2014年6月10日03時00分
いわき市の清水敏男市長は9日の市議会で、双葉郡の8町村の合併について「本来、広域自治体の県がイニシアチブを取らなければいけない」と述べ、県が主導的に地元と話し合いを始めるべきだとの考えを明らかにした。
清水市長が日本記者クラブでの4月末の講演で「双葉郡の町村長と合併に関してざっくばらんに話をしている」と述べたことに、市議から「発言の意図は何か」と質問されて答えた。
清水市長は「双葉郡として一つにまとまるとか、将来的に浜通りは北と南で合併することもあっていいのではないか、と一つの事例として話をした」と説明。市内に双葉郡などからの避難者約2万4千人を受け入れていることによる市民生活の支障も目立ち始めていることから、双葉郡と市の合併も問題解決の選択肢になるとの考えを示したものだ。ただ、「最終的には双葉郡の方々が判断すべきだ」と強調した。
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