球団トレーナーとキャッチボールをする日本ハム・大谷(水足丈夫撮影)
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日本ハムの大谷翔平投手(19)が10日、札幌市内の日本ハム室内練習場で11日先発の巨人戦(札幌ドーム)に向け最終調整をした。テンポ重視の投球でG打線封じを目指す。
公式戦初対決となる巨人戦。強力打線を相手にする心構えはできている。前回4日の広島戦ではプロ最速160キロをマーク。「夏場になり出てきている」と球速への手応えを感じているが、欲はグッとこらえる。「(スピードの)こだわりはないです。野手が打撃に集中できるように投げるだけ。リズムよく投げたい。気の緩い球を投げないようにしたい」と冷静に話した。
スピードを意識し過ぎると、投球フォームのバランスを崩し制球を乱すことにつながると自覚はしている。「一発を打たれないようにしたい」。室内でのキャッチボールでは力まずゆったりとしたフォームで1球1球投じた。巨人戦も制球重視を心がける。
小1の時、祖父に連れられ、東京ドームでの巨人開幕戦を初めて観戦した。当時は高橋由が憧れの選手だった。「誰が相手でも抑えられるようにしないと」と一人一人をしっかりと抑えるつもりだ。
チームは4連勝中で今季最多の貯金4。二刀流が巨人打線を抑え、さらにチームの勢いを加速させる。 (水足丈夫)
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