秘密保護法:野党3党 与党案の対案を提出で衆院審議入り
毎日新聞 2014年06月10日 21時17分
◇国会法改正案を自民、公明両党が提出
特定秘密保護法の運用をチェックするため国会に監視機関を設ける国会法改正案が10日、衆院議院運営委員会で審議入りした。改正案は自民、公明両党が提出し、チェック機関として「情報監視審査会」を置く内容。政府の秘密指定が不適切な場合、指定解除などを勧告できるが、強制力はない。与党は今国会成立に向け、週内の衆院通過を目指す。
一方、民主、日本維新の会、結いの野党3党も10日、与党案の対案を衆院に提出し、与党案とともに審議入りした。衆参両院議長が必要と判断した場合、人的情報源などを除き、政府に特定秘密の提出を義務付けている。民主党が共同提出を他の野党に働きかけ、維新と結いが応じた。【影山哲也】