SMOKING GUN〜決定的証拠〜 #10 2014.06.11

民間科捜研調査員流田縁の恋人エミリは3年前何者かに銃殺された
現場で目覚めた縁はそれまでの12時間の記憶を失っていた
そして現在エミリと同じ銃で撃たれ一時重体となった千代田科捜研所長真紀はついに意識を取り戻しエミリが殺された夜縁を山梨へ向かわせたのはほかならぬ自分だと告白する
真紀藤春の証言により秀英大学一ノ瀬研究室で新種の小麦が発見されたことが判明
(エミリ)《緩やかな常習性の傾向が見られます》
(楠神)《この程度のリスクなら…》
(一ノ瀬)《自分が何を言ってるのか分かってるんですか?》
(藤春)教授はすぐに研究室も解散した。
楠神の事故死一ノ瀬教授の自殺エミリの殺害そして大島の拉致
(藤春)KH04に関わった人間がどんどん消えていった。
その陰にかつて研究室に資金提供をしていたバーベル社の存在が浮かび上がりさらに
(縁)一ノ瀬教授が自殺じゃなかった?
(エミリ)でね偶然見つけてカワイイと思って手に取ったらそれが「エミリー」って名前の柄だったんですよ。
私とおんなじ名前でもうお店にも1つしかなくて。
これってもう絶対運命ですよね!即買って手帳に貼ったんです。
ねえ聞いてます?んっ?うん。
流田さんって絶対モテないですよね。
はっ?人の話は聞いてないし仕事以外無頓着だし。
いいよモテなくて永友がいれば。
えっ…。
何ですか?急に。
そういうこと。
言葉どおり。
(エミリ)あの…私…案外面倒ですよ。
あの…記念日忘れたら怒るし「トマト食べなきゃ駄目」って言うし。
そりゃ確かにめんどくさいね。
でしょ?いや少しずつでも努力する。
じゃあ今日から?今日から。
(エミリ)よろしくお願いします!フフフ…。
《記憶は本来いつか忘れてゆくものだ》《ゆっくりと思い出すことが減っていき思い出そうとしてもどこか曖昧になってある時ふと忘れたことに気付く》《どれほど忘れたくないことでもそのときはいつか必ずやって来る》《憎しみはどうだろう》《記憶のようにいつしかふと消えることがあるんだろうか》
(真紀)縁?所長…。
(真紀)KH04の反証データ?それを俺がエミリから預かってるかもしれない。
記憶を失ってる12時間の間に。
(真紀)それを捜してたわけ。
自宅になかった。
一応こっちも。
あっ…そう。
まったくどうなってんだろうな。
えっ?俺の記憶。
最近所長や藤春から話を聞いて抜けてた時間が埋まり始めてる。
それなのに肝心の記憶は戻る気配がない。
せっかくだから仕事してくよ。
《エミリは…》《俺と生きていきたかった…》大丈夫?えっ?振り返ったときすごい顔してたから。
私のことにらみ付けて。
気のせいだろ。
そう?ならいいけど。
あっ。
あした柏木から再調査の依頼が来る。
警察からの正式な依頼になると。
再調査?一ノ瀬教授の自殺を調べ直す。
(柴崎)真紀さん退院おめでとうございます。
ありがとうございます。
拍手拍手!やった。
三つ星フレンチ予約しておきました。
半年先まで予約がいっぱいの超人気店です。
今夜快気祝いをそこ…。
うれしいです。
ぜひ行かせていただきます。
ねえ縁。
俺?所長たまには付き合ってやれって。
お気遣いなく。
気にしてません。
ハハハ…。
そうですか。
じゃこれだけ遠慮なく。
(小宮山)相変わらず打たれ強いですねえ。
(松井)あれはもう体質ですね。
M体質。
(田坂)いやただ鈍感なだけだよ。
全部聞こえてますから。
もうちょっと声潜めましょうか。
(桜子)あっこれですか?お持ちいただいた資料。
失礼。
そうです。
一ノ瀬教授の自殺に関する実況見分書を長野県警から取り寄せました。

(ノック)・
(鈴子)失礼します。
あっちょっとよろしいでしょうか?もしかして一ノ瀬教授の…。
(鈴子)家内です。
一ノ瀬鈴子と申します。
驚きました。
ゆうべ突然警察から連絡があって「主人の自殺再捜査する」って言うんです。
実は新たな証言が出ました。
ご主人はもしかしたら自殺ではない可能性があります。
(鈴子)ええ伺いました。
以前私も再捜査をお願いしたことがあるんです。
「主人がどうしても自殺するなんてあり得ない」って申し上げて。
だって前の晩主人から連絡あったんですよ。
「お土産何がいいか?」って。
そんな…そんな自殺するような人がそんなこと言うかなと思って。
でも結局再捜査はかないませんでした。
遺書があったんです。
(鈴子)主人は敬虔なクリスチャンでした。
(真紀)あっじゃあこの最後のは…。
(鈴子)Yohannes。
主人のクリスチャンネームです。
クリスチャンネーム?キリスト教の洗礼を受けた方が付ける名前のことです。
(柴崎)はい。
主人の最期がどんな思いだったのか…。
私何度読み直してもまったく分かりません。
こんなことになるんだったらもっと色々と教わっておくべきだったと思いました。
(柴崎)今後何かありましたら遠慮なくご相談ください。
(鈴子)あっありがとうございます。
「自殺」と言ったり「そうではないかもしれない」と言ったり勝手なことばかり申し訳ありません。
あっ…。
頭お上げになって。
(鈴子)駅遠くないし送ってくださらなくてもいいのに。
(桜子)いえ実は私駅前でちょっと買い物もあるんです。
ありがとう。
皆さんいい人ね。
(桜子)そんな。
(鈴子)私ねちょっと心配だったのよ。
(桜子)えっ?
(鈴子)最近になってやっと受け入れられるようになってきたのよ。
主人のいない現実を。
そんなときかき乱されたくないってそう思ったの。
でも安心したわ皆さんと接して。
あっ。
あした弊社の流田が長野の現場に行くそうです。
流田さんって私の話を聞いてくださった方?
(桜子)はい。
そう。
何か気になることでも?とても悲しい目をしていたわ。
恐縮しちゃったわ。
彼何にも悪くないのに。
分かるからかもしれません。
奥さまの気持ち。
永友エミリさんご存じですか?ええ…主人の研究室の学生さんでしたよね。
何か事件に巻き込まれたとかで…。
はい。
流田さんの大切な人でした。
(井川)バーベル社が遺伝子レベルでの作物の研究に力を入れ始めたのは20年くらい前からみたいですね。
(柏木)日本で共同研究してるのは秀英大学だけだな。
(井川)最後のページ見てみてください。
2010年12月発売の経済新聞です。
一ノ瀬教授が亡くなった時期か。
(井川)はい。
(柏木)「穀物の新たな品種」
(井川)スクープだったそうです。
記者の話では当時バーベル社が記事を出すなと圧力をかけたそうです。
それ以降新たな情報は出ていません。
こいつがKH04ってことか…。
もしそうだったら情報が漏れた以上バーベル社としては他の企業に抜かれる前に正式に発表したいところだろうな。
(井川)しかしそのためには反証データの存在が邪魔だった。
そしてそのデータを巡り3人が死亡…。
(柏木)1人が服役中…。
(井川)そして残る大島隆二は行方不明。
藤春の言うとおりバーベル社に拉致されたとしたら生存してるかどうかも怪しいな。
大島のことも調べてみた方がよさそうですね。
(英美)離婚はするつもりないんです。
連れ去られたなんて全然実感湧かなくて。
それで今日は…。
実は捜査中の事件でご主人の安否確認が必要になりました。
行方不明当時の写真普段身に着けていたものなど参考までに貸していただけますか?もし見つかった場合指紋やDNAなどを照合して身元を特定するためです。
(英美)分かりました。
大丈夫ですか?すいません。
安否が分からないから信じていられたのかもしれませんね。
生きてるって。
(ノック)
(従業員)《一ノ瀬さま》《一ノ瀬さま》
(従業員)《一ノ瀬さまチェックアウトのお時間が2時間ほど過ぎております》
(従業員)《仕方ない。
入ろう》
(従業員)《はい》
(従業員)《もしもし警察ですか?》
(従業員)正直冗談じゃないって思いました。
警察が来て騒ぎになって…。
ここは小さい町です。
噂はすぐ広がります。
あれ以来ここは客室として使ってません。
まあ物置です。
お客さまも嫌がるでしょう。
そうですか…。
では何かあれば。
ありがとうございます。
警察の実況見分によると2010年12月13日一ノ瀬教授は学会で長野を訪れ17時20分に702号室にチェックイン
その後22時30分ごろルームサービスを注文
死亡推定時刻は深夜2時から4時の間
その翌日遺体として発見された
死因は毒物による中毒死
教授に抵抗した痕跡はなく部屋が荒らされた様子もない
そして遺書が決め手となり自殺と判断された

司法解剖の結果教授の体内から検出されたアルコールの血中濃度は0.02%
グラスワイン1杯程度だ…。
じゃ残りのワインはどこに消えた?
(くるみ)どうかした?
(桜子)いや別に。
近いよ田坂さん。
離れて。
(田坂)え〜?見づらいんだよお前が。
あっ!びっくりした。
近過ぎるよ縁。
はい?
(松井)大きくすればいいじゃないですか。
(田坂)えっ?どんなDNA解析もできるのにこんな簡単なものが使いこなせないなんて…。
うるせえ!コミュニケーションというのはな生身の顔と顔を突き合わせてやるものなんだよ!今はお前じゃないだろう!まあ…まあ縁そうあきれるなよ。
本題に入ろう。
(田坂)つまり一ノ瀬教授が自殺する前に一緒にワインを飲んだ人物がいたってことか?はい。
例えばその人物が教授を死に追いやった。
(小宮山)でも不審人物の目撃証言はありません。
防犯カメラはどうだった?特に記録はないですね。
(田坂)あ〜。
まあ当時の捜査としては遺体部屋の様子遺書などから事件性はないとまあ判断したんだろうな。
(松井)でも犯人らしき人物がいたとすると何で教授は遺書なんか?無理やり書かされたんでしょうか?そういう不審な痕跡がないか調べてほしいんだ。
俺はこれから部屋を洗い直してみる。
(田坂)「鈴子へ。
一粒の麦は地に落ちて死ななければ…」最初の一文はヨハネ福音書12章24節の一節です。
この「麦」ってのが意味深だよな〜。
KH04のことか?後半部分はどういう意味でしょうか?今から読みますよ。
「私は天使ミカエルとともに。
あなたには聖マルティヌスのご加護がありますように」
(小宮山)確か教授は敬虔なクリスチャンでしたね。
(松井)ミカエルは「最後の審判を司る天使」です。
でマルティヌスってのは「ワインの守護神」KH04最後の審判ワイン…。
何だかよく分かりませんね。
(田坂)分かんねえな。
一応これ流田さんにもメールしておきますね。
おお。
(小宮山)ヨハネ福音書。
ただ今帰りました。
(松井)おかえり。
どうかした?何か変だよ。
(田坂)変なのは前からだ。
違います。
何か気味悪くて。
(小宮山)何かあったんですか?「最後の審判」足跡?
(くるみ)よかったね〜ウータ。
管理人さんがウータのおうちを作ってくれるんだよ。
(白石)1カ月も一緒だったろウータと。
もう家族みたいなもんだ。
ついついウータのこと考えちゃうんだなあ。
(くるみ)ねえ管理人さん。
(白石)んっ?今度うちにご飯食べにおいでよ。
お礼したいし。
(白石)え〜招待してくれんの?うん。
(白石)うれしいなあ。
フフフ…。
誰かに見られてる?はい。
今日だけじゃないんです。
1週間で3回。
くるみちゃんと全部一緒にいるときだったんです。
1週間くらい前ってことは私が退院した日から出てきたってことよね?あっ確かに…。
柏木この間あなた言ってたわよね。
《千代田さんが行動した途端犯人も動きだした》《監視でもしてないかぎりそんなことは無理だ》つまり千代田さんが退院した後犯人は再び監視を再開したってことですか?犯人は家捜しで狙ってたものまだ手に入れてないのかもね。
だからまた私の監視を始めた。
(柏木)狙いは反証データなんじゃないんですか?えっ?撃たれる前千代田さんは藤春と接触。
そこでKH04の秘密を手に入れたのではないか?犯人はそう考えた。
(井川)すいません。
車出してきます。
(柏木)おお。
(真紀)わざわざ来てくれてありがとうね。
流田の様子どうですか?何が聞きたいの?《犯人を殺したら少しは楽になれるか》《こらえてる》《憎しみにのみ込まれないように》
(真紀)縁のこと心配してたわけか。
誤解しないでください。
流田に対する疑いを捨てたわけじゃありません。
あなたのその優しさ自分を傷つけるわね。
どういう意味ですか?あなたはず〜っとエミリさんを助けられなかった縁を許せない。
同じ理由で自分ことも許せない。
それだけあなたにとってエミリさんは特別な存在だった。
仲間として。
分かったようなこと言わないでください。
失礼します。
(田坂)ゆうべ縁から送られてきた現場写真だ。
これはまき散らされたワインの染みだ。
カーテンもカーペットも同系色だから染みがあることに気付かれなかったんですね。
好条件が重なったんすよ。
事件後ホテルの部屋は物置として使われてたからクリーニングに出されることもなかった。
(田坂)ああ。
というわけで当時のまま証拠が残ってたというわけだ。
(桜子)えっそれにしてもすごいですね。
よく見つけましたねこんなところ。
松井お前の送ったメールがきっかけだったらしいよ。
えっ俺っすか?
(田坂)ああ。
天使ミカエルっていうのは最後の審判をつかさどる天使だ。
最後の審判というのは神が人間に下す罰だ。
一方聖マルティヌスっていうのはワインの守護聖人。
はい2つの意味を合わせると当然「ワインで罰を下す」と読み取れる。
つまり教授が犯人にワインをぶちまけた。
では染みを検証します。
(田坂)おう。
田坂さん。
松井君。
最初はグー!じゃんけん…!あ〜ごめんなさい!ホントごめんなさい!言うわりには容赦ないな。
(シャッター音)はいカーテンとマット交換。
続いて別の角度から。
(田坂)えっ?いつもいつも上から目線でムカつくんだよ!
(シャッター音)
(田坂)お前のその笑顔初めて見た。
田坂さんごめんなさい!えい。
(シャッター音)
(田坂)もうおいおい…もういいだろ!以上です。
ありがとうございました。
(田坂)あ〜まあな。
調査のためだ。
仕方ないな。
人形でやればよかったのに。
(田坂)お前ら〜分かっててやらせたな!
(真紀)う〜ん…つまりこういうことよね?一ノ瀬教授は立った状態で正面にいる人物に力強くワインを掛けた。
(田坂)くそっ…。
立っていた位置から計測すると部屋にいた人物は身長170cmから180cmと考えられます。
(松井)でも身長が分かっても個人の特定にはつながりませんよね。
(真紀)何か決定打に欠けるわね。
まあでも部屋にもう1人誰かいたっていうことが分かっただけでも前進じゃないか。
この染みだけ気になるんだよな…。
これだけ形状が違う。
(桜子)確かに。
実験ではそんな染み付きませんでしたね。
仕方ない。
田坂さん。
(田坂)何だ?もう一度お願いできますか?
(田坂)いいかげんにしろ!お前がやれい!
(田坂)縁さみんなひどいんだよもう。
びちゃびちゃにされちゃってさ。
ごしごし拭いちゃった。
これ…。
(田坂)んっ?どうした?犯人のDNA採れるかもしれません。
(田坂)えっ?行きましょう。
(真紀)あっ!うん。
じゃあ俺たちも何か別線で手掛かり探しますか。
はい。
コーヒーです。
へえあの言葉って結構有名な一節だったんですね。
あれ?一ノ瀬教授の遺書に書いてあった「Yohannes」のスペルって「Y」から始まってるよね?えっ?あっホントだ。
えっ間違えたんですかね?敬虔なクリスチャンだったんでしょ?自分のクリスチャンネーム間違えたりするかなあ?「J1224」
(3人)あっ!
(田坂)何だよ作業中だよ。
聞いてください!
(松井)見つけちゃいました!一ノ瀬教授のダイイングメッセージ!えっ?それでは鑑定の結果をお伝えします。
じゃまずはこれを。
主人の遺書…。
はい。
この遺書には重要なメッセージが隠されていたんです。
ご主人が亡くなった日ホテルの一室にはご主人以外にもう1人別の人物がいたんです。
(鈴子)別の人物?はい。
この遺書にはその人物に関する情報が記されていました。
(鈴子)「Yohannes」これが何か?これは僕も気付かなかったんですがその「Yohannes」の正しいスペルは「Y」ではなく…。
「J」から始まるそうです。
「J」に気付いてほしい。
教授はそう願いあえて違うスペルでこの名前を書いたんだと思われます。
(真紀)学籍番号です。
秀英大学の学籍番号はその学生の学部や所属する研究室が一目で分かるようになっています。
「J」は一ノ瀬研究室を表します。
一ノ瀬教授はわざとスペルを間違えて一ノ瀬研究室の中のある人物が自分の死に関わっていると伝えようとしたんです。
そして教授が引用した聖書の一節ヨハネ福音書12章24節。
この番号を当てはめると「J1224」それはこの人です。
大島さん?はい。
部屋に争った痕跡がないことから教授はおそらく大島隆二に脅され自殺を強要されたんです。
それでも何とかして犯人の手掛かりを残したい。
そのとき教授は遺書に聖書を引用する方法を思いついた。
証拠は遺書だけではないんです。
(一ノ瀬)《恥を知れ》大島隆二の所持品です。
この眼鏡のフックの部分から検出できた皮膚片と現場のホテルのカーテンに残されていた皮膚片のDNAを照合した結果一致しました。
あの日一ノ瀬教授の部屋にいたのは間違いなく大島隆二です。
なぜ主人は死ななきゃならなかったんでしょうか?今の段階ではここまでしか解明できません。
これから少しずつ捜査で明らかになっていくでしょう。
つらかったでしょうねあの人。
脅されて生きることを諦めなきゃならなくなって。
1つだけ確かなことがあります。
(桜子)失礼します。
君の口から話せ。
その真実を見つけたのは君だろ。
伝えたいと思ったのも君だ。
はい。
ご主人が書かれた「一粒の麦は地に落ちて死ななければ…」この言葉には続きがあったんです。
(鈴子)続き…。
「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである」「だが死ねば多くの実を結ぶ」おそらくご主人は多くの人の命を「災いの種」から守るために自分を犠牲にして信念を貫いたんです。
それがご主人の意思です。
生きることを諦めたわけではないと思います。
(一ノ瀬)《お土産何がいい?》
(鈴子)《う〜ん…ワインかなあ》《信州といえばワインでしょ?》
(一ノ瀬)《分かった》《あした帰ったら一緒に飲もうね》
(鈴子)自殺なんかじゃないって躍起になったり自殺なんだって思い込もうとしたりそんなことしてるうちに嫌っというほど痛感しました。
何をしてももう主人は戻らないって。
(鈴子)痛い胸が。
3年もたってこんな思い。
主人に会いたいです。
主人に会って一緒にワインが飲みたいです。
本当に…ありがとうございました。
きっと警察が犯人を捕まえてくれます。
(鈴子)そうね。
信じてるわ。
あなたは大丈夫?俺は別に…。
永友エミリさん…。
(鈴子)主人の生徒さんだったわね。
はい。
きっと乗り越えられるわ私たち。
人間は強いもの。
正直ね。
うなずけないのね。
(鈴子)まず失った悲しみを受け入れること。
あなたのために。
そうすればきっと何かが見えてくる。
きっと見えてくると思うわ。
はい。
週の真ん中水曜日。
いただきます。
(松井・桜子・くるみ)いただきま〜す。
抜かったな。
大島のことですっかり忘れてました。
あれ?縁は?今日は免除。
はいよろしく。
(小宮山)大島に逮捕状が出たそうです。
一ノ瀬教授に自殺を強要した疑いで。
大島も被害者の1人かと思ってたのに加害者だったなんて。
(田坂)縁のやつもどかしいだろうなあ。
(田坂)もどかしいよなあ…。
何がですか?
(田坂)やっと犯人の男の顔らしいものが見えてきたんだよ。
で突き止めたはいいけどもここから先は何もできない。
警察に任せるしかない。
(小宮山)苦しいですね。
(真紀)1人でたそがれちゃって。
まだ天ぷら残ってるわ。
(桜子)あっすいません。
すぐ戻ります。
(真紀)冗談よ。
私も少し風に当たるわ。
流田さん大丈夫かなあ。
えっ?っていう顔してる。
分かってるんですけど。
私にできることなんか何にもないって。
あなた気付いてないの?えっ?縁変わってきてる。
最近1人で抱え込まなくなった。
みんなを頼って信じるようになった。
この仕事やってて気付いたわ。
人と人の出会いも科学よ。
関われば変化が起こる。
縁が変わり始めたきっかけの1つはあなたよ。
それにあなた自身も変わった。
えっ私ですか?少なくとも縁はそのことに気付いてる。
えっ?だから今日依頼人と話をさせたんじゃないの?
(鈴子)《まず失った悲しみを受け入れること》《あなたのために》《人間は強い》《いつか乗り越えられる》《憎しみさえも》《そんな強さを持ってる》《しかし憎しみを乗り越えたその瞬間から大切な誰かのことをゆっくりと忘れていくことが始まるのかもしれない》
(柏木)すいません。
ちょっとお話聞かせてもらってもよろしいですか?
(井川)この辺りでこちらの男性見掛けませんでした?
(女性)あ〜ちょっと見たことないですね。
あっそうですか。
(2人)ありがとうございました。
(女性)あ〜いや見たことないですね。
(井川)あっそうですか。
すいません。
ご協力ありがとうございました。
目撃証言がまったく取れませんね。
やつは千代田さんたちを監視していた。
必ず近くにいるはずだ。
(井川)しかしこんなに手応えがないのも珍しいですよ。
まるで実体のない者を追い続けてるような…。
(桜子)ここかな?
(くるみ)ん〜ちょっと違うなあ。
(桜子)えっ違う?この辺?うんうんぴったりぴったり。
OK。
じゃ付けよっか。
(くるみ)うん。
あっ私やるよ。
(桜子)大丈夫?うん。
大丈夫大丈夫。
(真紀)ねえくるみ知らない?あれ?さっきまで桜子ちゃんと表でウータと遊んでましたよ。
携帯かけてみましょうか?
(真紀)うんうん。
あれ?つながらない。
(真紀)もしもし…。
(柏木)千代田さんですか?俺です。
柏木です。
何だ柏木。
脅かさないでよ。
ごめん。
今手が離せないから…。
整形してました大島。
(真紀)えっ?
(柏木)どんなに調べても目撃情報が一切出てこないので関東近県の美容外科に大島の写真をばらまいたらヒットしました。
今からすぐにファクスで整形後の写真を送ります。
(真紀)分かった。
(松井)どうかしたんですか?大島隆二整形してたらしい。
(田坂)あ〜くそ!そりゃ捜しても出てくるはずないわ。
これから届くのが今の大島の顔。

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2014/06/11(水) 22:00〜22:54
関西テレビ1
SMOKING GUN〜決定的証拠〜 #10[字]

遂に真犯人現れる!不可解な死を遂げた重要人物!死者から届いた意外な証拠…遺書とワインに隠したトリックの謎と残された妻への想いとは?香取慎吾 西内まりや

詳細情報
番組内容
 流田縁(香取慎吾)は無くしている記憶の間で何が起こっていたのか、意識が戻った千代田真紀(鈴木保奈美)や藤春獏人(袴田吉彦)の証言で徐々に埋まりつつあった。しかし、縁は自分自身の記憶が全く戻らないことに焦っていた。特に、藤春には永友エミリ(倉科カナ)から預かった物があるはずだと言われたのだが、縁には思い出す事が出来ないのだ。
 真紀が科捜研に復帰すると、警察から一ノ瀬栄造教授(柴俊夫)の自殺に
番組内容2
関する再調査の依頼が来る。それは、柏木夏生刑事(谷原章介)が手配したものだった。そんな研究所に、一ノ瀬の妻・鈴子(大谷直子)が訪ねて来た。実は、鈴子も当時、警察に再捜査を依頼したのだが、遺書があったため拒否されていたのだ。縁は一ノ瀬が自殺した長野のホテルへ。松井丈太郎(中山優馬)や田坂繁(イッセー尾形)たちは科捜研で実況見分調書や鈴子から預かった遺書の内容を調べ始める。
番組内容3
 一方、柏木たちは一ノ瀬研究室のメンバーで、行方不明となっている大島隆二(橋野純平)を追い始める。藤春は、大島が一ノ瀬研究室に出資していたバーベル社に拉致されたと証言していた。柏木は、大島の妻・英美(中込佐知子)から大島が見つかった時の身分確認用に、本人の持ち物を預かる。
 そんな時、石巻桜子(西内まりや)は身の回りに不審を感じて、真紀や柏木に相談。それは誰かに見られている気配だった。
出演者
香取慎吾 
西内まりや 
中山優馬 
安藤玉恵 
濱田ここね
 ・ 
鈴木保奈美
 ・ 
倉科カナ 
イッセー尾形
 ・ 
谷原章介 


スタッフ
【原作】
横幕智裕 
竹谷州史「Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁」(集英社「グランドジャンプ」連載) 

【脚本】
酒井雅秋 

【音楽】