ひるブラ「未来につむぐ 最高峰の手織物〜茨城県結城(ゆうき)市」 2014.06.04

生字幕放送でお伝えします♪〜
結城紬、つむぎの王様です。
着崩れしない軽やかな着心地。
鮮やかな色と模様。
女性は、よりあでやかに。
男性は、よりりりしく。
♪〜
今も、すべて職人の手仕事。
未来へと紡ぎます。
イエーイ!つむぎ!つむぎ!イエーイ!つむぎ!つむぎ!
紛れもなく「ひるブラ」が始まっております。
藤井さん、結城紬ばっちりと決まっておりますね。
ありがとうございます。
僕、ちょっと初めて着させていただいたんですけどすごい柔らかいんですよね。
フィットしますよね。
私も身に着けているジャケットもやっぱり結城紬。
このブローチも。
これ本当に体にフィットして着崩れしないんです。
僕、あんなに激しく踊ったにも関わらず全然。
着付けていただいたままです。
機能だけではありませんよおしゃれ、すてき、ご覧ください。
実はお着物もそうなんですがお二人がつけてるイヤリングも結城紬なんですよね。
すべて手作りでつむぎの最高級品王様といわれていますし国の重要無形文化財でユネスコの世界文化遺産世界も認めたつむぎなんですよね。
きょうは宝ともいうべき結城紬の奥深さと今も進化を続ける結城紬の未来を見ていきたいと思います。
茨城出身の磯山さやかさん結城紬、もちろんご存じですよね。
私も2回ほど着させていただいたことがありますけれども本当に軽いですよね。
着心地がいい。
だから、ダンスも着物着ているのが不思議なぐらいというか軽やかでしたよ、とっても。
でしょ!窮屈さゼロでしょ!これね、踊ったあといただけるって聞いたんで本当に楽しく踊らせていただきました。
そんな約束してませんから。
だそうです。
結城紬って着物だけじゃないんですね。
驚きました。
きょうは、ふるさとですからご一緒に魅力を伝えていきましょうね。
この地域でつむぎ作りが盛んになったのはこの土地の、よさというのがあるからなんですね。
結城市の東部には大きな川鬼怒川が流れております。
この周辺は川がもたらす肥沃な土壌に恵まれているんです。
桑の木の栽培と養蚕の歴史は少なくとも1200年以上といわれているんですよ。
農閑期には多くの農家がこぞって結城紬を織っていました。
古くから結城紬はこの地域特産の高級品でしてほらほら、「上と為す」と書いてあるでしょ。
今の結城紬というのはこの町、茨城県結城市とお隣、栃木県小山市が大きな産地になっているんですね。
結城紬がつむぎの王様と呼ばれるわけはその着心地のよさなんですがきょうは秘密を見ていきたいと思います。
私たちが来ているこちらは機を織る機屋さんなんですけどもまさに、つむぎがこの中で生まれているんですね。
こちらは創業80年ということです。
歴史ありますね。
その手作りの様子をご覧いただきましょう。
この、さやかさん手つむぎの、よさ。
この結城のつむぎの着心地のよさを作るのが手で紡ぐ作業なんですね。
手でやってるんですか。
機械でやっているイメージがありますけど実は、手なんですよ。
これ、繭をほぐして人の手で糸を紡ぐ。
これが昔から変わらない結城紬の特徴なんですよね。
でも、とっても細いですよね。
切れたりしないんですかね。
やっぱり、ベテランの方でも切れるんですけどもまたつなぐことができるんですね。
だけど、同じ太さでおけの中、見てください。
あれだけの量をつないでいく手で紡いでいくというのがすごさなんですよね。
普通は、機械で糸は紡いでいくことが多いんですけども結城紬は、やっぱり手の力なんですね。
ちょっと見ていただきたいのがこのね、よってるんじゃなくて唾液で優しく固めてるだけなんですよね。
お水など使わずに。
そうなんです。
指先を、ぺろっとなめてらっしゃる。
これが、その秘密なんですよね。
とても繊細な作業です。
本当に捻りを入れていませんからこれを延々、延々とつないでいくっていうのはものすごい綿密な作業なんですね。
着物一反分だと2〜3か月分紡ぎ続けなきゃいけない。
そのよさというのは、糸の軽さ、柔らかさを大事にするためなんですけどそれが、もとになる…。
これが繭をほぐしたものなんですけどこの時点で軽いんですけどちょっとね引っ張りますね。
で、簡単に楽々伸びてしかも、一回、開くとほら、ふわっふわなんです!
空気みたいでしょ。
この軽さがあるから結城紬は非常に軽く柔らかく、着心地がいいという理由がここに、あるわけですよね。
この軽さをねまさに糸にしても伝わるように紡いでらっしゃるんですよね。
この柔らかい着心地っていうのはここからきているっていうことなんですね。
ここは大事なところなわけですね。
今、とてもシルクの糸機械で作る糸というのと比べてみましょうかね。
こちらが機械ですね。
シルクという感じですね。
つやつやと光沢があるそういう仕上がりなんですけど。
こちらがそのつむぎの糸なんですよ。
持ってみると本当に軽いんですよ。
ふっかふかなんですよね。
これも手で紡いでいるからこそなんですがこれを、さやかさんもう少し拡大して写真で見るともっとよく分かるんですけどもこちらが、今、機械で作った糸それをよっているものなんですけど硬い感じというか締まってますよね。
隙間がない感じですよね。
一方で職人さんが今、紡いでいる結城の手作りの糸ってこんな状態なんですよアップで見ると。
結構、複雑に空気が入りながらも複雑に絡み合っているところもあるんですね。
隙間がたくさんあってしかも、けばだってますよね。
だからこそ動いても着崩れしない絡み合ってフィット感が出るらしいんですね。
手仕事の技ですよね。
その糸を作り続けてらっしゃるのがこの地元の達人のお一人塚原さんです。
ふだんは、家で作業をされてるんですがきょうは、特別にこちらの機屋さんのほうに来ていただきました。
ちょっと、これ僕も体験してみたいですね。
よろしいですか。
はい、どうぞ。
やってください。
これね、体験すると難しさが藤井さん、分かりますからさやかさん、よく見て。
切れないように応援してあげてくださいよ。
頑張ってくださいね藤井さん。
こうしました指をなめました。
これを、こう…。
うまいですね。
うまいですか?これ、大丈夫ですか。
あれ…。
指をこうしちゃだめなんですよね。
なでるだけなんですよね。
ねじっちゃいけないんですね。
ねじっちゃいけない。
塚原さん、どうです。
うまいです。
これ、うまいですか。
先ほどは、ちょっと細かったんですけどね私と太さが同じようで…。
こうは、どうでしょう…。
あまり長くやっちゃうとだめなんですね。
ちょっと助けてもらっていいですか。
それが実際、塚原さんだとどんな感じになるんですかね。
もう一回戻すんですね戻して上から、もう一回足して。
この作業40年されてるからこそこれはとにかく、忍耐が必要な作業ですよね。
一人前になるまでどのくらいかかるんですか?ある程度糸が出来るようになるには。
2年くらいしないと…。
2年からが大変でしょうでも。
最初は、とれますけども太くなったり細くなったりするので。
整ってますもの。
見事です。
ありがとうございました。
繊細な技なんですよね。
この糸を今度、反物にするのがまた結城紬のまさに技の真骨頂なんですよね。
織りですよね。
織っていきますよ。
こちらの部屋になります。
さやかさん、こちらがですね繊細な糸を織る地機
(じばた)織りと呼ばれる織り機なんですけどもまさに、古い織り機の原型なんですね、これは。
この、お姿ご覧いただきたいんですがこれ、縦糸なんですが実は、ここに横糸というのが走っていくんですがこの縦糸を織るために引っ張ってるんですが普通ならばよくあるのは機械で引っ張るそうなんですがご覧ください、これ腰で引っ張ってらっしゃる。
腰の力で?えー!
これには理由がありましてね。
手で紡いだあの細い糸やっぱり切れやすいんですね。
繊細ですから。
だから、ずっと突っ張ってる状態ではできないので、腰、体ごとですね一番いい張りの、いい状況を調整しながら初めてぴんとした糸の状態になるんですね。
体全体で作ってるわけですね手と腰と。
神経、結構使いますね。
神経、使います?
そうですね。
集中してますからね。
一方で、さやかさん繊細な糸なので今度丈夫にする必要がありますね。
それが横糸になるわけなんですが見せていただいていいですか。
横糸がつながっているところ。
なんていう器具でしたっけ?

(ひ)という。
これが、横糸なんです。
これを縦糸の間に滑らせていくわけなんですね。
これを入れることで丈夫にしていくんですが。
この密度が細かいんですよ。
そのためには普通は機織りはここだけでトントンと押し込むだけなんですけど先ほどの杼という道具でぎゅっぎゅと入れるところです。
この作業がね。
しっかり打ち込むんですね。
ここでしっかり打ち込んでいかないとあとから結構、ほつれたりとかもするっていうことですか?
変わってくるんじゃないですかね。
だけど、繊細な糸をしっかり打ち込むからこそ柔らかくて軽くてだけど丈夫な布になるわけなんですね。
ありがとうございました。
やっぱり地機織りと手つむぎの糸にこだわり続けているからこその究極があります。
それは究極の柄なんですよね。
さやかさん、柄をね見てください。
ものすごく細かくてきれいなんです。
きれいなんですよ。
これプリントしてあるわけじゃないですもんね。
ちゃんと織ってって。
繊細な柄ですね。
すごい細かい。
柄は、ちゃんと一つ一つ、点に見えるようで図面のほうを見てください。
さやかさん、図面の職人さんがさしている図のほうね。
こうやって模様があるんです。
亀の甲羅に似てませんか。
亀の甲羅に似てますし一本の線で描かれているんじゃなくて描かれてるだけでなくて点々で描かれてるとか細かいですね。
これが、亀甲という亀の甲羅を描くんですけどこの布に…。
再現されてるんですよ。
しかもとりわけ今、見ている柄というのは200亀甲という最高級の柄でしてこの反物の幅この幅200個この亀甲が並ぶほどの細かさという、まさに…。
気が遠くなる、究極ですよね。
気が遠くなるでしょうこれは。
私がきょう着せていただいてるのもこちら、亀甲柄なんですよね。
この辺とか、全体的に亀甲柄となっています。
これも大変だ。
でも、きれいですね。
きれいですよね。
これが、さりげないつむぎのよさなんですね。
でもね、この柄ってねものすごく難しい手間のかかる作業なんですよ。
ちょっと外山さんにも教えていただきますが糸に、一つ一つ色が付いているんですよね。
縦糸、横糸もそうなんですよね。
この糸は縦糸なんですが今度は横糸も見ましょう。
付いてますね。
これを、でも合わせていくっていうことですよね。
そのとおり、今合わせていただきます。
見てても当たり前ですけど全然、分からないんですがこれを完成図を想像しながら合わせていくわけですもんね。
一本一本。
そんなことができるんですね。
本当に微調整しながらですからね。
大変なことなんですよね。
外山さん根気いりますよね。
そうですね、細かいので。
でも柄が出来てくるにしたがって楽しいです。
これは本当に細かいですね。
ご協力ありがとうございました。
さやかさん、この、ひし形一つね外山さんが一日とっても調子よく頑張ってようやく、ひし形一個出来るぐらいという。
もともと色が付いてるのはこういうふうに糸張ってから付けるんですか?それとも…。
これは、糸を張る前に糸にも細かい色を付けて…。
先に付けてから合わしていくという。
だからもう、この柄の色もそうですし手つむぎのもそうですしこの地機織りもそうですがもうね、気の遠くなる作業でようやく反物が出来るのが結城紬なんですね。
大切に着たくなりますね。
この機屋を営んでらっしゃるご主人の外山さんです。
よろしくお願いします。
改めて繊細で奥深いお仕事ですね。
約40工程ぐらいあるわけですがその一つ一つの工程に糸に手を加えたりまた、糸の状態を見たりしてものづくりしてくとそういった中で織りあがったものというのは本当に風合いのいい軽くて、すばらしいものが織りあがるのかなと思っているところです。
本当に恐れ入りますという作業ですよね。
ありがとうございました。
こうして本当に繊細な柄が生まれているんですがだからこそ、新しい可能性が今誕生しているんですね。
これをぜひご紹介したいんです。
まさにですね結城紬の進化系というべきアイテムの数々。
きょうは、こちらに用意していただきました。
今ですね、結城紬は和風で着物として着るだけじゃないんですね。
さやかさん、見てください。
テーブルセンター。
結城紬ですよ、柄が。
なかなか高級感がありますからふだん使いは、ちょっとって思いますけどいいですよねモダンな感じがして。
柄によって洋風になったりもするんですね。
これだとね洋風のテーブルにも合いますでしょ。
それからクッションも。
かわいい!これ全部ですよね、もちろん。
結城紬が一部使われています。
だから、結城紬ですから肌触りというかね。
もちろん実用性は高いですしおしゃれですよね。
気持ちよく昼寝できそうですよ。
和風の着物の帯のほうも非常にファッショナブルに今、なっておりまして涼しげな。
これは、海外の手織りの布と結城紬をコラボレーションしたパッチワークなんですよね。
直線的なデザインで涼しげでいいですよね。
結城紬とほかの海外の。
今の季節に、いいですよね。
それから、男性にもぜひ、身に着けていただきたいふだん使いできるもの。
私が最初に着ていたジャケットありますがネクタイも、こんなに。
鮮やかな色合いですてきですよね。
男性が着ていたらこのネクタイきれいですね格好いいですねって言われてこれ結城紬なんだよって言われたら、それだけで恋しちゃいますね。
やっぱりそういうもんですか。
名刺入れなんかもあります。
先ほどの亀甲柄がいい風合いですよね。
おしゃれ度アップ。
磯山さんのハートはつかんじゃうと。
かもしれません。
女性にも、もてますね。
かわいらしくて。
さらに、ご紹介したいのがこちら。
プリーズカムイン!イエーイ!
女性もダンスをしてくださったお二人でございますが。
こちらはストールで。
この風合いがいいですよね。
色も鮮やかです。
どうですか?
きれい。
思わず、きれい!大事ですね、きれいなのはね。
きれいといえばさやかさん、ネックレスにもなっちゃってます、今。
どういうふうになってるんですか?これは。
この、手つむぎの糸で作ったネックレス。
しかも軽いんですもんね。
疲れずに、おしゃれできるっていいですよね。
軽やか。
色合いが鮮やかでいいですよね。
目を引きます。
こんなふうに今、結城紬はどんどん広がってますよ。
お着物はもちろんですけどもそれ以外にも広がってますのでぜひ、お使いいただきたいと思います。
本当に身に着けて楽しむものですからね!いいよね?
うん。
かわいいですよね。
踊ろう!
(黒沢)ここに社長はいません。
お帰り下さい。
2014/06/04(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「未来につむぐ 最高峰の手織物〜茨城県結城(ゆうき)市」[字]

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、紬(つむぎ)の最高峰として知られる結城紬。手作りの伝統を守りながら、現代にもマッチさせようという、結城紬の奥深さに迫る。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】藤井隆,【コメンテーター】磯山さやか,【司会】藤崎弘士 〜茨城県結城(ゆうき)市から中継〜
出演者
【ゲスト】藤井隆,【コメンテーター】磯山さやか,【司会】藤崎弘士

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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