J3選手がひき逃げ!YSCC横浜FW小澤容疑者
神奈川県警緑署は11日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、サッカーJ3「YSCC横浜」のFW小澤巧容疑者(24)を逮捕した。逮捕容疑は10日午後11時35分ごろ、横浜市緑区の市道で軽自動車を運転中、女子大生(19)をはねて頭蓋骨骨折などの重傷を負わせ、救護せず走り去った疑い。YSCCによると、小澤容疑者は小田原市に住むアマチュア登録の選手。2月にも横浜市内で追突事故を起こしていた。
J3所属のFWが、重傷ひき逃げ事件を起こした。YSCC横浜によると、小澤容疑者は10日午後11時35分ごろ、横浜市緑区東本郷の市道を軽自動車で走行中、同じ方面に歩いていた19歳の女子大生と衝突。そのまま救護義務を果たさず、その場を走り去った。
その後は現場に戻り、緑署で取り調べを受け、11日午後0時40分に逮捕された。女子大生は頭蓋骨骨折などの重傷。同署によると、小澤容疑者は「物にぶつかったと思った」と供述している。
小澤容疑者は、4か月前にも交通事故を起こしていた。2月7日の午前7時38分ごろ、横浜市栄区笠間の渋滞中の道路で、前の車に衝突。この時は、接触した車の運転手にも小澤容疑者自身にもけがはなく、チームのホームページ(HP)を通じて「今後、十分気をつけて運転するよう心がけます」とコメントしていた。
小澤容疑者は神奈川大から、13年にYSCC横浜入団。今季の出場はなかった。アマチュア登録の選手で、アルバイトで収入を得ながら練習に参加。小田原市在住で、この日は同僚の選手宅に泊まりに行く途中だった。
YSCC横浜では、今回の逮捕を受け、吉野次郎理事長の「被害にあわれた方に心よりお詫びを申し上げます」との謝罪コメントをチームのHPに掲載。「クラブ内においては、全力で再発防止に取り組み、二度とこのようなことが起きぬよう、選手及びクラブスタッフの教育の徹底に努めてまいります」とした。
◆今年起きたJリーグ所属選手の主な交通事故
▼3月26日 J1名古屋のDF(23)が信号が赤に変わったことに気づかず、前方に停車していた乗用車に追突。
▼4月11日 J2札幌のDF(21)が札幌市内でバイクと接触。
▼5月12日 J2千葉のFW(22)が千葉市内で後方から直進してきた車両と接触。
▼5月31日 J2群馬のMF(29)が前橋市内の交差点を左折した際、自転車と接触。