きょうの健康 あなたのめまい なぜ起こる?どう治す?「長引くめまい」 2014.06.11

(テーマ音楽)毎日の健康のために知っておきたい確かな情報をお伝えしましょう。
「きょうの健康」です。
今週はこちら「あなたのめまいなぜ起こる?どう治す?」をお伝えしています。
今日はまずこんな例から見てみましょう。
こちらです。
Bさん40歳の会社員ですね。
半年前からぐるぐる回るようなめまいが起こります。
週1回ほどですがひどいと3〜4時間続きます。
めまいと共に耳鳴りも起こります。
そのため仕事にならない日もあるんですね。
つらいですね。
医療機関を受診したところメニエール病と診断されました。
Bさんのめまいが始まったのは実は現在の会社に転職してからなんですね。
仕事が忙しくて寝不足になるとめまいがよく起こるんです。
仕事にも支障が出てますからなんとかしたいですよね。
そこで今日のテーマはこちら。
メニエール病についてお伝えしていきます。
今日も専門家をお迎えしております。
分かりやすく話して頂きましょう。
ご紹介致します。
特にめまいの診断・治療がご専門です。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
最初にBさんの例を出しました。
メニエール病と診断されている訳ですがどういう病気でしょうか?めまいが長い期間繰り返し起こす代表的な病気です。
耳の聞こえも悪くなる事が一緒にございます。
体のまひや言語障害などは伴わない脳の病気ではないという事でございます。
それではどんな特徴があるのか更にこの図を使って詳しく教えて頂きましょう。
まず内耳の病気でございましてくるくる回るめまいが多いです。
めまいとしましては10分程度から半日程度続く事もございます。
ここ幅がありますね。
めまいのその回数なんですが週に数回から年に数回というこれも幅がございます。
頻度にも幅がありますね。
また耳の聞こえ難聴耳鳴りそして耳が詰まった感じ耳閉感なども一緒に起こるのが特徴でございます。
吐き気を催す方もいらっしゃるんですか?やはり吐き気やおう吐がまた起こる事が多い疾患でございます。
聞こえの異常は片耳両耳何か特徴はありますか?初めは片方に起こる事が多いのですが病気が進行しますと両方の耳に起こる事が多いです。
Bさんは仕事にも支障が出るほどですが症状はひどい方もある訳ですね。
やはり繰り返しめまいが起こりますし耳の聞こえも悪くなりますのでどうしても仕事や家事に支障を起こす事がございます。
今ご説明して頂きましたように内耳の異常によってメニエール病起きているという事でしたね。
内耳耳の奥のどういう所だったでしょうか?もう一度復習しておきましょう。
久田さん。
こちらの図で見ていきましょう。
耳には音を聞くという働きのほかにもう一つ体のバランスを保つという役割がありますがその働きをしているのがこの内耳なんですね。
耳の鼓膜の奥にある部分です。
では大きくして見てみますと内耳にある三半規管というのが体の回転の動きを感じ取っています。
そして耳石器は直線の動きそして重力を感じ取っています。
それらの情報を前庭神経が脳へと伝えています。
一方蝸牛は音を感じ取っています。
まあ私どもの耳の奥に実に精密な部品がついているというイメージがありますがこの内耳メニエール病ではどういう異常が起きてくるという事なんでしょうか?三半規管から蝸牛に至るまでこの青く示してありますように内リンパ液というもので満たされた筒でつながっております。
液体で満たされているという事ですね。
この内リンパ液が普通より多くたまった状態水膨れの状態になりますとメニエールが起こる事になります。
三半規管の症状としましてはめまいやふらつきですね。
こちら側に圧力がかかるという…。
蝸牛の症状としましては難聴や耳鳴りなどが起こります。
蝸牛の方に影響が及ぶと難聴や耳鳴りの症状も出るという事ですね。
さてここで素朴な疑問でございますがそのリンパ液この液体が水膨れ状態になって多くなるという事ですよね。
なぜそういう事が起こるんですか?まだ原因ははっきりしておりませんがストレスとの関係が注目されております。
ストレスがありますと体の水分を調節するホルモンに異常が起こります。
それがメニエールと深く関係してるといわれています。
ストレスが大きな要因なんですね。
具体的な例で見ますとBさんの症状を見ますがメニエール発症しておられますがストレスとの関係はどうですか?まず転職を機に起こられたという事でやはり仕事によるストレスや過労等が影響してると思います。
更には寝不足ですねそちらも大きくメニエールに関係してると思います。
環境が変わったからしんどいんですね。
ではメニエール病はどんな方に多いという事はある程度分かっているんでしょうか?Bさんのように働き盛りの方ですね。
また責任感が強い方ですね。
性格的に極めてきちょうめんな方。
そういう方がメニエールになりやすいといわれています。
男女差はあるんですか?明らかな男女差はないです。
ないんですね。
こうして見ますと確かに責任感強くきちょうめん。
こういう方はストレス受けやすいですよね。
だってちゃらんぽらんにはできない訳ですからね。
さてメニエール病と診断されましたら今度は治療なんですがどういう流れになるかという事ですね。
治療法こちらで見ていきましょう。
まずは生活習慣の改善そして薬です。
これで効果がない場合は手術や薬液の注入など少し負担の大きい治療も検討されていきます。
では伺います。
生活習慣の改善ですね具体的にはどういう事ですか?ひと言で言えば不摂生をせずに体の調子をいたわって頂くという事になります。
いかにストレスを発散するかが大事になります。
例えば…自分でできない仕事までやろうと思わない。
抱え込んでしまうとね…。
人づきあいでも無理はしないという事です。
軽い運動もよろしいです。
運動する事によって適度な疲労で夜寝やすくなったりあとは体の新陳代謝などもよくなります。
軽い運動を心掛けるという事ですね。
確かにこういう事によってストレスをためないようにする発散していくという事ですがメニエール病の治療の柱として最初に生活習慣の改善が挙がっている訳ですがこういった事はこの病気には大変大事なんですね?まず体ストレス体調というのはメニエール自体にその原因とも関係しておりますのでそちらを…ストレスをためない体調を整える事が重要な事になります。
ちゃんと実行しなきゃいけませんね。
そして薬も使うという事ですね。
どのような薬ですか?まずメニエールのめまいなどが強い時期には重曹水などですね血の循環をよくしたりしてこれは注射の治療になります。
点滴治療。
更にはメニエールのめまいと共につらい症状吐き気やおう吐については制吐剤。
めまい自体を抑えるお薬ですね。
耳の働きを調整する事によってめまいを和らげるお薬でございます。
これはもう激しいぐるぐるの症状がひどい時に使うというお薬なんですよね。
更にお薬ありますね。
更にめまい等が長引きますと不安になられますね。
そういう方にやはり不安を和らげる抗不安剤ですね。
また耳の状態をよくするという意味で内耳の循環をよくする循環改善剤などがございます。
そして利尿薬とあります。
これおしっこの出をよくする薬ですね。
メニエールと関係があるんですか?メニエールの原因でございます内リンパ液の水膨れですねそれを取るお薬となります。
あ〜。
水膨れ水分がいわば多くなっている訳ですからそれを抜こうという感じですか。
はい。
それによって改善を期待するというお薬ですね。
さて生活習慣の改善が大事だというお話伺いました。
薬も今ご説明頂きましたね。
効果なければ検討するという手術と薬液注入でございますが伺いましょう。
まず手術これはどんな治療法でございましょう?まず内リンパ嚢開放術がございます。
メニエールで起こった水膨れですねそれが内リンパ嚢という所にたまる事になります。
こういう所ねこの部分に…。
ここに手術的に孔を開けまして耳の方にその内リンパ嚢を流しだすという治療法でございます。
手術の負担というのは大きいんですか?耳の後ろを数cm切ってやはり入院として1〜2週間必要になります。
頭に近い所ですからね入院も必要という事ですね。
では続いて薬液注入というものですね。
これはどのようなものですか?鼓室内という所にアミノ配糖体という抗菌剤の一種でありますゲンタマイシンを注射で注入致します。
鼓膜を通して鼓室内にお薬を注入します。
その注入されたお薬が内耳の三半規管などに浸透しまして三半規管の神経の働きを抑えてめまいを抑えるという事になります。
働きを抑えるとおっしゃいました。
そうするとイメージとしては何となくこの辺りの感度を少し鈍くするという事ですか?そのとおりです。
そういう事をねらう訳ですね。
それによってめまいを抑制しようという事ですね。
そうしますと感度を鈍くするという働きですと何かほかに影響は出ませんですか?音を聞きます蝸牛という所に悪影響を及ぼす可能性がございます。
いわゆる難聴が起こる場合もございますのでご注意頂きたいと思います。
難聴に結び付く可能性があるという事で注意が必要な治療法ですね。
さあ今日伺っておりますメニエール病でございますがどういう経過をたどっていくのかよくなる方が多いのかあるいは悪化していくのかどうなんでしょうか?一般的には生活習慣の改善を図って頂いてお薬を使って頂きますと2〜3年以内に治られる事が多いんですが…。
そうなんですか。
ただしそれよりも長引く事もございます。
長引く方もある訳ですよね。
このメニエール病悪化させないためにどんな事が大切なんでしょうか?まずは早期に治療を始められる事が大事です。
早期に治療を始める事によって病気自体治りやすくなりますしまた治療が後れますと難聴が進行して治らない元に戻らないという事になりますのでやはり早期に治療を行って頂く事が大切でございます。
今お話を伺っておりまして早く治療に取り組む生活習慣の改善も一生懸命やるお薬も早めに使うという事でよくなる方多いとおっしゃいましたね。
ただ残念ながらなかなか時間かかってよくなってこない方もいらっしゃる訳ですね。
そういう方は治りにくいという事なんですかね?いえ決して諦めないで頂きたいんです。
長引いた方にも生活習慣の改善を図って頂いたり適切なお薬を使って頂く事によって改善する治るという方も多くいらっしゃいます。
ですから決して諦めず治療を続けて頂きたいと思います。
もう何年もこの症状に悩まされてるからもう無理なんだと思わなくてもいい訳ですよね。
はいそのとおりです。
ある日突然治るという方もいらっしゃるんですよね。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
明日はさまざまなめまいの疑問にお答えしていきます。
このシリーズ明日も是非ご覧下さい。
明日もどうぞよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
2014/06/11(水) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 あなたのめまい なぜ起こる?どう治す?「長引くめまい」[解][字]

難聴や耳鳴りを伴っためまいが数十分から数時間続くメニエール病は、長期にわたってめまいを繰り返すことも多い。薬やストレス対策など、治療は早いほうが改善しやすい。

詳細情報
番組内容
難聴や耳鳴りを伴っためまいが数十分から数時間続くメニエール病。働き盛りの人に多く、仕事に差し支えることもある。長期にわたってめまいを繰り返すことも多く、改善のためできるだけ早く治療を行うのが望ましい。症状を抑える薬やリンパ液の循環を良くする薬で治療し、ストレスが影響するため過労や睡眠不足も避ける。治りにくい場合は内耳の手術なども検討。受診が遅れると難聴などが回復しにくくなるため注意したい。
出演者
【講師】東海大学教授…飯田政弘,【キャスター】濱中博久,久田直子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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