。
えっ?好みのタイプとか言われても。
やっぱお前前田のことが…。
違います。
今言いますから黙っててください。
黙ってるのはつらい。
すぐ言いますから。
えっと。
髪は短め。
うんうんうん。
それで目は細めたれ目ぎみで。
うんうんうん。
性格は弱気な子がいいです。
嘘をついたな。
瞳孔が拡張してる。
ノリの悪いやつだな。
次前田。
えっ?私もですか?お前しかいないだろ。
ほれ。
少し癖毛でいつもおしゃれに気を使っていて少し変わり者が好きです。
前田。
お前まさか?佐原のこと好きなの!?
(夏輝・瞳)はっ?だってそうじゃんね。
癖毛でさ俺があげたカッコイイジャケット着てるしさ。
事情聴取のときに泣いたりするさちょっとおかしな…。
うっ!?うん?まさか。
(稲木)大丈夫なのか?
(富樫)俺にも捜査させてください。
富樫。
おい2人とも。
ちょっと見てくれ。
(富樫)はい。
(鍵山)さっきサソリって言ってたよな?
(富樫)はい。
(鍵山)これ本庁からの情報だ。
見覚えあるか?この入れ墨です。
(鍵山)そうか。
まずいな。
(鷹野)あのう。
まだですかね?
(メールの着信音)
(鷹野)うっ!?もう限界だ。
そっち向いてろ。
はい。
ここでしたら駄目ですよ。
そんなルールない!ルールというか常識です。
助かった。
何やってんの?やけになんないでください。
空き缶つくるだけだ。
本末転倒です。
飲んだらまた出ます。
あっ!?苦っ。
お前俺のために?ああー!?苦い。
ああ!?何てことを。
最後の望みが。
もういいや。
失礼します。
(古雅)何?どうした?
(警察官)脱走した被疑者かなりの凶悪犯で全国指名手配らしいです。
(古雅)嘘でしょ。
(警察官)何十人と殺してるのに情報は腕にあるサソリの入れ墨だけらしいです。
(古雅)そんな…。
(警察官)顔を見ただけで殺害されたとの噂もあります。
えっ!?じゃあ会って顔を見ない方がいいんじゃないの?
(古雅)長えよ。
かなりヤバい状況になって…。
(撃鉄を起こす音)
(古雅)まだ見てないよ。
(古雅)でもなぁ。
・
(署員)何か物音しなかったか?・
(署員)そっちの方だ。
何やってんの?ここのつぼが尿意を抑えるのに効くんです。
うん?そういえば効いてきたぞ何か。
効いちゃった。
よかったです。
おっ。
全然効いちゃった。
ほら。
はい。
はい。
俺のせいだ。
(稲木)どこへ行く?
(富樫)ああ!犯人を見つけてぶっとばす。
(稲木)負傷しているお前には無理だ。
(富樫)だからって逃げ出すわけにはいかねえんだ!
(鍵山)富樫!
(鍵山)自分を責めても何も変わらんぞ!俺が悪い。
俺がいけない。
俺が俺がって。
自分しか見えてないだろ?いつも言ってるとおり家族なんだから俺たちを信頼しろ。
痛みを分け合うのが家族の務めだ。
家族と思ってるから迷惑掛けたくないんす。
(富樫)お前か!違うな。
すまん。
お前か!どこだ?おりゃ!・
(オサム)父ちゃん。
(富樫)うん?
(オサム)父ちゃん。
オサム!お前こんなとこで何やってんだ?
(オサム)父ちゃんに会いにみんな来てるよ。
(富樫)えっ!?そうか。
じゃあ母ちゃんのとこ戻ろうか?なっ?よいしょ。
ああ!?どけどけ…。
(富樫)すいません。
すいません。
(富樫の妻)あんた!
(富樫)あっ!
(子供たち)父ちゃん!
(富樫の妻)あんたその頭。
(富樫)俺のことはいいよ。
それよりふれあいツアー中止になったんだっぺ?オサムがいてびっくりしたよ。
(富樫の妻)急に電話が切れて心配だったんでしょうが。
ごめんなさい。
そうだね。
(富樫の妻)どんだけ心配したと思ってるの?中どうなってんのよ?
(富樫)ごめん。
それだけは言えねえんだ。
ここは危険だから早く帰った方がいい。
なっ?俺は大丈夫だから。
父ちゃん刑事の仕事頑張ってくっから。
・
(功太)富樫さん?ケガ?
(富樫)ああ。
大丈夫だ。
ああ。
富樫さんのご家族だったんですね。
(忍)あれ?一人足りなくないですか?
(富樫)えっ?今連れてきたとこだぞ。
オサム。
タダシ。
ツヨシ。
ケン。
ユウ。
コウ。
ハナ。
(富樫の妻・富樫)ヒトシがいねえ。
(功太・忍)えっ!?
(富樫の妻)父ちゃん捜しに中に入ったのかもしんねえ。
(富樫)嘘!?つぼ効いてこないじゃないか。
ううー。
さあ夢のある話をしよう。
エレベーターが開いたら世界が滅びていたらどうする?えっ?どうする?どうする?世界中に俺たち3人だけしか生き残っていなかったらどうする?どうする?びっくりするでしょうね。
チッ。
お前どこまで真正面しか見ない人間なんだ?もっと考えることがあるだろ。
何ですか?考えることって。
うん?食料のこととか子孫のこととか。
それ壮大なセクハラですよ。
前田を取り合って俺とお前が争うことに…。
これ以上続けたらここ出たときに後悔しますよ。
こういうときにこういう状況でしかできない話じゃないか。
じゃあ前田。
どっちを選ぶ?ええー。
やめましょうよ。
そんな質問。
楽しいと思わないのか?楽しいの先輩だけですよ。
おーい!おーい!もっと今を楽しめ。
お前の人生にはライブ感というものはないのか?ひよっこのひよはなひよっこだけの意味ではなくひよってる意味も込められてるんだ。
何の話をしてんのかまったく分かりません。
このひよっこめ!もうひよってていいじゃないですか。
みんな先輩みたいな人間ばっかじゃないんですよ。
我慢しながら大切なものを傷つけないようにささやかに生きてる人だっているんです。
自分自身が傷つきたくない人間の意見だな。
人を傷つけるぐらいだったらひよってる方がましです。
刑事とは思えない一言だ。
人を守るにはな時には人を傷つけなければいけないことだってあるんだ。
(警察官)こちらです。
おい。
開けて。
(警察官)はい。
・
(物音)
(鍵山)俺たちが先陣を切る。
もしもの場合は突入してくれ。
(一同)はい。
(鍵山)せーのでいくぞ。
(稲木)はい。
(稲木・鍵山)せーの。
動くな!
(鍵山)おい。
大丈夫か?
(稲木)ひどい出血だ。
(鍵山)救護係呼べ!
(一同)はい。
急げ。
(稲木)じっとしてろ。
(鍵山)くそ。
(署員)備品庫にて重傷者を1名発見。
交通課安堂勇次巡査。
各局宛て。
単独行動はすることなく捜索は慎重に実施するように。
(富樫)どけ!早く…。
(隊員)道を空けてください。
(警察官)うわ。
マジかよ?
(警察官)まだ捕まんねえのかよ?
(滑川)でも潜伏する場所はほとんど残ってない。
(警察官)竹田さんは?
(滑川)別件でめちゃくちゃ忙しいんだ。
(警察官)すいません。
5階のロッカールームの奥から変な物音が。
(滑川)えっ!?
(警察官)こっちです。
(一同)いくぞ。
はい。
・
(物音)
(滑川)こんな大役俺だけでいいの?
(滑川)よし。
(滑川)大丈夫か?またあいつの仕業か?
(富樫)こんなときにヒトシまで。
・
(隊員)大丈夫ですか?もう少しです。
(滑川)名前は?
(警察官)交通課の安堂勇次です。
(滑川)じゃあさっきの負傷者は?
(隊員)頑張ってください。
てめえ!
(富樫)うおー!
(銃声)
(富樫)よいしょ!
(富樫)痛くない!痛くない!痛い!?・
(警察官)確保しろ!
(富樫)いけ!何だと!?
(稲木)どうしたんですか?
(鍵山)はめられた。
さっき備品庫で助けたやつが被疑者だった。
(稲木)えっ!?
(富樫)また署内に取り逃がしました。
あと課長すいません。
うちの息子が署内で行方不明のようなんです。
(鍵山)何だと!?お前さっきから静かだな。
まさかトイレ…。
違いますよ!何が違うんだよ?なぜ即答した?佐原君もしかして?違うよ。
瞳孔開いてるよ。
楽になれ。
お前もトイレに行きたいんだろ?はい。
(古雅)うわー!?
(鷹野)ああー!
(古雅)何だよ!タカ。
(鷹野)ビビり過ぎですよ。
(古雅)おい!絶対拳銃取り返すぞ!
(鷹野)もちろんっすよ!はい。
あのう。
ずっと待ってるんですけどまだ来ないんですよね。
俺の苦しみが分かっただろ?邪魔をするから罰が当たったんだよ。
(男性)でもこっちにも何も連絡が入ってないんですがね。
俺んだよ。
今しかないんですよ。
ここでするなって言っただろ。
あっ!?お前使えなくなっちゃったじゃないか。
使えそうだな。
使えそうですね。
ここは取りあえず休戦だ。
協力し合おう。
そうっすね。
早く開けろ。
分かってます。
分かってる。
早く。
早く!早く!早く!早く!あっ。
ああー。
バカ。
お前。
使えなくなっちゃった。
だって焦らすから。
(瞳)あのう。
詳しくは分かんないんですけど何か署内で大変なことが起こってるみたいです。
うん。
くそ!
(古雅)うわー!?
(鷹野)うわー!?
(古雅)またお前かよ!
(鷹野)もう時間がないっすよ!1+1は1。
1+1は2。
もう駄目かもしれない。
復旧した?復旧した?助かったか?ちょっと待て。
どうした?何ですか?どうしたんですかこんなときに?俺こいつ知らないんだけど。
そりゃ知らない人もいるでしょ。
そんなのは。
お前署内の人間じゃないな。
そうなんですか?俺はね署を出入りする人間の顔全部覚えてんの。
ああそうっすか。
そりゃよかったですね。
こいつ怪しいぞ。
(相模)お前ら殺して脱出する。
大変なことって。
これだったんですね。
(相模)おい。
ああー。
じゃあお前から。
(突き破る音)
(富樫)うわー!?富樫さん!?
(富樫)何何?どした!?何か降ってきましたけど。
(富樫)俺降ってきた?はい。
(富樫)あっ。
ジェントル。
ジェントルじゃん。
(富樫)うん?
(富樫)確保!確保!
(富樫)確保!確保!お前どっから来た?
(鍵山)約束の時間は過ぎました。
責任は私が取らせていただきます。
(バイブレーターの音)
(鍵山)んー。
失礼。
はい。
(鍵山)分かった。
(鍵山)今被疑者を確保したと。
少し遅かったようですね。
(署長)そのようだな。
(鍵山)失態はありましたが富樫が連行してきたから凶悪犯を逮捕することができました。
何とぞ富樫の処分は…。
14時59分被疑者確保。
(鍵山)えっ?チャッピーの借りは返したぞ。
ありがとうございます。
ああ。
私だ。
本庁の方々にはお引き取り願え。
(富樫)おい。
おい。
ヒトシ見つかったか?・
(忍)すいません。
迷子です。
(功太)近くの公園で遊んでるところを保護しました。
(ヒトシ)父ちゃん!
(富樫)ヒトシ!バカ野郎。
(子供たち)父ちゃん!父ちゃん!
(富樫)大好きだよおい!大好…。
おっ。
さすが未来の警察官。
どいて!どいて!どいてどいてどいて!何で!?俺が先。
俺が先だ。
俺が先だ。
あー!どいてくださいよ。
ああー!?2014/06/03(火) 21:00〜21:54
関西テレビ1
ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜 #08[字]
「密室大パニック!!」
佐藤健 渡部篤郎 忽那汐里 高橋克実ほか
詳細情報
番組内容
佐原夏輝(佐藤健)は、前田瞳(忽那汐里)から島尾明村(渡部篤郎)が好きだと相談を受け、言葉を失う。自分の席に戻ってからも、つい明村と瞳に目線がいってしまう夏輝。そんな夏輝の態度をみかねた瞳は、鍵山謙介(高橋克実)に頼まれ買い出しに出かける夏輝の後を追いかける。そこへ偶然やってきた明村も含め、3人はコンビニへ向かった。
一方、銀座署の取調べ室では、富樫薫(皆川猿時)が公務執行妨害で捕まえた
番組内容2
相模修吾(中野裕太)の取調べを行っていた。すると、相模が電話で背を向けた富樫にイスを武器にして襲い掛かる。さらに、差し入れのカツ丼を運んできた鷹野浩次(KEIJI)にも襲いかかり逃走を図る。
鷹野からの報告を受け、鍵山はすぐに銀座署全出入口の完全封鎖を指示する。直後、電源室に向かった相模が機械を壊したことで署内中が停電となる。予備電源で主要機器はかろうじて動いていたが、
番組内容3
コンビニから戻って署内のエレベーターに乗っていた夏輝と明村と瞳は閉じ込められてしまう。管理会社に連絡をするが、銀座署が封鎖されているため入ることができないと分かる。
やがて、医務室で目を覚ました富樫が相模の腕に入れ墨があったことを報告。総動員で相模の捜索にあたる中、古雅久志(田中哲司)は見覚えのない制服警官に声をかけるが…。
出演者
佐藤健
渡部篤郎
忽那汐里
・
吹越満
田中哲司
皆川猿時
KEIJI(EXILE)
・
広瀬すず
草村礼子
・
及川光博
・
高橋克実
ほか
スタッフ
【原作】
雫井脩介「ビター・ブラッド」(幻冬舎文庫)
【脚本】
小山正太
小峯裕之
【プロデュース】
中野利幸
【演出】
金井紘
谷村政樹
長瀬国博(FILM)
【主題歌】
Mayday「Do You Ever Shine?」(A−Sketch)
【制作】
フジテレビドラマ制作部
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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