NHKスペシャル ミラクルボディー W杯(1)ネイマール “変幻自在”の至宝 2014.06.05

(歓声)変幻自在に相手を切り裂くドリブル。
(実況)ネイマールのシュート。
いきなり決まった!いきなり決まった!ネイマールのシュート。
予測不能な一発必中のシュート。
(実況)シュートした!決めたのはエースネイマール!主役は誰なのか世界に宣言するネイマールのゴール。
サッカー王国…ネイマール!ネイマール!今月から祖国ブラジルで始まるFIFAワールドカップで最も注目される男だ。
そのプレーの特徴は相手の予測と反応をはるかに超えたしなやかな身のこなし。
それは捕まえたくても捕まえられない蝶のようだ。
ネイマールとは一体どんな男なのか。
最新の科学と撮影技術でトップアスリートに迫る「ミラクルボディー」。
今回はワールドカップの優勝候補ブラジルとスペイン。
トップ選手の肉体と精神の秘密を解き明かしていく。
1回目はブラジルネイマール。
1m75cm。
64kg。
華奢な体から変幻自在なプレーはどのように生まれるのか。
世界のスーパースターがその肉体をカメラにさらす。
ネイマールネイマール!去年6月ブラジルで開かれた…世界の強豪が集まるワールドカップの前哨戦。
ネイマールは世界のスーパースターとしての地位を不動のものにした。
初戦の相手は日本。
それは開始3分の出来事だった。
(実況)ネイマールのシュート!いきなり決まった。
いきなり決まった。
早くも主役に躍り出ようというネイマールのシュート。
待望の瞬間。
(歓声)この大会4ゴールを決める活躍で最優秀選手に選ばれた。
(歓声)世界を驚かせたのが誰にもまねする事のできない変幻自在のドリブル。
(歓声)その特徴は相手の裏をかく多彩なフェイントだ。
相手の股下を抜く。
ボールに触らずに翻弄する。
上体を揺らし逆をつく。
華奢な体は奇想天外な動きの組み合わせによって初めて輝きを放つ。
ネイマールと対戦した日本代表のディフェンダー内田篤人選手。
次々と繰り出される足技に翻弄された。
最大の武器だと思っている。
ネイマールの変幻自在なプレーはどのように生み出されているのか。
徹底解剖する。
その舞台はスペイン・バルセロナ。
ネイマールは去年から世界屈指の強豪チームバルセロナに所属している。
世界のスーパースターとしのぎを削りながらその技に磨きをかけている。
10か月に及ぶ交渉の末ネイマールの肉体を世界で初めて科学の目で解析する事が許された。
撮影場所に選ばれたのはふだんは別のチームが使っている練習グラウンド。
(ファン)ネイマール!突然現れたスーパースターに人々が群がる。
初めての肉体解剖にも余裕を見せるネイマール。
ネイマールを狙うのは最先端の撮影機材と分析機器の数々だ。
1秒間に2,000コマ撮影できる超ハイスピードカメラ。
肉眼では見えない一瞬を記録する。
アスリートの動きを360度の超広角で捉える特殊なカメラも用意。
全身につけたマーカーで体の動きを記録するモーションキャプチャー。
そのデータから関節や筋肉の僅かな動きを分析する。
自分の体を深く知る事で更なる進化につなげたいとネイマールはリーグ戦の合間を縫って撮影に協力してくれた。
まず分析するのはドリブル。
スペインリーグのディフェンダーを相手に1対1の状況で抜いてもらう。
(取材者)OKです。
もう一度詳しく見てみる。
最初に見せたのはペダラーダ。
自転車のペダルを踏むようにボールをまたぐフェイントだ。
スピードを上げたかと思うと急ブレーキ。
そして足の裏でボールを操る。
あたかも相手を弄んでいるようだ。
最後はシャペウと呼ばれる最高難度のフェイント。
ディフェンダーは全く反応できない。
注目すべきは2つの足を同じように使うボールさばきだ。
ネイマールは利き足の右足と左足を交互に使っている。
多くの選手が利き足に頼る中でネイマールはどちらの足でもボールを自在に操る事ができる。
ネイマールは左右両足を自在に使ってくる。
しかも…抜く時に使う足技も毎回違うから…簡単に置いていかれてしまう。
とにかく難しい相手だったよ。
ネイマールは相手を惑わすフェイントをいくつ持っているのか。
自転車をこぐようにボールをまたぐ…足の外側で触ったあとすぐに内側で方向転換する…ボールを足で挟んで浮かす…相手の股下を抜く…ボールを蹴り出しその逆サイドから抜く…そして…その数は自分でもいくつあるのか分からないという。
その時の状況に一番合うフェイントをやってみて抜けなかったら別のフェイントを出す。
その繰り返しだよ。
実際に使うフェイントをいつ思いつくかは自分でも分からないな。
考えてやっている訳じゃない。
自然に出てくるんだ。
なぜ無数のフェイントが無意識のうちに出てくるのか。
更にその秘密に迫る事にした。
ネイマールが入るのは脳の活動を分析する特殊な医療機器。
実際のプレーをイメージした時脳のどこが活動しているのか。
その部分が赤く示される。
イメージするのはドリブルでディフェンダーを抜く動きだ。
ネイマールの脳にある特徴的な反応が現れた。
同じスペインリーグの選手と比較するとネイマールは左側に赤い部分が多く見られる。
その事は何を意味するのか。
長年アスリートの脳を研究してきた内藤栄一さんはここにネイマールの変幻自在なプレーの秘密が隠されていると言う。
左の脳には複雑な体の動きをつかさどる大事な機能がある。
ネイマールの左脳を別の角度から見る。
まず点滅した部分で状況に応じたいくつかのプレーを準備する。
次にその中からベストのプレーを選び出す。
そして実行へ。
この一連の作業をネイマールは繰り返していた。
その場その場でこの戦略がいいのか例えばこのドリブルがいいのか…相手の裏をかくために次々と繰り出される巧みなフェイント。
それは卓越したアスリートだけが得る事ができる脳の働きによって支えられていた。
ネイマールの類いまれな能力はどうやって培われたのか。
そのルーツを探る事にした。
ネイマールが幼少期を過ごしたブラジル南東部の町サンビセンテ。
小さい頃から年上の子どもに交じってボロボロになったボールを追いかけていた。
子どもの頃のネイマール。
体が小さく足もそれほど速くなかった。
そんなネイマールにサッカーを勧めたのは自らもプロ選手だった父親。
繰り返し息子に言っていた言葉がある。
どんなにつらくてもサッカーを楽しめ。
そこには父親自身の苦い経験があった。
プロとはいえ3部リーグにいた私の給料は安定せず家族を養うだけで精いっぱいだった。
ミスにおびえとてもサッカーを楽しむ余裕はなかったんだ。
だから息子には好きなサッカーを思い切りやるように言ったんだ。
ネイマールが地元のチームに入ったのは6歳の時。
入団の申込書が残っていた。
父親が選んだのはサッカーではなくフットサルのチームだった。
当時の映像が残されていた。
巧みなドリブルで相手を翻弄するネイマール。
少人数で狭いコートで行うフットサルはボールに触る機会が多い。
ここにネイマールの原点があった。
最初は大きな相手に倒されてばかりでサッカーを楽しめなかった。
でもフットサルでドリブルを磨いた事で相手をかわせるようになり楽しいと思えるようになったんだ。
それをあの時学んだんだ。
フットサルチームのコーチ…ネイマールに次々と難しい課題を与えていった。
褒められるのがうれしくてネイマールは多彩なフェイントを身につけていった。
子どものうちは勝たなければいけない責任はないけれど楽しむ責任はあると思う。
ネイマールはサッカーを楽しめるようになりその気持ちが体の動きをよくしていったんだ。
体格のハンディを乗り越えたネイマール。
サッカーを楽しみながら多彩な足技とそれを引き出す脳の力を育んでいった。
ネイマール!ネイマール!ネイマール!蝶のように舞うネイマール。
誰をも惑わすその体に更に科学の目で迫っていく。
ネイマールの全身につけられたいくつものマーカー。
体の動きをコンピューターで解析するモーションキャプチャーだ。
1対1で抜き去る時のネイマールとディフェンダーの動きを詳しく見る。
モーションキャプチャーでは関節や筋肉の細かい動きがリアルに再現できる。
そこから導き出されるのが選手の下にある点重心だ。
ディフェンダーとのずれを見る事でどれだけ裏をかいているのか分かる。
同じ実験を元日本代表でドイツの1部リーグでプレーする乾貴士選手にも行い比較する事にした。
まず乾のドリブル。
緩急をつけて抜こうとするがディフェンダーも必死についていく。
重心の動きを時間を追ってグラフにする。
青い線の乾に赤い線のディフェンダーがついていっているのが分かる。
一方ネイマール。
細かく左右に揺さぶりながら相手の重心をずらしていく。
そして抜き去りシュート。
時間を追って見ていくとその動きの細かさが分かる。
ネイマールの方が小刻みな動きで揺さぶり最後に一気にかわす。
その動きを見た乾選手。
ネイマールのデータをスポーツ工学が専門の筑波大学教授浅井武さんに分析してもらった。
大体普通止まった時に詰めて足を出すっていうのがセオリーなんですけどこう速く動かされると…浅井教授が最も驚いたのが最後に抜き去る時の切り返しの速さ。
左に行くと見せかけ右に切り返すまでの時間は…。
僅か0.13秒。
(スタートの合図の音)100mのオリンピック選手のスタートに匹敵する反応時間。
(歓声)反応時間だけで考えれば陸上の選手のスタートと変わらない。
ただ走りが速いんだったらスピードが上がるだけなんですけどそうじゃなくて急激に方向を変える。
相手との距離を離す。
反応という意味ではほぼ限界に近い反応なのでそれはもうすぐ逆をとられてしまう。
変幻自在のドリブルと驚異の反応スピード。
それがディフェンダーを予測不能に追い込んでいた。
ワールドカップ開幕まであと僅か。
3大会ぶりの優勝を祖国ブラジルで。
人々の期待を一身に集めているのがネイマールだ。
ネイマールが背負うのはエースナンバー10。
それは栄光に包まれたブラジルサッカーの歴史そのものだ。
1930年に始まったワールドカップで最多の5回優勝を果たしているブラジル。
それを支えてきたのが10番を背負ったスーパースターたちだ。
3回の優勝をもたらしたサッカーの王様ペレはひときわ大きな存在だ。
小柄ながらぬきんでた身体能力でゴールを量産。
そして相手を翻弄するドリブル。
そのプレーをブラジル国民に思い出させたのがネイマールだった。
ペレをはじめ祖国ブラジルに喜びをくれた名選手がつけてきた番号だからね。
ワールドカップで10番をつけるのは…ネイマールが10番を初めてつけたのは去年6月。
コンフェデレーションズカップの直前だった。
しかしこのころネイマールはスランプに陥っていた。
半年の間にブラジル代表の7試合で決めたゴールは僅か3。
特に強豪相手では厳しくマークされ一点もあげられなかった。
結果を出せなければブラジルのファンは容赦しない。
サッカーの王様ペレもこう口にした。
そんなネイマールを支えていたのがあの言葉だった。
スパイクに刻まれたALEGRIAの文字。
「どんなにつらくてもサッカーを楽しめ」。
小さい頃からの父の教えだ。
随分たたかれたけど自分のプレーに集中し楽しむ事を忘れなかった。
そうすれば必ずいい事が起きる。
(歓声)ブラジル!10番を初めて背負って臨んだ大舞台…ネイマールはその輝きを取り戻した。
(実況)ネイマール左足!5試合で4得点をあげる活躍。
祖国ブラジルを優勝に導いた。
ネイマールの変幻自在のプレーが最も輝く瞬間。
それがシュートだ。
相手に構える隙を与えないボレーシュート。
空中のボールを直接蹴るためミートするのは難しい。
ネイマールはそれを針の穴を通すかのごとく簡単に決めてみせた。
どんなボールが来るか早く見極めて正確なタイミングでシュートを打つ事が大事なんだ。
あとはちゃんとミートできるかどうか。
その足の動きが重要なんだ。
なぜ難しいシュートをいとも簡単に決められるのか。
シュートの時の足の動きを捉えるため1秒間2,000コマの超ハイスピードカメラで撮影。
肉眼では見えない世界が浮かび上がる。
シュートの瞬間。
ネイマールの足はボールにピッタリ食いつきミートしている。
スペインリーグの選手と比べてみる。
大きく異なるのはボールが足から離れる瞬間。
スペインの選手はボールと足との間に僅かな隙間が出来ている。
ネイマールは最後までずっと食いついたまま。
より確実にミートしていた。
この僅かな差がシュートの威力に大きな違いを生んでいた。
20m先のゴールを目がけてシュートを打ってもらう。
スペインの選手と比較する。
スペインの選手の蹴り出しの速度は時速108km。
しかしゴールに向かうにつれて失速最後は80kmまで落ちた。
一方ネイマール。
蹴り出しは107km。
そのまま低い弾道でゴールに向かい104kmで突き刺さった。
同時に比べてみるとその違いが如実に分かる。
日本戦で見せたあのゴール。
相手の反応を上回る正確で伸びのあるシュートはこうして生み出されていた。
まだボール遊びをしていた小さな頃から…教えてくれていたんだ。
そのせいかボールをしっかり捉える事をずっと意識してきたよ。
父のおかげかもしれないね。
コンフェデレーションズカップの決勝。
ブラジルは前回のワールドカップの覇者スペインと対戦。
この試合でネイマール自身がここ数年のベストゴールに挙げるプレーが生まれた。
(実況)ネイマールに流す。
ネイマール仕掛ける。
2人を前にパスを送る。
そこにオスカル…。
ゴール前でボールを受けたネイマール。
パスを受けた時点でシュートを打つ事は決めていた。
問題は…この時ゴール右側のスペースは広くシュートをはじかれてもこぼれ球を味方が拾う事ができる。
一方左側のスペースは狭くリスクが高い。
守るのは世界最優秀ゴールキーパーに5回選ばれた名手…ネイマールがどちらを狙ってくるのか見定めようとしていた。
利き足ではない左足であの位置から蹴るなら…カシーリャスが見たのはネイマールの軸足。
サッカーの常識では軸足は蹴る方向に向ける。
この時は右。
誰もが右側に蹴ると考えた。
しかしネイマールの考えは違った。
ゴールキーパーが予想していないのはどこか考えていた。
その方が得点できる確率が高まるからね。
しかも高い位置だった。
高く蹴らなければ得点できないと思った。
(実況)ネイマール出た勝負だ。
突き刺した〜!決めたのはエースネイマール!この大会の主役が誰なのか世界に宣言するネイマールのゴール。
軸足を右に向けながら逆の左に決める常識破りのシュートだった。
ゴールの左隅ギリギリ。
速くて正確なシュートだった。
あの体勢でしかも左足で。
常識破りのシュートを可能にしたのは巧みな足の使い方だった。
モーションキャプチャーで調べてみると特徴は膝にあった。
再び日本の乾と比較する。
乾は途中で膝の位置を固定しそこを支点に膝下を振っている。
教科書どおりのオーソドックスな蹴り方だ。
一方ネイマール。
膝を固定しないまま足全体で振り抜いている。
普通の選手が2つの関節でヌンチャクみたいな感じで振ってるとすればネイマールのキックはもっとそれがたくさんつながった鞭のようなスイング。
ネイマールのこの鞭のような蹴り方こそがシュートの予測を困難にしていると浅井教授は見ている。
シュートの基本とされるヌンチャクのような蹴り方。
膝を固定する事でボールを確実に捉えられる。
しかしこの蹴り方では膝を固定した時点でシュートコースが決まってしまう。
一方ネイマールの鞭のような蹴り方。
足の付け根を支点にしているため膝を自由に動かす事ができギリギリまでシュートコースを調整できる。
ネイマールにしかできないしなやかな足使いだ。
柔軟にいろんな体勢ができる。
いろんな運動ができる。
そういう形になっていると思いますね。
いろんなボールに対応できると…そういうよさはあると思うんです。
スペイン戦で決めたゴールキーパーの裏をかくシュート。
変幻自在に相手を翻弄するネイマールの究極の姿がそこにあった。
(歓声)ドリブルで裏をかけばチャンスが生まれるしシュートで裏をかけば得点できるって訳さ。
名実ともにブラジルのエースとして挑む初めてのワールドカップ。
(歓声)ネイマールにとってうれしい出来事があった。
ブラジルの英雄ペレが代表チームを激励に訪れこの日も得点をあげたネイマールをたたえたのだ。
一度はエース失格とネイマールを批判したペレが自らの後継者と認めた瞬間だった。
ネイマールは10番の責任を背負ってプレーしている。
プレッシャーはあるだろうがワールドカップ優勝に必ず貢献してくれるだろう。
ワールドカップの決勝が行われるリオデジャネイロ…世界中が注目する夢の舞台をネイマールは目指す。
よくワールドカップの試合の様子を想像するんだ。
サポーターはどんなに盛り上がるんだろう。
そして僕はどんなプレーをするんだろう。
思い浮かぶのは自分らしいドリブルやシュートをする姿なんだ。
必ず優勝をつかみたいね。
ブラジルの若きエースネイマール。
小さな体を変幻自在に操りペレの再来と呼ばれるまでに成長した。
そのしなやかな肉体は更に進化を続けていく。
2014/06/05(木) 00:40〜01:29
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル ミラクルボディー W杯(1)ネイマール “変幻自在”の至宝[字][再]

ミラクルボディーはW杯の主役を丸裸に!天才ネイマールに独占密着!−優勝候補ブラジルの若き22歳のエースだ。“変幻自在”の驚異の神業、脳の秘密を科学的に解剖する。

詳細情報
番組内容
アスリートの驚異の肉体と精神に最新の科学と撮影技術で迫る「ミラクルボディー」。今回はサッカー。FIFAワールドカップの優勝候補、ブラジル・スペインのスーパースターに迫る。第1回はブラジル代表のエース・ネイマール、22歳。“変幻自在”に繰り出すドリブルやシュートはどのように生み出されているのか。本人の全面協力を得て、モーションキャプチャーなどの特別な実験で徹底分析。そのすごさの秘密に迫っていく。
出演者
【出演】サッカーブラジル代表…ネイマール,サッカースペイン代表…カシーリャス,脳情報通信融合研究センター…内藤栄一,筑波大学教授…浅井武,サッカー選手…乾貴士,【語り】豊原謙二郎

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
スポーツ – サッカー
ニュース/報道 – 報道特番

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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