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【大リーグ】

最下位レイズの秘策は呪術師!? おはらい受けるも完封負け

2014年6月11日 紙面から

◇マリナーズ3−0レイズ

 神通力も効果なし? 勝率でメジャー最下位に沈んでいるレイズのジョー・マドン監督(60)が、地元で有名な呪術師におはらいをお願いする奇策に出た。9日、米複数メディアが報じた。運気を変える窮余の策だが、この日の試合もマリナーズにゼロ封負け。名将も打つ手なしと頭を抱えている。レンジャーズも故障者続出で、米メディアはチームを去った大物球団首脳の呪いと報道。失速気味のタイガースにも新手の呪いがささやかれ始めた。昔からオカルトな話題が豊富な大リーグ。信じるか信じないかは、アナタ次第−。

 呪術師はうわさ通りに雨を降らせたが、白星を運んではくれなかった。レイズは地元タンパ在住のネーティブアメリカンでセミノール族の呪術師、ボビー・ヘンリー長老(77)を本拠地トロピカーナフィールドに招待。長老は球場内を入念にチェックして回り、「歩き回ってみたが、それほどたちが悪い精霊がいるようには思えん。かぎを開けて、ここから(悪い精霊に)退散してもらおう。まあ、セミノール族のやり方を信じてもらうしかないな」と意味深につぶやいた。

 長老を呼び寄せたのは、“名将”の誉れ高いマドン監督だ。「ボビーは80年代にタンパで雨を降らせたらしい。超自然的な力があるんだ。(ドーム球場の)トロピカーナフィールドの中で雨を降らせてくれればすごいね」と笑った。

 マリナーズ戦のプレーボールとほぼ同時に球場の外は豪雨に見舞われ、レイズの公式ツイッターも「外は大雨だ。作り話じゃないぞ」と大興奮。だが、肝心の試合は0−3で連日の完封負けを喫した。開幕前はV候補と目されていたのに、ここ14戦13敗。7年ぶりの借金17(24勝41敗)で、勝率3割6分9厘は両リーグ最低というていたらくだ。

 試合後、8イニング3失点の好投も実らなかったエース左腕のプライスは「おはらいの効果はなかったね。でも、クレージーなことも試さなきゃいけない時だよな」と、げんなり。指揮官は「ボビーにはヒットを増やしてほしいと頼んだんだ。雨と聞き間違えたのかな。でも、すごい雨が降ったのは確かだ。お清めの雨だったのかも…」と今後の効果に期待した。

 長老は15日も同球場を再訪するという。「そいつはすてきだね」とプライス。球場は広いから、きっと悪い精霊が出ていくのにも時間が掛かるんですよね!?

 

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