大塚製薬:文科省が厳重注意 ウイルスを不適切処理

毎日新聞 2014年06月11日 18時33分

 文部科学省は11日、大塚製薬の赤穂研究所(兵庫県赤穂市)で、遺伝子組み換えウイルスを含む可能性のある実験器具などが法律に基づく適切な処理なしに処分されていたとして、大塚製薬に厳重注意したと発表した。

 文科省や大塚製薬によると、同研究所は2013年9月から12月にかけて、遺伝子組み換えウイルスに由来する試薬を使った実験で、器具の一部や廃液をウイルスの死滅処理をせずに捨てた例が5件あったという。

 器具や廃液は密封した状態で業者が回収し、焼却処理をしていたことから、外部への影響はないという。同社は「重大に受け止め、おわび申し上げます」としている。(共同)

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