(木村)顔の前に。
(豊川)右手の方ですね?
過酷な雪山で行われる映画撮影
(蒼井)今日一番寒かったですね。
(木村)もっと上だよ!
大声を張り上げ陣頭指揮を執るその人は…
日本映画界が誇る巨匠あの黒澤明が認めた男だった
(藤岡)普通のカメラマンの気迫とはまったく違ってました。
黒澤明が認めた男
高倉健主演の映画『八甲田山』『鉄道員』など数々の名作でカメラマンを担当
吉永小百合をはじめ名だたる俳優陣も厚い信頼を寄せる
日本アカデミー賞優秀撮影賞歴代最多となる…
さらに
初の監督作品となった『劔岳点の記』では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞
70歳にして偉業を成し遂げた
そして2本目となる監督作品『春を背負って』が今月14日に公開を控えている
(木村)はいはい。
(スタッフ)このためだけに監督が?自分だよ。
当たり前じゃないか。
映画の宣伝のため自家用車にポスターをプリント
日本全国47都道府県の映画館を回っている
(木村)退場しますがどうも本当にありがとうございました。
(拍手)
試写会に来た観客一人一人に名刺を配り挨拶
(女性)すごいいい映画でした。
ありがとうございます。
(木村)ありがとうございます。
(女性)宣伝します。
(女性)ありがとうございます。
(女性)感動しました。
よかったです。
この全国行脚には宣伝の他に…
夜になってやって来たのは上映が終わった映画館
ここで木村は…
近年増えてきた3D映画は明るさが強い
3Dではない自身の作品が適正な明るさで上映されるよう全国を回り…
(木村)例えば…。
ホワイトスクリーンで。
そこで「いい」なんて言ったって意味ないじゃん。
僕ら映画人は…。
自らいばらの道を選んできた
(蒼井の笑い声)
(蒼井)映画に対する愛情がだだ漏れというか…。
(野上)やっぱり一番影響を受けてるのは黒澤さんだと思うんだけど。
どんなときでも追い求めるのは…
そこには…
(山岸)さあ『ワンダフルライフ』今夜は映画カメラマン・監督の木村大作さんにお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
よろしく。
この番組すごい人だとかっていうことを言い過ぎの番組だよね。
『ワンダフルライフ』?
(山岸)はい。
何かそれだけじゃ面白くないもんね。
(リリー)じゃ今日の番組は木村さんに限って『ややワンダフルライフ』だいたい人が見てていろんなこと言うけど非常識な人間であることは自分でも認めてるけどね。
監督になられて2作とも冬山で撮られたりとか『八甲田山』もそうですけどやっぱりある意味そこも非常識なというか撮影するのに一番厳しい場所を選んで…。
「厳しさの中にしか美しさは無い」って言ってるわけですよ。
ずっと。
それは人生の生き方もおんなじだと思うの。
ダラダラ生きてるそういう人には美しさは感じないね。
例えば今日長いハイヒール履いてるじゃない。
さっきまでスリッパだったのに。
すいません。
そうなんです。
何でそんな長いハイヒールを履くかっていったらやっぱり女性はハイヒールを履いた方が確実に脚の線は奇麗になるね。
そうですね。
それはしんどいはずなんだよ。
運動靴のが絶対楽なの。
厳しい姿勢を取ることで相手に美しさを見せるってことだよね。
ちょうどそのヒールでいうとちょっと今指の股がヒールから出てるじゃないですか。
こういうのがいいよってさっき俺言ってたところで。
そうだよね。
飲み屋じゃないですけど。
この後…
(女性)なんだかニオう…。
(沢村)そいつはニオイ菌だな。
しかもニオイ菌だけじゃない。
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(山口)暑い!重い!暑い!
(後輩A)空調止められた!
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(3人)お疲れさまー!徹夜明けでもニオイ平気ね。
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(北乃)マジ!?水切れがいいだけ〜?違〜う!それこそが大事。
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だから!だから?カビを防ぐんです。
もう乾いてる!カビは落とすから生やさない時代へ!・「バスマジックリン」「防カビプラス」特ダネです!実は今夜は木村さんの宝物をお借りしています。
持ってきていただきましょう。
さあこちらです。
これお写真。
『どですかでん』って映画でね僕30ぐらいです。
撮影助手のチーフをやってたの。
僕は俳優さんとか監督にサインを頼むタイプじゃないんだけどなぜか黒澤さんにはもうこんな震えながら「すいません」って言ってサインお願いしたんですよ。
そしたら「どこにすりゃいいんだよ」って。
「じゃこことここ」っていうふうにね。
僕『どですかでん』は黒澤監督の映画で一番好きな映画なんですけどその現場のセットの前ですよね?そうです。
最初からこの映画界に入ろうと思われたんですか?いやいやもうそんな気はまったくないね。
木村は工業高校を卒業後就職活動を始めたが…
そんなとき映画会社東宝が…
面接に行くと…
だが木村が配属されたのは人手の足りなかった撮影所だった
それで4月に入って5月には黒澤さんの『隠し砦の三悪人』の現場にいたんです。
すごいですよね。
え〜!?1カ月で?だから何にも分からない状態で入れられてそれで有馬の蓬莱峡か白水峡どっちかだと思うんだけどあの隠し砦がある砦のガラガラの山。
あそこでバッテリー2つ担いで上がったり下りたりしてんのが僕の撮影助手の最初の経験で。
バッテリーの中に塩酸が入ってて。
でものすごい暑いわけですよ。
今なんかみんなペットボトル飲んでねそういう便利な物ない。
やかんが置いてあるだけですよ。
そこへこうしゃがんで暑いからこうやってたらそこを通り掛かった黒澤さんが「ここにバカがいる!」って言ってねで俺何にも分かんないからでかい人が何か怒ってんなぁと思ったんだけどそしたら塩酸が全部こぼれてそれでワイシャツがボロボロになったっていう。
危ない。
一番最初はそうだった。
それが今やねぇ。
カメラ助手になって3年
木村はバッテリー持ちからフォーカスマンへとステップアップ
フォーカスマンとは…
対象物との距離を正確に把握し…
このフォーカスマン時代後に黒澤明が木村の腕を絶賛したという伝説のワンシーンがある
黒澤映画3作目となる『用心棒』にて
今のシーンで黒澤さんに褒められた?そうそう。
あれ作り物の手なんだけどそのしわまで合わせてるよね。
500mm。
まああんまり分かんないんだね。
レンズってワイドからあるけど。
最近の映画なんか全部ワイドだよ!だからそのレンズで合いにくいレンズなのにちゃんと手にしわが合ってるまま犬が移動してるっていう。
ピントがずっと合ってる?合ってる。
それをどうやってやったのかもう一度解説していただいてもよろしいですか?要するにあれはローアングルだけどアナモフィックレンズっていってこれとマスターレンズが別れてんの。
要は全部一体になってんの。
だから今送るのは1本なんだけどその当時は両方送んなきゃいけないわけ。
じゃこうやって合わせてた?そうそうそうそう。
僕は撮影所の裏で目測。
自分の目測をものすごい訓練した。
だからもう後は匠の世界ですよ。
若くして。
そうですね。
そしてまた被写体がね打ち合わせどおり来てくれない犬ですからね。
ファインダーみたいなのをのぞくとかは…。
そんなんあり得ないよ。
全部目測でやってるわけだから。
合ってるか合ってないかって…。
普通の撮影助手はこの番組を見てるやつは反省しなきゃいけないんだけど。
スケール測ってであの辺が例えば30フィート。
そうするとこっちに線引いて30フィートって書くわけですよ。
それでその下に何か置いたりしてねそれを見ながらこうやって送るわけですよ。
それを俺はそういうことしないで犬だけ見てあ〜…ってやってた。
へぇ〜。
それで監督が「カット」って掛けるでしょ?俺が一番先に「OK!」ってやってたからね。
そういうのがだんだんだんだん広がってって仕事なくなっちゃった。
それが減った理由なんですか?うん。
訓練のたまものだという匠の業
もう一度ご覧いただこう
『用心棒』は3本目なんだけどこれでもねこの作品では名前呼ばれてません。
黒澤監督が呼んでくれない。
『椿三十郎』のときに初めて遠くの方で大ちゃんって言うわけですよ。
でもそこに小道具のカワイイね佐々木大三郎っていうのがいたんですよ。
そいつを大ちゃん大ちゃんってかわいがってたの。
だから俺は呼ばれたんだけどパッと見たらさサングラスやってるからどっち見てるか分かんないしね。
絶対俺じゃないと思ってこう見てたら「お前だよ!」って肩たたかれたときに号泣した。
人に名前呼ばれて泣いたよ。
それくらい監督との距離がっていうのがあったんですね。
僕なんかね。
みんななれなれしくそば寄り過ぎだよ。
カメラマンとして独り立ちできるのは40歳からといわれた当時木村は33歳という若さで異例の大抜擢を受ける
デビュー作となったのは…
藤岡弘、主演の『野獣狩り』
藤岡演じる若手刑事が誘拐犯を追うアクション映画
この中で木村は監督に…
「オール手持ち」そういう宣言をしたんだよ。
バッテリーなどを合わせると総重量30kg以上となるカメラを持ち走り回る
前例のない試みだった
藤岡弘、は当時をこう振り返る
やっぱりその緊迫感いろんなものが画面から出てくるんですよね。
生で。
それが映像の中でぐいぐいと引っ張っていく力があってラッシュのときに驚いた記憶がありました。
こうして生み出された躍動感あふれる映像
「タクシー!」
さらに木村は
…って言ったときに何とビルのちょうどそうですね…。
藤岡が命じられたのは
高層ビルを命綱なしで渡るアクション
(藤岡)上見たら上にいるんですよ。
木村さんも命懸けじゃないかと。
カメラを腕で持って下に向けて歩きながら撮るわけでしょ?もう覚悟決めてですね本番でやって何とか成功したんですが。
役者と共に危険に身をさらす
あれは藤岡さんも命綱なしであそこ渡りながら上から担いで影も映ってましたけどカメラでも落としたら大事件ですよね?だから一応僕がこのぐらいの…。
屋上のこのぐらいのへりがあるじゃないですか。
あそここうやってもって。
あれのぞいてないんですよ。
もう勘だよね。
こうやって一応ここにはロープが付いてて落ちたら引っ張るってことで。
やってたんだけどそのとき恐ろしいよね。
バンドにロープ付けてたんだよ。
ちゃんと巻かないとね。
そうですね。
危ない。
そんなこと何にも考えてなかった。
それよりも藤岡さんは命綱なしであそこにいるわけだから。
あの人も相当若いときだよ。
30…20代だよ。
撮影中に骨折したっていう…。
ああ。
オートバイさっきちょっと走ってるときあったんだけど監督の台本見たら33カットぐらい割れてるんですよ。
アクションなんだけどね。
バーッと走る。
タクシーに乗ってバーッて。
面白くねえなと思って。
全部ノーカットでダーッてやったんですよ。
でその訓練のためにオートバイに乗って。
まだオートバイが走ってるのに後ろからぽんって飛び降りたんですよ。
えっ?そしたらすってんころりん。
でガンッていってここが複雑骨折。
(リリー・山岸)えっ!?で1カ月半安静にしてくれって言われたんですが僕それ1本目ですよ。
でまだカメラマンいっぱいいる時代なんだから。
僕が骨折って…当然交代が来ちゃって僕はなくなっちゃいますよね。
それたまんないから三角巾つってそのまんま手持ちやってたよ。
手持ちもやめなかったんですか。
やめない。
35歳のとき木村は運命の作品と出会う
映画…
高倉健や北大路欣也といったそうそうたる俳優陣
撮影は青森県八甲田山で3年をかけて行われた
「天はわれわれを見放した」
日本映画史に残る超大作
真冬の撮影現場の過酷さは想像を絶するものだった
体感気温マイナス35度
行進を続ける役者たちはあまりの寒さに士気を失い一度カメラを止めると動かなくなってしまう
そのとき木村は目の前に見えた湖を見て信じられない行動を取る
八甲田のときは真冬でもここまで入ってんだよ。
ちゃっぷんちゃっぷんしながら。
無謀にも…
そして湖の中でカメラを構え撮影したシーンが…
木村の気迫に誰もが従わざるを得なかった
「気温零下17度風は北西で約15mです」
監督と脚本家は木村を高く評価
あるサプライズを用意した
日本映画において初めてカメラマンの名が単独で画面に載ったのだ
3年間…。
3年間。
まああそこの湖入ったのはホントにもう過酷過ぎてねもう動いてくんないんですよ全体が。
それで俺しょうがないからバーって入ってった。
その当時は僕らビニールのぺらぺらのやつだよ。
お金も無かったしね。
ダウンなんか高くて買えませんよ。
そういうやつを着ててここまで入った。
だって膝までじゃああんまり意味ないんだよね。
でももも駄目。
どうせ入るんだったらここまで入ったんだよタプタプ。
で「カメラここ!」ってどなったんですよ。
で僕の助手はみんな俺がこれになったと。
誰も動かないわけ。
そしたら森谷さんが入ってきたんだよ。
監督が。
わ〜っと俺の横に。
それはしょうがないよねカメラ2台据えたわけでしょ。
それで「向こう行っていただけますか」って言ったらみんな動いてくれた。
それで向こうで何か…僕は早く撮りたいんだけどなかなか動かないんですよ。
そこにいた高倉健さんが「あれを見ろ」と。
「これからはあいつの思うとおり動いてやろう」っていうふうに言っていただいたらしいんですよ。
それは後で聞いた話だけど。
それで撮れたカットなの。
そういう何かカメラマンってさ技術だと思ってるでしょ。
色々こう機械ね。
技術なんかへなんだよ。
うん。
やっぱりさその映画の本質を分かってどういうものにするかっていう方の神経が勝ってないと技術で何か撮ろうなんて絶対できないね。
特にああいう過酷な撮影をしてるとみんな一人一人心折れていったり集中力欠いたりねえ。
もうすぐ折れますよみんな。
そのですね『八甲田山』の出演者の方からお話を聞いています。
(北大路)大作さんご無沙汰しております。
・「ピュオーラ」
(田中)「ピュオーラ」はお口に入れた瞬間…。
ひんやり〜。
とろける〜。
このひんやりする「ピュオーラ」がネバつきを落としてくれるの!疲れたり緊張したときお口がネバつくこともあるんだって。
「ピュオーラ」はそんなネバつくお口をサラサラのピュアオーラルへ!サラサラ!・「ピュアオーラル『ピュオーラ』」
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(竹下)ペタンとする短い髪に。
そんな私たちのためのシャンプー。
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大作さんご無沙汰しております。
欣也です。
よろしく。
必ずテストは別の場所でテストをします。
で本番は深雪を歩いてくるわけですね。
まず雪は膝ぐらいまでありますからその普通の歩き方では歩けないんですね。
膝で前を押し膝で1回押すんですよね。
雪を押して戻して次を歩くんですね。
でこれも1回膝で押して次を歩くって。
これでず〜っと山を登っていくわけです。
そして先頭にいる人間が息が上がってくるんですね。
雪中ですから。
で息が上がってきてもまだ監督の「よ〜いスタート」は回らないんです。
そうすると目がぐらぐらしてスピードは落ちる。
隊列が僕らの場合崩れてくると大作さんが「歩け〜!」って「先頭〜!歩け〜!」っつって声が掛かるんです。
現場じゃ「くそこの大作め!」って言いながら言ってないと歩けないんだもん。
もう要するにホントに息が上がって目が回ってきて酸欠になって倒れるっていうときに「よ〜いスタート!歩け〜!」ですからね。
あのカットを決めるんでも大雪原をですね1人でだ〜っとホントに走るように上がっていくんですよ。
もうけだものですよ。
だ〜っと上がってって大丈夫かなと思ってると「カメラここ!」って言うんですよ。
そしてそのカットを僕はラッシュで見たんですよ。
もう素晴らしいカット。
わずかワンカットだけどそこにその魂命が懸かってる。
欣也さんがこんなのに出てくれてね。
ええしかも昨日のことのようにみずみずしく語られて。
よほど強烈な。
それで青森5連隊の先頭を歩くわけですよ。
雪の中の先頭のつらさってね後ろのうちは足跡どおり歩いてくのは…。
深雪をねかき分けてっていう。
うん。
それは大変なことですよ。
それで一回笑っちゃったのは…笑っちゃいけないんだけどあのまあ500m向こうぐらいから通り過ぎるまで回すっていうね。
あとは編集で考えてくださいってことですよ。
どこがいいか分かんないんだもん1回しかできないし。
だからわ〜ってやるでしょ。
それで一回大笑いしたのはまあ欣也さんが通り過ぎてでも200人が通り過ぎるまでず〜っと回してるんですよ。
そいでOKでしょ。
「OK!」ってこのぐらいの声で言って次の現場行ったらね欣也さんまで届いてないんですよ声が。
だから欣也さんはカットの後もまだ一生懸命歩いてるわけ。
笑い事じゃないですねそれ。
「どこまで行きゃいいんだ!」「あっいけね」って思ってさ。
でもあの映画ホント大ヒットして子供も大人も見た映画で。
そうですねあの当時600万人入ってんだよね。
「天はわれわれを見放した」っていうのを子供のときの俺がまねして言ってたぐらい。
そんときね世の中でマージャンはやってた時代で僕らもだけどみんなマージャンやりながら打ち込むと「天は俺を見放した」って言いながらマージャンやってたんだから。
そのくらいはやり言葉になって。
うん。
へぇ〜。
でも出演者の方に恨まれたりとか…。
あっほらそれは話そうと…。
されませんでした?まあ今日はいいだろ言っても欣也さん。
あるとき酒が振る舞われてその日はわ〜っとなったの。
僕はそのころ酒一滴も飲めない時代なんで部屋へ帰って寝てたんですよ。
そしたらねドンドンドンドンドンって10人ぐらい部屋の中押し込んできて俺を担ぎ上げてまた大広間へ戻して畳の上に投げ出してそれで馬乗りになってみんなで俺をぶん殴ってるわけですよ。
ねっ。
俳優さんがですか?俳優さんばっかりじゃないスタッフも。
それで俺もまあしらふだからね。
それでぱっと目開いて一番先ここで殴ってたのが北大路欣也さん。
そのぐらい恨まれたっていうかこの野郎っていうね。
ちょっとですねその話を北大路さんにも聞いてますので。
ああそう。
はい。
こちらご覧ください。
いやそれはもう愛情の逆の表現じゃないですかね。
もうありがとうの逆だと思いますよ。
ホントに。
まあ僕は何と言ったらいいんだろう。
何かまあ生涯に…もう永遠に忘れられない人の一人だと思いますね。
殴りたいぐらい素晴らしかったんでしょうね。
おそらくね。
欣也さん。
どうもありがとうございます。
あれから40年以上たってるからね。
そんなにたちますか。
ええ。
そういうことですね。
木村の映像へのこだわりは休日の過ごし方にも表れている
早朝カメラを積み込み車を走らせる
あ痛たたた…。
あ〜痛い痛い痛い。
30kgあるフィルムカメラを担ぎ向かった先は
何のための撮影なのか
(木村)うちでもやもやしてるのが嫌んなるときにふと思ったことをやってるだけだよ。
何かそこに…。
しかし…
それ回したら終わりだよ!その方が多いは多いわけで…。
偶然運良くなんてないんだよなかなか。
しょうがないものをやったってしょうがない。
(スタッフ)今日はもう撤収?
カメラマン魂が揺さぶられる瞬間は訪れなかったようだ
木村はこのような撮影旅行を30年以上続けている
撮影したフィルムは現像所に保管
その数…
特別に見せてもらった
思わず息をのむ…
ゴクッゴクッ。
(のみ込む音)ゴクッゴクッ。
ゴクッゴクッ。
(香川)「ヘルシア」のにがさ。
それは日本で一番濃厚な茶カテキン。
他にはまねできないこの濃厚な茶カテキンが脂肪を燃やす特別な力になる。
おっ。
おーっ。
一番濃い。
燃やす力が濃い。
それが「ヘルシア」カラダは変えられる。
(天の声)要さ〜ん!
(要)あービックリした!それ直シャンノズルですよ。
頭皮に直?
直シャンは液が濃いまま頭皮に届く
おぉー!確かに直!
地肌で泡立ち毛穴のアブラを落とす
「サクセス薬用シャンプー」
(要)シュワもみ?
(乱一世)そう。
シュワもみですよ。
炭酸ジェットがシュワッときて…。
あっ冷てっ!すぐにもむ!ジンジンきたー!
有効成分が毛穴に浸透。
血行を促進して抜け毛を防ぐ
「サクセス育毛トニック」
全国津々浦々
四季折々の光景
言葉はなくとも見る者の心に響く究極の映像美
映画『八甲田山』を機に木村の元へ並み居る監督から次々と声が掛かった
高倉健主演『鉄道員』など木村が最も多くコンビを組んできた監督…
(降旗)作品が良くなることに関しては…。
1人でロケハンを自分の車を駆って…。
する人なんですよね。
(木村)俺映画って場所だと思ってるとこあるから。
場所はものすごい大切。
だってカメラマンなんだからいい場所でぴったりの場所で撮りたいじゃん。
当たり前じゃねえか。
その努力をするだけなんだよ。
カメラに映る全てにこだわり自分の思い描く映像を徹底的に追究する木村
周囲と衝突することも
美術でセット造ったのに話したとおりにできてないとか編集になると何であんなに切ったんだって話。
要するに大ちゃんとうまくいく人じゃないと頼めないわけ。
映像の責任者だよな。
自分の意志がないカメラマンなんていうのはそれはオペレーターであってカメラマンっていうのは自分の意志を持っていいんだよ。
映像に対して。
そのことを行動に移してるだけの話で自分の思うとおり撮らなきゃお前なんか使わないって使わないよ。
俺んとこ話来ないよ。
その強さ故徐々に減っていく仕事
このままでは映画とのつながりが断ち切られてしまう
木村は悩んだ
日本の映画の世界に残りたいといったときに残る手段は何だろうと思うじゃないか。
つったらさ企画。
企画っつうのは昔からよく考えてたよ。
原作本だけどな。
木村は以前読んだある小説を思い出していた
新田次郎原作の…
この物語を映画と自分をつなぎ留める作品に選んだ
舞台となる南アルプスに何度も足を運び企画書作りに没頭
そして
「誰も行かんかったら道はできんちゃ」
68歳にして監督デビューを果たす
「こけ汁ですが飲まれんけ?」「こけ汁ですか?」「きのこ汁です」「ああいただきます」
半年以上山にこもって撮影した『劔岳』は…
木村は映画との接点を取り戻した
その後カメラマンとしてオファーを受けたのが吉永小百合主演『北のカナリアたち』
「ゴーファイ!」
監督の阪本順治はこう振り返る
(阪本)まあわりと先入観はあったとは思うんですけど。
で風評被害も聞いてるからしないなと思ってずっといたんですけど。
当初阪本は木村のことを警戒していたという
しかし
(阪本)冬の最後の方で極寒の海ですよ海岸の所で吉永さんと里見浩太朗さんの所で。
たぶんマイナス15ぐらいいってたんじゃないすか。
その次のカットどうするかって…。
うん。
で腰まで漬かって「はいカメラここ」って言うわけですよ。
あそこまで…。
『八甲田山』で極寒の湖に入ってからおよそ40年
木村の…
そして2年前
(木村)ちょっと高過ぎだよ。
それは高いとこうなっちゃうんだよ。
木村は2作目となる監督映画…
どの館でも家族の話やってるよね。
俺の最大の特徴は何だったら3,000mで家族の話やってるわけだよな。
皆さんは0mで。
3,000m。
そこでは絶対空気感も…。
それで映画は成立するんだっていうようなところはあるよね。
「一歩一歩」「ハハッゴロさん」「おう愛ちゃん」「自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になるんですね」
(豊川)疲れてるときに流れる汗みたいなものっていうのはメークさんが霧吹きで付ける汗ではなくってホントに僕の体の中から出てる汗で映画の魂みたいなものに触れることができたすごく貴重な経験でした。
(蒼井)映画屋って感じの仕事だったり姿勢を見せていただいたので。
この3つがホントに1セットで口癖ではあるんですけど。
(松山)男のカッコ良さってものを持ってる方なので自分もそういうカッコイイ状態でいれればいいなっていうふうに思える人ですね。
木村を長年見守ってきた黒澤映画のスタッフは
(野上)何しろ18歳のときから知ってますからね。
とにかくみんな参っちゃうもんねああやられちゃついつい。
それはでも…。
やっぱりみんな押されてつい「やってやるよ」になんじゃない?
(岡田)すごくナーバスですよ。
ナイーブと人は言うかも分かんない。
ホントは神経質ですよすごく人間としてね。
でもカメラマンっていうのは神経質じゃないとできないですよね。
気持ちはね鉄でできてるんですけどね心はガラスでできてんのかなっていうね。
何か考え込むことがあるとすぐ便秘になってましたしあとはまあチャーミングっていうか。
う〜ん…。
いつ一緒に食事に行ってもね必ず顔のどこかにご飯粒が付いてるんですよ。
気難しい性格とは裏腹に周囲から愛される木村
(木村)おいっす。
この日は…
(浜田)今までは究極の段取りをして全ての現場を「どうだ」って監督に見せた仕事をしてた。
それってどんなの?って…。
(木村)いやだから監督やるとさもっとあれだよ。
全部自分で決めてくるよ。
(林)よくやったと思う。
(木村)いやだから仕事がねえんだからカメラマンの仕事がお前らみたいに来ればやってないよ!
(林)いやいやホントかなあ。
ホントだよそれは!やりたかったんじゃないの?いやだから俺がよく言ってんのは俺は監督やりたくて監督やってるんじゃないと。
映画を作りたくてやってんだって話だよ。
(浜田)一緒だ。
(木村)一緒じゃないんだよこれが。
俺撮影っていうとこですごい楽だ。
(林)そうなのか?
(木村)いや俺ね『劔岳点の記』のとき監督やってそれで次阪本順治さんの組でカメラマンやったの。
逆に。
監督に対する神経はカメラマンでやってるときは遠慮がなかったんだけど一回監督やるじゃないか。
そうするとさ俺より19歳も若い監督とやるときにその人に…。
いやいや映画が面白かったからだよ。
今までの人生で。
他の面白いことを考えてもこれ以上面白い世界ないと思うわ。
うん。
映画の世界っていうのは。
うん。
創作っていうことがあるんだろうな。
何か本格的に飲み屋の映像でしたね。
でもやっぱカメラマンさんが3人ベテランの方ばっかで集まってこんなに映画はホントに面白いって生き生きしゃべってると何かねちょっと感動しちゃいますよね。
ねえ。
でもあれなんですねそうやって皆さんのお話を聞いてるとどの人にも常に同じ態度でいるんだなっていう。
それだけはねまた徹底してるね。
これで失敗するのは女性に対しても同じなんだよね。
うん。
だからだいたい失敗するね。
ねえ阪本監督も知ってましたけどすごくチャーミングでホントは繊細でハートはガラスのような方だと。
ねえおっしゃってましたね。
でもだからそういうふうな人だから褒められてる番組だと気恥ずかしくて出たくないっていう。
確かにガラスだね。
折れるともうホントにどうしようもないよ。
折れるときってどんなときなんですか?10日ぐらいうちから出なくなるからね。
ホントですか?うん。
古い映画のDVDがね一日中見てるっていうかねそれとまあ本読んだりあとはピーナツつまんでるっていうねどうしようもない生活になっちゃう。
だからとこれではっていうんで突然車にカメラ積んでバーっていくわけよね。
でも趣味がないからさっておっしゃってましたけどもう映画のことでしか生活はないんですもんね。
まあないですね。
それだけはないな。
他に何にもないんだから。
何てない。
さて実はですねある方から監督宛てにお手紙を預かっているんです。
今度こそは苦情じゃないですか?さあお手紙ですねこの方です。
えっ?さて実はですねある方から監督宛てにお手紙を預かっているんです。
今度こそは苦情じゃないですか?さあお手紙ですねこの方です。
えっ?小百合さん?そうなんです。
『北のカナリアたち』で主演を務められた吉永小百合さんからのこの直筆のお手紙を。
わっ達筆でいらっしゃいますな。
頂戴してますので。
ちょっと代読させていただきます。
「木村大作さま」「『春を背負って』のご完成本当におめでとうございます」「きっとまた信じられないような美しい映像に出会えると思い拝見することを楽しみにしております」「『北のカナリアたち』では全スタッフの中で一番のベテランでしたが一番お元気でしたね」「冬の圧倒的に厳しいロケを乗り越え夏でも冷たい海では私のために『こんなふうに泳ぐんだよ』とお手本を見せてくださいました」「さすが元水泳部カッコ良かったです」「これからもますますお元気で日本の映画界を闊歩してください」「
(おたばこは控えめに)」「またご一緒しましょう。
吉永小百合」というお手紙を頂いております。
アハッ…。
急に殊勝になっちゃった。
今日すごいね。
「一番お元気でした」って。
まああの小百合さんにねこんなお手紙もらうとちょっと僕自身が感動しちゃうね。
何かね。
大変なことだよこれ。
そうですよね。
フフフフ…。
何か急に監督がしゃべらなくなりましたね。
今までずっとしゃべったことを頭の中で繰り返してるんだよ。
こんだけの人がここまで言っていただいてんのに僕の話術は大丈夫だったのかなあと。
だからそこがガラスなんだよね。
えらい気になってきちゃった。
(木村)ビッグマウスとおんなじで大変なことなんだよ。
熱をうわ〜っと伝えるっていうことはそういうふうに生きなきゃいけないしんどさがあるわけだよ。
でも自分はそれを失ったらへなへなになっちゃうなと思うから熱く迫るんだよな。
でも基本的には女には嫌われるよ。
(木村)これみんな笑ってるけどさあんたら見るんだろうね?えっ?おいおい。
見ないんじゃしょうがないぞ。
いかがでしたか今日は結構げらげら笑わしてもらいましたね。
ホントに。
何かこう小さいことで悩んだりとかっていうことがちょっとバカらしいなって思えるようなその豪快さとか。
でもやっぱ木村さん豪快な方なんですけどすごく繊細なというかチャーミングなというかすごくサービス精神もね。
何かああいうふうな気持ちで仕事に取り組めたらいいなってちょっとうらやましかったですね。
だから落ち込んでる木村さんを見たくないのでぜひ映画館には行っていただきたいですね。
そうですね。
成功してもらわないと。
2014/06/08(日) 21:00〜21:54
関西テレビ1
ワンダフルライフ[字]【ゲスト:木村大作(映画カメラマン・監督)】
巨匠・黒澤明&北大路欣也との撮影秘話で大爆笑!大女優Yからのまさかのサプライズ手紙に木村絶句!松山ケンイチ&豊川悦司&蒼井優からもメッセージ
詳細情報
番組内容
ゲストは映画カメラマン・監督の木村大作さん74歳。現在2作目の監督作品『春を背負って』のキャンペーンで、宣伝カーに作り替えた自家用車で全国の映画館を回る忙しい日々を送っている。試写会ではお客さん全員に名刺を配って挨拶し、夜には上映が終わった映画館でスクリーンに映る映像の明るさを自ら調整する…。74歳にして決して妥協しない木村。木村は高校卒業後、ボイラーマンの募集広告を見て東宝に入社、配属された
番組内容2
のがカメラマン助手だった。そこで黒澤明監督と出会う。映画『用心棒』での木村の仕事を認めた世界の黒澤は助手だった木村を「大ちゃん」と呼び、木村は感激で涙したという。
その後33歳の若さでカメラマンとして大抜擢された木村は、藤岡弘、主演の『野獣狩り』で独り立ちする。そこで木村が監督に提案したのは“オール手持ち”の撮影!完成後映し出された躍動感あふれる映像に皆が感動する!その後も『八甲田山』などの
番組内容3
作品で木村の撮影へのこだわりは実を結び、日本アカデミー賞優秀撮影賞を最多21回、最優秀撮影賞を5回も受賞する。そして、68歳にして初監督した作品『劒岳 点の記』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
スタジオでは木村が宝物のカメラを使って、撮影のこだわりを直接解説。また、北大路欣也が語るあの大ヒット映画のウラ話、さらに大物女優からのビッグサプライズに木村が感激!
出演者
【MC】
リリー・フランキー
山岸舞彩
【ゲスト】
木村大作(映画カメラマン・監督)
スタッフ
【編成企画】
田中孝明(フジテレビ編成部)
【プロデューサー】
柴田裕正(イースト・エンタテインメント)
【総合演出】
大橋圭史(イースト・エンタテインメント)
【テーマ曲】
竹内まりや「静かな伝説(レジェンド)」(ワーナーミュージック・ジャパン)
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
イースト・エンタテインメント
ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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