シリーズ世界遺産100「グアラニーのイエズス会伝道所群」 2014.06.11

(テーマ音楽)南米のジャングルの中にキリスト教神父と先住民が暮らした集落がありました。
南米アルゼンチン。
かつて深いジャングルが広がっていた北東部のポサーダスです。
ここにキリスト教の神父と洗礼を受けた先住民が暮らす集落がありました。
サン・イグナシオ・ミニ遺跡です。
17世紀南米での布教に力を入れたイエズス会が築きました。
遺跡の中心には教会がありました。
屋根は無くなりましたが床と壁の一部が原形をとどめています。
ここで先住民グアラニー族へのミサが行われました。
教会の正門です。
聖母マリアを表すMとAの文字。
これはグアラニー族の教会のシンボルです。
柱の土台には太陽や植物を表した装飾が刻まれています。
イエズス会は先住民の様式を取り入れ教会を築きました。
中でも目を引くのが門の上に施された1対の天使のレリーフです。
右手にはスペイン国旗。
左手にはグアラニー族の主食トウモロコシが握られています。
イエズス会は地元との融和を目指しました。
この集落を築いたのがイエズス会神父アントニオ・ルイス・デ・モントーヤでした。
この地域の先住民に最初に接触した人物です。
先住民の言葉グアラニー語の習得に励んだモントーヤ。
後に世界初のグアラニー語辞典を編さんしました。
モントーヤは南米ペルーで生まれ育ったスペイン人でした。
この地域に土地勘があり先住民の文化を理解していました。
だからこそ布教に成功できたのです。
17世紀の初めモントーヤは川の上流に集落を築きました。
しかしポルトガルの奴隷狩りの集団に襲われます。
そこで1万2,000人の先住民を連れて川を下り集落を再建したのです。
遺跡の半分を占めるのが先住民の住居跡です。
脱出で生き残った4,000人が暮らしました。
モントーヤは自警団を組織し奴隷狩りを幾度も撃退しました。
ここは先住民にとって避難所でもあったのです。
信仰を守りながら自給自足の生活が営まれました。
伝統的な生活様式が受け継がれていったのです。
モントーヤ神父はグアラニーの伝道村で先住民の文化を尊重して布教活動を行いました。
もし彼らの文化をないがしろにしていたら伝道村の計画は失敗に終わっていたでしょう。
遺跡から見つかった洗礼者ヨハネの像です。
先住民は自分たちの姿に似た聖人の像を作り出していったのです。
先住民の穏やかな暮らしは150年間続きました。
2014/06/11(水) 22:45〜22:50
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「グアラニーのイエズス会伝道所群」[字]

「グアラニーのイエズス会伝道所群〜アルゼンチン・ブラジル〜」 ジャングルの中のユートピア ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
「グアラニーのイエズス会伝道所群〜アルゼンチン・ブラジル〜」 ジャングルの中のユートピア ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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