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ユネスコのエコパーク 南アルプス、只見登録へ

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は11日、スウェーデンで開催中の国際会合で、自然保護と活用の両立を目指す生物圏保存地域「エコパーク」への新規登録を審議した。国内関係では「南アルプス」(山梨、長野、静岡)と「只見」(福島)の新規登録と、既に登録されている「志賀高原」(群馬、長野)の地域拡大を認める見通し。

 南アルプスは、3県10市町村の30万2474ヘクタールが対象。北岳など3千メートル級の山が連なり、森林保全や農産物のブランド化、エコツアーなどが盛んだ。高い山々に阻まれ過去には交流が活発でなかった関係地域は、共同で自然環境と伝統文化を生かした魅力ある地域づくりを目指す。

 只見(7万8032ヘクタール)は、ブナをはじめとする広葉樹林など奥会津の豊かな生態系が残る。周辺の里山では伝統的な生活文化が息づき、まき材の生産、山菜やキノコの採取が行われている。

 志賀高原は、緩衝地域や、人間の生活圏で環境と調和した取り組みが行われる「移行地域」計1万7600ヘクタールを追加し、総面積を3万300ヘクタールに拡大するよう申請していた。

 ユネスコの諮問機関は、南アルプスの登録と只見の条件付き登録、志賀高原の地域拡大をそれぞれ勧告していた。只見は、登録条件として示された地域区分の見直しが済んでいる。

 国内のエコパークは、志賀高原のほか「白山」(富山、石川、福井、岐阜)、「大台ケ原・大峰山」(三重、奈良)、「屋久島」(鹿児島)、「綾」(宮崎)が登録されている。

[ 2014年6月11日 22:08 ]

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