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欠陥マンション傾く市が行政指導6月11日 21時58分
横浜市内の11階建てのマンションで、建物を支えるくいの施工ミスによって傾く欠陥が見つかり、横浜市は建築基準法に違反するとして、販売した大手不動産会社と工事の請負業者に安全を確保するよう行政指導しました。
欠陥が見つかったのは、平成15年に完成し「住友不動産」が販売した、横浜市西区の11階建ての分譲マンション、「パークスクエア三ツ沢公園」です。
住友不動産などによりますと、65戸が入る1棟で、隣の棟とつなぐ通路の手すりなどに数センチのずれが見つかりました。
調べたところ、建物を支えるくいが地中の固い地盤に達していないために建物が傾いていたことが分かったということです。
会社側からの報告を受けた横浜市は、建築基準法に違反する施工ミスで安全性に問題があるとして、11日までに「住友不動産」と工事を請け負った「熊谷組」に安全を確保するよう行政指導しました。また、ほかの4棟にも問題が無いか調査するよう求め、市としても原因を調べることにしています。住友不動産は、一時的な住まいを用意して入居者に転居を要請するとともに、補修工事や建て替えを検討しているということで、「責任を持って対応する」とコメントしています。
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