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寝室は休養と回復のための癒しの場所である。誰もがそこで眠り、明日への英気を養う。フォトグラファーのアシュリー・ギルバートソンは、イラクやアフガニスタン侵攻で戦死した兵士だった青年たちの遺族を訪ね、彼らの寝室を撮影してまわった。彼らにとって一番の癒しの場所を公開することが、死者の追悼することになるのではと考えたからだ。そして40もの寝室を撮影し、その死因と共に、「戦死者の寝室」という写真集を完成させた。
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「家族と暮らす多くの人が自分の部屋を持っている。そしてその場所には自分の好きなものが配置され、お気に入りのインテリアが施され、その人の個性のあふれている。自分の部屋は世の中の喧騒から逃れ、心から安心できる場所であり、そこは自分自身である。」ギルバートソンはそう語る。
ギルバートソンは、自分の寝室に帰ってくることのできなかった兵士たちを称えるための撮影を開始した。この写真集のために7年を費やし、うち6年はイラクに滞在した。
まるでまだ部屋の主が生きているかのように、清潔に保たれた寝室。それは両親の「まだ生きていてほしい。」という強い願いが込められたものでもある。
1.海軍伍長:クリストファー・G・シューラーの寝室 (2009年2月撮影)
2007年7月21日彼が21歳の時、イラクカルマー地区でスナイパーに撃たれ亡くなった。彼はニューヨークのイーストノースポート出身だった。
2.ライフル銃兵:ポール・ドナチエの寝室(2011年3月11日撮影)
2007年4月29日彼が18歳の時、イラクのバスラで小型武器兵に撃たれ亡くなった。彼はイングランドのリーディング出身だった。
3.陸軍上等兵:リチャード・P・ロンゲンブルナー(2009年2月撮影)
2007年4月17日彼が19歳の時イラクのRustimayahで自殺した。彼はインディアナ州フォートウェイン出身だった。
4.陸軍上等兵カリーナ・S・ラウ(2009年12月撮影)
2003年11月2日彼女が20歳の時、イラクのファルージャで暴徒によりヘリコプターが撃たれ亡くなった。彼女はカリフォルニア、リビングストン出身だった。
5.伍長:アンドリュー・グレノン(2010年12月撮影)
2008年9月3日彼が23歳の時、アフガニスタンのカンダハールで暴徒により襲撃を受け亡くなった。彼はカナダのオンタリオ出身だった。
6.陸軍:ブライアン・ブラッドショー(2010年2月撮影)
2009年6月25日彼が24歳の時、アフガニスタンkheylでIEDアタック(即席爆弾)をうけ亡くなった。彼はワシントン州ステイラクーム出身だった。
7.陸軍特技兵:ライアン・ヤーチソン(2010年9月撮影)
2010年5月22日彼が27歳の時、オハイオ州ヤングスタウンで亡くなった。彼はイラクに出発して以来PTSDに苦しみ、それを苦にドラッグディーラーの家でオーバードーズをした。彼はオハイオ州ニューミドルタウン出身だった。
8.隊長:マニュエル・フィオリート(2011年8月19日撮影)
2006年3月5日彼が27歳の時、アフガニスタンのムサバレーで路上爆弾によって亡くなった。彼はイタリアのヴェローナ出身だった。
9.二等兵:ロバート・マクラレン(2011年3月8日撮影)
2009年6月11日彼が20歳の時、アフガニスタンのヘルマンドで路上爆弾によって亡くなった。彼はスコットランドのマル島出身だった。
10.海軍伍長:シェフ ジャン・ニコラス・パネジック(2011年3月20日撮影)
010年8月23日彼が25歳のとき、アフガニスタンのタガブで小型武器兵の攻撃により亡くなった。彼はフランスのベルサイユ出身だった。
11.本部伍長:コンスタンチン・A・メンズ(2011年1月27日撮影)
2011年2月18日彼が22歳のとき、アフガニスタンのバグランで暴徒と化したアフガン兵によって殺された。彼はドイツのバックナン出身だった。
12.海軍下級伍長:ブレイク・H・ハウイ(2009年12月撮影)
2007年2月18日彼が20歳のとき、イラクのファルージャで路上爆弾によって亡くなった。彼はカリフォルニアのグレンドーラ出身だった。
13.海軍上級士官:ロナルド・ウィンチェスター(2009年12月撮影)
004年9月3日彼が25歳のとき、イラクのクアムで路上爆弾によって亡くなった。彼はニューヨーク、ロックヴィルセンター出身だった。
14.陸軍一等兵:ジャック・T・スウィート(2011年8月20日撮影)
2008年2月8日彼が19歳のとき、イラクのジャワワラーで路上爆弾によって亡くなった。彼はニューヨークのアレクサンドリアベイ出身だった。
15.伍長:マッジョーレ・マルコ・ペドーネ(2011年8月20日撮影)
2010年10月9日彼が23歳のとき、アフガニスタンのグリスタンで路上爆弾によって亡くなった。彼はイタリアのレッチェ出身だった。
16.伍長:マッジョーレ・マルコ・ペドーネ(2010年10月撮影)
彼が20歳のとき、アフガニスタンのデーラウォドで待ち伏せ攻撃に合い亡くなった。彼はオランダのブルームシュープ出身だった。
17.下級伍長:ダニエル・クーパー(2011年3月13日撮影)
2010年1月24日アフガニスタンのヘルマンドで路上爆弾によって亡くなった。彼はイギリスのヘルフォード出身だった。
18.陸軍上等兵:ニィルズ・G・トンプソン
2005年8月4日彼が19歳の時、イラクのモスルにてスナイパーに狙撃され亡くなった。彼はアメリカのペンシルバニア州出身だった。
via:lightbox.・原文翻訳:Yucaly
「これらの写真は、陸軍兵も海軍兵も、みな誰かの尊い娘や息子、兄弟姉妹だったことがわかる。兵士たちも戦地に送られる前は、私たちと同じように寝室ですごしていたのだと思い起こさせてくれる。」この写真集に寄せられたコメントである。
「テディベアをベッドにおいて一緒に寝ているような、まだ子供っぽさを残した高校を出たばかりの少年、少女たちが、日常とは一転した戦闘の世界へと送り込まれる。子供たちを、大人たちが作り出した戦争に送り込んでいるのは、他ならぬ、我々大人たちなのだ。」とも。
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コメント
1. 匿名処理班
職業柄、もやもやした記事ではあった。
興味深いことには代わりはないけどね。
2. 匿名処理班
みんな若いな・・・気の毒に
3.
4.