(一心)《何であんなことしたんですか!》
(戦場)《フン。
別に理由なんてない》《大して役に立たないやつを俺が有効利用してやっただけだ》
(一心)《そんなことが許されるはずがない!》
(戦場)《勝ち残ったやつが全てを手に入れる》《ルールなど存在しない》《これは非常にシンプルな勝負だ》《するも自由やめるも自由》《この勝負に求められるのはたった一つ》《自らの願いをかなえるために全てをなげうつことのできる覚悟だけだ》《おいくそ眼鏡》《お前は何のためにコレクションを探している?》
(一心)《それは…》
(戦場)《フッ。
それがお前の本質だ》《ただ仲良しごっこがしたいだけなら他の連中みたいにさっさと辞めろ》《まっお前が辞めなくても俺は辞めるがな》《結局霞がいなくなった時点でこんな部に価値なんてなくなってたんだよ》
(一心)《今生先輩…》・
(重護の鼻歌)
(七々々)どこか行くの?
(重護)うんサウスレッドモール。
(七々々)気合入ってるね。
(重護)フフフ。
今日はデートだからね。
(七々々)また雪姫姉さんって人?
(重護)いや眼鏡っ子の委員長と。
(七々々)重護ってそんなにモテたっけ?それってホントにデートなの?あ…。
すいません嘘つきました。
ホントは転入生と最近友達になった子もいて4人で遊びに行くんです。
バレバレだよ。
天災ちゃんとダルクちゃんは一緒じゃないの?あいつら今日も部屋に帰ってないよ。
そっか。
でも様子見に行ったりしちゃって心配なんだね。
違う違う!たまたま。
ンフッ。
夢路さ〜ん!
(夢路)こんにちは。
こんにちは。
その私服すてきですね。
今日は一段と奇麗です!
(夢路)そっそんな。
八真君もその…すてきです。
あ…。
・
(ゆん)おはようだぞ!
(重護・夢路)あっ。
(ゆん)八真先輩!今日は誘ってくれてありがとうだぞ!
(ゆん)映画面白かったぞ!
(鉄)怖くはなかったか?
(ゆん)全然怖くなかったぞ。
それに私ならあの殺人鬼から逃げ切ってみせるのだ!
(鉄)そうだなゆんならできるだろうな。
夢路さんは大丈夫でしたか?怖かったけど面白かったです。
あっ髪に何か付いてますよ。
えっ?どこですか?あ…そこじゃなくて上の方。
え…。
糸くず。
ヘヘ…。
ああっ…えっ?《今確かに殺気が…》
(夢路)あっあの…八真君?ああ!いやその…。
(鉄)時と場所をわきまえろ八真重護!
(ゆん)うわ〜!何も見えない見えないぞ〜。
私とこの子どっちが好きなの?どろどろだな〜。
(影虎)エロいな。
あっ。
チッ。
・
(物音)・
(戦場)誰の差し金だ?答えるつもりはない。
(戦場)そうか。
じゃあ死ね。
・
(戦場)もっと気合を入れて逃げろよ。
くっ!《俺の動きについてきた!?》ハァ…。
・
(戦場)もう終わりか?
(影虎)うっ!《先回りされてる》・
(戦場)残念ここは俺の庭みたいなもんでな。
なかなかすばしっこいな。
厄介な身のこなしだ。
気を付けろよ。
右足の感覚をなくしてバランスが右に崩れて倒れるぞ。
(影虎)うっ。
(戦場)もう立ち上がれない。
(影虎)《動かない何が起こった!?》
(一心)《あの人は戦場緋夜は初代冒険部で最も七々々コレクションを扱うことにたけていた》
(戦場)じゃあな。
今日はありがとうだぞ。
(鉄)またあした学校で。
さようなら。
じゃあね。
(ゆん)ヘヘッじゃあな!寄り道しちゃ駄目だからな。
やはり寮まで送ろう。
(ゆん)心配しなくても大丈夫だぞ。
そうか。
(ゆん)うんおやすみなのだ〜!ただいま。
おかえり!ん?ウフッ。
早く!えっ?サウスレッドモールにある天竺堂の和風黒蜜プリン。
甘いのにしつこくなくて上品な味で。
私のランキングで上位に入るプリンなんだよ!重護?あっアハハ…ハハハ。
すいません遊ぶのに夢中でその発想が完全に飛んでました。
ウフッ。
・許さない。
えっちょっ!何を…!?やめて…あっあっ!何でパロ・スペシャル〜!?
(戦場)よっお久しぶりだな。
あれっきり完全に痕跡が消えたから諦めていたんだが。
まさかまたこうして会えるとはな。
(ゆん)な…何のことですか。
(戦場)どうやって脱出した?クリアしていないのは確認済みだ。
今までどこにいた?なっ何を言ってるのか全然分からないぞ。
いいかげんそのくだらない演技をやめたらどうだ。
おい俺のことは知っているな。
い…戦場さんだってこの前ゲーセンで聞いたぞ。
(戦場)いやそうじゃ…これはどういうことだ?待て話は終わっていない俺の質問に答えろ。
(ゆん)《助けて助けて!》《鉄!》
(鉄)うおっ!ゆん大丈夫か?よお彼氏君。
彼女のストーキングとは犯罪者の一歩手前だな。
本物のストーカーよりはマシだと思うがな。
そりゃ本物か?この島でそんなものを持っている連中なんて限られている。
お前ツクヨミ街の人間か?
(鉄)だったら何だ。
まさかスリー・スカルとか言わないよな?ハァ…最悪だな。
まさか黒須参差が絡んでいるとは。
あっ。
お前の知っていること全て吐いてもらうぞ!やはり刃物が相手ではどうにもならないな。
ならさっさと吐いて楽になれ。
断る。
いくぞ。
(戦場)残念。
(鉄)うお…ぐはっ。
どうしたかかってこいよ。
フゥ…。
まるで時代遅れの武士だな彼氏君は。
・
(ゆん)お巡りさんこっちだぞ!悪いやつがいるのだ!
(戦場)チッ。
悪いが俺はふけるぞ。
(鉄)そうしろ俺も警察はまずい。
(ゆん)ハァ…大丈夫か?鉄!
(鉄)ああゆんこそ大丈夫か?うん鉄が来てくれたから大丈夫だぞ。
警察は?
(ゆん)あああれは嘘だぞ。
ああすればあいつもいなくなると思ったのだ。
そうか。
とにかくまずは姉御に連絡だな。
えっ何で戦場さんがゆんちゃんを襲うの?さあな。
八真重護お前に一つ頼みがある。
頼み?戦場緋夜が二度とゆんに近づかないようにしてほしい。
えっ何で俺?本来なら俺が率先してやつを刻んでやりたいところだが。
今後はゆんの護衛に力を入れなければならない。
不服か?あっ全然。
むしろ喜んでやるよ。
ゆんちゃんのためだし鉄君のお願いならなおのことね。
だからちゃんと話してほしい。
そうだな。
重護お前に謝らなければならないな。
確かにお前へ頼むのは俺の考えではない。
フッやっぱりね。
姉御に言われたのだ「八真重護に何とかさせろ」と。
名指し!?何で姉御がお前にこんなことを依頼しろと言ったのかは分からないが戦場は強い。
俺一人の力では限界がある。
頼む重護。
おうよ!戦場さん退治は任せとけ!こんにちは〜。
やあ八真君。
徒然先輩!?どうしたんですか?そのケガ。
(影虎)気にするな。
分かりました。
先輩たちに聞きたいことがあるんです。
(夕)何よあらたまって。
戦場緋夜という人を知りません?えっ何です?そのリアクション。
(一心)なるほど。
戦場さんは去年までうちの高校にいて七々々コレクションのことも知っているようだったので先輩たちなら何か知ってるかもと思ったんですけど。
その推測は正しいね。
戦場緋夜は初代冒険部副部長にして二代目部長。
そして冒険部を一度つぶした男でもある。
冒険部を創設したのは初代部長である今生霞先輩だ。
(一心)今生先輩の下第三高等部冒険部は楽しみながらも着実に七々々コレクションを手に入れていった。
(一心)だけど終わりの時はやって来た。
今生先輩は卒業とともに冒険部をそして七重島を去った。
(一心)その後に冒険部を引き継いだのが戦場さんだ。
だけど戦場さんは強引な手口も平気で使うような人だった。
だから当時の部員たちは次々に冒険部を辞めていった。
そしてあの事件が起こった。
遺跡で戦場さんは部員を1人捨て駒に使ったんだ。
(不破)《キャ〜!》
(一心)確かに七々々コレクションは手に入った。
(一心)だけど「こんな部入るんじゃなかった」彼女が島から出ていくときに僕に言った言葉だよ。
そして戦場さんも手に入れた七々々コレクションを持って部を辞めた。
最終的に僕だけが残ったけど幽霊部員みたいなものでね。
辞めたも同然だった。
じゃあ今の冒険部は?
(一心)夕と影虎を誘ってことしの春から僕が三代目部長として活動を再開したんだ。
戦場さんは先日ここにもやって来たよ。
それって…。
(一心)ああ。
その吉野咲希さんについて調べに来たんだろうね。
八真君戦場さんと事を構えるというのなら微力ながら僕たちにも協力させてほしい。
お願いします。
まず疑問なのは戦場さんはどうして吉野さんを襲ったのかだけど。
う〜ん。
・
(戸の開く音)・
(天災)それは私が話そう。
天災!お前今までどこに?
(天災)久しぶりだな重護実は先日私は駿河綾という1年生からある内緒のバイトを請け負った。
(天災)その内容とは…。
ちょっちょっと待て!お前どこで何してたんだよ。
(ダルク)僕たちここ数日調査していたことがあるんです。
はあ?
(一心)まあ聞こうじゃないか。
私が請け負った内緒のバイトとは1カ月前に行方不明になった生徒の捜索だった。
だが私が連れ戻す前に帰ってきてしまったのだ!だからそのことがゆんちゃんとどう関係あるんだ?
(天災)その行方不明者とは吉野咲希だ。
えっ。
(一心)ところで何でそんなに怒っているんだい?何を言うか!私が活躍し解決する前に事件が勝手に終わってしまったんだぞ!はっきり言って屈辱だ。
バカにするにも程がある!このままでは名探偵としてのプライドが許さない!だから真相を解明するために天災はその後も調査を続けていたんです。
唯我殿に聞きたいことがある。
戦場緋夜という男について知りたい。
吉野咲希は行方不明になるその日あることをしていた。
それは内緒のバイトだ。
内容はとある建物の調査。
その依頼主は…。
戦場さんか。
(天災)そう戦場緋夜だ。
そしてその建物というのはおそらく遺跡のことだろう。
ちょっと待ってゆんちゃんは遺跡や七々々コレクションのことを知ってるっていうのかよ。
(一心)いやおそらく吉野さんは利用されたんだと思う。
(影虎)何も知らされずにただ金で雇われ依頼を実行させられたということか。
だろうねそうやって他人を使い捨てる。
戦場さんがやりそうなことだ。
ではその吉野という子は遺跡に関する何かしらの情報を手に入れて狙われているということですか?
(一心)その可能性は高いね。
(天災)だが吉野咲希が何かしらの遺跡の情報を得たとしよう。
ではその後行方不明とされている間吉野咲希はどこで何をしていた?えっと内緒のバイトの途中でたまたま知ったんだけどゆんちゃんはこの間までツクヨミ街のヤバそうな組織にいたんだよ。
あそこを統治しているスリー・スカルかな。
じゃあその吉野咲希っていう1年は組織の後ろ盾を得たから戻ってきたっていうこと?やるじゃない。
いや。
ゆんちゃんがその組織を利用しているとは思えません。
それにゲーセンで初めて戦場さんに会ったみたいに見えました。
あんたの気のせいじゃないの?いえそんな様子じゃなかったです。
とにかくこれだけ分かればもうするべきことは見えた。
何ですか?吉野さんが狙われる理由は遺跡の情報を握っているからだ。
なら僕たちが先にその遺跡をクリアしたら?戦場さんがゆんちゃんを狙う理由がなくなる。
ならゆんちゃんに聞いてみましょう!いや彼女と接触することによって僕たちが同じ遺跡を狙っていると戦場さんに気付かれるのはまずい。
(影虎)確かに。
やつがどこからその1年生女子を監視しているか分からん。
遺跡の場所はどこなんだ?サウスレッドモールということまでは分かっている。
あそこかあんな広い場所をどう探せば。
ならヒントをもらいに行くしかないね。
ヒント?駄目だよ。
そこを何とか。
駄目教えない。
七々々ちゃん頼む。
だ〜め。
お願いします。
もう。
遺跡の場所は分かっているんでしょ?だったら時間をかけてじっくり探せばいいじゃん。
時間が惜しい。
ふ〜ん何で?詳しく話せないけどとにかく早くクリアしないとまずいんだって。
何で理由が話せないの?あっ。
それは言えないんだけど。
理由も話してくれないくせにヒントだけくれって?ごめん!でもマジで頼むよ。
その遺跡だけはどうしてもすぐにクリアしたいんだ。
お願いします何でもするからヒント教えて!クリアさえすればいいの?うん!う〜ん。
いいよ教えてあげる。
ホント?ただし一つ条件がある。
えっ天竺堂の和風黒蜜プリン?ただし二つ条件がある。
もしその遺跡で七々々コレクションを手に入れても重護はそれを絶対に使ってはいけない。
それが私の出す条件。
使っちゃ駄目?そう。
その七々々コレクションの能力が何であれ絶対に使ってはならない。
約束できるよね?だってただ遺跡をクリアするだけでいいんでしょ?分かった約束する。
おやすみ。
おやすみ。
《使っちゃ駄目ってどういうことだ?》《七々々ちゃんを殺した犯人を見つけられるものかもしれないのに》《犯人見つけてほしくないのかな》《見つけてほしくないのか?》《成仏したくないのか?》《本当はどうしたいんだろう》え…。
2014/06/06(金) 02:28〜02:58
関西テレビ1
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金[字]【父親に勘当された高校生と地縛霊が犯人探しの大冒険!】
重護は夢路さん、鉄、ゆんとサウスレッドモールへ遊びに行く。そんな4人を見つめる眼。戦場緋夜が彼らの後をつけていたが、戦場もまた、影虎につけられていた。
詳細情報
番組内容
父親に勘当され、家を追い出されて七重島にやってきた高校生「八真重護」は、一人暮らしを始めた部屋で地縛霊「龍ヶ嬢七々々」と出会う。重護は、10年前に何者かに殺害された七々々を成仏させるため、犯人捜しを決心する。
かつて七々々が世界各地で収集し、今では島のあちこちの「遺跡」に隠されている「七々々コレクション」。
この不思議な力を持つお宝を使えば、七々々を殺した犯人を見つけることができる。
番組内容2
重護は、七々々コレクションを手に入れるため、冒険部に入部する。
しかし、七々々コレクションを狙って、ひとくせもふたくせもあるプレーヤーの思惑が渦巻いていた…。
出演者
龍ヶ嬢七々々(りゅうがじょう ななな): 田辺留依
八真重護(やま じゅうご): 小野友樹
壱級天災(いっきゅう てんさい): 阿澄佳奈
星埜ダルク(ほしの だるく): 花澤香菜
唯我一心(ゆいが いっしん): 興津和幸
茨夕: 鈴木絵理
徒然影虎: 早志勇紀
不義雪姫: 能登麻美子
椴松鷲: 鳥海浩輔
真幌肆季: 内山夕実
夢路百合香: 伊藤かな恵
黒須参差: 櫻井浩美
出演者2
辻深鉄之進: 細谷佳正
吉野咲希: 久野美咲
スタッフ
【原作】
鳳乃一真(ファミ通文庫刊)
【キャラクター原案】
赤りんご
【監督】
亀井幹太
【シリーズ構成】
倉田英之
【キャラクターデザイン】
川上哲也
【プロップデザイン】
坂