皆さんこんにちは日笠陽子です。
皆さん最近毎日字書いていますか?最近携帯ばっかりで字を書かない人いるんですよね。
やっぱり毎日何か書きたいものですよね。
皆さん懐から筆!漢字仮名交じりの書の創作には自分で文章を考える事も大切なんですよ。
え〜っそうするとお手本がないんですか?はいはいそうですよ。
私お手本がないとうまく書けないんです。
いやいや大丈夫ですって。
書きたいと思った言葉を書けばオーケーですから。
あっそうか!私が今書きたいのは…今日の舞台は…僕が詩を書き始めたのが学生時代であり学校っていう場所だったなぁっていうのをすごく思い出した。
今日の講師は詩人の御徒町凧さん。
森山直太朗さんと共作した「さくら」など作詞家としても幅広く活躍しています。
演習に集まったのは書道科の皆さん10名。
ちょっと緊張気味かな?今回は書の元になる詩を書く実践です。
(生徒たち)こんにちは。
自分の言葉をみんなが書を通じて表現できるようになったら面白いんじゃないかっていう事でじゃあ御徒町にその手助けをしてもらおうっていうのが多分今日の趣旨。
いきなり御徒町さんから鋭い質問が。
「書」って何なの?書道って。
えっえ…え?何でしょう?じゃあむつみ。
自分が思ってる事を表現する。
あっそう。
昔の人の書を今はそっくりそのまま書けるようにしてます。
うん。
で私にとって書道とは?えっ!書道…。
え…やっぱり最終的には自分で表現できるように…。
文字で表現する自分の気持ちとか。
ああそうなんだね。
いいじゃない。
じゃあぴったりじゃん今日の授業ね。
よ〜し。
では早速始めましょう。
じゃあ自分の名前をまず書いて下さいそれぞれ。
えっ?まずは詩じゃなくて名前。
名前なら書けますよね。
で…?自分の名前あるでしょ。
プラス何か文字を書いてみて下さい。
えっ!何か文字って言われても…。
さあ筆が重くなった。
いや〜一体何と書けばいいのか。
う〜ん…。
じゃあヒントをあげようか。
私の自己紹介ですっていうつもりを2行目には込めていいよ。
まあ自己紹介なら書けるかな。
よし書いてみましょう。
桃が好きなんだね。
そういう事そういう事。
うん!何かできそうな気がしてきましたね。
筆順いろいろあるけれど今日の「筆順ちぇっく」はこれ。
まずは123456。
で…さあ次は?どうだっけな?ちょっといってあぁ真ん中。
それで左右の払いをやってしゅっしゅ〜っと。
すっきり書けましたしゅ〜っとねっ。
さあ次のステップは何でしょう?じゃあ自己紹介の感覚を残しつつ今度はその自己紹介に自分の名前を入れません…えっ主語なしで自己紹介っていうのはどういう事?フフフフフ。
…っていうようなねっ。
ああなるほど。
最近の事や今の気分を書けばいいのかな。
ハハハハハハ!あぁいいじゃない。
あぁいいねぇ。
それはね詩としてもうまいよ。
まあ変な言い方だけどみんなの書いてくれたこの縦書きの言葉がだいぶ詩みたいになってきた感じがするのは気のせいではないと思うんだ。
う〜ん何か調子が出てきましたよ。
今日は毛筆の材料について見てみましょう。
書道の筆に使われるのは馬や羊いたちの毛などの動物の毛です。
どの毛を使っても筆作りの工程はほぼ同じです。
これは逆毛や傷んだ毛を抜き取っていく作業です。
こうして質の良い毛だけを選び取るのです。
馬の毛は足や腹などいろいろな部分の毛を使いますがこちらは尻尾の周りの毛。
太く弾力があります。
こちらは羊毛。
羊毛は柔らかく墨をよく含むのが特徴です。
いたちの毛は柔らかくて弾力もあるのが特徴。
これは尻尾の毛です。
短くて毛先が細いので仮名用に多く使われます。
一本の筆には長い毛と短い毛が交ぜ合わされています。
そのため穂先が徐々に細く書きやすい形になるのです。
このように均等に交ぜるのがポイントです。
先が透明になってるの分かるかな?毛の質そして毛の交ぜ方によってさまざまな筆が出来上がるのです。
書道を極めたい私。
今日も頑張るぞ!頼もう!こんにちは。
こんにちは先生!よろしくお願いします。
今日はですね筆の材質について主に弾力なんですけどもそれについて勉強してみたいと思います。
これがですねこの毛の種類は馬の毛で作られたものです。
それからこれがですねいたちです。
使って頂いて分かると思いますけども。
似てますね馬と。
ちょっと似てますね。
これが羊毛という。
真っ白な。
3種類を使ってみたいと思います。
はい。
じゃあまず馬から使って頂きましょうか。
分かりました。
私書いてみてもいいんですかね。
はい。
わ〜わくわく。
じゃあこれで墨をつけて書いてみて下さい。
馬か…やってみます。
お〜!言う事を聞かない感じでした。
暴れ馬ですねこいつ。
なかなかいい表現ですね。
アハハハハ。
あっあ…。
う〜ん難しい。
べちゃってなっちゃいましたけれども。
あっう〜ん。
あっ軽〜い。
勢いのある字が書けました。
渇筆が出ましたね。
これちょっとプロっぽい。
こうやって見ると全然違いますね筆によって。
そうですか。
書いた感触というのが少し硬めの筆ちょっと柔らかくなって羊毛が一番柔らかいこの3つの中ではですね。
結果的にはだんだん柔らかくなってったんですけども筆が柔らかいから太い線になったのかもしれませんね。
なるほど。
そういう意味では実験大成功ですね。
お〜すばらしい!すばらしい。
よかったです。
いい線も出来ました。
これでまた一歩達人に近づいたんじゃないですか?先生。
近づきましょう。
はいありがとうございます。
さあ「書の実践」。
後半も詩を作っていきますよ。
わくわく!これもう少し進めたいんだよな。
この部屋にいて自分が感じる事を次のページに新しい気持ちでもう一回書いてみようか。
今この場所でこの瞬間に感じる事をひと言書きます。
「白」いいね。
近いね似てる。
けど表現が全然違うね。
あ〜いいね。
「白くて広い部屋」そういう事。
この部屋を広いって思う人と狭いって思う人と…とか白いって思う人とかその人の表現とかなりがその詩に表れるからその人をすごく表すものになっていくよね。
今度は教室を出て中庭へ。
さっき部屋でやった事今自分の中に浮かぶイメージを言葉にして書いてみようか。
生徒たちがそれぞれの場所に散らばっていきます。
私は今何を感じるだろうっていう事とただ向き合うだけでいつも見ているものが違った相が見えてくると思うのね。
いつもよりもちょっと深い呼吸をして深いところからイメージを。
友達とおしゃべりするのではなく自分自身と会話をする感覚で。
はい。
場所を変えてじっくり自分と向き合う事で自然と言葉が浮かび上がってきます。
私の心に浮かぶ言葉を書けばそれが「書」。
出来ました!…とう!
(一同)アート調査隊!今日伺ったのは書の教室。
あっでもちょっと雰囲気違いますね。
あらこちらはカリグラフィといういわば英語の書道なんです。
カリグラフィ用の先が平らなペンにインクをつけたらペン先を斜め45度にして書いていくんだそうです。
英語にもさまざまな書体があります。
こんなカラフルな表現もあるんです。
バースデーカードや結婚祝にぴったり。
手書きの良さっていうのは人に伝わってくる温かさとか自分の気持ちを表現できるって事ではやっぱりいいと思いますよね。
英語の勉強にもなりますね。
ペンだけでなく木の棒に直接インクをつけて書く事もあります。
書道のようなかすれた線だ。
おっ!お見事です。
英語の書カリグラフィのアートな世界でした。
実践もいよいよ大詰めです。
今からろうそくに炎をつけてこの炎をみんなで見よう。
ろうそくの炎から一体何を感じるのでしょう。
よしじゃあそろそろ書こうか。
みんな言葉が次々に出てきます。
最初とは別人のようです。
じゃあ1年生から。
自分だけの言葉を書く事で書の表現の輪郭が見えてきましたね。
みんなが書いてくれたこれはもう詩って言っていいと思うんだけれど今日の詩はとてもよかったなぁと思って。
もっと書けるから。
自分のイマジネーションの深くに下りて言葉を探す事ってできるから。
そしたらもしかしたらいつかみんながしたいって思ってる表現の一つになるんじゃないかなと思って。
機会があったら見せて下さい。
ところで御徒町さんはろうそくを見つめて何を書いたんですか?う〜んなるほど。
(一同)「そして毎日がある」。
彫刻家そして詩人としても知られた高村光太郎が暮らした家です。
この小さな家で暮らした昭和20年からの7年間光太郎は数百もの書を書き残しました。
美術と文学両方の才能を持った光太郎。
書も自分の言葉を豊かな表現力で表しています。
トイレのドアに明かり取りのために光太郎が彫った文字。
中から見ると光を受けた時に文字が浮かび上がります。
アーティストならではの立体的な書の表現ともいえるのです。
へぇ〜アートと書ね。
うんうん。
普通の書と違うアートな表現といえばですねこんなものを持ってきましたので日笠さん見て下さい。
何ですか?はいこれです。
あ〜!右から読む?まずこれ読んで下さい。
「芽が出る」。
じゃあこれは?これは文字だけですが。
長いんですけど読んでみましょう。
「ありがとうこの言葉を言える毎日言われるしあわせ」。
お〜!これ先生が考えたんですか?考えたんですよ。
すごい。
やだ先生詩人!これで詩人といえるのか分かりませんけども。
誰か言う人がいるんですか?ありがとうって。
日笠さんに言いたいですね。
や〜ん。
先生いつも教えてくれてありがとう。
これを持ったら…。
あっぱれ!決まりました。
すっすっ!もうフェードアウトして!書の創作の元になる活動として詩を書きます。
自分を深く見つめる事で思わぬ発見も生まれます。
自分の言葉を書にする事で豊かな表現につながります。
書はほかのアートと密接に関連しています。
美術や文学などさまざまな分野に親しむ事で書の表現も豊かになります。
毛筆の材料は馬や羊いたちなどの動物の毛です。
毛の材質や作り方によってさまざまな筆が生まれます。
2014/06/12(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「書道 自分の言葉で書こう〜漢字仮名交じりの表現〜」[字]
美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。
詳細情報
番組内容
今回は、漢字かな交じりの書を表現するときに言葉を作り出すための演習。場所は、埼玉県立大宮光陵高等学校。講師は詩人の御徒町凧さん。御徒町さんは森山直太朗さんと共同で「さくら」の作詞を手がけたり、詩のワークショップなども行うなど幅広く活動している。
出演者
【講師】東京学芸大学教授…長野秀章,詩人…御徒町凧,【出演】カリグラフィー講師…小田原真喜子,【司会】日笠陽子,【語り】西脇保
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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