連続テレビ小説 花子とアン(62)「グッバイ!はな先生」 2014.06.10

(朝市)おら…。
ずっとはなの事…。
(リン)はなちゃん!てっ!おかあ。
ふじちゃんが…ふじちゃんが!
(はな)てっ。
おかあがどうしたでえ?何かあっただけ?とにかく大変だ!早く来てくれちゃ!早く早く!おかあ!お客さん?
(周造)そうさな…。
どなた?
(ふじ)おとうの女じゃん。
さておとうの女はふじに何を言いに来たのでしょう。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」・「風が運ぶ希望の種」・「光が夢のつぼみになる」どうぞ。
(サダ)お母さんと違って気が利くのねはなさん。
何で私の名前をご存じなんですか?吉平さんがいつも自慢してたんですよ。
娘のはなは東京の女学校を出て英語もしゃべれるって。
あの…うちの父とはどこで知り合ったですか?新潟で知り合ってしばらく一緒に過ごしました。
あ…あの…「一緒に」というのは?まるで夫婦のように。
(リン周造)てっ!吉平さんは新潟を去る時こう言いました。
「必ずサダさんを迎えに来るから」って。
父がですか!?ええ。
こうも言いました。
「山梨に置いてきた古女房とは別れるから一緒になろう」と。
てっ…。
はあ…。
落ち着いて。
(サダ)それから私ずっと待ってたんですけど寒くなるとぬくもりが恋しくて…。
ぬ…ぬくもり?ええ。
お嬢さんの前でなんですけど吉平さんのぬくもりが恋しくなってこっちから迎えに来ちゃいました。
ほんな話うちの人からいっさら聞いてねえです。
人違いじゃねえですか?ほんな…うちの人に限ってほんな事…。
絶対に信じれんねえ。
ほうだよ!吉平さんは肝心な時にゃいっつもうちにいねえし4年間も家族ほっぽらかして音沙汰なかったし…いろいろ問題のある婿殿だけんど!おばさん…。
ふんだけんど!ふじちゃんの事を裏切るようなこんだけはするはずねえ!そうさな。
でも確かに吉平さんはそう言ったんです。
(サダ)このくしも吉平さんがくれました。
「私によく似合う」って。
「このくしには俺の気持ちが籠もってる」って。
(リン)ああ…。
おかあ!それにしても吉平さん遅いわね。
よっぽどこのうち居心地が悪いのかしら。
そういえばふじさんの話もしてくれたっけ。
おとうおかあの事何て言ってたですか!?違いますよ。
あのふじさん。
(サダ)甲府から見えるのは裏富士で吉平さんの生まれ故郷の静岡から見えるのが表富士だって教えてくれました。
「いつかお前には表側の富士山を見せてやる」って。
バカっちょが!わあっ!こっちが表に決まってるら!
(朝市)周造じぃやん落ち着いてくりょう。
帰ってくりょう。
二度と来んでくりょう!また来ます。
(吉平)あれ?サダさん!吉平さん!
(吉平)どうしたんじゃ?どうしたって…はるばる新潟から会いに来たに決まってるじゃない。
おとう…。
じゃあ吉平さんまた出直すわ。
あれ?サダちゃんもう帰るだけ?おとう!おおはな。
帰ったぞ。
「帰ったぞ」じゃねえら!帰ったぞ〜!みんなどうしたでえ?おとう…さっきのサダさんって人何なの?ああ新潟でしばらく同じ木賃宿に泊まってただけんど。
ほれだけじゃねえら!おとう!本当の事言って!
(小声で)サダさんなにょう言ったでえ?おじさんと約束したって…。
約束?何の?け…結婚…。
てっ!結婚!?ほんな事ある訳ねえら!何でえ?みんなほんな話信じただけ!ハハハハハハハハ!はあ…。
バカ言え!サダさんにはちゃ〜んと旦那がいるだ。
ふんだけんどほの旦那が荒くれもんでけんかっ早くってな。
サダさんはいっつもあっちこっち行って謝ってほれでまた旦那にたたかれたりして気の毒な身の上じゃん。
おとうほれじゃ何もなかっただけ?酒を一緒に飲んだこんはある。
酒の勢いで何かあったじゃねえだけ?洗いざらい白状しろし!酔っ払ったあとのこたぁ…。
ふんじゃ…ふんじゃ…あの白くて高そうなくしは何でえ?くし?ああ〜!サダさん気に入ってくれたからな。
ハハハハハ。
(吉平)てっ!あんたみてえな男もう愛想が尽きたじゃん!出てってくりょう!出てってくりょう!出てけ!
(吉平)ちっと待ってくれ…。
(ふじ)出てけ!出てけ!違う…。
出てけ出てけ出てけ!何かの間違えだふじ…。
出てけ!出てけ!はあ…。
あの女といい婿殿といいとんでもねえじゃん!塩まいとけし塩!そうさな。
(ふじの泣き声)
(リン)ふじちゃん!絶対許しちゃ駄目だからね!・
(ふじ)許せる訳ねえじゃん…。

(ふじの泣き声)ふじ…。
まだいただか。

(徳丸)何でわしがおまんを泊めんきゃならんだ。
帰ってくりょう。
頼む!今晩1晩だけでいいから!うち追ん出されて行くとこねえだ!追い出されただとう?頼む。
恩に着るじゃん。
ほの新潟の女のとこでも行かれちゃますますふじちゃんが気の毒ずら。
今夜だけだぞ。
明日は出てってもろうからな。
あの晩酔っ払ってサダさんと…いや〜ほんな事はねえと思うけんど…。
いや…ふんだけんど酔っ払ってたからな…。
いや参ったな。
思い出せねえ…。
どうしようもねえ男だと思ってたけんど本当に許せんやつじゃん!何で徳丸さんはほんなに怒るだ?うるせえ!黙って寝ろし!
(ため息)
(鐘の音)ゆんべおとうどけえ泊まったずら。
心配だなあ…。
ほうだけどおかあの気持ち考えたら許せねえじゃん。

(小声で)どうするです?これっから。
(小声で)ゆんべは徳丸さんちに泊めてもらったけんどほこも追い出された。
おまんちに泊めてもらえんけ?いや〜…ほれは…。
うちのおかあおばさんよりカンカンに怒ってるから…。
(ため息)今夜は野宿するしかねえか…。
牧師さんに許可もらってきたです。
今日は泊まっていいって。
ほうか。
ありがとうな朝市。
ふんじゃあとりあえずおらはこれで。
寒っ。
朝市…。
はな。
どうしてここが?2人の来そうなとこぐらい分かるさ!おとう!おかあがもう帰ってこなんでいいって。
秋深し。
おとうとおかあの間もこのまま冷えきってしまうのでしょうか。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/06/10(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(62)「グッバイ!はな先生」[解][字][デ]

見知らぬ女・サダ(霧島れいか)ははな(吉高由里子)やふじ(室井滋)に、かつて吉平(伊原剛志)と夫婦のように暮らし、一緒になると約束したから迎えに来た、と話す…

詳細情報
番組内容
はな(吉高由里子)がリン(松本明子)に連れられ家に駆けつけると、ふじ(室井滋)が見知らぬ女・サダ(霧島れいか)と対じしていた。サダは、かつて木賃宿で吉平(伊原剛志)と夫婦のように暮らし、一緒になると約束したから迎えに来た、と話す。ふじは「うちの人に限ってそんなことはあるはずない」と反論するが、サダは決定的な“証拠”を指し示す。周造(石橋蓮司)はじめ一同が絶句する中、吉平が帰って来る…
出演者
【出演】吉高由里子,伊原剛志,室井滋,石橋蓮司,窪田正孝,松本明子,カンニング竹山,霧島れいか,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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