(テーマ音楽)今はイギリス国教会の総本山になっている大聖堂。
ここである奇跡の物語が語り継がれています。
ロンドン南東の町カンタベリーはイギリスで最初にキリスト教が伝えられた聖地です。
6世紀末ローマ教皇はこの地に修道士を送って布教を始め中世にはイギリスの代表的な巡礼地となります。
今も訪れる人々は絶えずクライストチャーチ・ゲートと呼ばれる門をくぐって大聖堂を目指します。
十字架の形をしています。
6世紀末に建造された大聖堂は500年をかけて増改築されゴシック建築の傑作となりました。
大聖堂の内部には太い柱が整然と連なり荘厳そのものです。
聖堂は2つに区切られこの門の先は内陣です。
内陣にはまず聖歌隊の席がありその向こうが聖なる礼拝堂となっています。
司祭の席の奥にろうそくが1本立っています。
ろうそくは12世紀の大司教トマス・ベケットにささげられたものでベケットはこの地下深くに埋葬されています。
かつては見事な祭壇がありましたが後にローマ・カトリックと対立した国王によって破壊されました。
周りのステンドグラスには大司教トマス・ベケットが描かれています。
ベケットは教会の権限を巡って国王と争い王の怒りを買って暗殺されたのです。
ひざまずいて祈るベケットの背後から王の意を酌んだ暗殺者が近寄ってきます。
ベケットはこの聖堂の中で殺されました。
この剣の下がその場所。
殉教の場と呼ばれています。
床には数多くの墓標が埋め込まれています。
ベケットが殉教した同じ場所に葬られたいと願った人々がいたのです。
ベケットは死後ローマ教皇によって聖人の列に加えられ数々の奇跡を起こすのです。
人々はそれをベケットの奇跡と呼びました。
重い皮膚病の患者心配する人々。
その上からベケットが現れます。
重病人やひん死のけが人のもとへ来て次々と蘇生させるベケット。
奇跡はたちまち大評判となりました。
カンタベリーに大勢の巡礼者が訪れるようになります。
ベケットのひつぎを拝む人々です。
巡礼者によってすり減った階段。
かつて巡礼者たちはこの階段をひざまずいて上っていました。
今はろうそくだけが置かれたこの空間を最も神聖な場とするカンタベリー大聖堂。
それはイギリスのキリスト教の歴史そのものなのです。
生字幕放送でお伝えします2014/06/12(木) 16:50〜16:55
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「カンタベリー大聖堂〜イギリス〜」[字]
巡礼の聖堂 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
巡礼の聖堂 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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サンプリングレート : 48kHz
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