二刀流には二刀流で立ち向かう!? 巨人の大竹寛投手(31)が10日、川崎市多摩区のジャイアンツ球場で練習し、11日の日本ハム戦(札幌ドーム)で投げ合う大谷翔平投手(19)に対し、投打で対抗することを誓った。
打者大谷には広島にいた昨季、2打数2安打とカモにされた。印象を問われ、「良い打者だなと思う。打たれているから」と苦笑い。「大谷君というより、バッターを一人一人、打ち取っていきたい」。たとえ大谷に打たれても、他の打者でアウトを稼いで相手打線の分断を図る。
指名打者制が採用されないため、投手大谷と打席でも対峙(たいじ)する。「すごい速い球だから当たるか分からないけど、くらいついていきたい」。大竹も打撃は不得手ではない。今季ここまで打率2割5分で、長打も2本放っている。
5月9日の阪神戦(甲子園)以来4試合、勝ち星に見放されている。「チームが勝つように頑張りたい」。投打で大谷に負けない存在感を放てば、1カ月ぶりの白星が自然と手に入るはずだ。 (小林孝一郎)
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