北朝鮮の弾道ミサイルを米国のパトリオットミサイル(高度15-20キロメートル)よりも高い高度(40-60キロメートル以上)で迎撃できる高高度迎撃ミサイルが予算1兆ウォン(約1000億円)の予算で、韓国国内で開発される。北朝鮮全域を監視する偵察衛星(多目的実用衛星)も2025年までに5基が導入され、2時間間隔で北朝鮮を監視できるようになる。
防衛事業庁は11日、防衛事業推進委員会を開き、北朝鮮の弾道ミサイルに対する上層迎撃手段として、長距離対空ミサイル(L-SAM)を来年から開発すると発表した。こうした軍当局の決定は、国産迎撃ミサイルを開発し、米国のミサイル防衛(MD)システムへの編入論議を払しょくしようという意図があるとみられる。