南相馬市:原発20キロ圏内で初の復興住宅建設計画

毎日新聞 2014年06月10日 21時07分(最終更新 06月10日 22時13分)

 ◇議案を11日開会の定例市議会に提出へ

 東京電力福島第1原発事故で一部地域が避難区域に指定されている福島県南相馬市が、原発20キロ圏内(旧警戒区域)で初めてとなる災害公営住宅(復興住宅)の建設計画を進めている。該当する同市小高区東町の民有地を取得する議案を11日開会の定例市議会に提出する。

 市によると、用地は約5585平方メートルで、取得費用は約7430万円を予定。戸建て住宅20戸を整備し、市が2016年4月を目標としている避難指示解除までに引き渡す方針だ。市は同圏内にさらに20戸の復興住宅を整備する予定。

 20キロ圏内ではほかに、同県楢葉町も復興住宅の建設を計画しており、現在用地の選定を進めている。【高橋隆輔】

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