(テーマ音楽)大草原に造られたブラジルの首都。
天才建築家の傑作が次々に誕生しました。
南米ブラジルの中央標高1,200mの高原に広がる首都ブラジリアです。
人口180万。
20世紀の半ば無人の大草原に僅か4年で造られた人工都市です。
世界でも例を見ない過去を持たない首都です。
町全体が世界遺産に指定されています。
ブラジリアの設計はパイロット・プランと呼ばれています。
上空から見ると飛行機の形をしています。
未来へ羽ばたくという意味が込められています。
整然と区画整理された町は20世紀の都市計画のモデルでした。
ブラジルを代表する建築家…この町の主な公共建築を設計しました。
町の中心にはニーマイヤーが手がけた国会議事堂があります。
中央にそびえるのが28階建ての議員会館。
直線的なデザインが特徴です。
国民の声を受け止めるという下院はおわんの形をしています。
こちらは下院で集めた声をまとめるという上院です。
どちらもコンクリートの曲線美が特徴です。
40年かけて完成した…ニーマイヤーが「自由な曲線」と呼んだデザイン。
20世紀のコンクリート技術の発達によりもたらされました。
内部には柱がありません。
湾曲したコンクリートが柱と屋根を兼ねる事で広い空間を作り出しているのです。
ニーマイヤーは自然との調和を大切にしました。
曲線のデザインは自然と溶け込んでいます。
軽やかで流れるような曲線により建築に新しい風を吹き込んだのです。
ニーマイヤーはもともと直線的なモダニズム建築を手がけていました。
しかしブラジリアの開発計画に呼ばれ長年温めていたアイデアを発表します。
それは女性や自然が持つ曲線美を建築に取り入れる事でした。
無機質な直線でなく官能的な曲線こそが宇宙を構築していると考えていたのです。
そして誕生したのが彼の最高傑作といわれる…湾曲したコンクリートの柱。
これも内部の空間を広く取る技法です。
その先は祈りをささげる人々の手を表しています。
高さ36m。
4,000人を収容する事ができます。
天井は外光をふんだんに取り入れるため全てステンドグラスで覆われています。
ニーマイヤーが目指した宇宙です。
空には平和を表す3体の天使が舞っています。
ニーマイヤーは言いました。
「女性は人生のふるさとであり女王である」。
2014/06/04(水) 22:45〜22:50
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ブラジリア〜ブラジル〜」[字]
曲線の未来都市 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
曲線の未来都市 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:18311(0×4787)