Windows XP のサポートが終了しました

Windows XP のサポートが終了しました

マイクロソフトは 2014 年 4 月 9 日に Windows XP のサポートを終了させていただきました。 この変更は、ソフトウェア更新プログラムとセキュリティ オプションに影響します。
この変更の詳細や PC を保護する方法はこちら。

文書番号: 811259 - 対象製品
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目次

現象

Ipconfig プログラム (Ipconfig.exe) を使用して IP アドレスの解放と更新を実行しようとすると、次のいずれかのエラー メッセージが表示される場合があります。
メッセージ 1
An error occurred while renewing interface 'Internet': ソケット以外のものに対して操作を実行しようとしました。
メッセージ 2
インターフェイス ローカル エリア接続の更新中にエラーが発生しました: 指定されたサービス プロバイダーの読み込みまたは初期化を行うことができませんでした。
Internet Explorer を起動したときに、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
ページを表示できません
コンピューターを使用しているときに、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
IPMONTR.DLL の初期化関数 INITHELPERDLL を開始できませんでした。エラー コード: 10107
また、IP アドレスまたは自動プライベート IP アドレス指定 (APIPA) アドレスが設定されておらず、IP パケットを受信していても、送信はできない場合があります。

ipconfig /renew コマンドを実行すると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

メッセージ 1
インターフェイス ローカル エリア接続の更新中にエラーが発生しました: ソケット以外のものに対して操作を実行しようとしました。Unable to contact driver Error code 2.
メッセージ 2
The operation failed since no adapter is in the state permissible for this operation.
メッセージ 3
The attempted operation is not supported for the type of object referenced.
デバイス マネージャーで [非表示のデバイスの表示] をクリックすると、[プラグ アンド プレイではないドライバー] の [TCP/IP プロトコル ドライバー] が無効な状態として表示されます。このときのエラー コードは 24 です。

ダイヤルアップ接続の作成時に次のエラー メッセージが表示されます。
エラー 720: PPP 制御プロトコルが構成されていません。

原因

これらの問題は、Winsock のレジストリ キーが破損している場合に発生することがあります。

Windows XP ユーザー向けの Winsock2 キーが破損しているかどうかを手動で確認する手順

この現象が、Winsock2 キーの問題に起因しているかどうかを確認するには、次のいずれかの方法を使用します。

方法 1: Netdiag ツールを使用する

Netdiag ツールを使用するには、Microsoft Windows XP サポート ツールをインストールする必要があります。インストールするには、次の手順を実行します。

注意事項
  • 既にサポート ツールをインストールしている場合は、2 番目の手順に進みます。
  • サポート ツールをインストールしておらず、Windows XP セットアップ CD も手元にない場合は、方法 2 に進みます。
  1. Windows XP セットアップ CD を挿入し、Support\Tools フォルダーに移動します。
  2. [Setup.exe] ファイルをダブルクリックします。
  3. [Select An Installation Type] 画面が表示されるまで、画面に示される手順に従って実行します。
  4. [Select An Installation Type] 画面の [Complete] をクリックし、[Next] をクリックします。
インストールが完了したら、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Command」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. netdiag /test:winsock」と入力し、Enter キーを押します。
Netdiag ツールにより、Winsock など、いくつかのネットワーク コンポーネントに関するテスト結果が返されます。テストの詳細を出力するには、netdiag コマンドの最後に /v を使用します (netdiag /test:winsock /v)。

方法 2: Msinfo32 プログラムを使用する

注: Windows XP セットアップ CD が手元になく、サポート ツールをインストールしていない場合にのみ、この方法を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「Msinfo32」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [コンポーネント]、[ネットワーク] を順に展開し、[プロトコル] をクリックします。
  3. [プロトコル] には 10 個のセクションが存在します。Winsock2 が破損していない場合、これらのセクションの見出しには次の名前が表示されます。
    • MSAFD Tcpip [TCP/IP]
    • MSAFD Tcpip [UDP/IP]
    • RSVP UDP Service Provider
    • RSVP TCP Service Provider
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    名前が、この一覧に記載されている名前と異なる場合、Winsock2 キーが破損しているか、プロキシ ソフトウェアなどのサードパーティ アドオンがインストールされています。
サードパーティ アドオンがインストールされている場合、一覧にある "MSAFD" の代わりにアドオンの名前が表示されます。

一覧に 10 個を超えるセクションが表示される場合、サードパーティ アドオンがインストールされています。

表示されるセクションの数が 10 に満たない場合、情報が欠落しています。

注: これらの項目は、TCP/IP プロトコルのみがインストールされた状態のインストールを表しています。他のプロトコルがインストールされている場合、有効な Winsock が存在し、他の項目が表示されることがあります。たとえば、NWLink IPX/SPX をインストールした場合、7 個のセクションが追加され、合計 17 個のセクションが表示されます。次に、新しいセクションの見出しの例を示します。
MSAFD nwlnkipx [IPX]
NWLink IPX/SPX をインストールすることで作成された新しいセクション名も "MSAFD" で始まります。つまり、セクションを追加しても、"MSAFD" で始まらないセクションは 2 つのままです。

Netdiag テストに失敗した場合、または Msinfo32 を表示することにより Winsock の破損を確認した場合、次に示す手順を実行して Winsock2 キーを修復する必要があります。

このページで Winsock の設定をリセットするには、「Fix it で解決する」セクションに進んでください。自分で Winsock の設定をリセットするには、「自分で解決する」セクションに進んでください。

Fix it で解決する

Winsock の設定を自動的にリセットするには、[この問題を解決する] ボタンまたはリンクをクリックします。[ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスで [実行] をクリックし、Fix it ウィザードの手順に従います。
元に戻す画像を拡大する
assets fixit1
この問題を解決する
Microsoft Fix it 50203
元に戻す画像を拡大する
assets fixit2


注: このウィザードは英語版のみである場合がありますが、自動的な解決は英語版以外の Windows でも機能します。

注: 問題のあるコンピューターとは別のコンピューターを操作している場合、Fix it ソリューションをフラッシュ ドライブまたは CD に保存することで、問題のあるコンピューターで実行することができます。

次に、「問題が解決されたかどうかの確認」セクションに進んでください。

解決方法

Winsock2 の破損から手動で回復する手順

Windows XP に Service Pack 2 が適用されている場合の手順

Windows XP Service Pack 2 (SP2) がインストールされている場合に Winsock を修復するには、コマンド プロンプトで「netsh winsock reset」と入力し、Enter キーを押します。

注: このコマンドの実行後、コンピューターを再起動します。また、Windows XP SP2 を搭載しているコンピューターの場合には、Winsock キーの再構築に新しい netsh コマンドを使用できます。詳細については、次の Web サイトを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb457156.aspx
警告 netsh winsock reset コマンドを実行した場合、インターネットへのアクセスまたはインターネットの監視を行うプログラム (ウイルス対策、ファイアウォール、プロキシ クライアントなど) に悪影響が生じるおそれがあります。この解決方法を実行した後、正常に機能しないプログラムが存在する場合は、そのプログラムを再インストールして、機能を復元してください。

注: これらの手順を実行しても問題が解決されない場合は、次の手順に進んでください。

Windows XP に Service Pack 2 が適用されていない場合の手順

Windows XP SP2 がインストールされていない場合に Winsock を修復するには、破損したレジストリ キーを削除して、TCP/IP プロトコルを再インストールします。
手順 1: 破損したレジストリ キーを削除する
重要 このセクション、方法、またはタスクには、レジストリを変更する手順が記載されています。しかし、レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生する可能性があります。したがって、これらの手順は慎重に実行する必要があります。万一に備えて、変更前のレジストリをバックアップしてください。これにより、問題が発生した場合にレジストリを復元することが可能になります。レジストリのバックアップ方法と復元方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法


レジストリのバックアップを行う方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows XP および Windows Vista でレジストリをバックアップおよび復元する方法
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスで「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. レジストリ エディターで次のキーに移動し、各キーを右クリックし、[削除] をクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Winsock
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Winsock2
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Winsock
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Winsock2
  4. 削除を確認するダイアログ ボックスが表示されたら [はい] をクリックします。
注: Winsock キーの削除後、コンピューターを再起動します。再起動を実行すると、Windows XP オペレーティング システムは、これら 2 つのキー用に新しいシェル エントリを作成します。Winsock キーの削除後にコンピューターを再起動しない場合、次の手順を実行しても正常に処理されません。
手順 2: TCP/IP をインストールする
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル]、[ネットワーク接続] をポイントし、[ローカル エリア接続] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. [インストール] をクリックします。
  3. [プロトコル] をクリックし、[追加] をクリックします。
  4. [ディスク使用] をクリックします。
  5. C:\Windows\inf」と入力し、[OK] をクリックします。
  6. 利用可能なプロトコルの一覧で [インターネット プロトコル (TCP/IP)] をクリックし、[OK] をクリックします。

    [インターネット プロトコル (TCP/IP)] が表示されない場合は、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[検索] をクリックします。
    2. [検索コンパニオン] ウィンドウで、[ファイルとフォルダーすべて] をクリックし、[詳細設定オプション] をクリックします。
    3. 以下の 3 つのチェック ボックスをオンにします。
      • システム フォルダーの検索
      • 隠しファイルとフォルダーの検索
      • サブフォルダーの検索
    4. [ファイル名のすべてまたは一部] ボックスに「nettcpip.inf」と入力し、[検索] をクリックします。
    5. 結果ウィンドウで [nettcpip.inf] を右クリックし、[インストール] をクリックします。
  7. コンピューターを再起動します。

Windows Vista ユーザー向けの Winsock2 キーが破損しているかどうかを手動で確認する手順

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「Msinfo32」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [コンポーネント]、[ネットワーク] を順に展開し、[プロトコル] をクリックします。
  3. [プロトコル] には 10 個のセクションが表示されます。Winsock2 キーが破損していない場合、これらのセクションの見出しには次の名前が表示されます。
    • MSAFD Tcpip [TCP/IP]
    • MSAFD Tcpip [UDP/IP]
    • MSAFD Tcpip [TCP/IPv6]
    • MSAFD Tcpip [UDP/IPv6]
    • RSVP UDP Service Provider
    • RSVP TCP Service Provider
    • RSVP UDPv6 Service Provider
    • RSVP TCPv6 Service Provider
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    • MSAFD NetBIOS [\Device\NetBT_Tcpip...
    名前が、この一覧に記載されている名前と異なる場合、Winsock2 キーが破損しているか、プロキシ ソフトウェアなどのサードパーティ アドオンがインストールされています。
サードパーティ アドオンがインストールされている場合、一覧にある "MSAFD" の代わりにアドオンの名前が表示されます。

一覧に 10 個を超えるセクションが表示される場合、サードパーティ アドオンがインストールされています。

表示されるセクションの数が 10 に満たない場合、情報が欠落しています。

注: これらの項目は、TCP/IP プロトコルのみがインストールされた状態のインストールを表しています。他のプロトコルがインストールされている場合、有効な Winsock が存在し、他の項目が表示されることがあります。たとえば、NWLink IPX/SPX をインストールした場合、7 個のセクションが追加され、合計 17 個のセクションが表示されます。次に、新しいセクションの見出しの例を示します。
MSAFD nwlnkipx [IPX]
NWLink IPX/SPX をインストールすることで作成された新しいセクション名も "MSAFD" で始まります。つまり、セクションを追加しても、"MSAFD" で始まらないセクションは 2 つのままです。

Netdiag テストに失敗した場合、または Msinfo32 を表示することにより Winsock の破損を確認した場合、次に示す手順を実行して Winsock2 キーを修復する必要があります。

Windows Vista ユーザー向けの Winsock2 の破損から手動で回復する手順

Winsock の破損は接続の問題の原因になる可能性があります。Windows Vista でネットワーク診断を使用してこの問題を解決するには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタン
    元に戻す画像を拡大する
    [スタート] ボタン
    をクリックし、[ネットワーク] をクリックします。
  2. [ネットワークと共有センター] をクリックします。
  3. [ネットワークと共有センター] ボックスで [診断と修復] をクリックします。
注: コントロール パネルで [ネットワークと共有センター] にアクセスすることもできます。

Windows Vista の Winsock をリセットする

Windows Vista の Winsock をリセットするには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタン
    元に戻す画像を拡大する
    [スタート] ボタン
    をクリックし、[検索の開始] ボックスに「cmd」と入力します。次に、[管理者として実行] をクリックし、[続行] をクリックします。
  2. コマンド プロンプトで、「netsh winsock reset」と入力し、Enter キーを押します。

    注: コマンドの入力が正しくないと、エラー メッセージが表示されます。コマンドを再度入力します。コマンドが正常に完了すると、確認メッセージが表示され、その後に新しいコマンド プロンプトが表示されます。続いて、手順 3. に進みます。
  3. exit」と入力し、Enter キーを押します。


問題が解決されたかどうかの確認

Winsock がリセットされたかどうかを確認します。Winsock がリセットされている場合、このセクションの作業は完了していることになります。Winsock がリセットされていない場合は、サポートに問い合わせることができます。

類似した問題と解決方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
936211 Internet Explorer におけるネットワーク接続の問題のトラブルシューティング方法
Windows Vista でのネットワークとインターネット接続の問題のトラブルシューティング方法の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-vista/troubleshoot-network-connection-problems
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 811259 - 最終更新日: 2013年7月2日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Windows Vista Enterprise
  • Windows Vista Enterprise 64-bit edition
  • Windows Vista Business
  • Windows Vista Business 64-bit edition
  • Windows Vista Home Basic
  • Windows Vista Home Basic 64-bit edition
  • Windows Vista Home Premium
  • Windows Vista Home Premium 64-bit edition
  • Windows Vista Starter
  • Windows Vista Ultimate
  • Windows Vista Ultimate 64-bit edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
キーワード: 
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