三菱重工業と独シーメンスは11日、仏重電大手のアルストムの共同買収の検討に入ったと発表した。16日をめどにアルストムの取締役会に提案書を提出するという。詳細は明らかにしていないが、アルストムのエネルギー部門の共同買収を検討すると見られる。
三菱重工は「シーメンスからの申し入れを受けて協力を始めた。フランス政府を含めた全ての関係者にとって有益な解決策につながると確信している」としている。シーメンスは「今回の取り組みに期待している」とコメントした。
アルストムを巡っては、米ゼネラル・エレクトリック(GE)も約1兆7000億円でアルストムのエネルギー部門を買収する提案をしている。
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