連続テレビ小説 花子とアン(57)「乙女よ、大志を抱け!」 2014.06.04

(黒沢)ここに社長はいません。
お帰り下さい。
伝助の炭鉱でガス爆発の事故が起こり怒りを募らせた男たちが乗り込んできました。
(蓮子)ごきげんよう。
私に何かご用でしょうか?・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」貴様白蓮とかいう名でくだらん本ば出しちょるらしいな。
くだらん本?読んでから批評なさって下さいね。
あの本にいくら金かけたんか。
お前だちが道楽できるとはわしらが命懸けで石炭ば掘りよるおかげやろうが!ご婦人に何をする!貴様何者か?私は新聞記者です。
このような無礼な振る舞い記事にしますよ。
ああ上等たい!ばってん新聞に書くとならわしらの怒りも全部書けよ!お前だちのぜいたくのために仲間が命落としたとたい!心よりお悔やみ申し上げます。
けがしてもう働けんごとなったもんも大層おる!それは…お気の毒に…。
私お見舞いに伺います。
どちらの病院でしょうか?見舞いやと?ふざくんな!お前だちが仲間ば殺したも同然やろうが!責任ば取れ!どこにおると社長は!
(嘉納)やめんか!わしの留守中に土足で上がり込むとは何たる無礼か!お…俺たちの話を聞こうとせんとが悪いとたい!誠意を見せろ!そうじゃ!分かった。
話は聞くき。
タミ座敷の方に。
(タミ)はい。
こちらにどうぞ。
怖か思いさせてすまんやったな。
大丈夫か。
あなた。
仕事の場におなごは邪魔やき。
わしもガキの頃から真っ暗い穴ん中はいつくばって石炭掘りよった。
そやきお前らの苦労も仲間を思う気持ちも誰よりも分かっちょるつもりたい。
皆さんが来るち分かっちょったらいろいろと用意しちょったばってんこげなもんしか用意できんとですけどこらえちゃんなっせ。
(嘉納)近いうち必ず話し合いの場を持つきそん時までにそちらの要望をまとめちょってくれんね。
私許せません!はい?ろくに話し合う事もしないでお金を渡したんじゃ何の解決にもならないでしょう!これがこの家の昔からのやり方ですき。
あんな大金を勝手に支払うなんて!うちは旦那様から信用されて預かっちょるとです。
それが何か?妻である私にそんな口を利いていいと思っているの!?妻!妻らしい事やら何一つしよらん人は人形らしゅう黙っちょきゃあいいとたい!何ですって…。
2人ともやめんか。
先に奥様の方が手を出したとですよ。
離しなさい!とんでもねえ伯爵家の娘ばい。
ハッハッハッハ。
こんな家にいたら私だっておかしくなります!あ〜痛か。
(伝助の笑い声)「主人にとって私は床の間に飾られた人形にすぎないのです。
どんなに財産があっても生きがいのない毎日はむなしい。
今すぐにでも逃げ出したい。
けれど…」。
(嘉納)俺たい。
ちょっとよかろうか。
何でございましょう?今日はいろいろすまんやったな。
もう結構です。
よく分かりました。
私がこの家でいかに軽く見られているか。
何を言いよるとか。
爆発事故の事すら知らされていなかったんですよ。
お前は…仕事ん事は知らんでいいと…。
どうかなさったんですか?いやどげんもない…。
あっ!あなた!誰か!早くお医者様を!あなた!あなたしっかりして下さい!
(医者)当分しっかり安静にさせちょって下さい。
はい。
嘉納さんはこの地にはなくてはならんお人やき何かあったらすぐ知らせちゃんなっせよ。
どうもありがとうございました。
旦那様お気の毒に…。
主人に触らないで下さい。
主人の看病は私が致します。
お湯も沸かせんげな奥様が旦那様の看病げな…。
出てってちょうだい!ほら早く!何しよっとですか。

(嘉納)ううん…。
ご気分はいかがですか?だいぶようなった。
うっ!ああ…。
まさかお前が看病しちゃるとはなあ。
倒れてみるもんばい。
今は仕事の事は忘れてゆっくりと静養なさって下さい。
召し上がりますか?ああもらおうか。
熱っ!あ…ご…ごめんなさい!熱か。
蓮子が柄にもなく夫の看病をしている頃はなは…。
「あなたはいつになったら安東花子の名前で本を出すのですか?グズグズしているとおばあちゃんになってしまいますわよ」。
「物語を書きたい。
何か書かなければ」と焦れば焦るほど自分にいらだってしまうはなでした。
(吉平)あれっからももは何か言ってたけ?
(ふじ)何かって?ふんだから北海道の縁談の事じゃ。
別に何も。
ふんじゃあ朝市のこんは?ほのこんはほっといてやれしって言ってるじゃん。
(戸が開く音)何でえ?もも。
(もも)夕飯出来たけんど…。
お姉やん遅えな。
また教会の本の部屋ずらか。
きっとほうずら。
おら呼びに行ってくる。
気ぃ付けろし。
(朝市)はな?
(朝市)はな。
こんなとこで寝てたら風邪ひくら。
ボコみてえな顔して…。
朝市さん…。
大好きな朝市の心の中にいるのは自分ではない事をももは知ってしまったのです。
ごきげんよう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/06/04(水) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(57)「乙女よ、大志を抱け!」[解][字][デ]

怒りの収まらない炭坑夫たちが蓮子(仲間由紀恵)に掴みかかろうとした時、伝助(吉田鋼太郎)が帰宅し話し合うことに。同席を許されなかった蓮子が様子をうかがっていると

詳細情報
番組内容
福岡の炭鉱でガス爆発が起こった事を全く知らされていなかった蓮子(仲間由紀恵)の元へ、炭鉱夫たちが怒鳴りこんで来た。ひるみながらもき然とした態度で対応する蓮子に、怒りの収まらない炭鉱夫たちがつかみかかろうとした時、伝助(吉田鋼太郎)が帰宅する。座敷で話し合うことになるが、蓮子は伝助に「女は邪魔だ」と言われ、入れてもらえない。蓮子が様子をうかがっていると、女中頭のタミ(筒井真理子)が思わぬ行動を…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,伊原剛志,室井滋,窪田正孝,吉田鋼太郎,土屋太鳳,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:18211(0×4723)