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ばんせい証券 損失顧客に付け替えで処分勧告へ6月11日 10時50分
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東京の「ばんせい証券」が、運用で出た損失2億6000万円を不正に客に付け替えていたとして、証券取引等監視委員会が行政処分をするよう近く金融庁に勧告することが関係者への取材で分かりました。
勧告の対象となるのは東京・中央区の「ばんせい証券」です。
関係者によりますと、ばんせい証券は4年前、みずから運用していたファンドで2億6000万円の損失が出た際、一般の客が投資する別のファンドに損失を付け替えていたということです。
さらに、このうち2億円は関連会社のばんせい投信投資顧問の客の年金基金が投資する別のファンドに付け替え直し、最終的に年金基金が2億円、一般の客が6000万円の損失をかぶったということです。
証券取引等監視委員会は客の利益を不当に害したなどとして、ばんせい証券とばんせい投信投資顧問に対して行政処分をするよう近く金融庁に勧告する方針です。
これについてばんせい証券は「監視委員会の検査を受けている最中なのでコメントは控えたい」としています。
ばんせい証券は、明治41年創業の老舗の証券会社で、去年の売り上げは41億円余りに上っています。
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