トップページ科学・医療ニュース一覧新出生前検査 妊婦2人確定診断受けず中絶
ニュース詳細

新出生前検査 妊婦2人確定診断受けず中絶
6月11日 18時02分

新出生前検査 妊婦2人確定診断受けず中絶
K10051478411_1406111813_1406111826.mp4

妊婦の血液を分析して胎児に染色体の病気があるかどうか判定する新しい出生前検査を受けた妊婦2人が、診断を確定させる検査を受けないまま中絶していたことが分かりました。
日本医学会は「あってはならないことで再発防止に努めたい」としています。

去年4月から国内で始まった新しい出生前検査は、妊婦の血液を分析して胎児にダウン症など3つの染色体の病気があるかどうか判定するものですが、この検査で「陽性」と判定されても例えばダウン症では35歳で15%ほど胎児が病気でない可能性があります。
このため「陽性」と判定された妊婦は、羊水を採るなど別の検査を受けて診断を確定させることになっていますが、全国の産婦人科医のグループが調べたところ、これまでに陽性と判定された妊婦141人のうち2人がこうした検査を受けないまま中絶していたことが分かりました。
日本医学会の福嶋義光委員長は、「本来あってはならないことで医療機関に注意を促すなど再発防止に努めたい。また妊婦の方にも確定診断が必要なことを理解してほしい」と話しています。

[関連ニュース]
k10015147841000.html

[関連ニュース]

  自動検索

出生前診断の告知ミスで医院側に賠償命令 (6月5日 18時14分)

このページの先頭へ