(ペコ)《切ったぁ?どこ?》
(スマイル)《膝ん所血が出てる》《けっ。
そんなん唾付けときゃ治んよ》《うん》
(風の音)《えっ何?ごめん聞こえない》
(風の音)《…の味が》《鉄の?味が?》
(アナウンサー)日本の方ですか?
(江上)そうっす!日本人っす。
(アナウンサー)何しに海外へ?
(江上)友達とにぎやかに結婚式に行ってきたんす。
(江上)《当てのない自分探しの旅でした〜》《あちこち放浪したけどどこにも合う水は見つけられませんでしたとさ》
(江上)アハハハ。
そうっすよね。
(アナウンサー)ありがとうございました。
(江上)これ何チャンっすか?
(アナウンサー)金曜日の6時半だから見てみて。
(江上)了解っす!確認します!
(江上)《使われねえよな》《そういや今日だ。
1年前の今日…》
(江上)《えっ!?》
(江上)《あれからあちこち行ったよな》《行ってみっか卓球》
(木村)はっ。
(木村)やっべー見つかっちったよおい。
(小枝)頭出し過ぎなんだよバカ。
(部員)泣いてた?ウェンガ。
(部員)泣くか。
(選手)聞いたか?おい。
辻堂のコンがストレートで飛ばされたってよ。
(選手)マジかよ!?相手誰よ?
(選手)片高の星野たらいう2年坊らしいぜ。
(選手)嘘!?あそこ月本一本であとはカスって話じゃん。
それガセらしいぜ。
何でも星野って野郎鬼強で準決で当たる風間と張るんじゃねえかってコーチがよ。
すげえなそりゃ。
海王ピンチじゃん。
副将の真田が3回戦でその月本とぶつかるぜ確か。
それまじいわ。
海王のNo.2が予選の3回戦で消えたらしゃれにならん。
(選手)しかしまあ連中今まででけえ顔してのしてたからいい薬だな。
ヘヘ。
(選手)ともあれ俺らとは別次元の話だよ。
(選手)言えたそれ。
ハハハ。
(ドラゴン)《野ユリだ》
(のりお)《花粉が付くよ》《野ユリの花粉は油っぽいからなかなか落ちないぞ》《でも父さん大好きな花だ》
(のりお)《鳥はいいなぁ》《こんな高いところまですいすいだ》《下界で何が起ころうと関係なし》《飛行機のない時代から下界の醜い戦なんかを眺めていたのかな》
(ドラゴン)《父さん危ないよ》《父さん!》
(ペコ)フゥー。
(真田)風間がおらんのう。
(毛利)あっうっす!
(真田)フッ。
見るに値せん試合っちゅうことかいのう。
(卓)おい。
監督一つ聞いてよかですか?
(卓)うん?
(真田)こん試合ばもし自分が取りよったらやつもちったあわしらんごと見直してくれますかね?余計なことは考えるな。
試合に集中しろ真田。
おす!9番コート3回戦片瀬高校月本選手海王学園真田選手。
(部員たち)ファイファイファイ…。
シャーラッ!
(オババ)強いのかい?あの眉毛。
(道夫)強いよ母ちゃん。
(道夫)風間のおかげでいまひとつ影が薄いが去年のインハイではベスト4全日本でもベスト16に入ったモンスターだ。
(オババ)モンスターねぇ…。
(ペコ)ノープロノープロ。
スマイルは負けねえさ。
ペコ!どこ行ってやがった!捜したぞずいぶん。
(ペコ)うんこ。
下品!
(オババ)お疲れさん。
なんの。
(道夫)吹っ飛ばせスマイル!ぶちかましたれー!
(オババ)それでどうなんだい?膝は持ちそうかい?俺たちがついてるぞー!
(オババ)あいにくこの目は節穴と違う。
うん…。
サンキューオババ心配ねえわ。
(オババ)うん。
(道夫)あっ見た見た!こっちだ!おーいスマイル!おーい!
(真田)君と打ち合える日ば待ち望んじょったけん。
うれしくてたまらんばい月本君。
海王の真田じゃ。
(スマイル)片高の月本です。
よろしく。
っしゃー!
(主審)エイトワン真田選手。
(真田)っしゃー!っしゃー!何ちゅうパワーだ。
あれではスマイルでも手が出ねえ。
へえーそりゃ困ったねどうも。
くっ。
っしゃー!
(主審)アウト!ナインワン。
(高村)さすがの王子さまも万事休すかね。
ヘヘ。
(大田)うーん…。
(真田)フゥー。
(真田)《監督や風間が買いかぶりよるけずいぶん臆しよったがふた開けりゃしょせん…》《片高ばい》
(選手)サッ1本!
(選手たち)サッ!サッ!
(卓)《まずいな》
(真田)《見らんね風間》《わしが勝つばい》《きさんがほれちょるこん男にわしが!》
(真田)《勝つばい!》
(真田)うわっ!うっ。
シュー。
(主審)アウト!ツーナイン月本選手。
(真田)《こっこいつ…》チッ。
(卓)《バレたか…ポケットに球を集中されると真田はもろい》
(オババ)冷酷無慈悲だ。
分かるか?道夫。
そいつがスマイルモンスターの力だよ。
(真田)《今まで試しよったとか?わしんこと》《球散らせて打ちよったんはそんためか!》
(真田)こんがき!海王なめちょったらぼてくりこかすぞ!いきます。
(真田)《チクショー!》
(真田)《たたけどたたけど》《こげん正確に拾われとっては一向にらちが…》
(主審)ネット。
イレブンナインゲームトゥ月本選手。
ハァー。
何ちゅう野郎だ。
ひっくり返しちまったぜおい。
(大田)ハハ。
(観客)10点連取だよ真田から。
(観客)マジかよ。
真田が予選の3回戦で負けんの!?
(小泉)ウエートゥゴー。
(真田)《どうなっちょる?まるで隙が見えん》《どこ打ちよってん崩れよらん。
おまけにこいつ…》ホントタフだぜ。
(主審)アウト!イレブンツーゲームトゥ月本選手。
(真田)《恐れ入ったわ。
どうにもならん》《ほんに強かばい》風間が欲しがるわけじゃ。
(真田)《夢見たばい》ほんにきさんは太か男ばいのう風間。
卓球チームのことば一番に考えちょった。
それん比べてわしゃ甘か小さかばい。
(真田)《生半可な気持ちじゃきさんには太刀打ちできん》《百合枝さんがきさんにほれんのも分かろうたい》
(真田)《じゃがわしも海王の真田やけん》《骨は拾ってもらうけんのう風間!》
(アクマ)ちんたらしてんじゃねえよムー子!置いてくぞコラァ!
(ムー子)ねえねえマー君あっちで水泳がやってるって。
ねえ〜。
(アクマ)チッ。
一緒に泳いでくりゃいいぜ。
俺先行ってんよ。
(ムー子)何よ〜。
言っただけじゃんよ〜。
ねえ〜。
怒ったの〜?ねえ〜。
マー君。
(アクマ)チッ。
ハハハ。
(アクマ)泣けるぜ。
どこ行くの〜?マー君。
試合こっちだよ〜。
便所。
(足音)ご無沙汰しています。
風間さん佐久間です。
佐久間学です。
(ドラゴン)おう。
(アクマ)半年ぶりになりますかね?こうして風間さんとお話しするの。
(ドラゴン)ああ。
元気にしていたか?佐久間。
ハハハ。
(ドラゴン)何だよ。
元気でしたよ。
(ドラゴン)うん。
真田さん3回戦で月本とぶつかってましたね。
ああ。
真田も一流に違いないが1ゲーム取ることすら困難だろう。
真田さん月本だけには負けたくないでしょうね。
勝利を望むのであればそれを成し遂げるための努力が必要だ。
風間さんに言わせればそうなのでしょうが。
誰に言わせても同じだよ。
風間さんがこうして試合前便所に立てこもる理由…。
卓球から足洗った今ようやく分かる感じです。
笑うか?
(アクマ)風間さん誰のために卓球やってます?むろん自分のため。
(アクマ)冗談言わないでください。
今のが本音なら俺だって何も…。
チッ。
余計なこと言ってんなどうも…。
すいません忘れてください。
行きます俺。
(ドラゴン)佐久間よ。
(ドラゴン)恨むか?私を。
同情してますよあなたには。
分からないでしょうけど。
3連覇期待してます。
あなたならできる。
うん。
(ムー子)マー君おなか痛いの〜?
(アクマ)何でよ?
(ムー子)全然出てこないから〜。
そこいろムー子。
すぐ戻る。
ん〜何よそれ〜。
少し泣く。
(ドラゴン)よう。
(猫田)おう風間。
真田のやつがな…。
(ドラゴン)ああ。
あっ…。
まるで悪夢ば見とるごとあった。
ありゃ人間ではなか。
わしには倒せん。
佐久間が来ているよ。
会うたがか?
(ドラゴン)うん。
少し話をした。
あいつ何ぞ言っとったか?「あなたは誰のために打つのか?」と。
ほいで何ち?むろんチームのためだと。
ハッ。
きさんらしか答えじゃ。
(観客)すごっ。
(主審)マッチトゥ風間選手。
っしゃー!シャラーッ!
(選手)たっ…。
(猫田)っしゃー!
(主審)マッチトゥ猫田選手。
あっ。
げっ。
(主審)ナインテン岡野選手。
(岡野)シャラッ!ハァハァハァ…。
(道夫)球が浮っついてんだよ!ペコ球が!あと1本だろ!1本!あの子だって好きこのんでもたついてやしないよ道夫。
万全ならこの程度の連戦で顎上げて打ちやしねえよ。
膝いかれてんなありゃ。
(ドラゴン)ええ。
それをかばうから上下のバランスを失う。
オーバートレーニングの代償ってやつだ。
(岡野)あっ。
(主審)アウト!マッチトゥ星野選手。
ハァハァハァ…。
ペコ…。
残りの試合は棄権だな。
ハァハァ。
(主審)ネット!
(猫田)チッ。
(主審)テンツー月本選手。
(猫田)《ハァー。
みじんのミスもない》《ミスすんのは常にこっちや》《常に冷静まったく疲れへん計算し尽くされ正確無比の技術》サーブしてよろしいでしょうか?
(猫田)《まさにロボットやハッ》
(猫田)ええで。
(猫田)《こいつ血一滴も通っとらんのちゃうか?》
(主審)マッチトゥ月本選手。
泣きたなるわ。
よくやった月本!ナイスファイト!どうも。
(大田)すげえぜ!マジで感激したよ。
星野は?
(高村)まだだ。
あいつの膝マジ悪いってな。
そうですか。
おう。
(高村)何だよおい!応援しねえの!?星野の試合!おい君!どうなってる!?こっちの対戦相手は!アップ済ませた選手の体が冷えるだろ!いつまで待たせる!?
(係員)すみません。
今すぐはい!チッ。
どうする?少し打ってるか?いえ平気です。
そうだな。
流れるなこの試合。
平気だよ道夫さん。
痛み止め打ったし。
お前は膝の怖さを知らん!ベスト4残ったからここでやめても全国大会があんだろう!やる。
おい!
(係員)あの海王さんが…。
棄権だ棄権!今行く。
あの…。
(オババ)ちっと待っとけ坊主。
(係員)えっ?
(オババ)いいかい?ペコ。
確かにお前さんぐらいの年にゃ無茶だの無謀は必要だ。
ただお前がこの世界でてっぺん目指すなら白旗あげる勇気ってのも覚えないとね。
これでもケツにもうこはんつけてるころから打ってんだ。
膝壊して泣いた先輩たくさん見てきた。
オババが膝壊して卓球やめたんも知ってるんさ。
だったら!スマイルが呼んでんよ。
あいつ笑わないんでロボットだのゴルゴだのとんちきなあだ名付けられてすげえいじめられててさ。
いつも一人で親父から買ってもらったっていうゲームばっかやってやがった。
けど卓球教えてやったらえれえ笑ったんよ。
《僕もペコみたいになれるかな?》《僕ペコみたいになりたいんだ。
ペコみたいに》けどタムラで写真見るまですっかり忘れてた。
笑わないからスマイルじゃなくて卓球やってるとき笑ってたからスマイルって呼んだんだ。
《ピンチのときにはおいらを呼びな》《そうすりゃあおいらがやって来る!》あいつはもうずっと長いこと俺を待っている。
ずっと長いこと俺を信じている。
あいつが笑わんくなったんはおいらの卓球がしょっぱくなってたから。
気が付いてたけど知らんふりしてた。
ビビって必死に耳ふさいでたさ。
でもそろそろ行ってやんねえと。
道夫さんラケットくれろ。
その前にもう一匹でけえ怪獣退治しなきゃよ!
(オババ)ペコスマイルのために打つのかい?違えよオババ。
おいらがヒーローだからっしょ!そこんとこよろしく!愛してるぜペコ。
《心の中で3回唱えろ》《ヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見参!》《そうすりゃあおいらがやって来る!》
(係員)ちょっと通してください。
(係員)選手が出ます!《ピンポン星からやって来る!》っしゃー!2014/06/06(金) 01:58〜02:28
関西テレビ1
ピンポン THE ANIMATION[字]【あの名作漫画がアニメーションで蘇る!】
チャイナを下したペコは瞬く間に会場で話題になる。「海王ピンチ」の噂が囁かれる中、ドラゴンはトイレに籠城するのだった。そこへ現れた風間がかけた言葉とは—
詳細情報
番組内容
卓球で「この星の一等賞」になりたい星野裕(通称ペコ)と、卓球は「死ぬまでの暇つぶし」の月本誠(通称スマイル)は、小学校から卓球道場に通い、共にラケットを振っていた幼馴染み。
インターハイが近付いたある日、2人は上海から辻堂学院にやって来た留学生・孔文革(通称チャイナ)に会いに行き、その実力を目の当たりにする。
一方、卓球強豪校、海王学園の風間竜一(通称ドラゴン)や、ペコとスマイルと同じ道場出身の
番組内容2
佐久間学(通称アクマ)もインターハイに向け動き始めていた。
地上最速のスポーツ、“卓球”に青春を捧げる、五人五様のネオスポ根物語!
出演者
星野裕: 片山福十郎
月本誠: 内山昂輝
風間竜一: 咲野俊介
佐久間学: 木村昴
孔文革: 文曄星
オババ: 野沢雅子
小泉丈: 屋良有作
スタッフ
【原作】
松本大洋『ピンポン』(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)
【監督】
湯浅政明
【キャラクターデザイン】
伊東伸高
【音楽】
牛尾憲輔
【色彩設計】
辻田邦夫
【美術監督】
Aymeric Kevin
【撮影監督】
中村俊介
【編集】
木村佳史子
【音響監督】
木村絵理子
【制作】
タツノコプロ
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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