障害者のための情報バラエティー…けん太の突撃インタビュー!「バリバラ」ではおなじみ…そんな…分かんない。
いいえ思わない。
これまで素朴な疑問を解決しようと突撃インタビューを繰り返してきた。
けん太さんが今回挑むテーマが…。
出生前検査についてはどう思いますか?そう!去年4月妊婦の血液を分析するだけで胎児に染色体の変化があるか判定できるという新しい検査が始まった。
報道ではダウン症の事が取り上げられる事も多く確定的に診断できるかのような誤解も生まれた。
検査についての疑問を解決したい。
けん太さんは医師ダウン症のある人妊娠中のお母さんを突撃!日本全国を巡る旅に出た。
シリーズ「出生前検査」スタート!今日のゲストはダウン症のあるお子さんがいる…ダウン症の息子も今小学校5年生になりまして…。
けん太さんうちはですね健太郎といいます。
(笑い声)そういう喜びはやっぱり接して育てていかないと分からない喜びですよね。
でも確かにね報道など見てますとやっぱりダウン症のある人たちの事が話題になる事が多いじゃないですか。
そこばかりフォーカスされるみたいな。
そこでね「バリバラ」としてはダウン症といえばこの男!イケメンあべけん太君!そうで〜す!イェイ!今回は旅してきたんですって?何で旅に出る事にしたんですか?やっぱりね…何が謎なんですか?この検査の事も…?はいもう検査が…感じですね。
謎だぞ!今初めて見た人がおったら君の方が謎やわ。
(笑い声)
診断が確定するものや確率を判定するものなどさまざまな検査があります。
去年4月に始まった検査で判定されるのは…
この検査は確定検査ではありません。
診断の確定には羊水検査などを受ける必要があります。
NHKの取材では診断が確定した妊婦の9割以上が中絶を選択しているという現実もあります
さあまあ自分たちの事を調べる検査なのに疑問が多すぎると。
それではまずね何よりもその旅前半の様子を見て頂きたいと思いますがけん太君VTRのフリお願いします。
分かりました!早っ!
(テレビ)「なぜ自分はダウン症の子どもを産む事を選ぶのか…」。
出生前検査について報道があると気になって真剣に見てきたというけん太さん。
ダウン症の事が分かる検査らしいという事。
母親は赤ちゃんを産むか産まないか重い決断を迫られる事。
次々と伝えられる情報にけん太さんはさまざまな疑問を抱いてきた。
何かテレビ見てまして…出生前検査というテレビがあったんですね。
それを見てこれちょっと漠然してますね。
(ディレクター)ん?
(俊秀)ん?漠然。
漠然?がく然?がく然ですね。
がく然としたの?何でダウン症は外さ…外さされる事があったらちょっとショックだなと思いますね。
テレビを見るだけでは分からない事が多すぎる。
けん太さんは答えを求めて旅に出る事にした。
こんにちは〜!まず向かったのはダウン症のある仲間のもと。
大阪で音楽活動をしているえんぜるバンドのメンバーたちだ。
ごく普通に毎日を楽しんでいるダウン症のある人たちはこの問題についてどう考えているのか。
いいですね!
(拍手)検査の話題は家族でも話しにくいと言うが本人の思いを聞きたいと親子で取材を受けてくれた。
出生前検査はどう思いますか?
(ディレクター)あ〜パソコンで見た事ある。
どういうふうに思いましたか?
(ディレクター)佳奈ちゃんはどう思いますか?
(ディレクター)あ嫌な気持ち。
ふ〜んそうか。
(ディレクター)あ仲間がおるから楽しいと。
あ〜そうか。
嫌な気持ちか…。
う〜ん…。
あ〜僕もそう思いますね。
やっぱり…う〜ん…。
頑張れよ!サンキュー!ふだんは明るいダウン症のある仲間たちも感じていた検査についての不安や疑問。
世間の人たちはどう考えているのか?皆ダウン症の赤ちゃんを産んではいけないとは思っていない。
じゃあどうして検査をするの?街の人たちの歯切れの悪い答えに疑問はますます深まるばかり。
そこで訪ねたのが…今年2月から新しい出生前検査を始めている。
こんにちは。
どうも。
はいこんにちは。
話を聞いてもいいでしょうか?はい大丈夫です。
どうぞ。
取材に応じてくれたのは…出生前の検査に長年携わってきた産婦人科医に改めて疑問をぶつけてみる。
ダウン症が生まれてほしいかなと思う気持ちがありますけどもどう感じられますか?私もダウン症のお子さんでも元気に育ってくれてるお子さんは産んでほしいと思います。
そうですね。
医学的には病気があるからという理由だけで中絶をする事は認められていないし…法律的にでもですね。
なぜその検査をするんでしょうか?妊婦さんたちは妊娠すると戸惑いもあり不安もあり…。
その時にやっぱり赤ちゃんに病気がないかっていう事は一番心配な事ね。
一番心配…。
そこでまず今赤ちゃんに大きな病気がなさそうだよという事が分かると安心できるしもしそこで病気が見つかったとしたらどんな治療ができるかどうやって育てていってあげたらいいのかというのも教えてあげる事で育てていく自信が出来るんですね。
一番安全に安心していい環境で赤ちゃんを迎えてあげられるためにサポートするために行っています。
ニュースで見たイメージとは全く違う答えに混乱気味のけん太さん。
ちょっとだけは…難しかったかな。
そっか。
すいません。
実はちょっと分からなかったんで。
すいません。
そこでディレクターと相談し新たな疑問をぶつけてみた。
う〜ん…私がおなかの中の赤ちゃんを見ている範囲では順調に大きくなっていれば何も違わないです。
大きな病気で生命の危険にさらされる訳でもなければ本当に…医学的には何も問題はないと思います。
そうですね。
それがちょっと…。
(ディレクター)産めない環境があるんだって。
産めない環境があると。
う〜ん…まあそれについてはう〜ん…。
環境の問題ではないかなと思うんですね。
気持ちの問題かなって思うんですね。
もしどうしても育てるのが難しいと思ってるお子さんを産んでしまったらお母さんお父さんの方が精神的にめいってしまったり体力が続かなくなったりという事もやっぱり一つの理由になってくると思うんですね。
経済状況もあるしいろんなところでやっぱり育てていく自信がない人に無理やり育てなさいというのは私たちからは言えないです。
う〜ん…。
優子ちゃん。
ねえ優子ちゃんはけん太君と同じダウン症で今のVTRどういうふうに見てましたか?今のVTRを見て自分もダウン症なので検査自体反対。
検査は反対。
反対です。
なるほど。
(ディレクター)生まれないと見られないっていう事だね?そうですね。
ですよね?はい。
康平さん。
どうですか?康平さんは。
僕ウイリアムズ症候群やけどう〜ん…今の子たち見てきてやっぱり障害者は苦労してるけどやっぱり産んで苦労してても…私も将来は子ども欲しいと思ってるので私は是非やりたいと思ってたんですけど…。
検査を?はい。
だから事前に分かっているのであればまたちょっと心構えも出来るだろうし産まないっていう選択がまあ…できるなら私はそれもありじゃないかなと思ってるんです。
なるほどね。
検査イコール産むか産まないかみたいな0か100かみたいな話をしちゃってるっていう事が問題で検査自体がいいとか悪いんじゃなくて…なるほどね。
グレースはどうですか?そもそも検査を何でするかっていったら安心してお母さんに産んでもらうための検査なのに産める環境がないっていうのは何か矛盾してるかなって思って。
もし先生たちが産めない環境だと思ってるんだったら…そうやね。
どうですか?森田さんは。
私は自分の母親からもしおなかの中で私が障害者だって分かってたら産まなかったってはっきり言われたんです。
え〜!でもだからといって母親は愛情がなかった訳ではないんですよ。
きっちり私に愛情を持って育ててくれた。
ただ覚悟というか…じゃあその覚悟って…例えば中絶ができる期間までに母親は決断しないといけないのかといったらそこがまずおかしいじゃないですか。
(江川)検査する事でよりストレスが高まっているようにも感じてしまいますよね。
逆に妊娠中の不安が増大してしまうんじゃないかという疑問は何となく感じますね。
私も実はですね自分が…例えばですね子どもを産む前にこの検査があったら恐らく受けてたと思います。
受けてた。
受けてて「ダウン症ですよ」と言われた時は中絶をしてたと思うんですよ。
あそうですか。
と私は思います。
ただ…そういうような人たちを減らしてほしくないんですよ。
私みたいに…ある方から言われたんですよ。
私はその時思ったんですよ。
(笑い声)
(江川)それいつ?1歳ぐらいの時。
それって…当時まだ明るいイメージがあったものですから何かこう…あのころは自分の立場が一番で自分の方が子どもよりも大事だったとそういうような事があったんですよね。
何か隠すのはちょっと分かんないね。
子どもはね〜。
寂しい?寂しいんだけどやっぱり…
(ディレクター)今はよかったねという事?
(けん太)今はいいです。
よかったね。
本当によかったですね。
でもけん太君はねまだまだ納得いかへんという今状況ですけどもほかにも何かいろいろ質問してるんですか?そうですね。
けん太さんが今回聞いてもらったのは彼が聞いた事なかったしで説明もされてないと。
何でこういう事になってるのかという事をちょっと医師の方に聞いてみたのでそのVTRをご覧下さい。
先生はどう思われますか?それについて。
う〜ん…。
そういった場はあまり…日本全国で設けられていなかったのかもしれません。
診療の中での体制を整える事で精いっぱいになっていた事もありますし…。
今回の検査は日本産科婦人科学会が作成したガイドラインに基づき臨床研究という形で始まった。
海外からの検査技術の流入が避けられない中ルール作りは急いで進める必要があったと言う。
(ディレクター)答えはない?ない。
(ディレクター)必要という訳ではなくてあると言うしかない。
(ディレクター)必要とまでは言えないですか?まさに今のインタビュー衝撃だった。
お医者さんでさえ必要かどうか分からないっていう…。
それよりもある。
こういう検査がある。
受けたい人がいる。
ただそれしか言えないっていう。
何か苦しいですよねそんなん。
それこそけん太君はもうこの前半の旅はもう謎謎…深まるばっかりですね。
そうですね。
これまあ謎ですね。
(ディレクター)自分の意見を言う場がなかったって思ってるの?言う場がない。
妊娠しているお母さんの気持ちを知りたい。
こんにちは。
今いいでしょうか?すいません。
こんにちは。
どうも。
ちょっとお話を聞いてもいいでしょうか?はい。
話を聞かせてくれるのは…大塚さんには4人の子どもがいる。
長女の…そして長男の…次女の…次男の…香里さんはこれまでに羊水検査や新しく始まった検査を受けた事はないと言う。
ちょっと話がありまして…。
(ディレクター)お〜そうなんだ。
(けん太)どんなところが大好きですか?
(けん太)素直なところ!今は検査そのものには賛成でも反対でもないと言う香里さん。
(けん太)うわ〜かわいい!しかしこれまで妊娠する度に検査に対する考え方は揺れ続けたと言う。
それぞれの子どもを妊娠した当時の気持ちを話してもらった。
検査を受けるっていうのはイコールあんじさんを何て言うんでしょう否定するって…。
あんじさんの存在自体をなくしてしまうような気がしてすごく怒ってたんですよ。
(けん太)怒ってた…かなり?そんな検査絶対いらんって怒ってたんですけど…。
はいわたしの事です。
そうだよそうだよ。
ダウン症を否定されたくないっていう方が強かったんですよね。
あれだけ…育がおなかにいる時はもう絶対反対って思ったのに何か…あ〜…このまま産んでもし障害があったらっていうのは考えてどうしようかな…。
(ディレクター)どうしようかな?どうしようかなって…。
(けん太)どうしようかなと…。
うん。
検査すべきか…。
3人のうちの2人が障害があったとしたらこの育君は私たちがおじいちゃんおばあちゃんになって死んだあとに2人の事を背負っていかないといけないんじゃないか自分のこう…やりたいように人生を生きれないんじゃないだろうかっていうふうに思ったんですよね。
見えない先の事だから分からない不安…。
(ディレクター)分かる?
(けん太)分かりますね。
分かります?説明が難しい。
悩んだ末結局検査を受けずに出産した香里さん。
その後子どもたちがそれぞれのペースで成長していく姿を見守ってきた。
誰もほかの誰かの人生を背負う必要なんてない。
そう考えるようになり今後自分が検査を受けるつもりはないと言う。
だから私一人の人間なのにそんなに気持ちが変化するんだからやっぱり何人もの人がいれば何通りもの考え方はあるだろうなとは思うようになりました。
産んできてな!悩む母親の気持ちが少しだけ分かったけん太さん。
それでも疑問は消えない。
どうして検査があるんだろう。
ダウン症の赤ちゃんは産めますか?
(江川)何でもリアルなものが目の前に出てこないとイメージできないのが人間なんで…。
だからもうけん太さんにあっちこっち行ってもらって…。
全国の…けん太の突撃インタビュー?やりたいっす。
さあ今日いろいろと話してきました。
愛澤さんは?検査を受けて私のように産まないという選択肢もありだと思うって思ってる女性もいるっていう事は分かってほしいなと思いますしだからといって障害者で生まれてくる人たちを別に否定してる訳でも全然なくて…。
ないけれども自分の生きてきた今までの事とかを考えてそういう選択をしてしまう人もいるし…。
う〜ん…。
私一つ確信した事がありました。
今は…そういう…何か落ち着きと言いますか確信を持てました。
あ私が選んだ…。
私が選んだんだなと本当にそういうふうに…。
さっきは何で私を選んできたんや言うて。
(鐘の音)2014/06/06(金) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「出生前検査」(1)[解][字]
シリーズ出生前検査の第1回。去年4月に始まった新型出生前検査。ダウン症のあべけん太さんはこの検査に疑問を持ち、医師や妊婦にインタビューをして回る旅に出る。
詳細情報
番組内容
2週にわたるシリーズ「出生前検査」の第1回。去年4月、妊婦の血液を分析するだけで胎児の染色体の変化が判定できるという新しい出生前検査が始まった。この検査に疑問を持つダウン症のあべけん太さんが、なぜ出生前検査が行われるか、街の人、医師、ダウン症のある人たち、妊婦などにインタビューをして回る旅に出る。旅を通じて、けん太さんは何を感じるのか?【ゲスト】江川達也、松野明美
出演者
【ゲスト】大橋グレース,江川達也,松野明美,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【語り】神戸浩,伊藤愛子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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