【東国原英夫コラム】W杯会場の「座席」にはご注意を…

2014年6月11日15時0分  スポーツ報知

 いよいよ、サッカーW杯ブラジル大会が開幕しますね。2月にはソチ五輪で盛り上がったスポーツ界ですが、日本代表には、最後まで悔いなく戦って欲しいですね。

 そういえば、マラソン中に、ザッケローニ監督を何度も見かけたことがあります。サングラスをかけるわけでもなく、帽子をかぶるわけでもなく、一人で六本木や赤坂を歩いてましたね。でも、周囲は全然、気づいていなかった。オーラがないからか、外国人が多いからか。何ででしょうね。

 タレント時代、情報クイズ番組「なるほど! ザ・ワールド」(フジ系、81~96年)のリポーターとして、ブラジルのサンパウロ州に行ったことがあります。収録後、空いた時間に8万人が収容可能なモルンビー・スタジアムに行き、サンパウロFCの試合を観戦しましたが、ド迫力でしたね。

 周辺では、発煙筒を炊いたり、殴り合いのけんかをしたり、日本では考えられない光景でした。最も驚いたのは、目の前で座席が陥落したことです。何だか、ちゃちくて不安定な座席だなと思ったのですが、悪い予感が的中しました。

 ものすごい音がして、お客さんが目の前から消えてしまって…。負傷者もいたようですし、絶句しました。W杯開幕1か月前で5つのスタジアムが完成していない、という話がニュースになっていましたね。結局、完成しないままというのが、ブラジルらしいというか…。「座席陥落事件」を目撃したことがあるのでどうしても、スタジアムの座席に目がいきます。今回の座席も明らかに“危うい”ですね。気のせいだと良いのですが…。

 日本対コートジボワール戦がある6月15日前後にちょうどスケジュールが空いていまして、弾丸ツアーで行けないかなって思ったのですが、飛行機が満席でした。残念。日本から応援したいと思います。日本、頑張れ!(前宮崎県知事)

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