情報まるごと 2014.06.05

こんにちは。
情報まるごとです。
きょうのメニューです。
きのうもお伝えしました、栃木県の女児殺害事件。
逮捕された勝又容疑者がけさ、検察庁に送られました。
そしてきょう、まるごとお伝えするのはこちらです。
きのう、国から発表された数字、1人の女性が産む子どもの数は1.43。
出生率は上昇したんですが、人口減少の幅は過去最大となっています。
地方では、若い女性の数が半減して、市町村が消滅していくという、衝撃的な推計もあります。
新潟からのリポートを交えて、まるごと解説します。
そして各地のニュース、話題です。

きょうのにっぽんまるごと、山形、兵庫からです。
山形からは、クラゲの水族館から中継の映像が入ります。
世界一多くの種類のクラゲが集まっているそうなんです。
そのかわいらしく、ゆっくり泳ぐ姿で、癒やされてください。
では、きょう最初は、四国で降り続いた雨です。
範囲は次第に東に広がり、西日本と東日本で激しい雨が降り続くおそれがあります。
こちら、現在の三重県尾鷲市の映像です。
先ほどまで勢いよく雨が降っていたんですが、今は雨はやんでいるようですね。
尾鷲市では午前10時前までの1時間に、51.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
西日本の太平洋側や東海を中心に雨が降り続いています。
前線を伴った低気圧に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるためです。
けさまでの24時間に降った雨量は、高知県四万十町窪川で528.5ミリと、平年の6月1か月分を上回り、統計を取り始めてから最も多くなっています。
雨雲は次第に東へ広がり、気象庁はきょう午前、関東甲信と北陸が梅雨入りしたと見られると発表しました。
梅雨入りは関東甲信で去年より5日、北陸で去年より13日早く、平年に比べて3日から7日早くなっています。
今後の雨の見通しです。
西日本はきょういっぱい、東日本ではあすにかけて、太平洋側を中心に激しい雨が降るおそれがあります。
近畿や東海などでは今夜にかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの昼までに降る雨の量は、いずれも多い所で、伊豆諸島で170ミリ、東海と関東甲信で150ミリと予想されています。
気象庁は、土砂災害や川の増水、それに低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
高知県の一部では、記録的な大雨となりました。
四国の状況について、松山からお伝えします。
四国地方は雨のピークは過ぎましたが、高知県内では、降り始めからの雨の量が、多い所で550ミリを超え、すでに6月1か月の平年の降水量を上回るなど、記録的な大雨になりました。
気象台は、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があるとして、引き続き土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
気象台によりますと、低気圧や前線の影響で、四国地方では、太平洋側を中心に断続的に非常に激しい雨が降りました。
降り始めからきょう午後1時までの雨の量は、高知県の四万十町窪川で558.5ミリ、土佐清水市で538ミリ、四万十市中村で502.5ミリなどと、各地で500ミリを超えました。
特に四万十町窪川と四万十市中村では、6月1か月の平年の降水量を上回ったうえ、きょう明け方までの24時間に降った雨の量が、いずれも昭和51年の観測開始以来、最も多くなるなど、記録的な大雨になりました。
この大雨で、高知県内では住宅が水につかる被害が相次ぎ、NHKが各市町村を通じてまとめたところ、四万十市や中土佐町などで合わせて8棟が床上まで、土佐清水市や四万十市などで、合わせて23棟が床下が水につかる被害を受けました。
また土砂災害や川の氾濫の危険があるとして、四万十市、土佐清水市など4つの市と町で、一時、最大合わせて4907世帯、1万652人に避難勧告が出ましたが、正午にはすべて解除されました。
この時間、四国地方の雨はピークを過ぎましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があるとして、気象台は引き続き、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
四国地方はこのあと夕方にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
気象台は発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物の中に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけています。
では、今の雨の状況と見通しを詳しくお伝えします。
気象予報士の奈良岡さんです。
西日本と東日本の太平洋側を中心に、雨や雷を伴って激しく降るおそれがあります。
では雨雲の様子を見ていきましょう。
2時間前から見ていきますと、紀伊半島の周辺に活発な雨雲がかかっています。
黄色や赤の表示、発達した雨雲があります。
同じような所で強い雨が降り続いています。
なぜ同じ所で雨が降り続くのかといいますと、偏西風が大きく蛇行していることが影響しています。
低気圧や高気圧というのは、この偏西風の流れに乗って移動していくんですが、今は偏西風が大きく蛇行していますので、この流れになかなか乗ることができずにいます。
このため、同じような所に雨雲のもととなる湿った空気が流れ込み続けて、そして同じような所で雨が降り続いているんです。
このため、雨の量が多くなっている所があります。
このあと、雨の範囲はゆっくりと東へ移っていく見込みです。
警戒が必要な時間帯はこちらです。
西日本は今夜いっぱい、そして東海や関東では、あすにかけて、激しい雨に警戒が必要です。
特に近畿地方や東海は今夜遅くにかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがありますので、土砂災害など、引き続き警戒をしてください。
では、このあとの雨の見通しを詳しく見ていきます。
夕方以降も、西日本、雨の降りやすい状況が続きそうです。
そして夜遅くになりますと、関東などでも雨が激しく降る所がありそうです。
傘が役に立たないくらいの雨が降る所も、関東などでもあるでしょう。
そしてそのあと、東北地方にも雨の範囲は広がっていきます。
関東、甲信や東北、あす、大雨になるおそれもありますので、最新の気象情報、このあともご確認ください。
次です。
9年前、栃木県の旧今市市、今の日光市で、小学1年生の女の子が連れ去られて殺害された事件です。
逮捕された男は、車で茨城県の山の中に連れていき、刃物で刺したと供述していることが分かりました。
栃木県鹿沼市の無職、勝又拓哉容疑者。
けさ、検察庁に送られました。
警察署を出る際、ほとんど表情を変えることなく、車に乗り込みました。
9年前、栃木県の旧今市市、今の日光市で、小学1年生の吉田有希ちゃんを連れ去り、殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、勝又容疑者は容疑を認め、車で連れ去ったあと、いったん自宅に連れていき、その後、騒がれたので殺害したなどと供述しているということです。
さらに女の子を車に乗せ、茨城県の山の中に連れていき、刃物で刺したと供述していることが、警察への取材で分かりました。
警察は現場の特定を進めています。
また勝又容疑者のパソコンには、インターネットを通じダウンロードしたものも含め、大量の画像が保管され、一部が消去されていたことが分かりました。
データは復元が可能で、不鮮明で誰かは特定できないものの、女の子の顔と見られる画像も見つかったということです。
警察は事件に関係するものがないか、調べています。
続いて人口減少問題についてまるごとお伝えします。
先週開かれた、政府の経済財政諮問会議。
安倍総理大臣は、人口減少社会に対応した教育や行政サービスの在り方の検討を急ぐよう、関係閣僚に指示しました。
このように、政府は人口減少社会に対策を急いでいます。
人口減少に歯止めがかかっていない深刻な事態が、国がきのう、発表したデータから明らかになりました。
では、社会保障が専門で、人口問題に詳しい竹田解説委員とお伝えしていきます。
よろしくお願いします。
お願いします。
竹田さん、まずはこの数字ですね、合計特殊出生率の推移から見ていきたいと思いますけれども、一人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となるこちらの数値、去年はこれ、1.43ということで、前の年よりも0.02ポイント上昇したんですよね。
そこで2年連続の上昇だったということなんですが、ただ決して喜んでばかりはいられないと。
そうなんですよね。
もし人口をちゃんと維持しようとすると、今ここにラインが出ましたけれども、この2.07という数値が必要になってくるんですね。
そうするとこの1.43との差、これはまだまだ改善されたとはいえ、あまりにこの開きは大きい。
だからこのままいくと、やはり人口はどんどん減っていってしまうと、こういうことになるわけですね。
そしてもう一つ、こちらの数値を見てください。
去年生まれた子どもの数です。
102万9800人ということで、こちら、過去最低でした。
そして死亡した数から出生数を引いた人数、こちらはおよそ23万9000人ということで、この人口の減少数、過去最大となったということなんですね。
要するに、これだけの人口がもう1年で減ってしまったので。
この数は実は例えば県庁所在地でいくと、佐賀市の人口とほぼ匹敵する数字なんですね。
ですから僅か1年で、地方の中核都市がごそっと消えてなくなるというぐらいの、非常にすさまじい人口減少にわれわれは直面してるということが、もう、これで見て取れると思いますね。
非常に深刻だということを感じますけれどもね。
では、合計特殊出生率、地域別に見てみます。
まず最も高かったのは、沖縄で1.94、そして熊本、島根、宮崎といった所も高くなっていますが、去年増えたという所ですね、おととしから改善したところ、こちら鳥取ということで、1.57が1.62。
鳥取はもともと人口の少ない県でもありますので、かなり前からどうやって人口を維持するんだ、予測から、人に来てもらって定着してもらうんだという対策を、前から取り組んでいまして、今回も例えば国の子育て支援策に、もっと上乗せをして、子どもへの医療費を拡充するとか、そういう対策をやった、それがちゃんと実を結んだ形になっているわけですね。
ですから、地方独自の取り組みがいかに必要かですよね。
成果が上がるんだということも分かりますね。
そうです、決して手遅れじゃないんです。
そして今出ましたけれども、最も低かったのは実はこちらなんですね。
東京、1.13となっています。
これ、人が集まる東京で、だけど出生率は低いってのは、どういうふうに捉えますか?
そうなんです。
これはちょっと衝撃的なデータで、今大体、何が起こっているかというと、地方では人口が減るだけではなくって、子どもを産む世代の20代、30代の女性が、雇用を求めて、働く場を求めて、やっぱり大都市、特に東京に集中してきているんですね。
そこで、地方で産む代わりに東京で産めるんならいいんですけれども、じゃあ、東京で産めるのかというと、全国平均が1.43なのに対して、東京は1.13しかない。
要するに、みんなが子どもを産みにくい東京に集まってしまっているという、ちょっとここは東京の責任、大きいです。
都市に集まるという、そこなんですけれども、この人口減少問題、さらに衝撃的な、こんなデータがあります。
民間の有識者などで作る日本創成会議が、2040年ですね、これ推計ですけれども、896の自治体で、20代から30代の女性、こちら半減するのではないかと。
これによって、こういった自治体、最終的には消滅する可能性があると、こういった推計を発表しています。
これはいわゆる、この子どもを産む世代の女性たちが、どんどん先ほど言いましたように、流出してしまっているので、このままだと、このままの流れが変わらないと、こうなってしまうという推計なんですね。
ですから、いかに地方でちゃんとそういう若い世代にいつづけてもらうための雇用の場、生み出すか、これが急務になってくるということですね。
ではその、地方を見ていこうと思います。
この若い女性が半減して、地方自治体が消滅してしまうという推計について、今、人口減少が続いている新潟県内の実態をお伝えします。
湯沢町です。
およそ30年後の2040年には、20代から30代までの女性が741人から196人と、73%も減ると見られています。
おかえりなさいませ。
昭和30年から続く旅館です。
社員は25人。
このうち11人が30代までの女性です。
しかし、地元出身車は僅か4人。
残りはすべて町外から住み込みで働いています。
湯沢町では、この10年で20代から30代までの女性の4分の1近くが減りました。
仲居さんなど、多くの女性が働く旅館では死活問題です。
湯沢町で生まれ育った、若おかみの富井智子さん35歳です。
同世代の女性が、町からどんどん離れているといいます。
こうした事態に危機感を抱く富井さん。
早急な対策が必要だと感じています。
子育て世代の女性が減り、湯沢町では子どもの教育環境にも影響が出ています。
少子化で小学生が減少。
このため、町は今年度、5つあった小学校を1つに統合せざるをえませんでした。
統合した小学校でも、新たに入学した1年生は僅か55人。
2クラスしか作れませんでした。
こうした事態に素早く対応した市町村もあります。
2040年には20代から30代の女性が、60%以上減少すると指摘された魚沼市です。
危機感を抱いた魚沼市は、今年度、人口減少に対処するために、県内でも珍しい専従の職員を置きました。
佐藤豊さんです。
佐藤さんがまず行ったのは、市の現状を把握することでした。
この1年間で生まれた子どもは何人か。
市外に転出した人は何人か。
その結果、驚くべきことが分かりました。
市の出生数の推移です。
この10年で実に30%も減っていたのです。
若い女性が定住しなければ、このまま少子化が進んでしまう。
佐藤さんが考えた対策は、観光地としての知名度を生かすことでした。
尾瀬を舞台にした婚活イベントの開催です。
尾瀬こんの受付状況ですけども。
初めて市が仕掛ける婚活イベント。
締め切り前にもかかわらず、県内外の女性から、定員を上回る応募が寄せられています。
地域の危機感が伝わってきますね。
新潟放送局に取材に当たった中川記者がいます。
中川さん、これ、非常に難しい問題だと感じるんですけれども、取材してどんなことを感じましたか?
20代、30代の女性は、子育ての中心を担う世代です。
しかし、地方では進学や就職で都市部に出たあと、そのまま地元に戻らないというケースが少なくありません。
若い女性がいなくなると、少子化がより一層深刻になりますから、いかに東京の一極集中に歯止めをかけ、魅力あるまちづくりを進めるかが重要だと感じました。
竹田ですけれども、今、大変な重要な取り組みを紹介していただいたと思うんですが、やはり自治体側は、どこも財政的に厳しい状況ですよね。
要するに、こういう対策を一つ取るにも、やっぱりお金がかかってくる。
それから人も割かなきゃいけない。
そういうやりくりっていうのは、どうやって実現できたんでしょう?
そうですね、どの自治体も相当な危機感を今、感じています。
魚沼市は移住や就労支援など、これまでそれぞれの部署が独立して行ってきた人口問題につながる対策を、庁内が一丸となって連携して取り組むことで、この問題に立ち向かっていくということです。
また、今年度初めて、男女の出会いを支援するための予算として、500万円余りを盛り込みました。
自治体みずからが出会いの場を提供することの必要性を感じていて、今後もさまざまな企画を打ち出して、若い女性を呼び込み、より多くのカップル成立に結び付けたいとしています。
新潟から中川記者でした。
竹田さん、そもそも若い女性が地方を離れていく、これはどうしてだというふうに考えていますか?
もともと都会の華やかさに、まず引かれるというのは、それは若い人ですから、それはありますよね。
それは以前からあった。
だけど今、問題なのは、別に都会に出て行きたくて行くんじゃない。
仕事がないから、雇用の場を求めて、出ざるをえずに出ているっていう人がやっぱり多いわけですね。
ですから、その人たちにはできるだけその地方で定住して頑張ってもらいたいと、こういうことなんですね。
出ざるをえないということがあるんですね。
同じ20代、30代の女性という立場からすると、そういう地元に残っていたいという人たちの意向もちゃんと反映できるような取り組みをしてもらいたいなと思うんですが、雇用問題もつながっているとして、それ以外に人口減少を食い止めるすべとしては、どういった取り組み、真っ先にすべきでしょうか?
例えば雇用を生み出すというのは、まず大事なんですけれども、それ以外に例えば、今度の消滅可能性の市町村が、あれだけあると発表した日本創成会議、あそこは一つ、大変おもしろい提案をしています。
それは出生率目標を、というか、出生率を企業ごとにオープンにさせるように働きかけてはどうかと。
つまり、出生率目標を掲げようとすると、今までこれまでもずいぶん議論ありましたけど、それはやっぱり女性の生き方に関わるのでなかなか難しいものがある。
だけど、企業がブラック企業ならぬ、ホワイト企業として、うちの企業は子どもを産み育てられる企業なんですという、代表的な数値として、出生率がどれだけあるんだというのをオープンにするように働きかけていけば、これはそうやって子どもを産みやすい環境を作っていくことになるんじゃないかと、そういう提案をしてるんですよね。
女性としては心強いですけどね、そういう取り組みがあれば。
あとやはり、もうじき、今月の末に、成長戦略が改定されますので、ここでどれだけ本当に子育て支援対策をきちっと打ち出せるか、そこが私はポイントだと思いますね。
本当に社会全体で考えていくっていうことが大切かもしれないですね。
ここまで人口減少問題について、竹田解説委員とお伝えしました。
こちら、にぎわっていますね。
中継なんですけれども、今月、新装オープンしました山形県鶴岡市の加茂水族館です。
この水族館、展示しているクラゲの種類が世界で最も多いとして、ギネスの世界記録で認定されるなど、クラゲの水族館として知られているんです。
たくさんの種類が見られるんじゃないかと思って、今からわくわくしているんですが。
その加茂水族館に山形放送局の岸田麻由美さんが行っています。
岸田さん。
日本海に臨んだ絶好のロケーションにあるのが、山形県鶴岡市の加茂水族館です。
今月1日にリニューアルオープンしました。
本当、海の目の前なんですね。
館内には、庄内の海の生き物たちがたくさんいるんですが、その中で一番の見どころが、こちらのクラゲなんです。
見てください、これ、ミズクラゲの赤ちゃんなんですけど、山形の冬の雪景色みたいですよ。
そしてこのほかにも、なんと50種類のクラゲがいるんです。
こちらはハナガサクラゲという名前のクラゲです。
とてもカラフルですよね。
そしてこちらは、コティロリーザ。
足が紫色でちょっときのこみたいな形をしてるんです。
今、地中海で大量発生しているそうです。
そして光るクラゲもいるんですよ。
こちらちょっと形も変わってますよね。
本当ですね、ウリみたい。
これ、自ら光っているわけではなくて、光を当てると、反射して、人の目には虹色に光っているように見えるそうです。
いろいろいますね。
このように、加茂水族館にはたくさんのクラゲが展示されています。
その種類の多さから、ギネス世界記録にも認定されているんです。
地元の人々は加茂水族館のことを、クラゲ水族館なんていうふうに呼ぶんですよ。
そしてここからは、いよいよ、加茂水族館のクライマックスです。
皆さんにクラゲの夢をお届けします。
加茂水族館、一番の見どころ、クラゲプラネットです。
どうぞご覧ください。
どうですか、この大きさ。
大きいですね。
直径5メートルあります。
私が、こうやって腕を広げても届きません。
圧巻ですね。
これ、世界で一番の大きさを誇るクラゲの水槽なんです。
このクラゲプラネットをみずから設計した副館長の奥泉和也さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
奥泉さん、癒やされますね。
癒やされますね。
なんかこう、海の中にいるみたいな気持ちになります。
さて、このクラゲプラネット、実は奥泉さんが14年がかりで実現したものなんです。
さあ、その14年前、つまり2000年に、奥泉さんが初めて設計した水槽がこちら、クラゲ専用の水槽なんですが、最初はこんなに小さかったんです。
それが14年がかりでこんなに大きくなったんです。
でもね、仕組みは同じなんです。
ちょっとこちらご覧ください。
この外側、クラゲがゆっくり流されてるの、分かりますか?奥泉さん、この流れが、クラゲの水槽の大きな特徴なんですよね。
そうですね。
クラゲは漂って生きている生き物なので、こうやって流れを作ってやらないと、固まって死んじゃうときがあるんですよ。
だから非常に重要な要素です。
この水槽を開発した奥泉さん、その技術を全国の水族館や研究機関に無償で提供してきたんです。
それが実を結んで、今では全国から、北は北海道、南は九州、沖縄まで、珍しいクラゲがたくさん届くんですよ。
そしてこちらご覧ください、実はきのう届いたばかりのクラゲなんですが、これ、光を当てると、ちょっと、光っているの分かりますか?
底の所?
VTRでご紹介したクラゲですよね。
キラキラと。
キタカブトクラゲっていうクラゲです。
本当にこの水槽の仕組みと、そして奥泉さんのこのお人柄が、この加茂水族館を世界一のクラゲ水族館にしたんですよね。
さて、世界一の大きさを誇るクラゲ水槽、実は、その餌やりの方法もユニークなんです、ご覧ください。
これ、なかなかふだんは見られないバックヤードの様子なんですが、まず専用の容器に餌を入れると、この管が、こんなに長く付いてるんです。
その管を水槽の中に入れます。
すると、ニョキニョキッと、管が伸びてきました。
ちょっと変わった餌やりですね。
そうなんです。
これ、実はエビの赤ちゃん、アルテミアというものを食べているんです。
クラゲのこのひだひだの部分で、餌を捉えているんですよ。
本当だ、ついてる。
そしてこの水槽の流れに乗って、餌が水槽の全体に行き渡っていきます。
水流が本当に大事なんですね。
餌の量にもご苦労があったんですよね?
そうですね。
前の水槽よりこれ、10倍ほどでかいんですけれども、いっぱい食べさせたら、クラゲも喜ぶのかなと思って、1キロぐらいやったんです。
そしたら、水を悪くして、みんな弱ってきちゃった。
今はね、3分の1ぐらいでちょうどいいかなということでね、人間もクラゲも、腹八分目がちょうどいいかなと分かりました。
そうですね。
さあ、
今でもこうして試行錯誤を続けている奥泉さんですが、どうですか、この今までの夢がようやく形になって、今、どんなお気持ちですか?
われわれが思い描いていたものよりも、はるかにいい仕上がりなので、これはぜひとも全国の皆さんに見ていただきたい、全世界の皆さんに見ていただきたい、そう思います。
ありがとうございました。
奥泉さんの夢が詰まったこのクラゲプラネット、鶴岡が世界に誇る水族館です。
ぜひ、来てください。
来てください。
なんでクラゲって、見ていると、落ち着くんでしょうかね。
この短い時間でも、とっても癒やされましたね。
中継、山形県の鶴岡市、加茂水族館からでした。
それでは最初にもお伝えしましたが、西日本から東日本の広い範囲で、激しい雨が降り続くおそれがあります。
警戒が必要です。
気象情報、奈良岡さんです。
まずは梅雨入りの情報です。
先ほど、気象庁は東北南部が梅雨入りしたと見られると発表しました。
続いて西日本の大雨です。
四国で24時間の雨の量が500ミリを超える所があるなど、西日本では記録的な大雨となっている所があります。
引き続き土砂災害など、警戒をしてください。
そして東日本でも、大雨になるおそれがあります。
こちらはこの時間の三重県熊野市の様子です。
どんよりとしています。
きのうの夜から雨が降りだしていて、きょうは午前中、特に雨足が強まりました。
どしゃ降りの雨となった時間もありました。
断続的に強い雨が降って、この24時間の間に降った雨の量は、200ミリ近くに達しています。
では午後2時までの24時間の雨の量、見ていきましょう。
300ミリを超えているような所もあります。
特に高知県四万十町窪川では378ミリの雨が降っています。
この時間、雨が弱まっていても、これまでの雨の量が多くなっていますので、引き続き土砂災害など警戒をしてください。
また増水した川には近づかないようにしましょう。
あすにかけても、西日本と東日本の太平洋側を中心に、激しい雨が降るおそれがあり、雨の降る量も多くなりそうです。
ではきょうの天気図からです。
きょうは四国の辺りに低気圧や前線があります。
大雨の原因となっている低気圧や前線、きょうは四国の辺りです。
あす、見てみますと、あすも朝もあまり位置が変わりません。
低気圧は四国の辺りに居座ったままです。
そして前線も関東の辺りと、少し移動するぐらいで、あすにかけても、同じような所で雨の降りやすい状況が続きそうです。
引き続き大雨に警戒が必要です。
ではこの先の雨の見通しを見ていきます。
夕方以降も西日本を中心に、雨の降りやすい状況、続きそうです。
そして今夜遅くにかけて、近畿や東海では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る所がありそうですから、お気をつけください。
夜は関東などでも、傘が役に立たないような雨の降り方をする所がありそうです。
そしてあすにかけて見ていきましても、断続的に強い雨の降りやすい状況が続きます。
あすの昼ごろまでに予想される雨の量は、多い所で伊豆諸島は170ミリ、そして東海や関東、150ミリが予想されています。
場合によっては、この数字以上の雨になる可能性がありますので、引き続き、気象情報にご注意ください。
では、全国のあすの天気です。
東北から九州にかけて、雨の降る所が多くなりそうです。
あすは関東甲信や東北にかけても大雨になる可能性があります。
では、気温の予想です。
朝の最低気温は20度ぐらいの所が多いでしょう。
最高気温は西日本は25度以上になる所が多くなりそうです。
東京はあまり上がらず、23度の予想です。
では、週間予報。
札幌から東京です。
日曜日にかけて、仙台や東京は雨が続きそうです。
続いて名古屋から那覇にかけてです。
名古屋は土曜日にかけて雨でしょう。
名古屋から高知は来週にかけてもぐずついた天気となりそうです。
気象情報でした。
次はこの山の映像。
兵庫県の六甲山です。
神戸の街に近く、年間1000万人以上が訪れる六甲山。
その知られざる魅力を、神戸市に住む男性が本にまとめました。
その本は、全5巻、合計700ページを超える大作で、六甲山の知られざる姿を後世に伝えたいという思いが込められています。
神戸市から宝塚市まで、東西およそ30キロに広がる六甲山地。
山頂までは登山道が整備されて、町からでも気軽に登ることができます。
登山シーズンを迎えて、多くの人がハイキングを楽しんでいます。
去年12月、六甲山の魅力を紹介する本が自費出版されました。
六甲連山バイブル。
紹介している登山道は400以上。
六甲山にあるすべての滝や岩、史跡などを、写真付きで解説しています。
この本を作ったのは、東充さん69歳です。
東さんは神戸市内で漬物屋を営んでいましたが、阪神・淡路大震災で、自宅兼店舗が全焼しました。
失われた町の姿を見て、震災以前の記録を残さなければならないと、写真を整理保存する仕事に就いた東さん。
10年前、六甲山に友人と登ったとき、山にも残さなければならない記録があると気付きました。
それまで、登山経験はなかった東さん。
六甲山の魅力に次第に取りつかれ、10年間にわたって毎週末、山に入りました。
調査する道は、ほとんどが整備されていない登山道です。
六甲山は明治時代から登山が盛んだったために、多くの登山道が作られましたが、今は人知れず埋もれています。
この本には、ほかのガイドブックにはない、隠れた魅力も紹介されています。
こちらは山羊戸渡と呼ばれる登山道です。
りょう線にヤギの顔をした岩があります。
東さんは戦前に作られた地図を調べ、現在の地図には載っていない道を発見しました。
こちらの貯水池にも、六甲山の歴史を物語るものがありました。
石垣の一部として使われている、つき臼。
かつては六甲山の至る所で、豊富な水を利用して、水車を回していました。
線香の原料となる木の皮を粉にして、全国に出荷していました。
山の豊かな恵みを利用して暮らしていた人々の名残です。
東さんはみずからが掘り起こした六甲山の魅力を、多くの人に知ってほしいと、登山仲間を連れてガイドをしています。
この日、訪れたのは、東さんが熟練者向けとしたコースです。
急な斜面を手足を使ってダイナミックに登り、登山のだいご味を味わえます。
ーやっと着きました!
お疲れさまでした。
東さんの山への思いが詰まった、六甲連山バイブル。
私たちの知らない六甲山の魅力を再発見させてくれます。
六甲山にあんな厳しい一面があるなんてね。
いやー、知りませんでした。
知られざる魅力を伝えたいとおっしゃってましたけど、本当になんか、十分伝わってきましたよね。
その東さんなんですが、今も登山道や名所を探しているということで、六甲連山バイブルは、今後もさらにページが増え続けていくそうです。
六甲山は身近な山ですが、危険な場所もありますので、十分に気をつけて登ってほしいということです。
木曜日にお伝えしています、やす短歌なお短歌のコーナーです。
今回も歌人の小島なおさんとお伝えしていきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
皆さんから頂きました短歌もあわせてご紹介してまいります。
では小島さん、今回のお題、確認をお願いします。
今回は道でした。
道。
まあ、なんですかね、道。
いろんな、短歌としては好まれるお題でしょうか。
そうですね。
イメージとしての道、具体的な道、いろいろ歌えると思います。
では、私の道で詠みました短歌の紹介からです。
こちらです。
今回、小島さんからいただいた宿題が、外来語を入れるということでした。
そこで、私やっぱり、使い慣れないことばのほうがいいんじゃないかなと思って、このブーランジェリーという、ふだん自分では使わない、パン屋さんっていう意味のことばですけれども、使ってみました。
街を歩いていると、よく家々の間に、いきなりおしゃれなお店が現れたりって、そんな驚きを詠んでみました。
評価をお願いします。
今回の評価は5、たいへんよくできましたです。
すばらしい。
最高得点ですね、5って。
そうなんです、すばらしいです。
ありがとうございます。
ちょっと今まで低迷でしたけど、ここでちょっと上がりましたね。
ちょっと。
2、2が続いてたからね。
ばん回ですね。
ありがとうございました。
これは決して派手な歌、目立つ歌ではないんですけれども、丁寧な描写、そしてことばの運びのうまさによって、すっと情景が頭の中に入ってくる歌でした。
そして、白壁のブーランジェリーを頭に登場させたことによって、不意に出現した感じがよく出ていますよね。
そして宿題の答えとしての、外来語の答えとしてのブーランジェリーは、もう満点。
言うことなしですね。
添削の必要のない歌でした。
もう、このままでいいですか?
このままで。
やった。
どうしちゃったんですかね。
すばらしいですね。
大丈夫です。
ここできょうの解説ポイント。
外来語ですね。
そうです。
感覚をもたらす外来語。
一首の中で外来語を生かそうと思ったときには、まだ使い古されていないことばを使うといいですね。
確かに新鮮ですね、ブーランジェリーは。
なかなかまだ聞き慣れないですよね。
カフェやスマホなどは、もう当たり前のことばなので、実はもう平凡です。
なので、まだ聞き慣れていないけれども、何かどこか新しいイメージ、そして異国の響きがあることばだと、一首の中でぐっと引き立つと思います。
ーじゃあ、私、自分はふだん使わないことばを使ってみたんですけど、それでよかったんですか?
いいんです。
まだこれ、聞き慣れてないですし、ちょっとおしゃれな感じもしますよね。
それがぴったりでした。
ブーランジェリー。
よかった。
言いたかっただけ。
ブーランジェリー。
じゃあ、これでよしということで、どうもありがとうございました。
さあ、それでは皆さんから頂きました短歌のご紹介です。
まずはこちらの歌からです。
久しぶりの再会だったのでしょう。
寂しさと懐かしさの微妙な気持ちの揺れがよく伝わりました。
次の歌です。
わたしは行くよの、気持ちいい宣言が初夏の空気にぴたりと合っていますね。
そして、今週のなおのイチ押しです。
白く沸き立つように咲く花水木から、はるかかなたの雲への飛躍が大変すばらしい歌でした。
この歌のポイントは、下の句の句またがりなんですね。
句またがりというのは、ことばの切れ目と句の切れ目が異なっていること。
今回の歌で言いますと、ことばの切れ目で詠んでみますと、病室で別れたきりの人。
句の切れ目で詠んでみますと、病室でわか、れたきりの人ですよね。
つまり句に意味がまたがっている、それが句またがりなんですね。
この句またがりを歌に入れることによって、リズムにねじれが生まれて、作者の寂しさや後悔といった複雑な心がここに重ねられるという効果が得られます。
皆さん、どうもありがとうございました。
また次回もですね、皆さんからの短歌、募集いたします。
小島さん、お題をお願いします。
次回のお題は、傘でお願いします。
時期ですね。
きょう梅雨入りしましたしね、関東も。
そして宿題は?
そうなんです、小澤さんへの宿題は、リフレインです。
リフレイン?繰り返し?
そうなんです、そのとおりです。
一つの表現を2回以上、一首の中で繰り返して、少し意味を強調して、響きを楽しむのがリフレインです。
同じことばが2回出てくるって考えればいいんですか?
そうですね、2回以上であれば。
2回以上?
南海でも大丈夫です。
そうなんですか?
そうか、外来語が完璧な出来だっただけに。
期待が高まってしまいますね。
頑張ってください。
頑張ります。
どうもありがとうございました。
皆さんからお寄せいただく短歌は、宿題は関係なく、お題のみで詠んでください。
やす短歌なお短歌、小島なおさんとお伝えしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
それではあすの気象情報、もう一度です。
それでは現在の浜松市内の映像に乗せて、あすのお天気、お伝えします。
こちらは現在の浜松市内の様子ですね。
雲が多くなっています。
そしてあすの天気は、東北から九州にかけて雨の降る所が多くなりそうです。
関東などでもあす、雨の量が多くなる可能性がありますので、今後も最新の気象情報にご注意ください。
2014/06/05(木) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
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▽新装“クラゲ水族館” 巨大水槽から生中継 【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

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出演者
【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気

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音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

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