ゆうどき ▽被災地忘れじの旅は、水産業の町・気仙沼の今をリポート。 2014.06.05

人が初めて持った瞬間でした。
生字幕放送でお伝えしますこんにちは。
山本⇒「ゆうどき」です。
きょうは、どっと梅雨入りです。
合原⇒関東甲信そして北陸南部が梅雨入りしました。
雨の季節ですね。
平井⇒そうですね。
この週末もこれぞ梅雨といった天気が続きそうです。
山本⇒お出かけウェザーからまいりましょう。
合原⇒きょうは神奈川県開成町から、牛田さん!牛田⇒天気が気になるのはあじさいです。
神奈川県の開成町に来ています。
ここで週末から開成あじさい祭が行われます。
毎年20万人もの方が訪れるんです。
なぜ、そんなに多くの方が訪れるのか。
それは、このあじさいとその奥に広がる水田の組み合わせなんですね。
公園や、お寺に咲いているあじさいは皆さんよく見たことがあると思いますが水田とあじさいの組み合わせ大変珍しいということで多くの方が訪れているんです。
この場所、ここだけではありません。
ご覧ください。
このようにずっと奥まで続いています。
およそ5000株ものあじさいが咲いているんですね。
何列にも分かれているんですがこのあじさいを1列にしますとなんと10km以上にもなるということです。
平井⇒マラソンをしたら相当きついですよ。
牛田⇒実行委員会の遠藤さんです。
ことしのあじさい、咲き具合はいかがでしょうか。
遠藤⇒だいぶこの雨で元気になりまして見頃を迎えています。
週末には見頃ですか?そうですね。
楽しみにしています。
ただ全国的に、きょうは多くのところで雨が降っていますが、週末の雨が心配ですね。
そうですね。
あじさいには恵みの雨ですけれども、私たちお祭りをする人にとってみたら、ちょっと雨が心配です。
では平井さんに質問をお願いします。
平井さんこの週末この雨はどうでしょうか。
山本⇒どうでしょうか。
平井⇒ずばり3日間とも雨が続きます。
ということは、あじさいは金、土、日と本当に生き生き、鮮やかに見えるというのが特徴ですね。
ただ雨の降り方に気をつけなくてはいけません。
大雨の情報も出ていますので、雨がざっと降ってきたら自治体の情報にくれぐれも気をつけてください。
傘をさしていてもぬれるぐらいの雨だったら、ちょっと危ないと思ってください。
このほかにも週末の天気が気になるところがあるんです。
合原⇒鳥取県米子市のお天気カメラの映像です。
雲が厚いですね。
中国地方最高峰の大山で8日、日曜日本格的な夏山シーズンの到来を告げる、夏山開きが行われます。
午前10時から山頂では登山者の安全を祈願する神事が行われます。
山本⇒大山、この雲の向こうにあるはずなんですがきょうは隠れています。
この週末、大山も雲が多く不安定で雷も起こりやすいですから登山する方は気をつけてください。
まず、あすです。
あすは湿った空気が東日本、太平洋側に流れ込みやすいんです。
低気圧の東側、湿った空気が流れ込みやすくて、広い範囲で曇りや雨、特に東日本の太平洋側では大雨が予想されています。
さらに、あさってです。
あさっても、この低気圧の動きが遅くて東側、湿った南風がぶつかる東日本と東北の太平洋側、大雨に注意が必要です。
それに日曜日を見ていきましょう。
日曜日低気圧がなかなか動きませんね。
湿った空気の流れ込みが続くんです。
関東から東北の太平洋側、引き続き大雨が続きますので雨の降り方には気をつけてください。
ほとんどの地域で雨や曇り、これぞ梅雨といった天気です。
気温は北海道の暑さはどうやら収まりまして札幌の最高気温は20度ちょっとです。
多くのところは25度前後ということで湿気が多くて少しむしむしする天気です。
梅雨らしい天気ですね。
5時になりました。
ニュースをお伝えします。
日本航空は、社内のコンピューターシステムのトラブルのため、これまでに100便が欠航したほか、全国の空港で出発便に遅れが出るなど、影響が広がっています。
羽田空港の午後2時半ごろの様子です。
ロビーの掲示板には、日本航空の出発便の欠航や遅れが表示されていました。
日本航空によりますと、午前9時過ぎ、旅客機に載せる貨物のバランスを自動的に計算する社内のコンピューターシステムに、トラブルが起きました。
この影響で、これまでに羽田と各地の空港を結ぶ100便が欠航したほか、全国の空港でも出発便に遅れが出ていて、午後4時現在、最大でおよそ2時間の遅れとなっています。
システムの復旧には時間がかかると見られ、日本航空は、欠航や遅れはきょういっぱい続く見通しだとしています。
太平洋戦争中、沖縄から九州に向かう学童疎開船の対馬丸が、アメリカ軍に撃沈されて、ことしで70年になるのにあたって、天皇皇后両陛下が、対馬丸の犠牲者の慰霊などのため、今月26日から沖縄県を訪問されることになりました。
対馬丸は、太平洋戦争中の昭和19年8月、疎開する学童などを乗せて、沖縄から九州へ向かう途中、アメリカ軍の潜水艦に撃沈され、確認されただけでも15歳以下の子どもたち977人を含む1500人近くが犠牲になりました。
両陛下は、対馬丸の悲劇に強く心を寄せ続けていて、撃沈されて70年になることし、犠牲者の慰霊などのため、今月26日から1泊2日の日程で、沖縄県を訪問されることになりました。
両陛下は、26日に糸満市の国立沖縄戦没者墓苑を訪れたあと、27日には、那覇市にある対馬丸の犠牲者の慰霊碑に花を供えて拝礼されます。
続いて、10年前、対馬丸の悲劇を伝えるため、慰霊碑の近くに開館した対馬丸記念館を訪れ、犠牲者の遺影や遺品を集めた展示を視察したあと、対馬丸の生存者や遺族にも会われる予定です。
両陛下の沖縄訪問は、皇太子夫妻のときから数えて10回目になりますが、対馬丸の慰霊碑や記念館を訪ねられるのは初めてです。
認知症によるはいかいなどで、行方不明となる人が年間1万人に上っている問題で、NHKがこの2年間に都内で行方が分からなくなったおよそ260人の行方不明になった時間帯を分析した結果、午前7時から午前10時までが、全体のおよそ30%に上ることが分かりました。
専門家は、これまで行方不明になるのは夕方が多いといわれていたが、朝の時間帯も注意が必要だと指摘しています。
認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして警察に届けられた人は、去年1年間に全国で1万人余りに上り、388人の死亡が確認されています。
NHKは、警察への届け出とは別に、東京都が把握していることし3月までの2年間に都内で行方不明になったおよそ300人の情報を入手しました。
このうち、行方が分からなくなったと見られる時間帯が特定できた264人について分析しました。
その結果、午前7時から午前10時までの朝の時間帯が最も多く、29%に上ることが分かりました。
次いで、午前10時から午後1時までが22%などでした。
朝の時間帯に行方不明になった人の中には、退職した会社に出社すると言って、外出したまま、行方が分からなくなるなどのケースもありました。
専門家は、次のように指摘しています。
出生届が出されず、32年間、戸籍がないまま暮らしてきた女性がいることが明らかになった問題で、同じように、41年間、戸籍がないままとなっている男性が記者会見し、国に対し、問題の解決に向けて、親子関係を決める民法の規定の見直しなどを訴えました。
男性は、母親が前の夫と離婚したおよそ280日後に、別の男性との間に生まれましたが、離婚から300日以内に生まれた子どもは、前の夫の子と推定するという民法の規定があることから、夫の戸籍に入ってしまうことを避けるため、母親が出生届を出さなかったということです。
男性には婚約者がいますが、戸籍がないため、入籍することができず、また、仕事も本人であることを証明する書類を提出する必要がない職場を選んできたということです。
戸籍を作るには、裁判の手続きが必要ですが、費用の負担が大きいことなどから、これまで手続きを諦めざるをえなかったということです。
男性は国に対し、民法の規定の見直しや、戸籍を作る手続きに対する支援などを訴えました。
原発事故を受けて、福島県産の農作物の価格が低迷する中、福島県が地元の野菜をPRする新たなコマーシャルを制作し、きょう、出演しているタレントのTOKIOのメンバーも参加して、発表会を開きました。
今回、福島県が制作したコマーシャルです。
うまい。
甘い。
これ、いける。
東京・千代田区で開かれた発表会で、福島県の佐藤雄平知事は、福島の農作物のおいしさは日本一だと自慢できる。
このおいしさが、多くの人に伝わることを期待しているとあいさつしました。
そしてCMキャラクターに起用されているTOKIOのメンバー、山口達也さんと長瀬智也さんが、福島県産の野菜を積み込んだリヤカーとともに登場し、きゅうりとアスパラガスを試食しました。
コマーシャルは、あさってから福島県内のほか、東京、大阪の民放で放送されるということです。
続いて気象情報、あすの天気です。
低気圧と前線の影響で、九州から東北の各地で雨が降るでしょう。
西日本から東日本の太平洋側では、局地的に激しい雨が降り、土砂災害や低い土地の浸水などに十分な注意が必要です。
山本⇒「ゆうどき」はニャンカメが出ています。
梅雨入りにぴったりですね。
あじさいの里です。
合原⇒神奈川県開成町から牛田さん!牛田⇒あじさいと奥に見える水田も一緒に楽しめる珍しい場所あじさいの里です。
先ほどまで強い雨が降っていましたが今は、ほぼあがりました。
ここで週末から開成あじさい祭が行われます。
お祭りの実行委員会の遠藤さんです。
きょうはあじさい尽くしということで胸元にあじさいのブローチ作られたんですね。
遠藤⇒はい、そうです。
先ほど平井さんが週末3日間雨ということでしたけれども。
がっかりです。
あじさいには恵みの雨ですけれどもあまりたくさん降らないでほしいです。
私たちも楽しみにしておりました。
せいぜい、おもてなしをさせていただきたいと思いますけれどもまた天気が回復することを楽しみにしております。
少しでも回復すればいいですね。
このあじさいの里の最大の特徴はなんといってもこの景色です。
あじさいが、およそ5000株水田の脇に植えられています。
1列につなげますと、なんと10km以上にも及ぶということです。
この珍しい景色でおよそ20万人もの人が訪れているんです。
この広い景色の中で、遠藤さんおすすめの場所が2か所あります。
それがまず、この後ろ側です。
見えるでしょうか。
展望台を今、作っている最中です。
山本⇒最中か。
この展望台、去年までは2mぐらいだったんですがことしは5.4m、2倍以上になりました。
大体2階建ての建物の屋根の上にのぼったくらいの高さになります。
遠藤さんも、まだこの上にのぼっていないんですよね。
楽しみですよね。
とても楽しみにしています。
もう1つ、遠藤さんおすすめの場所があります。
それが、まさにこの場所なんです。
ご覧ください。
どういった景色がいいんでしょうか。
このあじさいと、そして田んぼですね。
田植えの終わった田んぼ。
そして、その向こうに本来いいお天気でしたら富士山が見えるんです。
きょうはせっかくのお天気で富士山が見えないんですけれどもお天気ですと富士山がしっかりとここから見ることができるんですよ。
その景色、お天気ですとどんな景色になるのかご覧ください。
どこに富士山が見えているかこちらですね。
これが富士山なんです。
合原⇒頭が見えている。
山本⇒なるほど。
頭が見えているんです。
お祭りは、あさっての土曜日から行われます。
神奈川県の開成町からお伝えしました。
山本⇒今週末は雨で来週までには晴れる日があるかもしれませんね。
合原⇒さっきの景色が見られたら。
山本⇒あじさいと田んぼと富士山。
合原⇒美しいでしょうね。
続いては、こちら。
「いま旬一本勝負!」この時期、青森で最も美しい場所からの中継です。
木花さん!木花⇒青森は新緑の季節です。
緑がきれいです。
きょうは雨は降っていなくて曇り空が広がっています。
きれいですよね。
そして、この音が聞こえてきましたでしょうか。
青森県十和田市の奥入瀬渓流です。
地元の方によると、今がいちばんきれいな季節だということです。
私は先ほどのカメラから100mほど上流のところに来ています。
奥入瀬渓流は青森県の南に位置します。
まさに季節は、新緑の森が美しい季節。
でも足元には違う森も広がっているんです。

(こけ)の森が広がっているんです。
そんな苔に魅了された苔ガール玉川えみ那さんです。
玉川さんは苔のガイドも務めていらっしゃいます。
奥入瀬渓流の苔はどんな魅力がありますか?玉川⇒ご覧いただいて分かるように、岩の上やくち木の上、木の幹だったり苔がたくさん生えていますよね。
苔は環境に敏感な植物なんです。
環境に敏感な植物が奥入瀬渓流には、およそ300種類生えていることが分かっているんですね。
それが奥入瀬の魅力ですね。
300も苔があるんですね。
そんな苔の世界に、きょうはこのカメラで間近に迫っていきます。
きょうご紹介する苔の見どころ3つあります。
まず1つ目、お願いします。
見ていきましょう。
まず、こちらの岩を見てください。
この苔ですね。
近づいて見てみますとこの苔はなんという苔でしょうか。
は虫類の、うろこのようなデザインをしていますよね。
山本⇒トカゲですね。
蛇の苔と書いてジャゴケといいます。
この苔はどういうふうに楽しむんですか。
見た目はちょっと気持ち悪いかもしれないんですがちょっと、こすってにおいを嗅いでみてください。
失礼します。
柔らかく触って、このにおいですね。
合原⇒どんなにおいだろう。
甘いにおいがしますね。
スーッとするにおいもします。
これは何だろう。
人によってはまつたけの香りとかかんきつ系のにおいとか梅昆布茶のにおいという人もいます。
苔の1つ目の楽しみ方、においでも楽しむことができるんです。
2つ目にいきましょう。
何ですか?あの岩に。
この岩ですね。
近寄って見ましょう。
本当に森が広がっているようなふわふわした苔ですね、なんという苔でしょうか。
ヒツジゴケの仲間なんですが先ほどと手触りが違うので触ってみてください。
ふわふわですね。
苔というと、ジメジメしたりヌメヌメしたりというイメージがあるかもしれませんが、カーペットみたいで気持ちいいですね。
印象が変わりますよね。
変わります。
2つ目は、触っても苔が楽しめるんです。
触るときは優しく触ってくださいね。
それでは3つ目にいきましょう。
なんでしょうか。
次はあちらの岩にお願いします。
この岩ですね。
なんという苔でしょうか。
シモフリゴケの仲間なんですがどうやって楽しむんですか?今はちょっと乾いている感じですよね。
細くなっていますね。
水をかけて変化を楽しみます。
霧吹きですね。
水をかけて変化を楽しみます。
お願いします。
山本⇒動いた。
合原⇒開いた。
ふわっとしたのが分かりますか。
もう1回、見てみましょう。
玉川さん、よろしくお願いします。
山本⇒分かりますよ。
ふわっと動くんですね。
変化を楽しむことも苔ではできるんです。
触ってよし、においをかいでよし変化を楽しむことができる。
見るだけではない楽しみがいっぱいあるんですね。
ただの緑のマットに見えるんですが、近づいて見てみると、デザインや種類がたくさんあることが分かります。
これは奥入瀬渓流を、ただすたすた歩いているだけでは絶対に分からない魅力だと思うんですね。
苔を見ているといろいろな生物も発見できてその楽しみ方が苔を見る楽しみだと思っています。
梅雨の時期になると苔の緑もきれいになって、またきれいな季節になるんですよね。
奥入瀬渓流では苔のガイドツアーもしています。
奥入瀬渓流の緑はもちろん足元の苔にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
青森県十和田市の奥入瀬渓流でした。
山本⇒ミクロもマクロも楽しめる奥入瀬渓流、楽しみが2倍になるんじゃないでしょうか。
合原⇒続いては、こちらです。
大きな被害を受けた水産業の町、宮城県気仙沼市。
人々の仕事や暮らしはどうなっているのでしょうか。
津波に襲われた町はまだ、さら地も多く震災の傷痕が深く刻まれたままです。
そんな中、震災前と同じ場所で営業している店があります。
3代続く、かまぼこ店です。
被災したことで新たに闘志を、かきたてられたかつお節の生産者にも出会いました。
「忘れじの旅」。
水産業の町で被災した方たちの声を聞きました。
忘れてはならない被災地の現実があります。
山本キャスターの「忘れじの旅」のコーナーです。
山本⇒今回、訪ねたのは宮城県の気仙沼市です。
気仙沼は津波、そして火災によって市の中心部が大きな被害を受けました。
漁業の町として、よく知られた気仙沼市ですがいつもですとこの時期かつおの水揚げが始まるんですがことしは、まだ気仙沼では水揚げが始まっていません。
震災から3年3か月近くたった先月ちょうど今、気仙沼は、どういうふうに復興しているのかその状況を確かめに行ってまいりました。
宮城県沿岸部の最北端の町気仙沼市。
まず、魚市場を訪ねました。
水揚げが今、行われている。
魚が揚がってますよ。
サメですよ、サメ!気仙沼といえば、フカヒレ。
こういう形で見るのは私は初めてですね。
漁港や市場は、復旧工事がいち早く行われました。
水揚げされていたのはマグロや、めかじきです。
ホヤですね、これ。
ホヤだ。
特産品のホヤも震災後、初の水揚げです。
一見、活気が戻ってきたようでした。
ところが実際に話を聞いてみると。
何割くらい戻ってきたって感じですか。
水産加工会社を経営している方も困っていました。
今、加工場では何人ぐらいの人雇ってらっしゃるんですか。
えっ!3分の1ですか。
復興は、どこまで進んでいるんでしょうか。
港から、ちょっと町のほうに入って来ますとまだ空き地が、たくさん広がってますね。
今、駐車場になってますけどこの辺りは、これからかさ上げということなんでしょうかね。
あそこ見てください。
6.3m。
東日本大震災のときにあそこまで水がきた津波がきたっていうことが書かれてますね。
3年過ぎた今も震災の被害のあとがあちらこちらに残っていました。
低い土地のかさ上げや区画整理などが始まっていました。
どのくらい進んでいるのか現場の責任者に話を聞きました。
なんか進んでるんだろうなと思って来たんですけど。
その辺はどうでしょうね。
3年たったということを考えてみたとき、どうですか。
区画整理事業の工事が始まっているのは計画全体の4割にすぎません。
ここですね。
店、きれいにされてますね。
震災後、いち早く営業を再開した店を訪ねました。
こんにちは。
山本でございます。
よろしくお願いします、どうも。
かまぼこの製造販売をしている尾形啓一さんです。
いつも見てます。
今もずっと営業されてるんですか。
営業はしてます、はい。
いつからになります?自宅兼店舗の建物は2階の天井近くまで津波が押し寄せ店と工場は全壊しました。
幸い、機械が一部残ったため尾形さんは修繕して同じ場所で店を始めることを決意しました。
再開から2年9か月。
多くの客に支えられ、売り上げは震災前の8割まで回復しました。
ありがとうございます。
尾形さんは店の奥の工場でかまぼこを作っています。
3代目の尾形さん。
かまぼこを作り続けて25年です。
店を再開後尾形さんが休んだのは10日もありません。
以前は職人がいて仕事を分担していましたが震災後、町を離れてしまいました。
かつての従業員は全部で6人。
しかし、今、雇っているのはパート3人だけです。
尾形さんは求人を続けていますが思うようにいきません。
どうでした?さらに、頭が痛いのは今の店を壊して、移転しなければならなくなったことです。
正式に決まったのはことし3月。
移転先は店の目の前です。
区画整理事業で、かさ上げ工事をすることになったからです。
震災後、水産加工業から離れた人に話を聞きに行きました。
NHKの山本と申します。
どうも。
震災前、食品加工会社で働いていた鈴木知裕さんです。
魚の下処理などの仕事をしていました。
勤めていた会社が津波で流され失業した鈴木さんは初めて介護の仕事に就きました。
介護のほうにいこうと思われたのはどうしてなんですか。
鈴木さんは介護職の資格は持っていませんが職員として採用されました。
最近は水産加工の求人もありますが今の職場が気にいっています。
次に訪ねたのは仮設の水産加工団地です。
いろんな水産加工の店が入っているんですね。
こんにちは。
畠山孝志さんです。
津波で自宅と工場を失いました。
震災のよくとし、水産加工業の組合が作った加工団地に入り営業を再開しました。
毎日忙しいですか。
畠山さんは、かつおやサンマの加工品を作っていますが生産量は震災前の7割です。
昔ながらの、かつお節は受け継ぐ人が減り畠山さんも後継者がいません。
夫婦とパート合わせて4人で切り盛りしています。
実は畠山さんは震災前仕事の辞めどきを考えていました。
ところが…。
やる気になった畠山さんの背中を押したのがかつおをいぶすときに使うせいろでした。
この、いぶし用のせいろですか。
これ、ずいぶん年季が入っているなと思ったんですけど。
100年?工場の2階と3階に置いてあったせいろだけが流されずに残っていたのです。
でも、考えようによってはかつお節を作る、せいろが畠山さんを助けているふうに見えますよ。
畠山さんの自宅と工場があった場所に案内してもらいました。
区画整理事業のため戻ることはできません。
畠山さんの人生そのものの場所ですね。
そうだね。
今、畠山さんは震災前には思いもしなかった希望を胸に抱いています。
気仙沼でずっと商売を続けてきた方にもお話を聞きました。
ここですかね。
こんにちは。
こんにちは。
NHKの山本でございますどうも。
加藤勝子さんです。
津波で自宅兼店舗を失いました。
震災から1年後、夫婦2人で仮設店舗で店を再開することにしました。
店を再開して2年余り。
年中無休で店を開けてきました。
店頭には勝子さんが立ち商品の仕入れは夫の敬一さんが担当しています。
こんにちは。
昔から、地元の人が利用する地域に根ざした商店でした。
扱っているのは主に食料品です。
お菓子や総菜、野菜に果物。
そして…。
今の店舗になってから地元の特産品を扱うようになりました。
この中で、いちばんよく出るものって何ですか。
あたりめロール。
さきいかですね。
結構太いですね。
実は店のすぐそばに観光客が集まる場所がありました。
あそこにばーんとあったんですか。
そこには大型漁船共徳丸があったのです。
共徳丸は、津波で海から700mほど内陸に打ち上げられました。
津波の恐ろしさを伝えるシンボルとなり連日バスを連ねて観光客が訪れていました。
しかし、去年10月に解体撤去されると観光客の姿は見えなくなりました。
加藤さんは、店から車で10分の高台にある仮設住宅で暮らしています。
加藤さん夫婦は、震災後に国民年金の早期受給を始めました。
2人合わせても10万円弱です。
加藤さんは去年、体調を崩し3週間、入院しました。
それでも薬を飲みながら働いています。
今のいちばんの希望って何ですか?山本⇒気仙沼でいろいろな方にお会いしたんですけれども口々に正直言って復興は遅いですよという声ばかりでしたね。
合原⇒そうですよね。
山本⇒今ご紹介した加藤さんですが、仮店舗で商売をされています。
いつになったら震災前と同じように腰を落ち着けて商売ができるようになるのか。
実は今の仮店舗は8月中に出なければなりません。
あと2か月です。
今の場所で区画工事が始まるからです。
移る先が、また仮店舗です。
そこも2年後には区画整理の工事が始まるので、そこも2年しかいられません。
その後ようやく新しくできる商業地に気仙沼市に店の用地を確保してもらって早ければ28年4月に店を建てられることになりそうだということです。
合原⇒加藤さんをはじめとして、被災された方の道のりは、まだまだかかってしまうんですね。
山本⇒加藤さんは1回仮店舗を経て2年後にようやく建てられることになるかなということなんですがその間も店の営業を続けて、新しく建てるための資金もためなければいけない。
もちろん融資も受けられますが、そういう状況なんです。
だから加藤さん、おっしゃっていましたよね。
命も大事だけれども、お金も大事です、こういうことなんですね。
さっきご紹介した、かまぼこ屋の尾形さんは、正直私のところはきちんと再建できるのは10年後でしょうかねということでその場に立ってそこで暮らす人たち、気仙沼の人たちと話してみるとやはり復興というのは、これからなんだなという感じがするんですよね。
それだけに私たちも足しげくとまではいかないかもしれませんがきちんと現場を見続けることが大切だな放っておかないということが大事だなと改めて思いました。
合原⇒「忘れじの旅」でした。
皆さん、東京湾で取れる絶品の貝をご存じでしょうか。
それは、バカ貝です。
おすし屋さんではアオヤギとも言います。
独特の香りと歯応えたまりません。
きょうは、東京湾の恵みバカ貝のおいしい魅力に迫ります。
山本⇒バカ貝のお話です。
合原⇒千葉放送局の結城さとみさんです。
結城⇒バカ貝をお持ちしました。
合原⇒大きいですね。
大きいでしょう、はまぐりよりもちょっと大きいぐらいですかね。
ちょっと、かわいらしい感じですけれどもね。
バカ貝が正式名称なんです。
バカガイ科バカガイ属のバカガイ。
どうしてバカ貝?という顔をしていますね。
場所をよくかえる動くからなんですね。
場所をよくかえる貝場替え貝、バカ貝、というふうに。
もともと省いた名前なんですね。
短くなったんじゃないかという説もあります。
山本⇒なるほど。
ちょっと、でも私たちは、アオヤギというのは聞いたことがありますけれどもバカ貝なんですね。
かつてバカ貝の一大産地だった現在の千葉県は上総国青柳村というところで、そこから名前を取ってアオヤギと呼ばれるようになったんですね。
合原⇒ちょっとかわいそうな気もしちゃうんですけれどもね。
バカ貝について取材しました。
千葉県木更津市の目の前に広がる盤洲干潟。
この沖合で、およそ50人が漁を行っています。
腕利きの漁師さんがいると聞いて若手俳優の鎌苅健太さんが訪ねました。
こんにちは。
斉藤さんですか。
そうです。
鎌苅です。
よろしくお願いします。
これは?はい。
バカを連発しているのはこの道40年のベテラン斉藤高根さんです。
バカが日本一。
ちょっと、いいことばですねなんかね。
翌朝5時、バカ貝漁に出発です。
港から500mほどのところがこの日のポイントです。
浅いほうが?ええ!これまでの漁の経験から、海底の様子が分かるという斉藤さん。
バカ貝が、いそうな浅瀬を見定めいかりを降ろしました。
そして取り出したのが…。
ええ!って言うかめっちゃ大きいですね。
まさに重さおよそ35kg。
この巨大なカゴを船の上から操ります。
はい!カゴが入りました。
斉藤さんは6mもある長い棒を巧みに動かし水深1mから2mの砂に潜っている貝を取っていきます。
刃の入り具合が浅いとバカ貝を傷つけ深いとカゴに砂が入りすぎて貝が、こぼれてしまいます。
カゴを揺らして砂を抜きながら深さを常に一定に保つのがポイントです。
ということで、再び水中の様子を見てみると…。
山本⇒上下にね。
ジャラジャラ言ってるでしょ。
バカ貝が、カゴにぶつかる音なんです。
踊っているように見えません?斉藤さんが、聞いていたのはこの音だったんです。
音は振動として棒に伝わります。
それを頼りにカゴを操っていたんです。
何より経験がものをいうバカ貝漁。
斉藤さんもここまでできるようになるまで10年以上かかったそうです。
カゴを引くこと15分。
果たして、その成果は?うわ、すげえ!入ってる、バカ!1回で、およそ200個。
多いときで1日4000個以上も取れるんだとか。
このベロ出してると。
斉藤さんたち漁師が取ってきたバカ貝はすぐさま仲買や加工業者に渡されます。
貝の中でも鮮度が落ちやすいので急いで加工する必要があるんです。
そこで活躍しているのが…。
こんにちは。
むき子さんと呼ばれる人たちです。
貝を自宅で、むいています。
山本⇒むき子さんではないんですね。
人の名前ではなく。
貝をむいて、身の部分と貝柱に取り分けていきます。
多い日は、1000個以上むくこともあるといいます。
この方もむき子さんですね。
そうです男性ですけれども。
こちらは、85歳のむき子白石たきさん。
18歳で結婚して以来時間を見つけては貝をむいてきました。
山本⇒67年間も。
すごいなあ。
うぐいすの声を聴きながらの。
はははは!むいた貝を集めたらいよいよ総仕上げです。
合原⇒きれいですね。
オレンジ色が鮮やか。
作業をするのは礒崎寛さんです。
洗うときに使うのは海水と同じ濃度の塩水です。
うまみを逃さないためです。
優しく洗うんですね。
しかし、洗っても砂粒など細かいごみは取れません。
一つ一つ指でそっとつまんでは取り除く気の遠くなるような作業です。
貝殻の破片からこんなに小さな砂粒まで1つたりとも見逃しません。
この日は、すべて取り除くのに2時間かかりました。
バカ貝は、こうして多くの人たちの手仕事を経てようやく市場へと出荷されるのです。
山本⇒きれいになっていますね。
バカ貝漁師の斉藤さんがとっておきの食べ方を教えてくれました。
地元定番、ゆでバカです。
さっとゆでたらうまみたっぷりのゆで汁は捨てずに、とっておきます。
なるほど。
これが秘けつなんだよ。
バカ貝は砂を吐きにくいので水を変えながらひたすら洗います。
砂が取れたら5分ほど先ほどのゆで汁につけましてうまみのエキスを戻します。
斉藤さん流ゆでバカ、完成です。
いただきます。
バカで乾杯!いただきます。
どうだ?これは、うまい。
しみ込んだね。
何ですか、この風味というか。
そんな、ゆでバカスタジオに持ってきていただきました。
先ほど漁師の斉藤さんがきょうゆでてさっき届きました。
斉藤さんが取ったというだけでおいしいだろうという気持ちになってしまいますね。
合原⇒愛情こめてとっていらっしゃるのがよく分かりました。
斉藤さん、ありがとうございます。
山本⇒コリコリする感じ。
弾力がありますでしょ?合原⇒甘みも強いですね。
香りがありません?山本⇒口から鼻にすっとぬけます。
磯の香りっていうんですか。
なかなかほかの貝にはない独特なもの、香りが持ち味なんです。
東京でも取れるんですが特に東京湾でとれた、江戸前のバカ貝は味も香りも格別だというので市場の評価が高いそうです。
まさに東京の味とおっしゃっていましたね。
干潟に住んでいましてバカ貝以外もそうですが干潟の水をきれいにする。
赤潮などの原因になる植物プランクトンを取り込んで水をきれいにするような役割もあります。
東京湾の干潟を大事にしていきたいなという気持ちですよね。
バカ貝と私たちの関係が回っていきますね。
番組のご紹介です。
6月からの新シリーズです。
NHKカメラマンが撮影とディレクターを務めます「にっぽんカメラアイ」です。
担当した沙魚川カメラマンです。
沙魚川⇒よろしくお願いします。
若手カメラマンですね。
どんな番組なんですか?今回は、いろいろな撮影技術を使って映像にこだわった番組を作りました。
時間が止まっているように見えますね。
これは、ハイスピードカメラを使って撮影しているんですが、東京の街に流れるさまざまな時間を、映像でぜひ表現したいと思いまして、撮影しました。
忙しいオフィス街から静かな農村まで私が感じたさまざまな時間の流れを、ぜひ見ていただきたいと思います。
この映像をとらえたのがこのカメラなんですね。
大きいですね、ちょっと。
これはハイスピードカメラといいまして時間を60倍に引き延ばすことができるカメラなんです。
それで、さまざまなほかの撮影技術を使いまして東京の街に流れる時間を表現してきました。
肩にずっしりきますでしょ。
結構、重いです。
止まったような時間私たちは時の流れ早く感じるんですが早く流れる時間をゆっくりゆっくり、まさにコマ撮りで見ていくということですね。
そうです。
どんな映像が見られてそこから私たちが、これまでにないものが感じられるといいですね。
楽しみにしています。
ぜひ、お願いします。
「にっぽんカメラアイ」はBSプレミアムで4週にわたって放送します。
初回は6日、金曜日です。
ぜひ、ご覧ください。
お便りがきています。
「忘れじの旅」についてきています。
自宅の跡地はうつりました。
今は気仙沼、離れて岩手の内陸に暮らしています。
いつもわがふるさと気仙沼を思いながら過ごしています。
頑張れ気仙沼といただいています。
あすの内容です。
口の中で唾液が、じわっ。
今が旬、和歌山の梅です。
最近の研究で梅には、さまざまな病気を防ぐ効果があることが分かってきました。
そんな梅を使ったおいしい料理を紹介します。
「行ってみたい!」は宮崎県諸塚村。
険しい山にある集落自然の豊かな恵みと人々の山への思いに満ちた天空の村を訪ねます。
2014/06/05(木) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき ▽被災地忘れじの旅は、水産業の町・気仙沼の今をリポート。[字]

被災地忘れじの旅は、水産業の町・気仙沼の今を取材。人手不足や工事の遅れなど、復興が進まない現状を明らかにする。中継では青森・奥入瀬渓流の新緑を紹介。

詳細情報
番組内容
【キャスター】山本哲也,合原明子 <中断>5:00−5:10 [字]ニュース
出演者
【キャスター】山本哲也,合原明子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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