未来図書日記

当ブログは、未来食堂においてある本の一覧です

【黄色の本2】イメクラ:Image Club

 
先日は、膨大な被写体を前に、いつしかその意味が変形してしまったような写真集を紹介しましたが、今回は同じように、被写体(イメクラ)を蒐集した写真集を持ってきました。


 
f:id:miraishokudo:20140608122926j:plain
 
イメクラ:Image Club


 
Amazonにもレビューが載っていました。

たったひとりのために演じられる妄想の舞台劇。新風営法施行で絶滅寸前の“イメクラ”は世界でいちばん小さな劇場だった。2003年に大阪で小部数発行された、幻の写真集の増補改訂復刻版。


 
バブルや下町、サブカルチャーについてはピカイチの編集センスをお持ちの都築響一さん。今回はイメクラをテーマに全面カラーで編集されています。
f:id:miraishokudo:20140608122927j:plain

 
都築響一さんの作品らしく、文字による説明がほぼありません。カラー写真が大きく何枚も並びます。お得感!
f:id:miraishokudo:20140608122928j:plain


 
風営法の関係か、イメクラのような店舗形態の風俗店は減ってきていますね。今となっては懐かしい空間となりつつあります。
f:id:miraishokudo:20140608122929j:plain

 
無数のイメクラ部屋を見ていると、人間の脳内に入り込んでとりとめもない欲望を垣間見ているような、白昼夢のような感覚に襲われます。
f:id:miraishokudo:20140608122930j:plain


 
イメクラ:Image Club


 
■次回
今回は、失われつつある日本の風景を紹介しました。惜しむ繋がりで、次回は失われつつある”明治”を惜しんでいる写真雑誌を持ってきます。次回もお楽しみに。

 
この本は未来食堂で閲覧することができます。ぜひお気軽にご来店ください。ご覧いただきありがとうございました。

 
当ブログの詳細については、はじめまして(未来図書とは)をご覧ください。