夢の扉+【メタボ抑制 幻の希少糖作りに成功】 2014.06.08

食後のデザートにケーキはいかがですか?
生クリームたっぷりついつい2個目をペロリ
でもちょっと気になるのが…
でもご安心あれ
甘くても太りにくい天然由来の夢の糖があった
夢の糖とは一体?
こちらの洋菓子店で人気のドーナツ
夢の糖を使っているからダイエット中でも我慢要らず
砂糖のように甘く肥満を予防する
それが希少糖レアシュガー
自然界にほんのわずかしか存在しない
この糖を世に送り出した男がいる
独自の技術で希少糖を作り出す
かつて1グラム4万円もした希少糖
それを何森は世界で初めて大量生産することに成功した
ブームの渦中の人物だがひたすら謙虚
まさに夢ですね夢を持ち続けるという以外になかったから
苦節40年夢の糖誕生の物語
IhaveadreamWehaveadream!
四国・香川はうどん県
おなじみセルフのうどんは全国区になった
そして今香川はうどんにも希少糖を使い
新たに希少糖県を目指している
希少糖が入っているのはぶっかけのしょうゆ
結構いけます
何森の研究所を訪ねた
高松市から内陸へおよそ30キロ
実にのどかな山里
最先端の研究をしているというのだが…
やがて右手に見えてきた
なんと廃校を再利用していた
ここに各国の学者が集まり国際会議まで開かれる
何森に研究所を案内してもらった
電子錠がかけられた一室
今ここで重要な研究が続いているという
あれ?白衣を着てるのは…
実はこの方々地元の農家のおじいちゃんおばあちゃん
れっきとした研究スタッフ
彼らの仕事は無菌状態の中で希少糖を作る植物ズイナの培養
何森の希少糖研究を支えている
そうですかありがとうございます先生が褒めてくれた
香川の山里で研究が進む夢の糖が
今ブームを起こしている
東京で開催された食品素材の展示会
食品メーカーは希少糖を使った新商品を開発
来場者の熱い視線を集めた
夢の糖と言われる天然由来の希少糖
一体どんなところがすごいのか
まずは甘いのに…
希少糖はすっきりした甘さで…
しかも肥満の原因脂肪の蓄積を抑えてくれる
つまり甘いのに太りにくくなる
ラットに10日間ブドウ糖を与えたところ
丸く大きな脂肪の粒がたまり続けた
これが肥満
しかし希少糖を与えた場合脂肪がたまりにくくなった
ヒトの実験でも希少糖を食べると
太りにくくなるという結果が出ている
肝臓がんの細胞に希少糖を加えたところ
増殖がおよそ半分になった
がんの予防薬につながるという医学博士も
新しいがんの治療のやり方というものに一石を投じることができるんじゃないかなと思っています
イネの葉に希少糖を与えると病気に強くなる
人体に無害な農薬の開発が進められている
希少糖の可能性はこれから先無限に広がっていく
ところで皆さん自然界にはどんな糖があるかご存じですか
一番有名なのはサトウキビなどからとれる砂糖ですよね
果物に多く含まれているのは一番甘いと言われる果糖
さらにお米やトウモロコシが作るでんぷん
実はその成分はブドウ糖なんです
植物が作る糖の中で希少糖は
なんと0.1%にも満たないと言われているんです
とっても少ない希少糖そのお値段は現在
スプーン1杯およそ1グラムで1万円
ほかの糖より数万倍の価格
貴重な希少糖ですが実は50種類もあるそうで
すべて味わってみたいですね
そんな希少糖の大量生産こそ
何森が開発した独自の技術だ
そろそろ結晶を取りたいと思うんですが
タンクのふたを開けると真っ白な結晶が現れた
希少糖の1つ
メタボ抑制の働きが明らかになっている
何森は値段の安い果糖にバイオの力を加えると
希少糖に変わることを発見した
1.9キロ?1.90ね
この技術で量産が可能になり価格は4分の1にまでなった
作る技術はみんなまねができると思いますね一番重要なのは作ったものを…これからさらに次の段階を研究するというステップですからみんなに知ってもらいたいと
何森が研究していなければ
希少糖が世に出ることはなかったはずだ
今から38年前
香川大学で微生物を研究していた何森は考えた
地方大学が中央と同じことをやっていてもダメだ
誰もやっていないことをやらないと
そして選んだ研究テーマが希少糖
当時誰も見向きもしない分野だった
自然界にわずかしか存在しないのは
進化の過程で植物が必要ないと判断したから
これが科学界の常識だったが…
生命界の中では…だから多分何かこいつは役割があるんだと必ずあるんだということそれぐらいしかなかったですね
何森は夢を見た
日の当たらない研究に没頭すること8年
微生物の力を使い数ミリグラムの希少糖を作り出した
すぐに論文を作成しアメリカの学会誌に投稿
1ヵ月後送られてきた手紙に書かれていたのは…
理由は…
役立たずの希少糖を作る何森の研究は
科学界に認められなかった
すごくショックだったですけどねどう反論しようかと反論ができないと
そんな自分にいらだちが募り
掲載拒否の手紙を持ち歩き何度も読み返した
しかし学生たちの前では落ち込むそぶりは見せなかった
何森が夢見る力を失うことはなかった
当時の学生三好さんは夢を語る何森にひかれた
まだまだ可能性はあるといろんな分野の研究に利用されていくというねそれをいろいろ考えておられたのでだから明るく話をされてたし私たち学生もそれに乗せられたのかなというね何に利用されるかはわからないかもしらんけどもその中にロマンがあって夢があるっていうまさに夢ですね夢を持ち続ける以外に無かったから
夢を諦めず研究を続けた男に風が吹き始めた
子供たちの虫歯が激減
それは北欧から始まった希少糖ブームだった
50年100年先の未来に夢を抱き
希少糖の研究を続けていた何森
日本からおよそ7500キロ離れた北欧フィンランド
この国に何森と似た研究者がいた
やはり希少糖を研究し長く冷遇されていた
ところが1990年代に大逆転
レイソーラはある希少糖を世に送り
世界中にブームを起こす
それがキシリトール
虫歯予防の効果が期待され
フィンランドから世界中に広まった
レイソーラはキシリトールを白樺の木から取り出し
生産体制を確立させた
フィンランドで2人は初めて出会い
互いの研究成果を伝え合いすぐに意気投合した
つまり彼は彼でそれを認めてくれるし僕はレイソーラのすばらしい研究成果についても知ってたからお互いに連携して非常にピタッと合っちゃったね
そして何森とレイソーラは少しずつ理解者を増やし…
ここに今入ってますけどね
キシリトールのように量産することで希少糖の研究は広がる
実は何森はレイソーラと会ったその年
大量生産の下地を築き上げていた
肝心なのは希少糖を大量に作る微生物
何森はそれまで7年をかけ5000ヵ所以上の土を採取
微生物を探し求めた
どこに微生物がいるかっていうのはそれはわかりませんいるかどうかもわからないし
ここは香川大学農学部の裏庭
当時何森はここの土も集めていた
たまたまここの付近の土をとったらいたというだけですよそんな微生物がいるとは思ってなかったもんだからもうまさに…
信じられない偶然だった
大学の裏庭にすむ微生物は
果物に豊富に含まれる果糖を希少糖に変える力を持っていた
夢の微生物はすぐ近くに隠れていたのだ
夢を持ってやり続けてという中にひょいと出てくるとそんな高まいなものじゃなくて…そういうものかなと
レイソーラと出会った2000年
何森は夢の微生物を使い
希少糖を大量生産する技術を開発した
風は確実に変わった
大学の裏庭で夢の微生物に出会い
希少糖を大量に作る技術を完成させた何森
希少糖の広がりは科学界だけではなかった
民間企業大学香川県の産・学・官が連携し
商品開発にも取りかかった
最初の商品が希少糖入りシロップ
ここから快進撃が始まる
香川の洋菓子店はどこよりも早く
シロップを使ったケーキを並べた
メタボ抑制が期待できる希少糖スイーツの誕生だ
香川大学医学部附属病院では病院食のデザートに使用
糖分を制限される患者にも提供されるようになった
役に立たないと科学界が見捨てた希少糖を信じた何森
世の中の常識は変わり始めた
国際希少糖学会は大盛況
もう誰も希少糖の可能性を疑う者はいない
そして今何森のもとに世界中から
研究用の希少糖を作ってくださいとメールが送られてくる
夢があったら挫折があると挫折を克服することによって新しいまた次の夢になると
失敗や挫折が夢を大きくする
38年夢を追い続け逆転劇を起こした男に
ある人物から激励のメッセージが届けられた
何森とともに希少糖をメジャーに押し上げたレイソーラから
メッセージが届けられた
ああ…なかなかやっぱりあれですねあの…ええ…このビデオレターは私にとってはすばらしいですねもう1回14年前に返って原点に返ってねさらにもう1回夢に対して踏み出そうとするようなそういうイメージを私には与えてくれましたねまさに開けてくるような…
(スタッフ)ありがとうございましたいやこれすばらしいこれだけの…レイソーラ黙ってたからね僕に何も言ってこないもん
山里の研究所で新たな夢を見る何森
ズイナという植物がなぜ希少糖を作り出すのか
その仕組みがわかればもっと安く大量に生産できるはずだ
何森は新たな夢に向かって進み始めた
(スタッフ)あと一歩ぐらいの近くじゃないですか?さあ…その一歩が長いかもしれないねいやあなかなかね夢があるんですやっぱりね
夢見る力に曇りはない
次回は…
声を認識して答えを出す
声のトーンから相手の本音を解き明かす試みも
声に秘められた可能性を開く2人の研究者
ナレーターは彼にバトンタッチ
2014/06/08(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【メタボ抑制 幻の希少糖作りに成功】

“甘いのに太りにくい”〜無限の可能性秘めた『希少糖』がん細胞の増殖抑制も!〜“夢の糖”を世界へ ナレーター/中井貴一

詳細情報
お知らせ
“甘くても太りにくい”スイーツを実現させるのが、最近ブームの『希少糖』だ。
カロリーは、砂糖の10分の1、内臓脂肪の蓄積を防ぎ、さらには、がん細胞の増殖を抑える効果もあるなど、まさに“夢の糖”。
しかし、その名の通り、自然界にわずかしか存在しないため、高価なのがネックだった。
そんな希少糖を、世界で初めて、安価に大量生産する方法を生み出したのが、香川大学の何森健教授。
番組内容
かつては、“生物に必要ない糖”と、研究も進められてこなかった希少糖。
だが何森は、「いつか役立つときが・・」と信じ、実に38年前から地道に研究を続けてきた。
大学の食堂裏の土から偶然発見した、“あるもの”が、その道への扉を開いた—。
がんの予防薬や安全性の高い農薬の研究など、“無限の可能性”をもつ希少糖。
何森は、今、そのメカニズムの解明に、新たなアプローチで挑む。
出演者
【ドリーム・メーカー】香川大学 特任教授  何森 健(71歳)
【ナレーター】中井貴一
音楽
【テーマソング】
「やさしい雨」
唄 小田和正(アリオラジャパン)
制作
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/yumetobi−plus/
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ジャンル :
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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