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メディアメーカーとはこういうことか! LINEの田端さん(@tabbata)が凄すぎる!

Posted on 2014年6月12日 Leave a Comment
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LINEのビジネスモデルなどの記事を最近よく見るのですが、LINEがどんどんプラットフォームになっていっている戦略は凄いです!

そして田端信太郎さんのメディアメーカーっぷりが凄いです!

まあLINEは600人以上の社員がいるので、田端信太郎さんだけの力ではないと思いますが、執行役員の田端信太郎さんがそこで果たしている役割はとても大きいはずです。

メディアメーカーとは、以下にあるように、メディア業界のスーパースターと言えるような人で、日本だと他にも堀江貴文さんがいます。

 

紙メディア族+ビジネス族+ウェブメディア族+テクノロジー族(メディアの専門家:メディアメーカー)
最後は、ロイヤルストレートフラッシュともいえる、スーパーな人材です。紙とウェブの編集、ビジネス、そしてテクノロジーのすべてを知り尽くしたメディアの申し子、いわば「メディアメーカー」です。

(5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?より)

 

 

単なるメッセンジャーアプリではないLINE

・LINEとWhatsAppは、この「メッセージングアプリ」という同一カテゴリーに属する競争相手とみなされている。しかし、その利益モデルは全く異なる。顧客が違う。商品が違う。そして目指しているビジネスの未来も違うと思われるのである。以下に両社の利益モデルを比較した。

NewImage

・LINEの売上は、主に3つの収益源から成る。ひとつめは、総売上げの6割を占めるゲームである。LINEゲームはこれまでに54タイトルをリリース、ゲームを有利に進めるためのアイテム課金による収入を得ている。

・ユーザーには、コミュニケーション機能そのものではなく、スタンプやゲームといった付加価値として提供するエンタテインメントコンテンツに対して課金している。一方、企業には、マーケティングプラットフォームとしての利用に対して課金をしているのである。

・これに対して、WhatsAppはサービス開始当初からアンチ広告を謳い、企業からの収入を一切排除している。ユーザー間のコミュニケーションいう基本機能に対して、使用するユーザーへ課金をしているのである。

(LINEとWhatsApp、ライバルサービスの全く異なる利益モデルを比較する|利益モデルの考え方 ――儲かるビジネスモデルには共通する原則がある|ダイヤモンド・オンラインより)

 

このように同じメッセンジャーアプリのWhatsAppと比較しても、マネタイズの仕方・持っている機能は全く違います。

 

 

プラットフォームとしてのLINE

LINEは無料通話・メッセンジャーアプリとしての側面が一番強いですが、様々なプラットフォームとなっていて、ゲーム・ニュース配信・ビジネスマーケティングのプラットフォームになっています。

そしてビジネスマーケティングのプラットフォーム化に大きな役割を果たしているのが、田端信太郎さんです。

 

そして実際にこのようにLINEをマーケティングに活用できるようです。

・広告メディアとしてのLINEはどのような仕組みになっているのか。LINEにはご存じの通りイラスト画像をやりとりできるスタンプ機能があり、多くの企業が自社のキャラクターなどをモチーフにしたスタンプを配布して、ユーザーが自由に利用できるようにしている。ユーザーが感情を込めてメッセージを届けたい時に使えるこのスタンプ自体が、企業にとっては自社のブランドやイメージ、商品を伝えるための広告の役割を果たしている。

・テレビCMや動画コンテンツの広告、メディア媒体に掲載されているバナー広告などは、企業から消費者に向けて発信する。しかし、LINEスタンプは企業が送るのではなく、友人同士で感情を込めて送る形になる。ストレートに広告として受け取る感覚が薄いうえに、「広告を無視するのは友達を無視すること」にもつながるため、必然的に無視されにくくなるのではないかと同氏は分析している

(LINEスタンプによる広告が「圧倒的にリーチする」理由~LINE講演 -INTERNET Watchより)

LINEの最大の特徴が、リアルタイム性である。「メールは、読んでもらうまでに半日かかる場合もある。しかし、LINEであればリアルタイムにメッセージを届けることができる。ランチに関する情報を送ろうとすれば、11時59分に送信して、すぐに読んでもらうことが可能。これからランチを食べようというところで送信できる。朝の時間帯にテレビCMを放映したり、チラシを配布するといった訴求方法もあるが、情報が氾濫するなかで、記憶することが難しい時代になっている。朝、頭に入った情報も、昼の重要なタイミングには忘れてしまう。消費するタイミングで読んでもらうことがこれまで以上に大切になる」(田端氏)。
そして、「リッチで、エモーショナルなメッセージを送信できる」のもLINEの特徴だ。スタンプによって、キャラクターやテレビCMを想起させるようなメッセージを送信できるため、より効果的なメッセージが送信できるという。さらに、「スパムメールがほとんどないというのも、メールとは異なるLINEの特徴のひとつ」(田端氏)だとする。

(ASCII.jp:セールスフォースとLINEが切り開くマーケティングの未来とは? (1/2)より)

 

無料通話・メッセンジャーアプリとして、人々の生活に入り込み、そこからプラットフォーム化していき、新たなマネタイズの戦略をどんどん作っていくというのはまさにメディアメーカーです。

このLINEの勢いはまだまだ止まらないんでしょうね。

 

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ITpro NOW – LINEとセールスフォースの提携に見る、「無料通話・チャットアプリ」終わりの始まり:ITpro
ASCII.jp:セールスフォースとLINEが切り開くマーケティングの未来とは? (1/2)
LINEとWhatsApp、ライバルサービスの全く異なる利益モデルを比較する|利益モデルの考え方 ――儲かるビジネスモデルには共通する原則がある|ダイヤモンド・オンライン

 

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

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5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?

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Posted in: マーケティング | Tagged: マーケティング, メディア

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