(田茂青志)「強豪校撃破」という目標を達成するために俺達がやらなければならないことそれは1回戦の『武宮高校』を必ず倒すことだ。
(浦瀬)わが校の特別コーチを務めてくださることになった樽見楓さんです。
(赤岩公康)1・2・3・4・5・6・7!『甲子園』までこんなに勝たなきゃなんないのか。
(白尾)何言ってんだよ7回も本気で試合できんだぞ。
こんな幸せなことねえよ!
(江波戸)何か嬉しいな。
僕達と同じように野球してる高校生がこんなにいるなんて。
(岡留)いや全員ライバルだ絶対負けねえぞ!
(部員達)お〜!
(志方)しかし神奈川を制する者は『甲子園』を制するっていいますからね。
この中に怪物級の選手がうじゃうじゃいるんですよ。
(樽見柚子)言い方が気持ち悪い。
(牛丸)今まで取材でたくさんの選手を見て来たんですよね?
(璃子)大丈夫みんな他の選手に負けてないわよ。
牛丸君のネジネジ打法最近調子いいじゃない。
ネジネジ?何ですか?それ。
いい名前でしょ。
遅い何で俺が待ってんだよ?
(樫山)練習までまだ10分ありますよ。
監督が早過ぎるんですよ。
『武宮』戦までもう2週間切ってるんだよ。
早過ぎて悪いことなんて何ひとつないんだよ!こんな所でベラベラ喋ってるぐらいだったらバット持ってグラウンド来い!はい!
(浦瀬)国友!シャキっとせい!死ぬ気で投げんか!
(楓)監督今必要なのは叱咤ではなく適切なアドバイスよ。
アドバイス?そう『甲子園』経験者のあなたならではのね。
(赤岩晴敏)そうだよ何かあるだろ専門的なやつが。
国友体の開きが早い。
もっと左肩我慢して。
(国友)はい!
(晴敏)お〜復活した!フフフ…。
監督が彼の力引き出したのよ。
そうでしょうか?
(楓)はいどうぞさぁ召し上がれ〜。
いただきま〜す!
(ドアベル)いらっしゃ〜い!
(岡留)うい〜す!
(白尾)腹へって倒れそうだよな。
あ?おい!『武宮』!な…何でここに?おう。
親父。
(増本)あのおっかない人もいるぞ。
(楓)あ…あっ『城徳』のみんなも練習終わり?うちもよ。
「うち」って?あっ私『武宮』野球部の特別コーチになったの。
えっ!?コーチってどういうことよ?敵なんだよこの人達。
まぁそんな敵も味方も関係ないわ。
同じ野球を愛する者同士。
なぁこれ親父の仕業か?公康君晴さんは悪くないわ私が決めたのよ。
(伊勢田)僕らの小田原の母なのに。
(光安)平塚の母にならないでください。
どうして野球なんかやるのよ。
あぁ…。
あえて言うとすれば青志君のせい。
俺ですか?
(楓)そう。
あなたを見てたら野球がやりたくなったの。
だからぜ〜んぶあなたのせいよ青志君。
フフフ…。
しっかり食べてね〜。
お互いベストな状態で試合に臨めるように。
いやおかしいだろ!うるさいなお前。
うるさいのはお前だよ!考えてみろこの状況絶対おかしいから。
野球が好きなのは分かるけど別に今やらなくても…。
柚子ならどうする?ずっと前からやってみたかったことがあってそのチャンスが突然目の前に訪れたら。
もう決めたの『武宮』が勝つためにやれることはやるって。
でもお母さんにコーチなんてできんの?難しいことは分かんないけど私はみんなに球を打つ捕る投げる。
野球を楽しむことを思い出させてあげてるだけよ。
(国友)柚子さんのお母さん謙遜してますけどおかげで強くなった気がします。
ストーカーのくせに名前で呼んでんじゃねえよ。
あんたも一緒だよ。
フフフ…。
国友〜!!敵を前にヘラヘラすんな!さっさと食え!ごめんなさい。
俺達も急いで食うぞ。
監督『武宮』のコ達はみ〜んな高い潜在能力を持ってるわ。
だけどそんな伝え方じゃせっかくのアドバイスも耳に入らないと思うの。
もっと褒めて伸ばしてあげたらどう?褒める?じゃあみんな注目。
今から浦瀬監督が一人一人の選手のいいところを発表して行きます。
(浦瀬)敵チームの前ですよ?いいんですか?いいの?え?
(部員達)フフフ…。
笑うな!楓さんますます試合が楽しみになりそうです。
グラウンドで会いましょう。
(坂崎)「水平斬り打法」に「ネジネジ打法」って漫画かよ。
彼らの独特な打撃を読者にイメージしてもらいたくて。
(坂崎)まぁ何でもいいけど試合に負けたら連載終了だからな。
え?えっ!?何でですか!だって弱いから勝てないって普通だろ。
勝つまで追い続けることに意味があるんじゃないですか!何年長期連載するつもりだ?それよりなうちで新刊のファッション誌を立ち上げることになった。
そっち異動な。
異動?向こうの編集長がゴリゴリ突っ込んで行くヤツが欲しいっていうから推薦しておきましたよろしく。
ダサ。
(増本)僕はどうしても納得できませんなぜ夏のこの時期に野球部の試合と吹奏楽部のコンクールが重なるんです?これじゃ僕の理想の応援団が結成できない!
(三條)仕方ないだろ主催者の都合でそうなっちゃったんだから。
増本部長もういいじゃないですか。
いえ『武宮』は練習試合とはガラリとムードが変わりました。
これはかなりの強敵です。
それと応援団の何の関係があるんですか?ムードに勝つにはムードしかないからです!あぁ…君の気持ちはよ〜く分かるよ〜く分かる。
私だって試合見に行けないのは悔しいんだからね。
野球部も吹奏楽部もわが校の生徒。
立場上どちらか一方の大会を応援しに行くってわけにいかんのだ。
大丈夫ですよ。
必ず勝ちますから。
だからこの次の試合は必ず見に来てください。
約束だよ絶対に勝ってくれ。
(光安)あぁクソ!光安!難しい打球は捕れなくても気にするな!正面に来た球を確実に捕ればいいんだよ!はい。
おりゃ!赤岩!何力んでるんだよ!お前の役割はストライクを取り続けて試合を壊さないことだろうよ。
すいません。
悪い牛丸。
(白尾)おっ!
(伊勢田)すごい当たりですよ志方さん。
志方!あと5球。
はい!
(白尾)おい岡留そっち左打席だろ真面目にやれよ!
(岡留)俺は大真面目だ!俺は今日から左打ちに転向する!
(部員達)えっ!?
(岡留)左からだと右からよりも1.5歩一塁に近くなる。
俺の足を少しでも生かすためには一歩でもいや1ミリでも一塁に近い所で打ったほうがいいんだ!でも試合まであと2週間しかないよ。
(白尾)そもそも左で思いっ切り振れんのかよ?そんなもん俺の身体能力で克服してやるよ!いいぞ岡留ギリギリまで実験しろ。
はい。
(岡留)しゃ〜!クソ…。
よしもういっちょう!
(白尾)もういっちょう!もういっちょう!
(岡留)来い来い!
(白尾)かっとばせ!本気なんですか?それ。
もちろん本気よ。
『武宮』の勝利のために全力を尽くすわ。
いいんですか?監督。
えっいいも悪いも楓さんが決めたことだから。
そもそも俺がどうこう口出しする話じゃないっすよ。
ねぇみんなはどうなの?楓さんが敵って。
そりゃもちろん楓さんにはお世話になってるし樽見のお母さんだから気が引けるけど試合は俺らが勝ちます!親父に何言われたか分かんないけど真剣勝負で行きます。
絶対勝つから。
(部員達)おう!いいわよ〜相手にとって不足なし。
正々堂々やろう。
(部員達)はい!だけどやっぱり寂しいな。
いやすごい展開になりましたね。
いい記事が書けそうです。
記事なんかどうでもいいんですけど何で俺の部屋にこんな堂々と上がり込んで来るかな。
実は谷内田健太郎が夏の大会に合わせてアメリカから帰国するらしいんです。
気になりませんか?気になりません。
いやでも前にこう言われてましたよ。
(ボイスレコーダー:谷内田)君から聞くことは決意ばかりで戦略はない。
これに対する監督のご意見を聞かせてください。
特に意見はありません。
(谷内田)チームを勝利に導く戦略だ完璧な戦略なら立てたじゃないですか。
それじゃあ僕には明かされないってことだいつでも明かしますよ。
あなたが試合に来るんだったら。
これでもう僕の前で恥をかくことはないええ恥をかくのはそっちの番だ。
フゥ〜いいですね!田茂監督はそうでなくっちゃ。
俺は今最低の気分ですよ。
今回絶対にいい記事にします。
最後になるかもしれないから。
最後?『城徳』が負けたら連載が終わることになりました。
終わったら異動します。
私に1ミリも向いてない雑誌です。
そう考えると監督はすごいですね。
えっ?だって研究者から教師にあっさり転職したんだから。
そんなあっさりなわけないじゃないですか。
必要最低限の人としかかかわらず煩わしい人間関係とは無縁で生きることを実践して来たわけですから。
それでよく教師なんてできましたね。
まぁ向いてないと思っていても肯定できるものがある場合もあるんですよ。
肯定できるもの?あぁそっか監督には野球がありますもんね。
まぁ違う場所に行っても肯定できるものを見つけたらいいんじゃないですか?なければいつでも逃げ出せばいいんですから。
そうですね。
ですが俺はあなたとは違ってこれから自分のやりたい好きな場所に舞い戻りますが。
そのひと言いりますか?みんなと練習できるのもあと少しか。
いやまだ終わらない。
俺は樽見を『甲子園』に連れてく。
そして…。
あいつに告白する。
うわっ!うわっ!お前いつの間にいたんだよ。
これから樽見さんに告白します。
告白!?告白!?告白しなくても思いは伝わり過ぎてると思うぞ。
大体何で俺らに宣言すんだよ!ああ…。
ライバルのお2人に見届けてほしくて。
お前今の話聞いてたのかよ。
白尾さんの気持ちはずっと前から知ってました。
僕がどれだけ樽見さんを見続けてると思ってるんですか?『武宮』の国友に続き志方にまで先越されるとは!何?話って。
(志方)今から樽見さんに告白します。
今更そんなのいいよもう。
いえ…今しかないんです。
もし試合に負けたら全部元通りになるから。
僕樽見さんに感謝してます。
樽見さんが野球部に入れてくれたおかげで僕はストーカーじゃなくなりました。
樽見さんのおかげで僕は野球部員になれたんです。
本当にありがとうございました!分かった。
だったら試合で打って。
はい!絶対打ちます!樽見さんの愛をつかむために!絶対勝つ!打倒『武宮』!しゃ〜!
(白尾)『武宮』!
(岡留)3人ともすげぇ気迫だな。
僕らも負けずにやろう。
はい!イチニ…。
あっ入道雲。
おぉ!・うぉ〜!・
(試合開始のサイレン)始まったか。
(増本)君の青春を野球部の応援にぶつけてみないか?トランペット以外の楽器ができる人は即採用だ。
君の青春を野球部の応援にぶつけてみないか?トランペット…。
(増本)イヅツ…イヅツ!
(鉄柱をたたく音)
(亀沢)監督!どうしたんすか?亀沢お前…。
老けたな。
え?何すかいきなり。
フフフ…あいや…。
俺も学校辞めることになった。
えっ!?当初の予定通り来年の春には研究室に戻る。
何だ予想外れたな。
俺監督はずっと続けると思ってたから。
試合は見に来れんのか?行くに決まってんじゃないっすか。
あいつらほら…ウザくて。
フッ…。
じゃあ…。
ん?待ってるぞ。
ナイスバッティング!いいか今日は試合前の最後の練習だぞ。
各自取り組んで来た実験と研究を突き詰めて行け!
(部員達)はい!いいぞ樫山スイングが安定して来た。
(樫山)ありがとうございます。
樫山君の水平斬り期待できますね。
水平斬り?何だよそれ。
え…璃子さんの記事読んでないんですか?ほらほら。
ん?これ。
牛丸君のはネジネジ打法です。
「ネジネジ」って…。
そのまんまだな。
俺は超気に入ってますよ!ちなみに僕はメガ振り子打法です。
僕のは流し目スイングです。
どんなセンスしてるんだこの人。
(志方)監督僕のは挙動不審打法です。
いいスイングだその…挙動不審打法。
(白尾)ボールよく見て!・ネジネジ!・うっ!うっ!うっ!
(岡留)うっ!うっ!うっ!楓さん?青志君。
どうしたんですか?あの試合思い出しちゃって。
青志君!ドンマイ!
(楓)ホ〜ントに最低な試合だった。
明日はもうちょっとマシな試合にしましょうね。
大丈夫ですよ。
俺出てませんから。
へぇ〜。
ここが青志君が先生してる場所ね。
形だけですけどね。
いいえあなたは立派な先生よ。
(白尾)おいどうした?牛丸。
(楓)・明日ホントに勝てると思ってるの?・・もちろんもちろん勝ちます・ふ〜ん。
あの前からすごい気になってたんですけどあのこれ何ですか?あ…これ?古いSFのドラマに出て来た宇宙人の挨拶。
意味はグッドラック。
ほぉ。
(足音)あみんな大会直前…。
シ〜!何?何?でそれが何か?だって青志君宇宙人みたいだから。
誰ひとり思ってなかったのよ?『城徳』が勝つなんて。
100人のうち100人が無理だと思ってた。
つまり可能性は0%。
だけど青志君が現れて「弱くても勝てる」って言った。
言ってみれば青志君は101番目の人。
そうなると可能性が変わる。
101人中100人が勝てないと言っても1人が勝てると言えば可能性は0.99%になる。
まぁ1%にも満たないけれど0%じゃない。
大げさかもしれないけど青志君が101番目の人になったことで野球部のみんなに0.99%の可能性が生まれたのよ。
あなたさっき自分は先生じゃないって言ったでしょ?誰かの101番目の人になってあげることができたらそれだけでもう立派な先生よ。
ありがとうございます。
明日いい試合にしようね。
でもうちが絶対勝つから。
いいえ俺達が絶対勝ちます。
よし。
言っとくけど私は102番目の人だから。
だからみんなの可能性は…えっと102人中2人だから…。
1.960784%。
さすが。
そう可能性は1.9%。
私だって『城徳』の勝利を信じてる。
心からね。
はい!
(増本)監督結局応援団一人も集まらなかったけど応援は数じゃなくて質だ。
俺ひとりでもスタンドで応援するから。
でも部長がベンチにいないと失格になりますよ。
ウソ!?そうなの?じゃあベンチで吹けってことか?それは規則で禁止されてます。
なら俺はいつペットを吹き鳴らせばいいんだよ。
行くぞ。
(部員達)はい!あっ亀沢君!おい!来てやったぞ。
(岡留)おう!亀沢!
(白尾)おいみんな亀沢だぞ!亀沢!お〜!亀沢君!
(部員達)お〜!お前ら情けねえプレーしたら俺が選手で乱入してやんぞ!
(白尾)何だよ!それ。
いいか俺は9回まで試合を続けるつもりはない。
早い回で大量得点をどさくさで奪ってコールド勝ちを狙う。
これはノーリスクハイリターンのギャンブルだ。
絶対勝つぞいいな!
(部員達)はい!よし!円陣組むぞ!しゃ〜!しゃ〜!何か言えよキャプテン。
あっそうかえっと…。
みんな今までやって来た実験の成果を証明しよう。
思いっ切り振って絶対勝つぞ!お〜!お願いします!お願いします!よし!
(アナウンサー)小田原市民球場からお送りいたします神奈川県大会予選6日目。
(ノック)
(吉永)失礼します。
(峠)『城徳』と『武宮』だ。
一応次で当たるからな。
(吉永)自分もいいですか?
(アナウンサー)『武宮高校』のバッターは1番コガ君。
(ラジオ)第83回全国高等学校吹奏楽部コンクール…。
よしどっちも締まって行こう!
(審判)プレー!
(試合開始のサイレン)あっ!
(審判)ボール。
赤岩!力を抜けよ。
お前の役割は試合壊さないことだから。
はい。
(審判)ボールツー。
ボールスリー。
ボールフォー。
ダメだ緊張し過ぎ。
赤岩!俺が投げてやろうか。
(白尾)赤岩力抜け!
(岡留)ドンマイ!ドンマイ!
(岡留)楽に行け!
(審判)セーフ!・志方!・お前ら!忘れたのかよボールが来てほしくなかったら「来るな」って叫べよ!こっちに来るんじゃねえ!こっち来んな〜!・来んじゃねえぞ!・・来んな!・
(アナウンス)1回の裏小田原城徳高校の攻撃は1番サード白尾君サード白尾君。
(岡留)ナイバッチ白尾!ナイス!
(浦瀬)国友!シャキっとせい!
(国友)はい。
やっぱりあの人怖いな。
笑顔よ〜!国友三振狙うな。
笑ったら笑ったで怖いな。
(アナウンス)2番ピッチャー赤岩君。
(審判)アウト!
(歓声)
(アナウンサー)3回の表まで終わって13対0。
13点くらいまだまだ!打てよ岡留!
(樫山)お願いします!
(白尾)打って来い!岡留!見せてみろ!岡留!お前何左で打とうとしてんだ!うっせ〜ぞ亀沢!よく見とけ。
はぁ〜?しゃ〜!
(審判)ストライクスリー。
クッソ!下手クソのくせにカッコつけんじゃねえ!打てねえんだったら俺に代われよ!岡留…!
(璃子)ちょっと亀沢君落ち着いて。
亀沢君今誰よりも目立ってるよ。
君静かにしないと出て行ってもらうよ。
岡留〜。
(アナウンス)4番セカンド樫山君セカンド樫山君。
行け!水平斬り!
(岡留)水平斬り!
(江波戸)水平斬り!よし!やった〜!
(白尾)1点目!よっしゃ!・お〜!・おい1点入ったぐらいで喜ぶな俺達は異常な野球やってるんだ。
どんどん後に続け!
(アナウンサー)小田原城徳高校が3回に3点さらに4回に2点を返して現在16対5。
しかし5回の表『武宮高校』がピッチャーの赤岩君を攻めてツーアウト満塁です。
田茂君このピンチどう切り抜ける?江波戸。
すいませんタイムお願いします。
(審判)タイムタイムタイム!
(アナウンサー)『小田原城徳』レフトの牛丸君がかなり前進して来ました。
しかしこれでは外野2人だけになってしまいます。
まさに異常な野球だな。
(ラジオ)続きまして神奈川県代表小田原城徳高校の演奏です曲目は『威風堂々』。
うん。
威風堂々。
(ラジオ)♪〜『威風堂々』外野2人で守れるの?面白くなって来たわね。
ちょっとどういうことですか?内野を増やして正面で捕れる確率を増やすんだ。
いいか練習を思い出せ!正面に飛んで来る球のみに集中しろ!
(審判)アウト!よし!牛丸よく止めたサンキュー。
初めて0点に抑えたぞ。
(江波戸)ここから反撃しよう!
(部員達)はい!いいかお前達は弱いんだ。
ただうまくなくたってこうやってアウトは取れる。
俺達は弱いまんまで勝つんだ。
このまま勝つぞ!はい!よし!16対5か。
この回で2点以上返さないとコールド負けになっちゃいますよ。
大丈夫可能性はゼロじゃない。
1.9%もある。
牛丸君!信じてる。
絶対打ちなさい!はい。
クッソこんな時こそトランペット吹きたい。
我慢してください。
♪〜パッパパパパパ♪〜パッパパパパパ♪〜パッパパッパパッパパッパパッパパッパパ♪〜パッパパ〜パパパパ〜かっとばせ!♪〜パッパパ〜パパパパ〜かっとばせ!♪〜パパッパパパパパはい!♪〜パッパパパパパはい!♪〜パッパパッパパッパパッパパッパパッパパあっ牛丸!牛丸!ナイスファイト!あいつ今日違う意味で当たってんな。
(アナウンス)8番ファースト志方君。
志方。
思いっ切り打て。
はい!
(白尾)チャンスだ!走れ!走れ走れ!アウト!セーフ!
(白尾)よっしゃ〜!志方スリーベースヒット!樽見さん!よくやった志方!
(アナウンス)9番センター岡留君。
続け!岡留!岡留君行け!
(亀沢)岡留!意地張んな右で打て。
亀沢。
お前は右も左も関係ねえ。
塁間は無敵なんだろ?来い。
(岡留)よっしゃ〜!俺は…俺は無敵だ〜!無敵〜!無敵〜!
(アナウンス)3番キャッチャー江波戸君キャッチャー江波戸君。
取りあえず差し当たり。
(岡留)ナイバッチ!よっしゃ!しゃ〜!よし全員実験の成果が出てるぞ。
光安!続け!国友!貴様勝つ気あんのか!?バカタレが!しゃ〜!
(アナウンサー)7回の表『小田原城徳』は『武宮』の攻撃を0点で抑え21対18のまま7回裏の攻撃へ移ります。
みんな7回だ。
この回だ。
この回でコールド勝ちを決めるんだ。
全員でやれること全てやって来い。
はい!しゃ〜!しゃ〜!しゃ〜!
(アナウンス)7番ライト伊勢田君。
僕が!打つ!
(アナウンス)1番サード白尾君サード白尾君。
白尾君!
(審判)ストライク!よっしゃ。
入れ!よっしゃ!入った〜!やった〜!
(江波戸)よし入った!もうダメだ終わった。
お前ら!シャキっとせんか!全員気合入れろビシっとしろ!お母さん?みんな!まだ終わってない!みんなで勝とう!みんなで絶対勝つんだ!よし!武宮!武宮!武宮!
(楓)全員根性見せろ〜!
(国友)さぁ1つ取るぞ!1つ!
(アナウンス)2番ピッチャー赤岩君ピッチャー赤岩君。
(審判)ストライクスリー。
(楓)ナイスボール!
(晴敏)ドンマイ!公康。
親父…。
ドンマイだ公康!
(白尾)赤岩ドンマイ!
(部員達)ドンマイ!
(アナウンス)3番キャッチャー江波戸君。
江波戸!気持ち切り替えて行け。
はい。
・武宮!武宮!武宮!・・武宮!武宮…!・よし。
どさくさ打線に火つけろ。
(アナウンサー)7回の裏21対24小田原城徳高校の猛攻が続きツーアウト満塁。
一発出ればコールド勝ちのチャンス。
ここでバッターはピッチャーの赤岩君であります。
決めろ赤岩君!赤岩!頼んだ。
はい。
(審判)ストライクワン!
(歓声)
(審判)ストライクツー!
(歓声)
(亀沢)赤岩なら大丈夫赤岩なら大丈夫赤岩なら大丈夫…。
回れ回れ回れ!公康走れ!回れ回れ回れ…!
(亀沢)行ける行ける…!回れ!回れ回れ回れ…!赤岩君!走れ!赤岩!赤岩〜!
(せき込み)セーフ!よっしゃ〜!赤岩〜!赤岩〜!やった〜!
(璃子)やった〜!勝った!弱くても勝った!やった〜!・やった〜!・・弱くても勝てた〜!・よくやったぞ!勝った〜!・よくやったな〜!・・弱くても勝てた〜!・・やった〜!・・見たか!弱くても勝ったぞ!・・やった!・おめでとう田茂君。
よし。
練習再開するぞ。
はい!
(アナウンサー)21対28小田原城徳高校コールド勝ちです。
(審判)ゲーム!
(一同)ありがとうございました!おめでとう!公康よくやった!
(璃子)みんなおめでとう。
(亀沢)俺のおかげだな感謝しろ。
ありがとうございました!ありがとうございました!監督。
赤岩君が最後に打ったボール。
初勝利の記念です。
みんな本当によく頑張った。
弱いままで勝つ。
それをお前達が証明したんだ。
そんなお前達を俺は誇りに思う。
♪〜『コンバットマーチ』♪〜やめていただけますかそれ恥ずかしいんで。
えっ?いいか俺達に勝利の余韻に浸ってる時間なんかないんだよ。
すぐに気持ちを切り替えろ!俺達の目標は「強豪校撃破」だ。
だから次の『堂学』こそが本当の敵だ。
はい!2014/06/07(土) 21:00〜21:54
読売テレビ1
弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜 #9[字][デ]
柚子の母・楓が敵の武宮高校の特別コーチに!?いつも城徳の味方だった「小田原の母」が一体なぜ!?一方、武宮戦に負ければ璃子の連載が終わり、異動することが決まり…
詳細情報
番組内容
武宮戦を目前にメキメキと成長を遂げていく城徳野球部のメンバー。そんな中、柚子(有村架純)の母・楓(薬師丸ひろ子)が敵の武宮高校の特別コーチに!?いつも城徳の味方だった「小田原の母」が一体なぜ!?
一方、楓同様に城徳野球部を見守り続けた璃子(麻生久美子)だが、武宮戦に負ければ連載が打ち切られ、異動することが告げられる…。
「弱くても勝てる」ことを証明するため、絶対に負けられない戦いが今始まる!
出演者
二宮和也
麻生久美子
福士蒼汰
有村架純
中島裕翔
山