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米「妊婦は一定量の魚を食べて」呼びかけ
6月11日 13時50分

アメリカでは、妊娠している女性を中心に魚介類を敬遠する傾向が強まっており、FDA=食品医薬品局は、妊娠している女性や子どもに対し、子どもの成長によいとして一定量の魚介類を食べるよう促す勧告案をまとめました。

アメリカのFDA=食品医薬品局などは、10年前の2004年に魚介類には一般的にメチル水銀がごく微量含まれ胎児の健康に影響を与えるおそれがあるとして、妊娠している女性などに対し、魚介類を食べる量を一定以下に抑えるべきだとする勧告を出しました。
ところがFDAによりますと、この勧告を出して以降、妊娠している女性が魚介類を敬遠する傾向が強まっていて、FDAは10日、妊娠している女性と子どもを対象に新たな勧告案をまとめました。
勧告案は、これだけは食べるべきだとする下限の量を新たに示していて、具体的にはメチル水銀の含有量が少ないエビやタラ、サケなどは1週間に合わせて227グラムから340グラムほど食べるよう勧めています。
一方で、サメやメカジキなどは含有量が多いとして避けるべきだとしています。
FDAは「この10年で魚介類をある程度、食べることはこどもの成長にもよいことが科学的に示された」と強調し、さまざまな魚介類をバランスよく食べるよう促しています。

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