小保方氏、STAP細胞は「生き別れた息子」
2014年6月11日6時0分 スポーツ報知
STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)が「生き別れた息子を早く捜しに行きたい」とSTAP細胞を自身の子どもにたとえ、検証実験への参加を熱望していることが10日、分かった。小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が、大阪市内で取材に応じて明らかにした。
理研によってSTAP細胞の研究不正が認定された小保方氏は現在、懲戒委員会の処分を待つ立場。今月3日までに2本の論文の取り下げに同意したが、STAP細胞の存在そのものには今も自信を持っており、理研が進めている検証実験の参加には極めて前向きだという。
三木弁護士は「STAP現象を証明できる場があれば積極的に臨みたいと考えている。体調を調整して、いつでも参加できるように努めている」と説明した。STAP細胞の検証実験をめぐっては、下村博文文部科学相(60)が「小保方氏が先頭に立って再検証をし、自ら証明することを期待したい」と発言。理研の改革委員会も、小保方氏の参加を提言する方向で調整している。